違うんです、貴方じゃないんです。
「へ?」
これは、いつもと違う、けれどいつものようなこれは。
「先生、お手洗いに行ってきます」
取り敢えず、今いなくなると問題になるので担当の教師に一言残し、教室を出る。
周りに人は…
「いない。オウル 起動」
すぐに飛び発つ。
ネイバーが全て敵対関係でないとは、頭では分かっている。
でも、敵対関係であるものの方が圧倒的に多いのもまた、事実だ。
バチバチッ
警戒区域外、それも上空にゲートが開く。
「あそこ!!!」
全力で加速する。
「おわっ」
「どうやら座標位置が悪かったようだ、
「おっけー、バウンド。」
ゲートから黒い人影が落下している。どうも飛行型のトリガーではなさそうだ。
「まずは、対話から。それで、四年前の国なら…」
必ず、仕留めないと
「ふむ、ここが親父の故郷か。」
「観光はいいがまずは避難を優先すべきだな、事前に調べてはいるが、まだ不明瞭だ。」
「遅かったみたいだぞ。」
「なっ!」
1組のネイバーのもとに現れたのは、翼を持つ、少女だった。
「化物も…?」
とにかく、確認を
「こんにちは、時間がないので、端的に。貴方は、こっちに何をしにきたの?」
どうやら、少女は対話を求めるようだった。
もっとも、十分すぎる警戒をその羽が示しているが。
「どーも。」
「はじめまして、私はレプリカ。」
ズドンッ
レプリカの横を何かが通り過ぎた。
レプリカの横を通り、後方に撃ち込まれた羽は、5、60cm程地面を抉り、鎮座していた。
「化物に、話はしていない。」
化物はイラナイ
「ごめんごめん、ソイツ、俺のお目付役なんだ。んで、来た理由だったよね。」
少年が、一呼吸置く。
「オレの目的はボーダーに接触する事、理由は…教えられないけど、少なくともコッチの人を襲ったり攫ったりするつもりはないよ。」
羽を首に回す。
「……」
嘘では無い、と、思う。
「そうですか、なら、早く済まして帰ってくださいね。」
危害を加えないなら、殺しちゃ、ダメ。
「いいの?」
思いの外、あっさり許された。もっとしつこく聞かれると思ったんだけど…
「貴方は、嘘をついてる目をしなかった。から、いい。」
「あぁ、私のことは、誰にも言わないデ。」
ボーダーに構ってる程、私は余裕はない。
「じゃあ。」
早く、戻らないと。
羽を強く打ち、一気に上昇する。
「なあ、レプリカ。」
「ああ、完全な飛行だ、跳躍や、噴進などではなく、間違いなく
「ミデンの進化はメザマシイだな。」
レプリカは反応しない、いや聞いている様子はある、ただ、考えがまとまらないようだ。
「……」
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あぁ、私は、飛べなかったか…
科学者のような男が、壊れた己が身体と、武器を見ている。
サナス、こっちに来なさい。●ー●ブロックを左だ。
もうこの国は、堕ちるだろう。
最後くらい、父親でありたいなど…私もまだ…
生きなさい、サナス…
1人の男が塵にかわり、黒いブレスレットが塵の山に残っていた。
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「ユーマ。」
「お、何か思いついた?」
「アフトクラトルの戦士が、かつてブラックトリガーとなった遺体が、ガロプラであったと言っていた。」
「…」
「そして、ガロプラ服従の日、空に大きな鳥が飛ぶのを見たそうだ。」
それこそ、成人前の女性の体長程度の大きな鳥が。
「ナルホド、俺たちは事実、見逃されったって事か。」
「急ごう、少女の気が変わらないうちに。」
「…であると考えられている。」
ガララッ
「雨取、もう大丈夫か?」
ここの学校は教師が随分気に掛けてくれる。多分どこかでお兄ちゃんを目の前で失ったのを聴いたのだろう。
「ええ、もう大丈夫です。ありがとうございます。」
「そっか、体長悪いんなら無理すんなよ。」
「はい。」
さて、私はこの授業の部分がテストで出たら、きちんと答えられるだろうか?
重要な問題を聞けてなかったらどうしよう…
これも、化物のせいか!!
違います。
テスト、重要ですもんね。
そろそろ原作に入ってきますが、多分、結構早いうちに終わると思います。