(新)やはりこの素晴らしい仲間たちには祝福を!! 作:write RIDER
あぁ、風が気持ちいい~
俺は今、依頼内容のイズの花を回収し始まりの街アクセルに帰っている最中だ
「にしてもあの蟻、ジャイアントトードと同じぐらい大きかったな」
初めて蟻の顔をドアップで見たが滅茶苦茶気持ち悪かった
「さて…気持ちの良い風をもっと浴びていたいとこだが前方で何かが起きてんな」
目線の先にはいかにも貴族が乗ってそうな馬車が止まっていて護衛の人達が何かと戦っているようだった
んー…助けた方がいいんだろうか。いやでも、急に目の腐った男が現れたら俺までもが攻撃の対象になりそうだな
「千里眼」
この前手に入れたスキルがやっと役に立ったな
ん?んー?透明な何かが揺らめいてるのがわかった。で馬車の中は?
馬車の中を見ると魔法使いらしき女性が一人、めぐみんと同じ年齢位の金髪の少女、それと護衛の女騎士が身を寄せあっていた
んー…やっぱ助けた方がいいか?しかし、これで助けた後に何か面倒なことになったら嫌だし…
俺がそう考えている内に馬車の護衛の団長らしき人が吹っ飛ばされていった
ヤバイな指揮をとっていた人がいなくなって騎士達が混乱し始めてる
俺は再度馬車にいる金髪の少女を見た。その少女はうっすらと涙を浮かべていた
そういえば小町も昔公園で泣いてたっけな……はぁ懐かしい
「変身」 『KAMEN RIDE クウガ』『FORM RIDE ペガサス』
俺はバイクのスピードを上げ馬車へ向かった
「だ!誰だお前は!」
騎士達が突然現れた俺に剣を向けてきた
「あーっと、説明は後でする」
さて、敵は?
なるほどシルエットから見るに巨大なカメレオンか
見えないようにするスキルでも持っているのだろう
「あぁ?助けに来たのか?」
さっき吹っ飛ばされていった団長らしき人物が隣に現れた
「そんなところだ。敵はカメレオンらしい」
「なるほど、敵はカラーレスカメレオンか。おいてめぇら!敵はカラーレスカメレオンだ!陣形を組め!もたもたするな!」
日本語にすると透明カメレオンか…そのまんまだな
さっきまで混乱していた騎士達はすぐに馬車を囲い守るように陣形を組んでいった
「お前はカメレオンの位置が分かるのか?ならば頼みだ倒してはくれないか?私達が守っているのはとても大切な人なんだ」
「はぁ、最初からそのつもりでここに来たんですよ」
「ありがとう!では、任せたぞ少年!」
さて早く帰りたいしこんなところで道草を食ってる場合じゃ無いからとっとと終わらせるか
『FINAL ATTACK RIDE ク・ク・ク・クウガ』
全感覚を集中させ敵をが襲ってくるのを待つ
…今だ
撃った必殺技は俺を食べようとしていたカメレオンの口の中から胴体、尻尾へ貫通していった
カメレオンは胴体を貫かれ絶命したからか、さっきまで透明だった体が緑色に変わっていった
「素晴らしいぞ少年!そいつは危険度が高く専用の装備がないと倒せない敵だったんだ!」
「そうなんですか。ではこれで」
感覚を鋭くしたためちょっと酔ってるが、俺はそう言ってバイクに乗ろうとすると
「ちょぉ~~っと待て少年。俺らの護衛しているお嬢さんがお礼をしたいらしいんだ」
「あー大丈夫だと、伝えといて下さい」
「すまんがそれはできん。絶対命令だからな」
はぁ、まぁそうなるだろうとは思ったけど
「分かりました。行きますから腕を離してください」
俺は馬車の方に連れてかれた。あ、変身は一応解くか
「アイリス様お連れしました!」
「ありがとう。下がってもいいわ」
そう言って出てきたのは先程千里眼で確認した金髪の少女だった
「えっとお名前は何て言うのですか?」
「あー…比企谷だ」
「おい貴様!お嬢様に何て口の聞き方だ!」
ぶっきらぼうに返事をすると、奥から専属の護衛であろう女騎士が怒りながら出てきた
「こら、クレア!この方は私達を助けてくれたんですよ!」
「しかしお嬢様…おい!お前この方をどなただと思ってる!」
「えっ?…貴族の娘?」
「ま、まさかお前知らないのか!?」
クレアと呼ばれた女騎士が俺の言葉に物凄く驚いていた。え?何かまずいことでも言ったか?
「この方はアイ…んっん!名前は控えるが皇族の娘だぞ!」
いやさっき、団長がアイリスって呼んでたぞ?
「もうクレアったらやめて!怒るわよ!」
「え、嫌でも「ダメ!」…はい」
茶番が始まったんだが、俺帰ってもいいかな…
「すまんが、依頼から帰る途中なんだ、出来るだけ手短に頼みたい」
「お前!」
クレアさんが剣を抜こうとしたが後ろの魔女さんに止められていた
「ごめんなさい、うちのクレアが。根はいい子なんだけど私のことになると凄い攻撃的になるの」
「慣れてるから問題ない。で、もう帰ってもいいのか?」
「え?あ!その…す、救ってくれてありがとうございました!」
「あぁまぁ何だ。お前を見ていると妹を思い出しちまってな、体が勝手に動いただけだから大丈夫だ」
「え、それじゃあ比企谷さんの妹さんはもう…」
「いや俺の世界一可愛い妹は死んでないぞ?ただ次元が歪みでもしない限り一生会えないぐらいだから」
「そうなんですか…一生…そ、それじゃあ!私が妹になります!」
what's?really?
「は?いやいや?」
「お嬢様!?」
「私が妹になります!」
「え?何で?今日初めて会ったよね?」
「えぇそうです。でも、前から優しいお兄ちゃんが欲しかったですし、何かこう運命的な出会い!みたいな?」
このお嬢様は何を言ってんだ?
「いや待て待てそれは許されないだろ」
「そうですよ!そんな目の腐った男よりもいい人はいるじゃないですか!」
俺に続きクレアさんも反論をする。てか、悪口言うのやめてくれませんかね?
「嫌です!絶対お兄ちゃんにします!お願いです!いいっていうまで絶対に離れません!」
俺はアイリスにしがみつかれた
「お嬢様!早く戻りますよ!ほら、離れて下さい!」
クレアさんが剥がそうとするがいっこうに剥がれないのでこっちを見てどうにかしろと睨んできた
「分かった!分かったから離れろ、でも俺はパーティーメンバーがいるし活動拠点だってあるんだ、いつ会えるかなんて分かんないんだぞ?それでもいいのか?」
「おい!貴様まで何を言っている!そんなのダメに決まっているだろうが!」
「それでもいいです!お兄ちゃんがいいんです!」
「じゃあ、えっとよろしく?」
「はい!お兄ちゃん!よろしくお願いします!」オジョウサマ!!
「えっと、俺もう行かないと行けないから」
「あっ…そうですよね……」
「はぁ一生会えない訳じゃないんだ、また会えるだろ」ナデナデ
「…うん!絶対に会おうね!」
さて、アイリスを馬車の方に向かわせてと
「バイバイお兄ちゃん!」
…やべぇクレアさんの目が血走ってる
「少年!助けてくれてありがとな!」
団長がお礼を言いアイリスを乗せた馬車が出発した
そろそろ俺も帰るとするかアクセルへ
ーーアクセルの街の門前ーー
何か久しぶりに戻った感じがするな。といってもまだ一週間たっていないんだけどな
「君今何に乗ってきたのかね?」
あ、門番に見られてた
「あー簡単には言うと自分の固有スキルですね」
「え?あ、あぁそうなのか、すまんな止めてしまって」
「あ、はい。お疲れ様です」
次からは少し離れたところでバイク降りよう
ーー冒険者ギルドーー
さてとまずは依頼報告からか。俺は奥のカウンターへ向かった。
「あ!八幡さん!お帰りなさい!」
ルナさんが俺に気づいてこっちに走ってきた
「八幡さん依頼はしっかり達成出来ましたか?あと、モンスターを倒しましたか?」
「イズの花はしっかり回収しました。モンスターは蟻とカメレオンを倒しましたね」
「…え?あの蟻ってどんな感じでしたか?」
どんな感じといわれてもなぁ
「でかかったです」
「あ、はい」
あれ?何か反応が薄い?
「それじゃあ、討伐したモンスターを見るのでカードを渡してください」
俺はカードをルナさんに渡すとルナさんが凄い驚いていた
「あ、あの八幡さん。倒した蟻とカメレオン何ですがどちらも高難易度の依頼で出てくるモンスターなんですよ。それを一人で倒すなんて」
「蟻は蹴ったらイズの花の所に生えてた枝に絞められて、カメレオンは途中で騎士団に会ったのでその人たちと戦ったんですが」
「それでも最後に止めを刺したのは八幡さんなので賞金が貰えます」
「というと、依頼料と合わせるとどれくらいに?」
「依頼料が百万エリスで討伐料で合わせて六十万エリスなので百六十万エリスですね」
一回の依頼で相当貰ったな
「じゃあ報酬貰ってもいいですか?」
「わかりました。少し時間がかかるのでちょっと待っててください」
じゃあカズマ達の所に行くかって…、奥の席に皆集まってたんだが、しかも何か落ち込んでる
「おいカズマ、帰ってきたぞ」
「…八幡…お帰り」
「あら八幡じゃない!報酬はいくらだったの!」
「八幡!カズマに爆裂魔法を撃つなと忠告されました!一緒に説得してくれませんか!」
「八幡…ンッ!私だけに何も言わないでいなくなるなんて新手の放置プレイか!」
帰ってきてそうそう思うがカズマ以外平常運行だな
「カズマどうしたんだ?」
「聞いてくれ八幡!八幡がいない間に魔王幹部の一人がやって来たんだ!」
「え?何?魔王幹部?なんで?」
「最近近くに魔王幹部が住み着いたって噂があっただろ、それで拠点が古城だったんだ。でそこにめぐみんが毎日毎日爆裂魔法を撃っていたからキレてやって来た」
てことはあの叫び声ってその魔王幹部の声だったのか
「え?でどうなったんだ?」
「ダクネスに死の宣告をして帰っていった。でも、アクアが魔法でパパっと呪いを浄化したからまぁよかったが」
このパーティー何で何かしらと問題が起こるわけ?
「そうか、まぁドンマイ?」
「八幡が帰ってきてくれて良かったぁぁ~!」
俺は帰ってきてそうそう出ていきたいと思ったがな
八幡 sideout
アイリスside
ふふっ今日は優しいお兄ちゃんが出来ました!名前は比企谷さんだそうです…あれ?下の名前を聞いてませんでした!…まぁ比企谷さんは冒険者さんなので王都に来たら会いに行きましょう!
…私はあの時一目惚れしてしまったようです。またお会いしましょうね、お兄ちゃん♪
「お嬢様ご機嫌ですね。…もしや!あの男の事ですか!」
「もぅ、クレアったらあとでお仕置きです!」
そして八幡達はこの先アイリスと会うのだがこの頃はまだ誰も知らない
血の繋がった兄妹じゃないので覚悟しててくださいね…フフッ
次回のやはすばは(※略されています)!
カズマです。アクアがお金を欲しいそうなので依頼を受けました。そしたらなんかみたらしみたいな名前のやつが襲ってきたんです…なんやかんやあって俺の評判はまたがた落ちしました
次回「女神って何だっけ?」