(新)やはりこの素晴らしい仲間たちには祝福を!! 作:write RIDER
今回は少し短くなっております。
「今日は楽しかったねぇ!八幡」
俺はさっきの卒業式パーティーよりも今の方が楽しいぞ、なんたって戸塚と二人きりで帰ってんだからな!
「まぁ、戸塚が楽しかったんだったら良かったんじゃねぇの」
「うん!」
今日俺達は卒業式のパーティーがあった。そして今戸塚と二人で帰ってる最中だ
「ねぇ八幡、二人の気持ちは本物だよ。だから次は返事をちゃんとしてあげてね?後、勘違いだとか一瞬の気の迷いだとか言っちゃダメだからね?」
怒ってる戸塚も可愛いな
「あぁ、善処するつもりだ」
そう、俺は今日の卒業式の後、屋上で奉仕部の二人から告白を受けた
だが、俺は二人の告白を保留にして貰った。我ながら最低な事をしたと思う。だが、俺は三人で一緒のあの時間が好きだった。壊したくなかったのだ。奉仕部の二人は少し涙を流していたが大学でもっとアピールをして振り向かせて見せると言われた。だから俺のキャンパスライフはまともには送れないであろう。
「もー八幡はいっつもそうなんだから」
戸塚とは三年生になっても同じクラスだった、クラス内でよく話すし、遊びにも行く、俺が中学時代持てなかった友達という関係なのかもしれない
「そうかもしれないな」
二人での帰り道、交差点の信号が青になった
戸塚が先に行き渡ろうとすると、ふと右側の方を見ると猛スピードでトラックが走ってきていた。俺は嫌な予感がしたが戸塚はまだ気づいていないらしい。
「戸塚!速く戻って来い!」
「どうしたの?八幡」
違う!戸塚!止まるんじゃない!戸塚とは反対に更に加速するトラック。ようやく戸塚はトラックが走って来ていることに気がついた
「え?」
戸塚は恐怖心からか足が全く動かないらしい
「戸塚ぁ!危ない!」
ドガァァァァ!!
くっそこれはもう無理だな、入学式の日みたいに普通のスピードじゃないし、相手トラックだし
ごめんな小町お兄ちゃんあのアホ父より先に逝くかもしれない。小町をまた家で一人にしてしまうかもしれない、悲しい思いもさせてしまうかもしれない…でも今まで妹でいてくれてありがとう
そして、ごめん奉仕部の二人、告白をちゃんと答えてあげられなくて…でも俺にあの居場所をくれてそして俺が追い求めていた本物を教えてくれて…
ゴシャァァァ!
くっそ、道路に打ち付けられたのに痛覚が機能していない!多分さっきの車との接触で持っていかれたか
「ガハッ!…雪ノ …下…由比…ヶ浜…ありが、とう、本当にありが、と…う…」
「ネェハチマンオキテ!ダメダヨ!」
そして俺の体の感覚が完全に無くなったような気がした
次回の比企谷八幡は!
「どこだここ?」 「これってディ○○ドライバー!」
「あなたは何者ですか!?」 「通りすがりの仮面ライダーだ」
次回第一話 異世界と神様からの贈り物