(新)やはりこの素晴らしい仲間たちには祝福を!!   作:write RIDER

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どうも、お待たせしました。やっぱり前回よりも長くなってしまいました。


第九話 めぐみんとの廃墟

ウィズと自己紹介した女性は二十代の色気のあるお姉さんだった。よく見ると体型もあそこにいる変態クルセイダーより良いかもしれない…カズマ、その顔は止めろマジで嫌われるぞ

 

 

「えっと、ウィズさんですね?」

 

 

「ウィズと呼んでください」

 

 

え?いやまてまて年上美人を名前で呼ぶのはちょっと抵抗が…雪ノ下さんの時もさん付けだったし

 

 

「えっと名前で呼ぶのはなれてなくてですね、それはちょっと」

 

 

「呼んでください」

 

 

するとカズマが

 

 

「じゃあ俺が名前で呼ぶ…「結構です」…よ」

 

 

カズマ…さすがに下卑た目のままでそんなこと言ったら拒否されるのは当たり前だろ

 

 

「プークスクス!カズマさん一瞬で振られてんの~!」

 

 

今のやり取りが面白かったのかアクアが爆笑していた。他にもめぐみんとダクネスは俯いて肩を震わせていた

 

 

「べっつにぃー!振られてませんけどぉ!ただ呼び捨てを断られただけですしー!」

 

 

カズマは強がってはいたが涙目になっていた

 

 

「えっと、今回のクエストがゾンビメーカーの討伐なんですよ、だからウィズさ「ウィズ」…ウ…ウィズ、ゾンビを起こさないで成仏させることは出来ませんか?」

 

 

「そのですね?私が呼び起こしている訳では無いんですよ。私が来ると勝手に死体の中にある魔力が反応して、目覚めてしまうんです。あの、私は埋葬された方々が成仏されればここに来る必要が無くなるんですけど…」

 

 

浄化魔法を使えるやつか…ん?アクアが使えたような

 

 

「アクア。お前の活躍できる所じゃね?」

 

 

「…!そうね!でも納得いかないわ!リッチーの真似事みたいで!」

 

 

…この駄目神が

 

 

「元はプリーストが働いてないのが悪いんだろ?これちゃんとやったら酒奢ってやるから」

 

 

「ほ!本当!なら任せなさい!このアークプリーストである私がちょちょいのちょいで片付けてあげるわ!」

 

 

アクアは浄化魔法を片っ端からかけていった。扱いやすいな

 

 

「見てくださいカズマ、八幡はあのアクアを手なずけています。少しは見習ったらどうなんですか?」

 

 

「無理だ、あれは八幡だから出来るんだ。俺がやったら速攻で殴られる自信がある。敵に回したくないな」

 

 

あのってなんだ、まぁ長年、小町の我が儘を聞いていたからな

 

 

取り敢えずウィズさんには帰って貰った。下手すればアクアの浄化魔法で成仏しそうだったからだ

 

 

そして、アクアが浄化魔法をかけ終わり、話し合いで今後アクアに定期的に墓地を浄化しにくるということを決めた

 

 

アクアがお金にならないからとか、時間を無駄にしたくないなどと大騒ぎしていたが、俺がカズマが終わったら飯を奢ってやるって言ってたといい渋々了解をさせた

 

 

そしてギルドに帰る途中だった時

 

 

「しっかしリッチーが街に住んでるって、街の警備はしっかりしてんのか?」

 

 

カズマがウィズさんが働いてる店のチラシを見てため息をついていた。確かに、リッチーが普通に生活してるのはどうなんだ?しかも、マジックアイテムを売ってる店の店主らしい

 

 

「はぁ…この世界に来てから俺の思ってる異世界のイメージが崩れてんだが、ていうか俺の思ってた異世界と違う…」

 

 

まぁ確かにキャベツが空を飛ぶのは俺も予想外だった。でも実は、この異世界も割といい世界だなって少しは思ってる自分がいるんだよなぁ

 

 

「じゃあなんだ?毎日毎日モンスターが大量に襲ってくるとかか?」

 

 

「それはやだ」

 

 

……即答かよ

 

 

こんな話をしていると、全然喋って無かったダクネスが何かを思い出したように話しかけて来た

 

 

「そういえば、ゾンビメーカーの討伐依頼はどうなるのだ?」

 

 

「「「「……あ!」」」」

 

 

ー冒険者ギルドー

 

 

結局俺達はギルドに戻り受付嬢のルナさんにいなかったと報告をした。いなかったとしても討伐できていないため依頼は失敗という扱いになった。アクアが駄々をこねたが引き下がらないと酒を奢らないと言うと、やけ酒よ!とテーブルに向かっていった

 

 

「八幡さんのパーティーは大変ですね」

 

 

ルナさんが同情するような目で見てきた

 

 

「まぁそうですね。カズマは変態でずる賢いし、アクアはいつもあんな感じですし、めぐみんはいつもは普通なんですけど戦うとなると一発屋ですし、ダクネスは剣が全く当たらず、さらにドMなんでこのパーティーは変人の集まりかなんかだと思ってます」

 

 

「そうですか、でもそんなパーティーに入ってる八幡さんも相当凄いですけどね」

 

 

それはどういう意味なんだ?ルナさんと話していると席を取ったアクアが早く来いと言ってくる。そしてカズマは何で睨んでくるんだ?

 

 

「よし、八幡も来たし飲むか」

 

 

ルナさんと話してる時、あんなことを言ったが俺はこのパーティーを結構気に入ってる…と思う

 

 

ー翌日 冒険者ギルドー

 

 

「なぁなぁ知ってるか?さっき聞いたんだが魔王軍の幹部の一人が、この街の近くの古い城を乗っ取ったんだって」

 

 

俺がギルドに来ると口に泡を付けたカズマがこっちにやって来た

 

 

「そうか、じゃあ余り近づかない方がいいな」

 

 

カズマと話ながらアクア達がいるテーブルに向かう

 

 

アクアとダクネス、めぐみんがテーブルに置いてある野菜スティックをポリポリ食べながらカズマのことを見ていた

 

 

「どうした?俺の顔に何か付いてるか?」

 

 

泡が口回りに付いてるな

 

 

「カズマ…口に泡、付いてるわよ」

 

 

カズマの顔が真っ赤になっていっ た。相当恥ずかしかったのだろう

 

 

「なぁ八幡…お前気付いてたのに何で言ってくれないんだ?」

 

 

「新しいファッションかと…」

 

 

「な訳あるか!」

 

 

騙せなかったか

 

 

取り敢えず俺達は三人が座っているテーブル席に座った

 

 

カズマが置かれてる野菜スティックに手を伸ばすと野菜スティックがカズマの手から逃れるように避けた

 

 

何してんだ?俺も野菜スティックに手を伸ばすと普通に取れた。カズマが若干苛ついている

 

 

「どうやったの?八幡。普通はテーブルを叩いて驚いて動かなくなったやつを取るのよ?」

 

 

アクアはそう言いながらテーブルを叩き野菜スティックを口に運んでいった

 

 

「八幡はいつもどうりなので別に驚かないです。カズマは少しは身の回りを気にした方が言いと思います」

 

 

今度はめぐみんがテーブルを叩き野菜スティックを口に運んだ。後、いつもどうりってなんだよ

 

 

「カズマ、私でもそういうことはしっかりしてるそ?」

 

 

若干自虐を挟んだダクネスがコップのフチを指で弾いて野菜スティックを口に運んだ

 

 

「俺だっていつも気にしてるからな?今日のはたまたまだからな?」

 

 

そう言いながらカズマがテーブルを叩き野菜スティックを手にしようと…ヒョイッ

 

 

「せいやあぁぁぁぁぁぁ!!」

 

 

「止めてぇぇ!私の野菜スティックを投げようとしないでぇ!た、食べ物を粗末にするのはよくないわ!」

 

 

カズマが野菜スティックを投げようとするがアクアに止められ、野菜スティックはカズマから逃げるようにこっちに跳ねてきた

 

 

「何で八幡に野菜がなついてんだよ!てか何で野菜が逃げんだよ!ちゃんと仕留めろよ」

 

 

「何言ってるの。お魚もお肉も野菜も新鮮な方がいいでしょ!」

 

 

アクアが中々放さないので、カズマは野菜スティックを食べることを諦めたようだ

 

 

「まぁいいや、それより聞きたいことがあんだけど。レベルが上がったら次は何のスキルを覚えようかなと思っててな?バランスがおかしいんだよここのパーティーは。俺が穴を埋める感じでいきたいんだが。ていうかお前らのスキルってどんなのがあるんだ?」

 

 

確かにバランスが悪いのは難点だからどうにかしないとな

 

 

「私は物理耐性と魔法耐性、各種状態異常耐性で占めている。後はデコイだな」

 

 

もうお前攻撃する気が無いだろ

 

 

「もうお前はいいや」ンンッ!ジブンカラキイトイテ

 

 

「私はもちろん爆裂系のスキルです。爆裂系魔法威力上昇や、高速詠唱など、最高の爆裂魔法を放つためのスキル振りです。これまでも、これからも」

 

 

めぐみんにはこれから先レベルを上げて爆裂魔法で倒れないようになって欲しい

 

 

「えっと、私は…」

 

 

「お前はいいや」

 

 

「何でよ!」

 

 

まぁどうせ演芸だろうな

 

 

「八幡は?」

 

 

「俺か?俺は料理、調合、成功率up、千里眼だな。欲しいのはこれだがポイントが凄く必要になる」

 

 

そういって四人にスキルを見せた

 

 

「えっと何々?」

 

 

スキル 弱点探知  必要ポイント 150

   

内容:相手の苦手な属性や大ダメージ(急所)を与える場所を確認することが出来る

 

 

「これと仮面ライダーを合わせれば強いかなって思ったんだが」

 

 

「八幡、これ以上強くなるつもりか?てか、八幡がいなかったら俺、ここのパーティーから移籍しようって考えてたな」

 

 

今のカズマの言動にアクアがキレたが放っておこう

 

 

ー数日後 冒険者ギルドー

 

 

例のキャベツ狩りから何日間かたった。ちなみに報酬が払われたが俺は五百万ちょい貰った

 

 

俺とカズマは報酬を貰いギルド内でテーブル席に座っている。そこにダクネスがやってきた

 

 

「カズマ、八幡見てくれ。報酬が良かったから鎧を強化してみたのだがどうだ?」

 

 

「成金のボンボンみたいだな」

 

 

「カズマはどんなときも容赦が無いな。私だって素直に誉めて欲しいときもあるのだが」

 

 

珍しくダクネスが凹んでいる

 

 

「あのな?今はお前よりも危ないやつがいるんだよ。そいつをどうにかしてくれ」

 

 

「たまらない、たまらない!魔力の溢れたマナタイト製の杖のこの色艶。…ハァハァ…早く!早く撃たないと!」

 

 

ここで爆裂魔法を撃つのは止めて欲しい。めぐみんが新調した杖を抱きしめ高速で頬をスリスリしている。てか朝からずっとスリスリしている

 

 

因みにキャベツ狩りで得た報酬は、均等に分けるのではなく自分で捕まえた分を報酬にしようという話になった。これを決めたのはアクアだ

 

 

そして今その言い出しっぺが換金に並んでいる所だが

 

 

「…なんですってぇぇぇ!?ちょっとあんたどういう事よ!」

 

 

ギルドに響き渡るアクアの叫び声…はぁ、また巻き込まれそうだ

 

 

ギルドの受付カウンターでアクアがルナさんの胸ぐらを掴み叫んでいる

 

 

「どうして五万ぽっちなのよぉ!十や二十じゃないはずよ!」

 

 

「そのですね?申し上げ難いのですが…アクアさんの捕まえてきたのは、ほとんどがレタスでして…」

 

 

「なんでレタスが混じってるのよぉぉ!」

 

 

「私に言われましてもぉ!」

 

 

アクアがこれ以上は無駄だと思ったのかにこやかにこちらに近づいてきた

 

 

「カーズマさん!今回のクエストの報酬はおいくら万円?」

 

 

「百万ちょい」

 

 

「「「百万!?」」」

 

 

カズマも相当稼いだな

 

 

「カズマさん!前から思ってたんだけど…何かいいと思うの!」

 

 

「何かってなんだよ!てか絶対に貸さないからな!」

 

 

「カズマさぁぁぁん!!!この鬼!鬼畜!変態泥棒!」

 

 

「お前ギルドで何てこと言ってくれてんだ!」

 

 

アクアの発言により女性からカズマへの視線が痛いものになった

 

 

「は!八幡!お願い!私今回の報酬が相当な額になるって踏んでこの数日で有り金全部使っちゃったんですけどぉ?それにここの酒場に十万エリスのつけがあるの!お願い!」

 

 

「はぁ…今回だけだからな?ほら十二万エリスあげるから、次からは金の使い方気を付けろよ?」

 

 

「はちまぁぁん!ありあとぉぉぉ!…この二万は?」

 

 

「アクア、多分ですが八幡は全額返したら食べるご飯の額が払えなくなるから多めに渡したんだと思います」

 

 

「ほ、本当に?…グスッ…八幡ありがとう、あそこにいる鬼畜男と雲泥の差だわ…」

 

 

「誰が鬼畜だ!もともと金使いの荒いお前が原因だろ!それにこれは使い道があるんだ!」

 

 

「…そりゃあカズマが夜な夜なゴソゴソしてるの知ってるから早くプライベートな空間が欲しいのはわかるけど…」

 

 

…カズマ、御臨終様です

 

 

「まぁ元気出してください。カズマですし問題ないじゃないですか」

 

 

「カズマなんなら私を使ってくれてもいいんだぞ?そして物のように扱われて…ハァハァ」

 

 

おいそこ、固まってるカズマにこれ以上追い討ちをかけるんじゃない

 

 

ー数時間後ー

 

 

「さて、固まってたカズマも戻ってきたことだし早速クエストを受けましょう!それも大金が貰えるやつ!」

 

 

「いいえ!沢山の雑魚モンスターがいるやつです!そしてこの杖の威力を…」

 

 

「いや!ここは強敵を狙うべきだ!一撃が重く気持ちいいやつだ!」

 

 

三人ともバラバラの意見を言ってくる

 

 

「まぁ取り敢えず掲示板の依頼を見てから決めようぜ?」

 

 

カズマの意見で俺達は掲示板へ向かっていった

 

 

「依頼がほとんど貼ってなくないか?てか、残ってる依頼がどれも難易度が高すぎるんだが?」

 

 

カズマがそんなことを言ってるとルナさんがやって来た

 

 

「申し訳ありません。最近魔王の幹部らしき者が近くの小城を占拠したようでして、弱いモンスターが現れなくなってしまったようです」

 

 

申し訳なさそうにルナさんの言葉に、一文無しのアクアが悲鳴を上げた

 

 

「なんでよぉぉぉ!!」

 

 

「じゃあ今日は解散で後は自由行動でいいか?」

 

 

カズマが今日は何も出来ないからということで自由行動にしたようと提案をした

 

 

「そうね私はバイトを探してくるわ!」

 

 

アクアが金稼ぎのためにと席を立ち上がりギルドの扉を勢いよく開け走っていった

 

 

「あの八幡、今日は時間を少しくれませんか?」

 

 

めぐみんが上目遣いで頼んできたので、まぁ断れないな

 

 

「いいぞ?取り敢えず移動するか」

 

 

俺とめぐみんは席を立ちギルドをあとにした

 

 

ー山道ー

 

 

「つまり国の首都から腕利きの冒険者や騎士団がここにくるまでは、まともな依頼も無いってことか」

 

 

「はい、そういうことになります。なので八幡には私の日課に付き合って貰います!」

 

 

急にめぐみんのテンションが上がったので爆裂魔法関係のことだろう

 

 

「で?爆裂魔法のことか?」

 

 

「そうです!一日一回爆裂魔法を放つことが大切なのです!」

 

 

「で、俺は撃った後にめぐみんを運ぶってことか?」

 

 

「その通りです!八幡は私の事を理解してますね!」

 

 

まぁ昔、一時期黒歴史になるようなことをしてたからな

 

 

「さぁ着きました!あれです!」

 

 

めぐみんが指を指したのは廃城だった

 

 

「昨日からあれに向かって撃っているのです!昨日はカズマと来ましたが、私の…その…おんぶした時にですね?触り方が…」

 

 

あいつマジでバカな変態だろ

 

 

「はぁ…そういうことか、わかった。付き合ってやるからさっさと撃て」

 

 

「はい!」

 

 

めぐみんはウキウキと廃城に爆裂魔法を撃ち込んだ。誰かの悲鳴が聞こえたが気のせいだろう

 

 

俺は今日からめぐみんの爆裂魔法の採点に付き合わされることになった




次回の話題…

めぐみんの爆裂魔法の採点に付き合わされる八幡。そんな八幡に指名の依頼が!

次回 「八幡。初の指名依頼」
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