(新)やはりこの素晴らしい仲間たちには祝福を!!   作:write RIDER

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どうも、最近テストや旅行やらで色々と忙しく投稿頻度がウラタロスになりました。出来るだけ早く出せるように頑張ります


第十五話 魔王幹部ベルディア戦

俺達は慌てて正門前に駆けつけた

 

 

え?何か首を持ってる騎士がいるんだが、あれがカズマが言ってた魔王幹部とやらか?

 

 

「お、やっぱりか。またあいつだ」

 

 

「あいつが、もしかして魔王幹部か」

 

 

「そうだこの前ここら辺に引っ越してきたデュラハンだ」

 

 

なるほどねぇ、デュラハンって本当にいたんだ…

 

 

そのデュラハンがカズマとめぐみんを見つけると大声をだした

 

 

「何故城に来ないのだ!この人でなしどもがぁぁぁ!!!」

 

 

「ええっと?何故城に来ないのかって、なんで行かなきゃいけないんだ?別にあれから爆裂魔法を撃ち込んでいないのに、どうしてそんなに怒ってんだよ?」

 

 

カズマの言葉に怒ったデュラハンが左手に抱えていたものを地面に叩きつけようとして、それが自分の頭だと気づき慌てている…あいつ何してんだ?

 

 

「爆裂魔法を撃ち込んでいないだとぉ!嘘をつくのもいい加減にしろ!そこの頭のおかしい紅魔の娘が、あれからも毎日毎日撃ち込んでくるわぁ!」

 

 

「えっ?!」

 

 

カズマが隣のめぐみんを見ると、ふいっと目を横に剃らした。

 

 

「…お前行ったのか?あれから絶対にもう行くなって言ったのに?」

 

 

「いたたたた、いたっ、痛いです!違います、聞いてくださいカズマ!今までならば何もない荒野に魔法を撃つだけで我慢できていました!で、でも!城への魔法攻撃の魅力を知ってから、大きくて硬いものじゃないと我慢できない体にっ!」

 

 

「もじもじしながら言うなぁ!てかお前魔法撃ったら動けなくなるだろうが!てことは、一緒に行ったやつが……お前かぁぁぁぁ!!」

 

 

「わぁぁぁ!!だってぇ!あのデュラハンのせいでクエスト請けられないから腹いせがしたかったんだもん!!私はあいつのせいで毎日毎日店長に叱られるのよぉぉ!!」

 

 

「えっと、状況が全然理解できてないんだが…おいデュラハン!ちょっと待っててくれるかぁ?」

 

 

「…え?…うんまぁいいよ?」

 

 

「ありがとな!…でだ、カズマ説明を」

 

 

「は!はい!あの~カクカクシカジカでしてぇ」

 

 

「カクカクシカジカじゃ分からん」

 

 

「もう!分かったよ!ちゃんと説明するよ!」

 

 

ーカズマ説明中ー

 

 

「…なるほどな…おいデュラハン!」

 

 

「何だ!」

 

 

「この度は誠に申し訳ありませんでしたぁぁ!!」

 

 

フッ、とくと見よ!このジャンピング土下「ゴッドドロップキッーーク!!」…フグァ!!

 

 

「…おいアクア?お前、脇腹にクリティカルヒットしたんだが?わざとか?わざとなのか?覚悟は出来てんだろうなぁ」プルプル

 

 

「何よ!八幡絶対土下座しようとしたでしょ!アンデットなんかに土下座なんて女神の私が許すもんですか!」

 

 

「あっと、そこの男大丈夫か?」

 

 

敵に心配されるなんて…てかさっきから優しくね?

 

 

「大丈夫だ、問題ない…そしてアクア、これから先お前に何があっても絶対助けてやんないんだがらね!」

 

 

「な、なんでよぉ!嫌よ!私は八幡に養ってもらうのぉ!」

 

 

「おい、アクア!お前のせいで八幡がおかしくなったじゃねぇか!」

 

 

「あの、八幡。本当に大丈夫ですか?」

 

 

「あぁ、めぐみん別になんともない」

 

 

「あの、八幡。涙目ですよ?」

 

 

それは言わないでくれ

 

 

「おぉぉぉい!もう大丈夫かぁ?」

 

 

あ…忘れてた

 

 

「その顔…もしかして忘れられてた?」

 

 

「「「…」」」

 

 

「貴様らぁぁ!茶番劇ばっかやりやがって!…フゥ、そ、そんなことより!お前らは最低なやつらだな!」

 

 

え?何?いきなり最低って言われたんだが

 

 

「…何故キョトンとしている!誰一人あのクルセイダーを気にかけなかったな!これでも俺は真っ当な騎士だった!仲間がピンチになれば全員でその壁を乗り越え、そして助け合った!貴様らはあの騎士の鏡のようなクルセイダーを助けようと動かなかったな!このクズどもがぁぁぁぁぁ…ぁ?」

 

 

後ろから顔を真っ赤にしてダクネスが出てきた。ダクネスの登場にデュラハンが奇声を上げた

 

 

「な、何故生きている?え?ホントに生きてんの?えっ?呪いかかったのちゃんと見たぞ?」

 

 

「え?あのデュラハンまさか、ずっと私達の事を待ってたの?帰った後すぐに呪いが解かれたのに?…プークスクス!ウケるんですけど!一週間も城で?」

 

 

アクアがデュラハンを指差して大笑いしていた。お、おいそれぐらいにしとけバカ

 

 

「お、おいアクア!その辺にしとけって」

 

 

カズマがアクアを止めようとするが

 

 

「カズマ、でもあのデュラハン今日ここに来なかったらずーっと城で待っていたわけよ?これを笑わずには、いられないじゃない!」

 

 

アクアの挑発にデュラハンが怒りで肩を震わせている

 

 

「い、いいのか!俺がその気になればこんな街なんて一瞬で滅ぼすことが出来るんだぞ!」

 

 

「そんなの私がこの街にいる限り絶対にさせないわ!さっきから生意気よ!」

 

 

「フッ、駆け出しの冒険者しかいないくせに、俺に対してダメージを少しでも与えられると思うな!」

 

 

『ターンアンデット!!』

 

 

「ぎにゃぁぁぁ!!!」

 

 

アクアがデュラハンに向かって呪文を唱えると馬のアンデットは消滅し、デュラハンは地面を転げ回った…凄い効いているように見えるんだが

 

 

デュラハンが剣を地面に刺し何とか立ち上がった姿を見てアクアが狼狽えている

 

 

「ね、ねぇヤバイわ!効いてないかもしれない!」

 

 

「なぁ八幡、俺にはだいぶ効いてたように見えたんだが?」

 

 

「安心しろ、俺もだ」

 

 

「なぁアクア、もう一発頼む」

 

 

うわぁ、カズマえげつねぇな

 

 

「えぇ分かったわ!『ターンアンデット!!』

 

 

デュラハンが絶望した声を出してこちら側を見た瞬間に、先程の倍位ある魔方陣から呪文が飛び出しデュラハンが先程と同じようにその場で奇声を上げながら転げ回った

 

 

「ふぐぁぁぁぁぁ!!!目がぁ!目がぁ!」

 

 

そしてアクアがまたしてもデュラハンの姿を見て狼狽えている

 

 

「ど、どうしよう私の浄化魔法が全然効いてないわ!」

 

 

「そんなことはないと思うぞ?俺も八幡もあいつが大声で叫んでるの聞いてるし」

 

 

そうだな、まぁ女神なのにアンデットを浄化出来なかったから狼狽えてんだろ、でもダメージは結構与えられたんじゃないだろうか   

 

 

「…はぁはぁもうよい!街の者共を皆殺しにしてやる!来い!アンデット共!!」

 

 

デュラハンがそう叫ぶと周りに魔方陣が現れ大量のアンデットが出現した

 

 

…おいぃぃ!!アクアが煽ったせいで大量に出てきたじゃん!

 

 

「おい!やべぇぞ!プリーストを早くプリーストを呼んでこい!」

 

 

「くっ!誰か!教会に行って聖水をありったけ貰ってこい!」

 

 

あちこちから冒険者達の叫び声や悲鳴が響く…ホントにうちのパーティーメンバーがすみません

 

 

「そ、そういえば!この街にはミツルギさんがいるわ!」

 

 

「そ!そうよ!ミツルギさんがいるんだから魔王幹部だって一瞬で倒してくれるわ!」

 

 

oh…冒険者達の言葉を聞き俺はカズマを見た

 

 

青い。物凄く顔が…

 

 

「ななな、なぁ八幡。ミツルギってあいつの事だよなぁ、俺剣を売っちまったんだが」

 

 

「…もう起きちまったことは諦めろ、今はどうするか考えるぞ」

 

 

俺達が作戦を話合ってると

 

 

「皆!ここは私に任せろ!」

 

 

ダクネスがアンデット共の前に立ち塞がりデコイを使った

 

 

クルセイダーとしてはいいことなんだろうが、顔が蕩けてるんだよなぁ、あいつアンデット達に蹂躙される妄想でもしてるだろ

 

 

アンデット達がこっちに来た!そしてダクネスを通り過ぎてアクアの方へ

 

 

「きぃゃぁぁぁ!!!な、なんでよ!ダクネスがデコイを使ったじゃない!ちょっと!話聞いてるの!私女神なのに!神様だから日頃の行いもいい筈なのに!!」

 

 

酒場でつけを何回も繰り返して、しかも払おうともしないくせに日頃の行いがいいだと?

 

 

「ず、ずるいっ!私は本当に日頃の行いはいい筈なのに、どうしてアクアの所にばかりアンデットが行くんだ!」

 

 

ずるいって何だ、戦闘中だぞ

 

 

「こ、こらっ!お前ら!そいつじゃない!あのめぐみんとかいう爆裂魔を取り囲め!!…おい!だから違うって!」

 

 

あいつ部下からの人望が全然ねぇ…いや、アクアが女神だからターンアンデット目当てなのか?

 

 

「ぎゃぁぁぁ!!!な、何でよぉ!ターンアンデットが全然効かないわぁ!!」

 

 

一応効いているっぽいが、昇天まではいかないらしい…

 

 

「うわぁぁぁん!!カズマさーん!八幡ー!助けてぇぇ!!」

 

 

魔法が効かないからか焦っているアクアが大群を連れてカズマの方へ走っていった

 

 

「うぉぉぉぃい!!こっちに来んなバカ!八幡の方が強いんだからそっちに走っていけよ!むしろ走ってください!そしたら今日の晩飯奢ってやる!!」

 

 

おい!何で俺に擦り付けようとしてる!

 

 

「嫌よぉぉ!!これ以上八幡に迷惑かけたら本当に養って貰えなくなっちゃうじゃない!!」

 

 

お前はまだその話をしてんのか!てかそっちは!

 

 

「おい!そっちは街だ!逆行け逆!」

 

 

「「のぉぉぉぉ!!」」

 

 

慌てて方向転換し、デュラハンが立ってる草原の方に向かっていった。あぶねぇ、もう少しで被害が増えるところだった

 

 

「めぇぐみぃぃん!!俺達が引き寄せるから爆裂魔法を撃つ準備をしてくれぇ!!」

 

 

「りょ、了解です!私の爆裂魔法はやっぱり役にたつのです!…これで名誉挽回も…」

 

 

めぐみんが何か言ってるが多分詠唱だろう。お?そろそろ良いんじゃないか?

 

 

「今だぁ!めぐみん!早く!」

 

 

「カズマ!最高のシチュエーションです!感謝します!」

 

 

めぐみんの爆裂魔法がカズマ達を追っていたアンデット達の中心に落とされた

 

 

「ぎぃゃぁぁぁあ!?!」

 

 

…ついでにデュラハンも巻き込んで

 

 

「フッ…ナイス爆裂」

 

 

「めぐみん、運ぼうか?」

 

 

「あ、八幡あそこの所にお願いします」

 

 

俺はめぐみんを背負い指定された場所におろした

 

 

めぐみんの爆裂魔法の落下地点を見るとアンデットの骨すら残っておらず、巨大なクレーターが出来ていた

 

 

「めぐみん」

 

 

「何ですか?」

 

 

「ナイス爆裂」

 

 

「…八幡、照れます」

 

 

お?めぐみんが照れてるのか、なら

 

 

「めぐみんはいっつも努力してて偉いな。爆裂魔法はネタ魔法なのに使いこなせてて偉いぞ?これからも俺は応援してるから、頑張れ」

 

 

「…急に八幡を殴りたくなってきました。ネタ魔法で悪かったですね!」

 

 

そんなことを言ってるが耳が真っ赤だぞ

 

 

「おい!!そこのバカ二人!今ダクネスがやられかけてんだから手伝え!」

 

 

カズマにバカって言われたんだが…え?ダクネスが一人でデュラハンと戦ってる。そして周りには倒されたと思われる冒険者達…すまん

 

 

「くっ!なかなかだぞ!このデュラハンわざと装備だけを剥がしに来ている!はぅ!もっとだ!おい!力を入れろ!」

 

 

「えっ?ちょ!なんで!」

 

 

あのドM、デュラハンの攻撃喰らって喜んでるんだが

 

 

「ちょ!おい!変態!お前しっかり戦え!」

 

 

「んんっ!カズマ今は戦場なのにプレイをし始めるとは…ドンと来い!」

 

 

ダメだ、早く何とかしないと

 

 

「さっきから攻撃が当たらないではないか!いい加減にしろ!」

 

 

「うぐぁ!」

 

 

あ!ダクネスが吹っ飛ばされた!やばい追撃が!

 

 

『クリエイトウォーター!』

 

 

カズマがデュラハンに向かってクリエイトウォーターを出したがデュラハンは避けてダクネスだけに当たった

 

 

「はぅ!今度は水を使ってのプレイか!なら次は火か!それとも風か!」

 

 

…ダメだ変態に磨きがかかってやがる、俺が戦闘を変わるか

 

 

「変身」

 

 

『KAMEN RIDE ディケイド』

 

 

「今度こそ、これで終わりだぁ!!」

 

 

ガキィィィン!!

 

 

「おいデュラハン、こっから先は俺が相手だ」




ダクネスだ。いやぁカズマの変態プレイに磨きがかかってきたなぁ!聞いてくれ!デュラハンの攻撃を受けようとしたところ八幡に惜しくも防がれてしまったんだ!酷いと思わないか!え?何?次回予告を早く言えだと?はぁ仕方がない、次回デュラハン死す!え?違うだと?あぁ、こっちか?

次回 第十六話 仮面ライダー変化の術

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