木曽あずきです。まさか、このシリーズの第二話が作られ――。いや、また語られる時が来ようとは思いもしませんでした。しかしながら、そうなってしまった以上、何かしらを語らねばならんと思いまして急遽文字として書き出している状況です。
さて、今回語るのは『会然TREK 2K20▼04』についてです。当時のメモや日記などを基に当日及びそれに関する後日の流れを"再構成"させていただきましたが、不安なところもあります。とにもかくにも、半年以上前の事ゆえ、記憶が曖昧なのです。それに取っていたとしても些細なところは違うかもしれません。そこはご了承ください。
では、どうぞ。木曽あずきでした。
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2020年4月19日‐現実世界 渋谷
あずきは以前と変わらぬ方法にて、現実世界へと入り込むことに成功することができました。しっかりと変装もして来ています、観測されないために。その変装というのも、黒髪カツラにサングラス、カジュアルな服装ということです。
心はるんるんですよ。なんたって、私にとっての"彼"の初生ライブなのですから。「船の上からナマステー」どころか、「山頂からナマステ―」ですよ。信じるか信じないかはあなた次第ですけど。
ライブ前のあずきは、なにをしていたかと言いますと、メカノに行ったり、気になっていた現実世界での食事をしてみたりなどしていました。あの親子丼おいしかったな。まあ、食べ物は嫌いですけど。
物販は思ったもの全てを買うことが出来ましたし、それからは今回の曲順を予想していました。まあ、02からはそんなに変わらんだろうと思いながら。みんんさ、これがフラグだ(これテクみたいに言うな)
ライブは17:30開場で、あずきは比較的ステージから遠からず、されど近からずといった席を取れていました。
会場では客入れ曲が流れていましたけど、後で神楽さんに特徴を言って調べてもらいましょうか(何たる鬼畜)
照明が暗くなりステージ前方の幕が開きました。最初の配置としては02と同じく、舞台の上にはテスラコイルが佇んでいるだけでありました。
モールス信号のような音が始まると、会人が黒い幕からセグウェイに乗ってきた。ピピピッ……と言う音でセグウェイから降りた彼らは、目の前に置かれたスイッチ台のもとへ。
会人がスイッチを押すと、中央奥のテスラコイルが放電、左右のレーザーに合わせそれぞれ違う音を作り出す。そこにオケがついて――。
『電光浴‐再起動 2K20』
我らが平沢進がセグウェイで出てきた。EVOを片手に歌いだす――
ん、セグウェイにお名前シール貼ってある。目を奪われてる内にギターだ。ああ、スタイリッシュでかっこいい。
電光浴に続く形でオケが続く。レーザーハープと会人のタッチパッドの島が出てきた。これは……
ヨングミラー テチーター!!
『世界タービン 2K20』
原曲よりも太い掛け声が響く。
デストロイ!! 飛んだぞ、この人……。やば。
しかし、この曲を2020年に聴けるなんて思いもしなかったな、感謝。
『祖父なる風』
02同様、歌詞が変わっていますね。
「叶わぬ祈りに疲れ伏し」が「叶わぬ夢に疲れ伏して」に。
『RIDE THE BLUE LIMBO』
イントロのレーザーハープ捌きがかっこいい。
『狙撃手2020(?)』
なんだこの狙撃手!? 還弦されてやがるだと!!
会人SSHOがサイレントチェロを使用して、立ち振る舞いが格好いい。
――見渡すかぎり真実の墓地 さあ戦場から惨状だけ聞け
還弦というか、普通に管弦と言い表してもいいね。
『Σ星のシダ』
ホント裏声というか……どうやって出しているのか、ファルセット。
――帰ろう人の役割として 深き夜に盲信を洗い
『アディオス』
この人、ホントこの曲よく使う……。これは万能説を唱えたい。
――荒んでもキミはまだキミ ああヒト科の本義 堂々
至極のひと時……。
「岩のように聳え立つ 道に見えなくて 千年行けず」
なんだこのブリッジ!? ああ、この声の部分はGift2020(二重展望2020)か?
――手をふれば 謎は二度と見えない
『Caravan2020(?)』
――遠くまで キミはつづく あぁ遠くまで はるか響くよ キミはいるたった今 宇宙の庭として
ば、爆散。サビから始めやがった……。照明からなにからあずきを殺そうとするな。
会人TAZZがエレキバイオリンを、会人SSHOがサイレントチェロといった形態だ。
『デューン 2K20』
癒し。テントの中で先ほどと同じ形式で弾いている会人かわいい。
『生まれなかった都市』
ヒラサワと会人のレーザーハープ捌き……しゅきぃ……。サビですね。
あ、レーザーハープにもお名前シール貼ってある。しかも、左右どちらも。
もう、この曲は目と耳から浴びれる聖書です(何を言っているのかこの変態は)
会人の寸劇。そして、揺れるレーザーハープ。家々の窓を。
『パレード』
スピード感があって凄くいいです……。
曲が終わると、02同様、ピアノの音と、パレードの逆再生部分の逆再生を組み合わせたブリッジがかかる。
ヘェーイヤイー!!
『庭師KING』
会人のEVOとEVOベースの音色がプラスされてて、とても良きかな。
終盤、会人のランチパッドの島がスタッフによって運ばれてきた。
『Wi-SiWi』
出だし不安だったけれど二番からは完璧で、ワイ幸い(至極)
流石だとしか言い表せない。
『夢の島思念公園』
え、この曲今やる!? てっきり、アンコールなのかと。Wi-SiWiもだけど。
『救済の技法』
救済だぁ!! 死は救済(これは違う)
ここまでくると絶好調ですね。開口一番。
――たじろげ壮絶にかつ空を舞うエレジーよ
電光浴と同じような始まり方だ。これは……。
――さようなら それだけです
『QUIT』
言わずもがな、とてもいい曲。全部いい曲なんですけど。これは格別だ、このライブの曲の中で。
――名前ひかえておいていただきませんか
まっすぐ正面を見るヒラサワ。後ろを向きステージから退場する。
行かないで……。
会人は空を仰ぎ、見えぬスイッチを回す。次の瞬間、照明は落ちテスラコイルだけが鳴り続く……。鳴り止み照明が明るくなるとそこには誰もいない。
――さようなら それだけです
『異種を誇る「時」』
アンコール一曲目。02のとき、徘=徊とか言われててだったけど、うん。予想以上にそれだ。
あれテントに隠れてどうしたんだろ。
ブロロロロ……ヴォン!!
え、バイクか何かか?
『現象の花の秘密』
アンコール二曲目。
しかも、バイクではなくチェーンソーだった。
︎︎ 驚いた……、まさかこんな場所(NHKホール)でチェーンソー振り回す輩が私の推しだとは。持った推しはこちら側に出てきてテントの布を切り始めた。なんとも。
ㅤそこには確かに。
――ただ始まりの幕を切るキミが居た
つくづく"彼"は我々の想像の超えたことをやってくださる。
おやおや、挙句に手で破りはじめたよ。
「ありがとう……」
彼はそう言ってステージから立ち去りました。いやいや、感謝したいのは寧ろ、こっちの方ですよ。
「ありがとー!! ヒラサワ―!!」
自然とそんな言葉が飛び出していました。しかも、顔ぐちゃぐちゃだし。知らず知らずのうちに泣きまくっていたようでした。だって、あんな浄化曲のメドレーを生で聴いてしまったら泣きたくなるは当然です。どこか懐かしさがこみ上げてきて、彼を知ったのは、ここ最近だというのに。
暫くあずきは近くのカフェで、余韻に浸るために在宅オーディエンスのアーカイブでライブを再度見ることにしました。
宅オと言えば、そうでした、美術の先生も確かヒラサワ知ってたはずです。宅オで見れたのでしょうか。水曜日は美術の時間があるので、その時聴きに行きましょう。
アーカイブを見直して思った事といえば、祖父なる風やパレードのときにレーザーハープに掌いっぱいに振り下ろしていたり、Caravanのときにヒラサワは360°カメラをゆっくりと回していたり、後は救済の技法が終わった後のヒラサワの両手を頭上に持ち上げていたシルエットがカッコよかったりなど、改めて見ると細かい発見が出てくるものだなと思いました。
はぁ……本当に大好きです。
"始まりの幕"を切った会然TREK。それが皮肉にも、ピラミッド型になっていたのにも訳がありそうだなと、帰路につくあずきは思いました。
後日談という名の今回のオチ
2020年8月某日
彼が不定期に行うライブ放送「Back Space Pass」も7月中に終わり、会然TREK関連も残すところ、メモリアルパッケージカードの「~▲03」「~▼04」配信分を待つのみとなったこの頃。今日は待ちに待った▲03の配信日なのだ。
「るんる~ん」
恐らくその様子は、いつもの私とは大きくかけ離れているものでしょう。
「あずきちぃ、そんなに意気揚々として、何か良いことでもあるのかい」
この声は……。
「馬崎れいさんじゃないですか」
「いや、誰やねん。微妙に語感は似ているがそんな名前じゃないよ。牛巻りこだよ」
「ああ、牛牧さんでしたか」
「これが文字として書き起こされるからといってな、漢字は間違えんといてなー。牛"巻"だよ」
「失礼、打ち間違えました」
「はい、二度とやらないでね。さて本題に戻るよ、あずきち」
本題と言いますのは、なんだ。
「忘れたかい。どうして、そんなにウキウキなのか聞きにきたんだけど」
思い出してみればそうでした。
「そのことでしたか。実はですね……」
私は、牛巻さんにライブのことを全てお話ししました。事情は概ね分かって頂けたようです。
「で、そのメモカに入る曲の予想はどうなっているのかな」
「そうですねぇ――」
※※※
ここで日記は途切れている。その日の日記を見るにメタなことも書いてあったので、凄く混乱、或いは興奮していたことが分かる。それくらい衝撃だったのだろうと、我ながら推察する。何が。
03メモカの内容が、だと思いますぅ(自問自答)
まあ、概ねこんなもんですかねえ。余暇も惜しんで書き上げてしまいましたが、こう見るとまあ酷い。そんなところです。
おや、もうこんな字数に達したのですね。我ながらお見事といったところでしょうか。
語るるに語りきったところで、ここらでお暇しましょうか。
なんだ!このSSは!!
次は絶対ないからな。だがしかし、またこんど!!
企画・書き出し:Seco
脚本:Renca
編集:Kaguna
23-0501再編集:Seco
ごく些細な変更。