(新)やはりこの素晴らしい仲間たちには祝福を!! 作:write RIDER
カズマの首がぶっ飛んでから一週間位がたった
カズマの本格的な戦闘が許される位にはなったらしく、ダンジョンに行くことにしたようだ。ただし、俺は依頼があるとルナさんに言われ依頼主の所に行くことになった
「ここか…すみませーん!」
俺は町外れの農家の家に来ていた
「あぁ、冒険者さんかね?こんなところにご苦労様なこった」
家の中から少し筋肉質なお婆さんが出てきた
「さっそくで悪いんだが、依頼ってのは、この家の畑の裏に林が生い茂っているでしょ?最近魔物が住み着いたらしくてねぇ。畑は荒らされるわ、家畜は食べられるわで困ってんのよ」
「どんな見た目の魔物なんですか?」
「見た目は、四足歩行で毛むくじゃらで、あと牙が生えておった…あとは、足が速かったねぇ。荒らして林に戻っていくのが一瞬だったわ」
んー…狼か?それに、もし狼だったとしてこの世界の狼もでかいのか?
「わかりました。取り敢えず行ってきます。何匹位いましたか?」
「私が見たのは五、六体位だったような…」
それじゃあ早速行くとするか
ーー裏の林ーー
中に入ってから十分は歩いたと思うんだが、さっきから生き物の気配を感じ取れない
ドッスーンッ!!!
「ん!?」
結構近い距離で木がなぎ倒れる音がした…一応変身しとくか
『KAMEN RIDE ディケイド』
さて、音のした方に行ってみるか
ドドドドドドッッッ!!!!
いたなぁ…何か知っている猪じゃない。何で猪の体が岩で出来てんだよ!?それに、周りに蜂と狼もいるしモンスター達のパレードか何かかよ、あ…気づかれた
ブモォォォォ!!!ワオォォォーン!!!キシーーー!!!
蜂も鳴くの!?って、やべぇ!大量に来た!
一瞬で狼が首の近くに噛みついてこようとしたので、ギリギリ剣で弾いた。なんだ、この狼!一瞬で十メートルはある距離を飛んできやがった!
次に攻撃してきたのは炎を針の先に纏った蜂!?
「ちょっ!あぶねぇ!」
一応避けることは出来てるが、数が多い!
そして、猪が蜂が針を撃ってきている中、お構い無しに突っ込んできやがった!
これは流石にもろに当たると不味いな
針を剣で弾きながら間一髪で避けることが出来た
ズドォォン!!
後ろを振り返ると木がなぎ倒されるのではなく、吹っ飛んでいった…あれ?俺結構まずくね?
一旦状況を整理しよう…岩の体をした猪と針に炎を纏った蜂、一瞬で距離を詰めてくる狼が合計十何匹も一斉に攻撃してくる。不幸中の幸いなのか、猪が一匹だけでよかった。…てか、こんなに別種族どうしが連携攻撃をしてくるものなのか!?何で戦い合わないんだよ!取り敢えず一番厄介な狼をどうにかしねぇとな
『KAMEN RIDE ドライブ』タイプスピード!
「ひとっ走り付き合えよってか?」
まずは狼を倒さないとな
喉にひとっ飛びしてきた狼を、体を回転させ顎を思いっきり殴った。飛んできた狼はそのまま木にぶつかりピクリと体を痙攣させ動かなくなった
なんだろう、ドライブを使って分かったことは、凄く体が動きやすいってことだ、これだったらすぐに残りの狼達も対処出来るだろう
「おらぁ!」
一匹、また一匹と狼を殴り倒していく、途中蜂や猪などの攻撃もあったがそれをギリギリで避けていく
うし、最後の一匹も倒すことが出来た、今度は蜂か
『FORM RIDE ドライブ テクニック』
ドア銃持ってみたけど、これほんとおかしな形してんな
さて、標的に狙いを定めて撃つ!…よし!しっかり当たった
何匹か蜂を打ち落とすと、最後の一匹の蜂がキシーーー!!!と針を向けて突っ込んできた…これあれできんじゃね?よし来た!マ○リックス!!
よし、ギリギリで避けられ「ぐぶぉ!!」
おお"ぉぉ!!忘れてた…猪の野郎!そりゃあマトリッ○スしてた俺も悪いけど、お前は許さん!
最後の一匹の強襲してきた蜂を打ち落とし、猪と一対一になった
『FORM RIDE ドライブ ワイルド』
さて、俺は睨みあってる猪に猛スピードでタックルをした。それを猪の方は真正面で受けるつもりらしい、さぁデュエルだ
勝利の行方は!!!!
ーーー依頼主の家ーーー
「すみません、終わりましたぁ」
「あらあら、すまなかったねぇ。ほらこれ、感謝の気持ち。家で取れた野菜とこの前掃除してて見つけた、倉庫にあった本をあげるわ」
「え?えっと、これ大事なものじゃないんですか?」
「いいのよ、私達見たいな老夫婦には必要の無い本だからね」
まぁ貰えるもんは、貰っとくか
「じゃあ、ありがとうございます」
「ありがとねぇ!」
んー、この本凄い気になるな…てか表紙に題名が書いてないのか?まぁ見てみるか
徒歩で街に帰りながらその本を開いてみた
……!?バカでも分かる固有スキル(ポイント量up)伝授本
は!?これ凄いものじゃねぇか…えっと何々?
この本は見ただけでスキルを覚えられる本だ。転生者の俺が作った自慢の一品なんだぜ!しかも、転生者のみに発動するようにしといたので、ここの世界の住人が見たところで字は書いてあるが読めない本となる。さぁ!選ばれた君!この文章を見てるってことはもう覚えたってことだ!良かったな!
psこの本は一回だけの使い捨て仕様なので習得したら、三十秒後に爆発します…五、四…三
やべぇ!怖いし遠くにぶん投げるか
ドゴォォォン!!!
あの本作ったやつサイコパスだろ…はぁ、帰るか
ーーー冒険者ギルドーーー
「ルナさんいますか?」
俺はギルドに入り受付カウンターで依頼の達成を報告しに来た
「あ!八幡さん依頼は、どうでした?」
「色んなモンスターが仲良く襲ってきたので大丈夫じゃなかったです」
「え?えっと、つまり別の種族のモンスターが力を合わせていたと?」
「まぁ、はい」
「一大事じゃないですか!後で、注意の張り紙を書いておきます!」
「あ、はい」
はいしか言えない俺…マジで泣けてくる
「あ、依頼は達成しました」
「分かりました!明日報酬をお渡しします!」
「了解です」
さて、カズマ達はギルド内にいないから宿に帰るとするか
バタァァァン!!ハチマァァーーン!
うわぁ、タイミング悪すぎだろ。アクアが泣きながらこっちに駆け寄ってきた
「はぢまぁぁん!がずまがねぇ?私のごと、疫病神だっでぇぇ!!」
取り敢えずアクアの頭を撫でて、アクアを落ち着かせようとし、元凶が来るのを待った
「あ、八幡。依頼は終わったのか?」
カズマが俺の膝に抱きついているアクアを無視し俺に話しかけて来た
「あぁ、依頼は終わったが面倒なことが始まった」
めぐみんとダクネスが合流するのを待った後、何があったのかテーブル席に付いて話を聞いた
はぁ、成る程な。アクアの体質でアンデッドが蘇ると
「カズマ、それでも一応仲間だろ?疫病神は言い過ぎなんじゃなぇか?」
カズマが少しバツが悪そうな顔をする
「ま、まぁ俺も言い過ぎた…アクアすまんな」
「ま、まぁ今日のご飯を奢ってくれるなら許してあげなくも無いわよ?」
どうやら奢るという言葉でアクアの機嫌が治ったらしい。それでいいのか女神って
「は、八幡!わ、私も頭を撫でてみて貰ってもいいですか?」
隣に座っていためぐみんがモジモジしながら頭をすっと出してきた
「まぁいいが?どうしたんだ?」
「い、いえ。そのアクアが撫でられてるとき気持ち良そうでしたので、体験してみたいなと…」
くっ!上目遣いだし、理由が可愛すぎる!だが、相手は小町とほぼ同年代みたいなものだ、落ち着け八幡!
「おっ?じゃあ俺が撫でてやろうか?」
カズマが手をワキワキさせながらめぐみんに言った
「いえ、手つきがイヤらしいのでちょっと…」
「はぁ!?」
「プークスクス!カズマあなたやっぱり変態なのよ!この変態クズニート!」
「上等じゃねぇか!駄女神!てめぇ公衆の面前でスティールしてやろうか!?」
「ねぇ!皆聞いた!?カズマが!」
「おいテメェそれは、ズルいだろ!」
「フッ!勝てばいいのよ、勝てば」
俺はめぐみんを撫でていた手を止め
「おい、二人とも迷惑だから席につけ」
「「はい、すみません」」
「な、なぁ私は叩かれる方が良いのだが…」
誰も聞いてなかったよな?てか、何?何でそんな目で俺を見る。俺は叩かんぞ?
「あー、あれだカズマがいっぱい叩いてくれるってよ」
「本当か!よしこいカズマ!思いっきり頬を叩いてくれ!」
「おい!やめろ変態!近づいてくるんじゃねぇ!」
「言葉責めでムードを作ってるのか!やるなカズマ!」
「もう!八幡!!どうにかしてくれぇぇ!」
どうも、受付嬢のルナです。最近八幡さんを見ているとドキドキします、これってもしかして…ゴホン! 取り乱しました。
次回 二十話 幽霊少女に安らぎを…めぐみんにも安らぎを