(新)やはりこの素晴らしい仲間たちには祝福を!! 作:write RIDER
俺達は満腹になっためぐみんを連れてあの蛙にリベンジをしに来た。
そして少し歩くと平原の遠く離れた場所に三匹の蛙が見えた、また逆方向からは一匹蛙が気づき迫って来ていた
「なぁめぐみん、遠くの方は任せた。近くの方は俺とアクアでリベンジをするから八幡はそこで見ててくれ」
まぁ前回やられっぱなしだったからな
「おいアクア!一応元なんだから実力を見せろ!」
「元って何よ!ちゃんと現在進行形で女神よ!」
「…女神?」
「を自称しているただの痛いやつだ、たまにこういった痛い事を言うやつだが、そっとしといてあげて欲しい」
カズマの言葉によって同情する目を送るめぐみん。それによって、涙目のアクアがやけくそ気味に近い方の蛙へ駆け出した
「何よ!打撃が効き辛い蛙だけど今度こそ女神の力を見せてやるわ!今のところ活躍はしてないけど、今日こそは!」
『ゴッドブロー!』ポヨヨン…カエルッテヨクミタラカワイイトオモウノ……バクッ
あいつ何してんだ?
「アクアァァァ!!やっぱり食われてんじゃねぇーかぁぁぁぁ!」
カズマがアクアを蛙から助けようとしている側でめぐみんの周囲の空気がピリピリとし始めた
魔法の威力が強大だというのが、肌で感じられるぐらいだ
「見ててください。これが、人類が行える中で最も威力のある攻撃魔法!」
『エクスプロージョン!!』
ドゴォォォォン!!
……え?めぐみんが出した爆裂魔法が三匹の蛙を中心に大きすぎるクレーターを作ってチリ一つ残ってないんだが、一応これって討伐されたことになるのか?
俺達がめぐみんの魔法に驚愕しているその時、めぐみんの近くから一匹の蛙が爆音のせいか地中から這い出てきた
「めぐみん!一旦離れてから、攻撃…を…?」
カズマがめぐみんに指示している最中に言葉が止まったので俺もめぐみんの方を見てみると、めぐみんが倒れていた…ん?まさか!
「フッフッフッ、我が爆裂魔法はその絶大な威力ゆえに消費魔力も絶大。簡単に言いますと魔力が底を尽きたので身動きが取れません。…近くから蛙が沸くのは予想外です…あの、助けてください…このままじゃ食われてし」バクッ
やっぱりかぁ、てかアクアに引き続きめぐみんも蛙に食べられたんだが
「…なぁカズマ、お前アクアを助けとけ、俺はめぐみんを助けるから」
「…あぁ、なぁ八幡、俺何か悲しくなってきたんだが」
カズマ、気持ちはわかるが倒さないとな、取り敢えず倒すか
「変身」
「へ…ん…!で…か!!」
ごめんめぐみん、蛙に食べられてて何言ってるかわからん
『仮面ライド ディケイド』
「さて、始めるか」
『アタックライド ブラスト』
まぁ雑魚敵だからか一瞬で終った
銃弾は蛙の腹を貫通し、めぐみんが口から解放され落ちてきた
「はぁ、大丈夫かめぐみん」
「え、え、えぇぇ!何ですかその格好は凄くカッコいいです!どうして教えてくれなかったんですか!名前は何ですか!触ってもいいですか!それは自分も覚えられるんですか!あとあと…!」
あーこの格好は中二病に刺さるな、てかうるさい
「えっとめぐみん、その話は後で聞いてやるからちょっと静かにしててくれないか?」
「え?あ、そうですよね!アクアの事を早く助けないと」
めぐみんと話をしていると
「ハーチマーン!こっちは終わったぞー!」
ズタズタにされた蛙と粘液まみれで号泣しているアクア、やり遂げた感を出しているカズマという、初心者クエストでこれはこのパーティーだけだと思う
「何で!何で私は食べられるのー!!ヒッグ…どうしてよぉ!!」
こいつアホなのか?自分で打撃が効き辛いって言ってたのに殴りに行くか?普通
「あーもう、うるさいぞ!クエスト達成したし早くギルドに戻るぞ!」
「うぅ…私もうダメだわ、蛙に汚されてしまったのよ!もう動きたくない!カズマ!おぶってって!」
「何で俺なんだよ!八幡でもいいじゃねぇか!」
「八幡にもうこれ以上迷惑かけたくないでしょ!早くしなさい!」
「あのー私も魔力を使い果たしてしまったのでおぶって貰えませんか?」
「じゃあ、俺がめぐみんをおぶってってやるから戻るぞ」
こうして俺達はカズマがアクアを背負い、俺はめぐみんを背負って冒険者ギルドへ帰還することになった
「何でもするので!」 「私もパーティーに入れて貰えないだろうか!」 「なぁ八幡、あいつやばくね?」
次回、「新しい仲間と変態なクルセイダー」