ようこそ実力至上主義の教室へ〜Dクラスの面倒くさがりな少年 作:ゆっくり抹茶T
高山海瀬 Dクラス 高度育成高等学校プロフィール
学力 C
知性 B+
判断力 C
身体能力 Eー
強調性 D+
面接官からのコメント
学力は平均的だが本気を出してないと思われる。また、判断力については
今ある資料では測りきれないため、評価を保留とする。
面接時に受け答えが適当になることから社会に出る前に強い矯正が必要である。
また、脳性麻痺で身体障がいがあり、車椅子なので各時注意をお願いします。
担任からのコメント
大人しく授業を受けています。
また、多くのクラスメイトに助けられており、
充実した学校生活を送っています。
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社会は平等だろうか?
いきなりだが質問する。
この世の中に平等なんて存在するのか。
否、平等なんてものは存在しない。
そもそもの話、そんなものがあるなら貧富の差は何もない筈だし、いじめや戦争もないのである。
もっと言うのであれば、人間は生まれた時点で才能やセンスは決まっている。
しかし、それはスタート地点の違いに過ぎない。
人間はいくらでも変わり、進むことが出来る。
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春の心地よい風が頬を撫で、青空を見上げると鳥が飛んでいるのが見える。
桜が散っていつもの街が絵になったかのように思える。
筈なのだが・・・・
「ちょっと、君!」
通勤通学の時間帯のバス内に甲高い女性の声が響き、乗客が声のした方向へ顔を向ける。
「なんだいレディー?」
そんな女性の声に返答したのは俺と同じ制服を着た金髪の男子だった。
俺と同じ制服ということは『高度育成高等学校』の生徒だろう。
「そこは優先席だからおばあちゃんに譲ってほしいんだけど?」
OLはおばあちゃんに気遣って金髪に向かって注意する。
「何故この私が席を譲らないといけないのかな?」
そんなおよその常識を持つ人には理解し難い返答を寄越す金髪。
「いいかい?レディー、確かにこの席は優先席だが、優先というだけで私が今、この老婆に席を譲らないといけないという法律はないのだよ」
とてつもない屁理屈を言う金髪だが、筋は通っている。
この状況が続くと思われたが、勇気ある一言がこの状況を変えた。
「私はこのお姉さんの言う通りだと思うな」
そんなことを言ったのはまたもや俺と同じ制服を着た茶髪ショート美少女だった。
その後、その女子の行動によってサラリーマンが席を譲ってくれたのでこの騒動は収まった。
この二人の他にも同じ制服の生徒が二人いたが、席を譲る気はなかったらしい。
朝っぱらから憂鬱なんだが・・・・・はぁ・・・・・・
そんなこんなで目的地『高度育成高等学校』に着いた。