突然の問題なのですが、あの時士の夢に出てきた三人衆の正体は誰でしょう。
今回はその内の一体が出てきます。お楽しみに。
数分ほど走り村へと到着する。
村は夜遅くだというのにやけに明るかった。
事情をムラオサと呼ばれる青年に聞いてみると、住民総出で消えた子供たちを探しているとのことだ。
「これも呪術師の仕業なのですか?」
「分からん。が、まずはそいつらを探すとしよう」
「でもこの村はかなり広いです。あてもなく探し回るわけには……」
「――森の奥」
「え?」
子供たちを探す方法を考えていると、突拍子もなくスバルがそんなことをポツリと言った。
「あの森の奥に居る!」
スバルが困惑する士たちをよそにそんな断言すると同時に指さした方向へ駆けていく。
「ま、待ってくださいスバル君!なぜそんなことが分かるんですか!?」
「わかるんだよ。森の奥で、ひとりぼっちで鳴いてたのをみっけたって、俺は何度も聞いてんだから――」
森の周囲の柵を飛び越え、三人は森の中へと次々入っていく。
「森の中っていっても、範囲が広すぎます。スバルくん、心当たりが……」
「あいつらが言ってたのが正しけりゃ、この奥に……」
記憶を頼りに足を進めるが、何せその記憶は一周目の物だ。その為足取りは重く、視界も暗いため真っ直ぐ進めているかどうかも怪しい状態。
しかし、
「結界が壊れてる……」
やはり。と小さくガッツポーズをするスバル。
レムが指を差したのは木の下に埋め込まれている結晶。光を失っているそれは何度か見たことがある物だ。
「おいレム。これが壊れてるとどうなる?」
「魔獣たちが森の中から溢れ出てきてしまいます」
「……多分その魔獣とか言う奴がここから漏れ出てきてレムに呪いをかけた。ってとこか」
「――! スバルくん、なにを!?」
驚き、レムが制止の声を上げる。
彼女の前、結界と呼ばれた樹木を横切り奥へ向かおうとするスバルの姿がある。
「ガキどもは奥に居る。助けに行かねぇと」
「待ってください!結界を超えるにはロズワール様の許可が」
「レムの手にある傷が証拠だ。ガキ共が可愛がってた犬が犬じゃなくて、噛みつく相手を片っ端から呪ってたとすればどうだ」
つまり呪術師など傍からいなかったのだ。
人為的な何かではなく、天災のようなもの。
その犬を追いかけ、森に入った子どもたちの安否は容易く想像できる
「時間がたつほどマズイ。速く助けに行かねぇと!」
「待てスバル!」
止めようとするレムから逃げるようにして森の中へ突き進もうとするスバルを止めたのは、意外にも士だった。
「偶然しちゃできすぎてるだろ。丁度ロズワールが外出したのを見計らうかのようにこの事態は始まった。これが屋敷を狙ってる陽動作戦。そう考えるのが自然じゃないか?」
「そうです。見境なしに行くのは危険です」
「じゃあ、どうする。現在進行形でピンチなのは間違いないガキ共を見捨てて、屋敷に戻って防御固めるか。次の日に、村人全員が死んでてもいいってんなら、それも手だろうよ」
卑怯すぎる物言いだと、自分でもわかっていてスバルは言った。
二人はあくまでリスクを回避しようとしているに過ぎない。それは当然の感情であり、彼女が責められる筋合いなどまったくないのだ。
だが、
「ああ、それも策だな」
士はスバルのそんな言葉に同意をした。
「……おい。今なんつった」
「それも策だ。って言ったんだよ。第一何でそこまで必死にあいつらを助けようとする?お前とあいつらの間に何が――」
そこまで言ったところで、スバルが突然士に殴りかかった。
それをいとも簡単に受け止め、スバルへの怒りをあらわにする。
「何すんだ!スバル!」
「……士はさ、いい奴だよ」
「は?」
「俺の足りない部分をいつも補ってくれる。俺を支えてくれる。そしていつも冷静だ。いつも正しいことを言う。だけどな、そんな奴の言う事でも、それがどんだけ正しくても、俺はガキどもを助けに行く」
「だから!お前とあいつらにどんなつながりが!」
「――ペトラはな、大きくなったら都で服を作る仕事がしたいんだ」
「……は?」
「リュカは村一番の木こりの親父の跡を継ぐって言ってるし、ミルドは花畑で集めた花で冠作って母ちゃんにプレゼントしたいんだと」
「…………」
指折り、瞼の裏に思い浮かぶ顔をひとつひとつ数えながら、スバルは続ける。
「メイーナはもうすぐ弟か妹か生まれるって喜んでたし、ダインとカインの兄弟はどっちがペトラをお嫁さんにするかで張り合ってやがる」
小さな笑いが思わず漏れた。
それから、押し黙ってしまう士に首を横に振り、
「関係ないなんてことあるかよ。俺はあいつらの顔も名前も、明日やりたいことも知ってんだ」
子どもなんてスバルは嫌いだ。
うるさいし、馴れ馴れしいし、タメ口を利くし、なにより礼義がなってない。
不作法で不躾で無鉄砲で無遠慮で、まるで誰かを鏡で見ているようだ。
「……それがお前の決断か?」
「ああ、そうだ。……なぁ士」
目をつむり、士に手を差し伸べて、
「お前の力。貸してくれよ」
「……そういうことなら、しょうがねぇな!」
その手をガッシリと取り、士と協力を結ぶことに成功したスバル。
しかし問題はレムだ。
彼女がついてこないというなら、それもまた仕方のないことだと思う。今から戻って村人たちを呼びにいくのは時間のロスが大きすぎる。せめて、レムにそれだけ言付けて行きたいところだが――。
スバルのその姿勢を見て、ふっと唇をゆるめてレムがスバルを見上げる。
「仕方、ないですね」
「レム?」
「レムの命じられている仕事は二人の監視ですから。ここで二人を行かせてしまってはロズワール様に顔向けできません。そうですよね?」
「ああそうだ。俺たちが変なマネしないかしっかり見張っててくれ」
「ええ。ダッシュ行きましょうか」
隣に立つレムを見て、スバルは今レムと同じ場所に立てたように思っていた。
何だかこそばゆいような感じがして、礼を言おうと横を向くと、
「おい……レム。それ何だ?」
「護身用です」
「いやでも」
「護身用です」
レムの手に持たれている鉄球について顔を引きつらせて質問する士が見えた。
意地でも『護身用』と言い張る鉄球を手に、夜の森の探索は続いている。
月明かりが木々で遮られている、道無き道を歩いていると、
「近い。生き物の臭いがします」
鋭い視線を左の方へと向けるレム。二人もそれに合わせて左を向くが、広がっているのは光り一つ無い森だけ。
「ガキどもか?」
「分かりませんが、獣ではないようです」
それだけ分かればいい、と士がレムを後押ししその方向へ三人で駆け出す。
しばらく走っていると、一部分だけ月の明かりが差し込んできている小高い丘へとたどり着く。
「子供たちだ!」
地面にぐったりと倒れ込んでいる子供たちが居た。
「脈はある。全員無事だ」
「そうか!よかった……」
意識はないが、触れた体は暖かく、心臓は動いている。
しかし無事を確認でき、喜んでいる士たちを置いて、レムの表情は厳しい。
「今は息がありますが、衰弱が酷いです。このままでは……」
「呪いのせいか……。レム、こいつらの治療はできないか?」
「レムにはとても無理です。とにかく、ベアトリス様の所へ行きましょう。あの方なら、解呪できるはずです。とりあえず今は治癒魔法を気休め程度にかけておきます」
「俺たちは何もできないな……。スバル、この辺りを見回すぞ。万が一魔獣が来たら困る」
「おう」
レムの治療行為が終わったらこいつらを担いで屋敷に戻りベアトリスに解呪をして貰う。
「う……うぅん」
「意識が回復しました!」
と、行動予定を組んでいると子供たちの中から一人が目覚めた。
「起きたのか。ペトラ。心配すんな。すぐに楽にしてやるからな」
「ま、だ……ひとり。森の奥……に」
「何!?」
うわごとのように呟くペトラ。その指さす方向に、まだ一人子供が居るという。
「1,2,3,4……。クソ、おさげの女の子が足りねえ……」
悪態をつきながら立ち上がり、その方向に歩き出すスバル。
「待ってください。魔獣に連れて行かれたなら、その子はもう……」
「レムの言うことはもっともだ。でもな、俺はペトラの意志を酌みたい。自分の安全よりも、その子の安否を優先した、ペトラの意志を。俺は全部酌んでやりてぇ」
「欲張りすぎて、全てを失うかもしれないですよ」
「そのためのレム、だろ?この場にいたとしても俺も士も何もできない。だから俺は俺自身を有効活用するべきだ」
「それと、レムに何の関係が……」
「子供たちの体力維持にお前の力がいる。多分そろそろ村の人たちが俺たちをおっかけてくるはずだ。そいつらに子供たちを預けて森で合流すればいい」
森に魔獣がいることは村人たちも分かっているはずだ。最低限の装備は持ってきてくれるだろう。
「相手の規模も勢力も分かりません。第一、レムがスバル君を見失う可能性だって」
「安心しろ」
不安そうなレムの肩を手でポンポンと叩き話し始めるのは士だ。
「何を確証に……」
「俺たちはお前を見つけられなくてもお前は俺たちに気づけるだろ。――魔女の香り、って奴があるんだからな」
ハッ、とした表情でレムが士の顔を見る。その顔は、いつかのレムに意趣返しするように、不適な笑いを浮かべていた。
「二人は、どこまで知って……」
「とにかく速く行け。ガキどもがいつ死ぬか分からん。まぁ、安心しろ。最悪、こいつは俺が守ってやる」
「最悪ってどういう意味だよ、士!」
「言葉通りの意味だ。今回も前みたいにならないといいんだが」
「ま、あん時のことは水に流そうぜ。レムも焦ってたみたいだし」
あの時は本当に全てを諦めかけた。だが今、それをこんな風に笑い話にできる自分たちが、ずいぶん誇らしい。
そんな風に笑いあう二人を心配そうにじっと後ろから見つめるレムに、スバルが近づき、
「レム、手、出してくれ」
「?」
レムの左手を多少強引に手に取り、小指と小指を絡める。
「ゆびきりげんまん。っと」
「……今のは?」
「俺たちの国のまじないだよ。安心しろって、今の俺、鬼がかってるからな」
「鬼、がかる?」
「神がかってるの鬼バージョンだよ。神ってさ、信用とかできねえじゃん。でも鬼はさっきみたいに俺たちと笑ってくれる。だから神よりも信じられる」
レムの正体を見透かしたような返答に、一瞬驚いた表情を見せるが、すぐにそれは微笑み変わり、
「分かりました。レムに任せてください」
「お、いいね。屋敷とは違って感情を表に出してくれるレム。俺好きだよ」
「お前ら。ノロケてる場合か。とっとと行くぞ」
いい感じの雰囲気になっている場面から士が横入りし、二人を現実に引き戻す。
「へいへい。じゃあ、任せたぜ!」
「はい!」
サムズアップをして、士と一緒に森の中へと入っていく。
このループの終点に待つのは希望か、絶望か。
あれだけ簡単に迎えられた(四日目)の朝が、今となってはとても遠く感じられた
ひしひしと肌で感じる緊張感。息を殺し、足音を殺し、闇の中を進んでゆく。
「スバル。レムやガキどもに呪いをかけた犬ってのはどのくらいの大きさだ?」
「小せぇぞ。犬つっても子犬くらいの大きさだ」
「ってことは、戦闘力はあんまりなさそうな感じか……。だったら警戒するのは呪いだけで良さそうだな」
「多分俺でも勝てる……よな?」
万が一士が戦闘不能になってしまったら自分の身を守ることすらできないスバルは、一抹の不安を覚えていた。
当然、士がそんな状態になるなど到底考えられない。しかしこの世界は残酷なようで、スバルが想定している最悪な事態ですら上回るような状況を作ってくる。
そんな間違った世界の愛情表現に対し、スバルが肩を落としていると、
「――ッ!」
「何だ……これ」
突如として鼻をつんざくような濃密な獣臭が流れてきて、二人は足を止める。
嫌な予感がかき立てられるのが止まらないまま、一足先に士が息を殺して前へ行き、臭いの原因を見て息を呑む。
そこにいたのは件の少女だろう。倒木にぐったりとした様子でもたれかかっており、肌は以上に青白い。
「スバル……。周囲を見回せ」
「……おう」
周りには魔獣とやらはいないようだ。
獲物をこんなところに放置することに違和感はある。が、
「行くしかないな……!」
士が走り出すのにワンテンポ遅れてスバルも駆け出す。
小さな体を抱き起こし、軽い体の鼓動を確かめる。
「……大丈夫のようだ」
「そうか……よかった。だったら――」
一刻も速く村に。とスバルが言おうとしたとき、士は背後から迫るものの気配に気がついた。
「危ねぇ!」
「うぉ!」
スバルと少女の体を抱いて咄嗟に前に飛ぶ。
先ほどまで士たちが座っていた場所に佇んでいるのは、四足歩行の黒い獣。鋭い爪は標的を確実に殺すために進化したのだろう。スバルや士よりも二回りほど大きく、口を閉じても収まりきらない牙が月の光りで照らし出され、血走った目が三人を睨んでいた。
見るとその獣が立っている場所は、地面が深くえぐれている。
もしあそこに居たままだったら。
そんな想像は容易にできた。
「……スバル。話が違うぞ」
「……それは俺も同じだ」
子犬とはほど遠い体躯に、二人が唖然。さらにこのタイミングで出てきたということは、
「俺たちがコイツを助けるのを見計らってでてきた、ってことか」
躊躇する時間は与えられなかった。
「来るならこい!相手してやる」
ライドブッカーを手に携え、魔獣へとエネルギー弾を打ち込む。
が、それでも怯まずに、怪物はこちらへと一直線に突進。
「士!危ない!」
「分かってる、よ!」
士の喉笛に噛みつこうとした瞬間身を屈め、怪物の股下へとスライディングで入り込む。
すぐにライドブッカーをソードモードにチェンジし、怪物の腹に勢いよく突き刺す。
「――ッ!」
声にならない叫び声を上げ、怪物は横倒れになった。しばらくの間は苦しそうにもがいていたが、その内に力が抜けて動かなくなった。
「まぁ、こんなもんか」
生気のない魔獣の目を見て、腹からライドブッカーを引き抜くと、そこから大量の血液が流れ出した。
「つんよ……」
やはり士はすごい。とスバルは心の中で痛感した。
あの不思議な姿にならずとも、いとも簡単に自分の二倍程度の獣を倒して見せたのだ。感嘆せざるを得ない。
「スバル、村に早く戻るぞ。そのガキがまずいことになる前に」
「あ、ああ。そうだな。とっととこんな場所ダッシュ」
今度はスバルも気がついた。
何故ならむわっと、むせ返るような獣臭が再び漂ってきたからだ。
振り返る、揺れる草むら。スバルが呟く。
「おいおい……嘘だろ?」
夜の闇を切り裂く赤い双眸が、草木の中から無数に覗いていたのだ。
「どうやら、大群さまのお出ましのようだな」
腰からマゼンタ色に輝くベルトを取り出し、装着しようとした瞬間。
ぐちゃぁ。と、背後で柔らかい何かが潰れるような音がした。
「え?」
「間に合いましたか……」
後ろにいたのは、スカートを摘まみ片手に鉄球を携えている青髪の少女だった。
「スバル君。危ないところでしたよ」
「ん?それってどういう――」
レムの足下に、あの獣の生首が見るも無惨な姿で転がっていた。
それを目の当たりにし、自分がどれほど危険な状態だったかを自覚する。
後一秒レムが来るのが遅かったら、スバルの頭部もこのような状態になっていたかもしれない。
「サ、サンキュー。レム。助かったわ」
「いえ。こちらも時間稼ぎ。助かりました」
「お前ら。礼を言い合ってないで……うぉ!速く……戦ってくれ!」
向かってくる魔獣にエネルギー弾を打ちまくるが、大した効果は見られない。
防戦一方だ。先ほどまでは。
「ふん!」
可愛らしいかけ声をしながら、可愛さとは対極の位置にある黒鉄球を振り下ろし、魔獣の頭部を次々を砕いていく。
そこが隙だと思ったのか、一体の魔獣がレムに噛みつこうとするが、その顔を左拳で撃墜。
骨が砕ける音が傍観しているスバルの耳にすら届き、怪物の体が地面にめり込む。
「お前、怖い女だな!」
ガンモードでは埒が空かないと思ったのか、再びライドブッカーをソードモードに切り替え、レムに見境なく飛びかかってくる魔獣の首を胴から切り離す。突進してきた勢いのまま、その首は森の中へと飛んでいった。
「ツカサ君こそ。端から見たら怖い人ですよ」
「お前程じゃないさ」
背中を合わせて喋りあう二人。意志の疎通はおろか、目も合わせてすらいないのに、長年一緒に戦ってきたかのように、二人の連携は驚くほどにピッタリだ。
レムが士の背後をカバーし、士はレムに一瞬の隙をみいだして突撃してくる魔獣を切り裂く。
一糸乱れぬ連携により、二十体ほどいた魔獣は、およそ半分ほどの数になっていた。
しかし、流石に体制が整え切れなくなったのか、二人が背後に飛び、後十体ほどいる魔獣の出方を見る。
「ひょっとしてお前らで全滅狙えたりする?」
「ええ。ツカサ君がへばらなければ、ですが」
「ほざけ。俺はまだまだ余裕だ」
と、自信満々に言い放つ二人。
このまま行けば――。とスバルが思った瞬間、その思いは打ち砕かれることとなった。
件の少女が突然、魔獣たちの元へと歩き出したのだ。
「ッツ!?おい何やってんだ!戻れ!」
急いでスバルが少女の歩みを止めようと必死に手を伸ばす。
「邪魔、しないで」
その手を振り払い冷たい一言を放ち、少女は魔獣の元へと到着した。
「よしよし。いい子ね」
すると魔獣たちは、先ほどまでの獰猛さなど見る影もなく、少女にまるで子犬のように甘えていた。
「……どうなってんだ、一体」
「……分かりません」
この場の光景の異様さに、全員が困惑している中、少女は地面に落ちている犬の生首を腕に抱え、
「あなたたち。酷いわ。私のかわいい犬たちをこんな酷い目に合わせるなんて」
そう言う少女の目は、魔獣たちのように赤く光っていた。
「――ユルサ、ナイ」
ポケットに手を入れ、何かを取り出す。
それは、時計のようなもの。
(GHOST)
それのボタンを押すと、地の底から響いてくるような、どす黒い音声が流れた。
「うぅぅぅぅ……。アァァァァァァァ!」
それを少女が自分の体内に埋め込むと同時に、その体が黒い靄のようなもので包まれ、衝撃波が士たちを襲った。
「うわ!」
「チクショウ……。何だってんだ!」
「フゥゥゥゥゥ……」
黒い靄が飛ばされた後、そこに立っていたのは少女、ではなかった。
黒い目玉に鋭い角。口から牙が見えており、パーカーのようなものを被っている。
そして胸には、大きな一つ目がギョロリとこちらを覗いていた。
「ユルサ、ナイ」
それは異形。それは怪物。それは、(アナザーゴースト)だった。
正解は(アナザーゴースト)でした。分かった人は結構いるかな?
そして皆様の疑問にお答えします。何故士が変身していないのかというと、レムに見つかったらマズイことになるから。と考えたからです。
そしてドライバーを取り出しているのにバレなかったのは、すぐにドライバーをしまったからです。
最後に読者様に質問なのですがディケイドのカードでアナザーライダーって倒せるんでしょうか……?
それによってけっこう展開が変わってくるので、知っている方が居ましたら教えてください。
それでは次回をお楽しみにしていてください!
かなーり説明回に時間を割いたため、王選候補者一人ずつの自己紹介はダイジェストみたいな感じでよろしいでしょうか?
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YES
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NO