Lostbelt No◼︎:混沌煉獄死都リバティー・ロスサントス   作:ヤギ魚

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アカメが斬る!零のアニメ化っていつなんだろう・・・

お久しぶりです。とりあえずネタが浮かんだので短編を投稿してみましたです。はい。
因みになぜこんなものを書いたかというと、クリプター会議でオフェリアさんとペペさんが市民化して、それぞれアサルト・ショットガン(GTA4:TLAD)とロケランを撃ちまくって暴れまくってミッション失敗になる夢を見て思いつきました。

※リバティシティとロスサントスは隣街という設定です。


Worst Place in America

空からの侵略者によって全て漂白された大地を唯々進んでいた私は『残留物』と呼ばれる白紙化されたが残った一部である。その残留物である建物の一つで私は休みを取っていた。

 

アメリカ、ネバダ州南部―――

エリア51と呼ばれる空軍基地こそが私の目指す旅の終着点である。

この地球において白紙化していないエリアでもある。

 

生存者たちの集落を出発してからどれ程の日がたったのだろうか―――

生命線である食料と水はまだ大丈夫だがそれもいつ尽きるか分からない。故に旅をしながらもそれらを探し出して補給しなければならない。

 

長い旅になるだろう。明日からはまた保障のない旅になる。

もしかしたら旅の途中で食料が底を尽きて目的の場所まで辿り着けずに野垂れ死ぬかもしれない。

それを防ぐためにもほんの僅かでも食料を探しているが、ここでも見つける事は出来なかった。

 

やはり目的地を目指しつつも、どこか少しだけでも寄り道して食料を探すべきだろうか―――

そう考えた時にエリア51以外で白紙化していない場所がこのアメリカに二つあった事を思い出す。

 

しかもどちらも大都市である。

食料を大量に確保できるかもしれない。

 

 

 

・・・そう考えた私であったがその考えを取り払うべく頭を横に振った。

 

 

 

いや駄目だ。あの二つの都市は危険すぎる。

食料を得るためだけに向かうにはあまりにもリスクが大きすぎる。

 

確かに今の地球では白紙化もしていないし食料も大量にあるだろう。

電気・水道・インターネット・自動車その他のインフラも全て充実しているし建物も無事という事は分かっている。そのうえ生存者も大勢いるだろう。

 

そう、あの二大都市には大勢の住人が暮らしている。

だからこそ危険すぎるのだ。

 

空から伸びきた無数の『樹』も当然、あの二大都市に住む住民達に対しても虐殺を行おうとしたが出来なかったのだ―――

結果を簡潔に述べるなら住民達の抵抗により失敗したのだ。空からの侵略者はあの街に暮らす住民達を甘く見すぎていた。

 

改めて思うと本当に恐ろしい街である事が分かる。

あの二大都市に行くくらいならばこのまま目的地まで旅を続けた方が無難であると考えた私は記録を残した。

 

 

 

もしこの記録を読んでいる人間がいるのなら伝えておく。

白紙化していない場所は私が知る限りではエリア51以外にも存在する。

そこはアメリカの二大都市である。

 

一つは□□□□□□□□

もう一つは□□□□□□

 

食料は当然としてあらゆるインフラ設備も整っており、多くの生存者たちが存在している。

もしどうしても食料などに困っているのなら向かうと良い。

 

だが、忠告をしておこう。

あの二大都市に向かうのであれば命の保証は出来ないし、その責任を取る事も出来ない。

どうしても行きたい人間は覚悟を決めてから向かうと良いだろう。

 

 

君たちの健闘を祈る。

 

 

 

デイヴィット・ブルーブック 記す。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「異聞帯の書き換えは無事終了、まず第一段階の終了を祝おう―――と言いたい所ではあるが問題が発生した」

 

漂白された地球でそれぞれ自身の異聞帯の心臓部である空想樹を育てていたクリプター達。

お互いに空想樹の進捗を報告する会議にてリーダーであるキリシュタリアはそう告げる。

 

「我々が作り上げた7つの異聞帯の他に新たに8番目の異聞帯が誕生した」

 

「「「!?」」」

 

キリシュタリアの言葉に6人のクリプター達は驚愕する。

 

「それは本当なのですか?キリシュタリア様」

 

「私の言った事は事実だオフェリア。そしてこの謎の異聞帯ついては異星の神は一切関与していないようだ」

 

「おいおい、そんなのありかよ」

 

それぞれ独自の反応を見せる。

クリプターとは各々が受け持つ異聞帯を成長・拡大させて、互いに衝突させる形で対決する関係。より強力な人理を築き上げた異聞帯は他の異聞帯を養分として最後に残った1つが汎人類史に代わる新しい歴史を作り上げる事が出来る。そんな自分達を差し置いて本来あり得ないはずの異聞帯が誕生したのだから・・・

 

「それでキリシュタリア。その異聞帯について何かわからないのか?」

 

「すまないが私にも分からない。ただ一つだけ分かっているのは、この異聞帯が発生した場所はアメリカである事。そしてこの件については数日前に使者である三体のサーヴァントがその異聞帯の調査に向かった。そして今日、その一人から帰還したとの報告が入った為に全員をこの場に呼んだのだ」

 

そうしている間に何者かの靴音が聞こえてきた。その音は徐々に近づいており、この会議室に向かってきていることを全員が察した。

しかし音が近づくにつれて、その足音はどこかぎこちなさを感じさせるものであったが、それでもクリプター達はその場から動く事はせず、その足音の人物を待つことにした。

 

「戻ってきたか」

 

そして会議室に向かってきていた人物は深い藍色の法衣を身に纏った男であり、顔がまだ影によって殆ど見えていなかったが、その人物が異星の神の使徒の1人であるグリゴリー・ラスプーチン神父であることが全員に分かった。

 

そして彼は会議室に現れたのであった―――が

神父はいつも通り不敵な笑みを浮かべていたが、彼の姿があまりにも異常であった。

 

何故なら・・・

 

 

「はぁ…はぁ…ま、待たせてしまって申し訳ない・・・今から大事な報告をする」

 

 

顔や腕や胴体に大量の包帯を巻きつけているものの傷が深いのか包帯には血が滲み出て、息も絶え絶えで法衣も所々ボロボロで今にも倒れそうな状態だったのだから・・・

 

 

「「「「・・・・・・・」」」」

 

 

流石のクリプター達も神父のあまりにも悲惨な姿にを見てこれには絶句した。傷だらけで満身創痍の彼にかける言葉が見つからなかったのだ。そんな中、彼の痛ましい姿を憐れに思った北欧異聞帯を担当しているオフェリアが誰もが言い出せない中でラスプーチンに声をかける。

 

「あの、もしよろしければ私の椅子に座ってください」

 

「・・・良いのかね?」

 

「はい、立ったまま話すの辛いでしょうし、それにこのホログラムも別に座った状態でなければ使えないというわけでもありません。宜しいでしょうかキリシュタリア様」

 

「・・・そうだな、カイニス。すまないが救急セットを取りに行き彼の包帯を新しく取り替えてほしい」

「お、おう」

 

オフェリア達の優しさにラスプーチンは自身の表情が彼等に見えないように顔に手を当てて一筋の涙を流した。

そして、ラスプーチンだけでなく元の肉体の持ち主である言峰の人格もキリシュタリア達に心の中で感謝を述べた。もしこの場に元の人格である言峰を知っている者がいるのであれば涙を流す彼にさぞ驚く事であろう。

 

 

 

 

 

閑話休題

 

 

 

 

 

「さて、では出来る限り手短に報告するとしよう。私も早くベッドで横になりたいのでね」

 

救急セットを持ってきたカイニスに応急手当されながらオフェリアの席に座りつつ、ラスプーチン神父は報告を始めようとした。普段の不敵な笑みを浮かべた表情とは違い今まで見た事がないような真剣な表情であった為、その場の空気も重くなった。

そして彼の口から出た「私も」という言い方に全員が疑問に思っていたが今は彼の報告が先であると判断して意識の隅に追いやった。

 

「まず一つ目だが、謎の異聞帯を調査した後に私達は異星の神に報告。そして議論の末に結論を出した―――全クリプター及び異聞帯のサーヴァント達はあの異聞帯への干渉を全面的に禁止とする」

 

「・・・それは何故だ?」

 

「簡単な話だとも―――危険すぎるからだ。現にこの私もこの有り様だ。この場にいないコヤンスカヤ達も私と同じぐらい重症になってる」

 

自虐的な笑みを浮かべながらラスプーチンは語りつつも彼の普段の死んだ魚のような目が更に濁っているように感じた。そして、この場にいるクリプター達はようやく先ほどの疑問に納得すると同時に二人のアルターエゴに同情した。コヤンスカヤを嫌悪している芥ヒナコですらも今この場にいない彼女の身をほんの少しばかり心配した。

 

「二つ目だが異聞帯の内部について語りたいが言葉で説明するのは難しい為、内部を映像に記録しておいた」

 

「その映像をこの場で見せてもらってもいいか」

 

「構わないとも。その為の機材も用意してある」

 

そう言ってラスプーチンは機材を用意して映像を映す用意をした。

 

「では始めるぞ」

 

そう言って映像が流れ始める。

 

人々が建設した巨大な高層ビル群―――

格差社会を現すかのような高級住宅街やスラム街―――

ファーストフード店、ガソリンスタンド、洋服店等のあらゆる店舗―――

コンクリートで整備された道路に夜を照らす街灯に信号機―――

移民や自国民等の多種多様な人種―――

 

映し出された光景はまさしくアメリカの大都市であった。

 

空から大量のメテオが降り注ぎ、挙動不審な動きをしながら光速で走り回る車、あらゆる重火器で重武装した住民達が人や建物や車体に所構わず撃ち続けてるという狂気に満ち溢れた光景であることを除けば―――

 

「ンンンン―――、いけません、いけませんねぇ!?地獄のような有り様、そして暴力的な狂気!そして私達は今非常に不味い事態です!ええ間違いなく最悪です!!!!」

 

「うるさいですわね!!貴方も無駄口たたいてる暇があるなら少しでも多くあのイカれた市民達を攻撃したらどうです!!」

 

「この元の肉体の持ち主ならば他者や己の嘆きや破滅に愉悦を感じるのだろうが、生憎何度も殺されては流石に愉悦など感じてる場合ではないな!」

 

そして内部を調査している使徒達も例外に漏れず市民からの攻撃を受けていた。

三人に一切の余裕は無く、異星の神からの指令である内部調査を見事に果たし、この混沌とした世紀末のような異聞帯から何としてでも帰還するという意志を抱きながらもコヤンスカヤはAK47で銃撃を行い。ラスプーチンは黒鍵を投擲、リンボは銃弾が当たらないように身を屈めながら呪符で市民に応戦していた。

 

そんな彼等の所に一人の小太りの警官がバットを片手に持ちながら全速力で向かってきていた。

 

「そんなもので我々を倒そうと向かってくるか」

 

「そんな警官さっさと始末してあのヘリ何とかしてくださいません!というよりあのヘリ何なんですか!乗っている人間をどれだけ殺しても無限に湧いてくるんですけど!!」

 

警官はラスプーチン神父に狙いを定めて大きく振りかぶり、金属バットを側頭部に叩きつけようとフルスイングする。もしこれがただの人間であればひとたまりもないであろう。

しかし、ラスプーチンは避けようともせず元の体の持ち主の鍛え抜かれた鋼の肉体を頼りに右腕でバットを防ぎつつ左手にある黒鍵を構える。

 

「バット一つで正面から不意もうたずに疑似サーヴァントである私に戦いをしかけるとは、勇敢な警官だな。だが愚か者だ」

 

言い終えると同時に黒鍵の握られた左腕は警官の心臓のある胸部に向けて放たれる。

この街の住民は確かに狂っている。しかし、ただの人間だ―――

そう考えたラスプーチンはそのまま串刺しにしようとする―――が

警官の手にはいつの間にかバットが無くなっており、レールガンが握られその照準は3人に向けられていた。

そう、この警官はバットだけで襲い掛かった訳でなかった。ただ相手の油断を誘い近づく為にバットを持って走ってきただけだったのだ。防御も回避も確実に間に合わない距離からこのレールガンを放つために―――

 

「―――あっ」

 

それは誰が呟いたのだろうか・・・

それとも3人全員が呟いたのだろうか・・・

そしてその呟きは煙草の煙のように舞いながら離散する。一つだけ分かる事はレールガンが放たれたと同時に3人と警官は爆発に飲み込れその命が尽きた事だった。

 

 

 

 

 

Wasted

 

 

 

 

 

「さて、ここまでで何か質問はあるかね」

 

「「「・・・・・・」」」

 

映像を見た彼らは何から突っ込めば良いのか分からず黙っていたがデイビットが質問をした。

 

「二つ聞きたい、先程の映像でお前は”何度も殺された”と言っていたが、何故生きている」

 

「それについては私にも分からないとしか答えようがない。ただ一つだけ言えることは、あの異聞帯ではどれだけ死んだとしても必ず転生するという事だ。その場で復活するのではなく何故か離れた病院近くでだがね。場所が悪ければ生き返った瞬間に背後にいた市民に殺されては蘇りを何度も繰り返す事になる」

 

「・・・そうか、では二つ目だが、何故サーヴァントがあの異聞帯への干渉してはならない」

 

 

「―――それはだな」

 

 

ラスプーチンの説明にクリプター達は正直に言ってドン引きしていた。

 

 

「最後の報告だがこれは君たちとっても、そして我々にとっても朗報だ。あの異聞帯にある空想樹は深く根付いていない上に領域を拡張する事はない事が判明した。つまり君達はあの異聞帯には干渉せず今まで通りに行動する事に専念すると良い。さて、それでは私はそろそろ失礼させて貰うとしよう」

 

そう言ってラスプーチンは彼らに背を向けて退出しようとする。

 

「あの、さっきから気になっていたのですが・・・その背中に背負っているRPGは一体・・・」

 

「これはあの街にいた時にブルーシー・キボッツという男に出会い、調査の間に世話になった時に貰ったものだ。”持っていれば必ず役に立つ時がくる”っと言われて渡された」

 

彼がブルーシーという男から貰ったRPGはロシアの異聞帯が消滅した後にカルデアに捕らえられたカドックを奪還する際に役立つ事になるとは、この時のラスプーチン神父には思いもよらなかった。

 

「では失礼する」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラスプーチンが退出した後の会議室は長い沈黙が支配していた。

理由は先程のデイビットの問いである”サーヴァントがあの異聞帯へ干渉してはならない理由”にあった。

そしてその理由が彼ら全員の頭を悩ませていた。

 

「確かにサーヴァントが干渉する事は危険だな」

 

「ええ、アタシもそう思うわ。彼の言う通りあの異聞帯は放置したままにしましょう」

 

「それには賛成だよペペ、それにしても厄介どころじゃないな。あの街でもし宝具を使った場合、"そのままあの住民達が誰でもその宝具を使用する事が出来る”なんてな」

 

「それだけじゃない、あの街にいると多かれ少なかれ何らかの影響を受ける可能性があり、サーヴァントや私達が市民化して暴走する危険性もあるわ。それが例え神であろうとも・・・」

 

「更に付け加えるなら”パルプンテ”なるあの異聞帯における独自の法則も危険だぜ」

 

「デイビットにも意見を聞きたいわ。アナタ、住民が宝具を使用出来る事についてどう思う?」

 

「・・・あの街の住民達は魔術師でも何でもない。紛れもなくただの一般人だ。おそらくあの異聞帯となったあの街自体に魔術的な何かが、もしくは空想樹そのものが原因だろう。そして、俺の推測が正しければあの巨大な街は間違いなく”リバティシティ”と”ロスサントス”だ。すまないが俺もここまでしか分からない、元々あの街の人間は全て狂っているからな」

 

「リバティシティ、そしてロスサントス―――重火器と破壊を好む狂人達が暮らす街でありアメリカ史上最悪の二大都市。魔術師の世界でも有名な巨大都市が異聞帯として現れる・・・か」

 

厄介どころでなかった。元から狂気に満ちた街が異聞帯と化した事で更に危険性が跳ね上がったのである。

下手な干渉は更なる暴走を招き、それこそ取り返しのつかない事になるのは明白であった。

結局、何も手を打つことが出来ずに異星の神とアルターエゴ達の言う通り、このまま放置して自然消滅する事を祈るしかなかった。

 

 

「あれのどこが『あり得たかもしれない人類史』なんだよ・・・」

 

 

ベリルの言葉に全員が頭を抱えたのであった

 

 

 

 

 

 

 

 異聞深度_◼︎ BC.◼︎◼︎◼︎◼︎

 

  Lostbelt No.0:混沌煉獄都市リバティ・ロスサントス

 

 

『混沌と破壊の狂人達』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




多分続かないです。もし続いたらカルデアsideになるかな

Q 異聞帯が誕生した時期は?
A ブルーブックさんが食料探しに二大都市に行くことを躊躇う回想の17日後ぐらいに誕生しました。その為ブルーブックさんは二大都市が異聞帯化した事は知りません。

Q何故サーヴァントにダメージ与えられるの?
Aこの異聞帯に入った者はどんな存在であれこの異聞帯の法則に強制的に従わなければなりません(例:パルプンテのオワタ式が発動したら強制的に体力1とか)そして、市民達に出来ぬことは無い!


用語集

・カオスヘリ

GTAカオスモードでお馴染みのヘリコプター
常に主人公を追い掛け回し命を狙い続ける空飛ぶストーカー
着陸すると搭乗してる市民が次々降りてくる上に無から市民を生成してる為、どれだけ始末しても無限に湧き出てくるのでヘリを破壊する必要がある。
搭乗者はオマケでヘリコプターが本体である。

・バット警官

全員が重火器を持って暴れてるのに一人だけバットを持って突撃してくる姿で視聴者の腹筋を崩壊させた警官。
多分予算削減で銃が支給されなかったので仕方なく家にあったバットを持ってきたのだろう。
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