やはり俺の青春にデジモンが居て、俺がDATS隊員なのはまちがっているのか?(リメイク版)   作:ステルス兄貴

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4話

 

デジメンタルを使用しなければ進化できないアーマー進化‥‥

そのアーマー進化をカマクラは出来、アーマー体、ネフェルティモンに進化した。

しかし、アーマー進化に不可欠なデジメンタルがない。

カマクラがアーマー進化する際、この世界に始めてきた時、八幡が手にしていた赤い真珠の首飾り‥‥

これが、アーマー進化のカギとなっていることに間違いはない。

しかし、DATSが把握しているデジメンタルとカマクラが身に着けている赤い真珠の首飾りは似ても似つかない形状だった。

だが、八幡はまだ駆け出しのテイマー‥‥

この赤い真珠の首飾りとデジメンタルとの関係が分かるはずもなかった。

そして、カマクラ本人は、ネフェルティモンとなった時、飛行可能になったことで、これで、飛行タイプのデジモンとも戦えると言うことで、むしろ喜んでいた。

まぁ、八幡にしても飛行可能と言うことで、活動の幅を広げることが出来たのは、大きな収穫であった。

サバイバル生活に戻りながら、DATSの隊員を待つ、八幡は、ある日、ネフェルティモンの背中に乗り、海へとやってきた。

このファイル島はあの時、コロモンが言ったように島であり、周りは海に囲まれており、周囲に他の島や大陸は見当たらなかった。

流石に地図もなしに海を渡るのはあまりにも無謀だ。

海を渡っている間、ネフェルティモンの体力が尽きたら、進化は解除され、海に落ちて、デジモンならぬ土左衛門になってしまう。

カマクラもそれは理解しているためか、このまま海を飛んで越えようとは言わなかった。

そして、海岸に来た時、海岸に7個の電話ボックスを見つけた。

 

「公衆電話!?なんでこんなところに‥‥」

 

八幡の世界では携帯の普及により、今では街中から姿を消しつつある公衆電話‥‥

それがどういうわけか、デジタルワールドの海岸に存在している。

しかし、八幡に現金の持ち合わせもテレホンカードも持っていなかった。

そもそも、デジタルワールドから外部に連絡をするにはDATSの隊員が所持している特殊な通信機器でなければ、通信が出来ない。

デジヴァイスだけでは、DATSの司令部とコンタクトをとることは不可能だった。

きっと、あの公衆電話も電話をかけたところで外部とコンタクトをとることは出来ないだろうと思う八幡だった。

その時、突然ファイル島の森の中から七つの光の柱の様なモノが空の彼方へと向かって行くのが見えた。

 

「な、なんだ?」

 

「流れ星じゃないな‥‥」

 

「何かが飛んで行ったように見えたが‥‥」

 

森の中から突如上がった七つの光‥‥

カマクラには何かが空の彼方へと飛んで行ったように見えた。

しかし、それはデジモンには見えず、あまりにも小さいモノだったので、その正体はわからなかった。

それからすぐに今度は、空から七つの光が降ってきた。

 

「何かが飛んで墜落したのか?」

 

これまで、このファイル島でサバイバル生活をしていて、このような現象は始めて見た現象だった。

八幡が海で七つの光が空へ向かって飛び、それからすぐに空から七つの光が墜落していく現象を見たその現場では‥‥

 

「太一‥‥太一‥‥」

 

コロモンがゴーグルを額にかけた少年に声をかけていた。

その少年は、気を失っていたのだが、コロモンの声によって目を覚ます。

 

「ん‥‥うわぁぁぁぁぁぁぁー!!」

 

少年はコロモンの姿を見て思わず声を上げ、飛び起き、後退る。

 

「な、なんだ?コイツっ!?」

 

「太一気が付いた!?よかった、よかった!!」

 

「喋っている‥‥俺の名前を知っている‥‥」

 

「よかった、よかった、太一、よかった」

 

コロモンは太一と呼ぶ少年に飛びつく。

 

「な、なんだ?お前!?」

 

「ボク、コロモン。太一、待っていた」

 

「コロモン?‥‥俺を‥‥待っていた?」

 

「うん」

 

「それは一体どういうことなんだ?大体、俺の名前をどうして知っている?」

 

太一がコロモンに事情を聞いていると、

 

「太一さん」

 

「おう、光子郎」

 

そこへ、オレンジ色のシャツを着たもう一人の少年が太一に声をかける。

 

「よかった、僕、一人ぼっちになったかと思って‥‥」

 

もう一人の少年、光子郎は、太一と会えて安堵した様子。

そんな彼の足元には、

 

「なに言うてはります?うちがついているやないか」

 

関西弁で喋る餅のようなデジモン、モチモンが声をかける。

 

「光子郎、そいつは‥‥」

 

光子郎も人語を喋る変な生き物を連れていることに驚く太一。

 

「うち、モチモン言います。よろしゅう」

 

モチモンは太一に自己紹介をする。

 

「ここで気づいたら、ずっとついてくるんですよ‥‥僕にも何が何だか‥‥」

 

光子郎は訳のわからない生物につき纏われて困惑している様子。

 

「ここ?ここって‥‥」

 

太一があたりを見渡す。

実は彼らは通っている小学校で行われている夏休みのサマーキャンプに参加していた。

山のキャンプ場に着いたら、夏なのに雪が降り、オーロラが空に現れると、ポケベルの様な機械が空から降ってきた、それを拾ったと思ったら、今度は山なのに、津波が襲い掛かり、気づいたら此処にいた。

 

「ここはファイル島ですわ」

 

「そうそう、ファイル島」

 

「彼らは、そう言っていますけど‥‥」

 

「うーん‥‥確かめて見なきゃな」

 

太一は木に登り、辺りを見渡す。

しかし、周囲の光景は、キャンプで来た山と全然違う光景だった。

すると、空から一匹の赤いクワガタが襲い掛かってきた。

 

「こっちや!!」

 

モチモンが太一と光子郎を案内し、二人は赤いクワガタ、クワガーモンから逃げる。

そして、モチモンはホログラムで出来た木へと案内する。

 

「ここは‥‥見せかけの木なんだ‥‥」

 

ホログラムで出来た木を見て光子郎は呟く。

 

「ん?おい、見てみろ、光子郎」

 

「えっ?」

 

太一は、光子郎に声をかける。

 

「ここ、誰かが住んでいる様な跡がある」

 

「ほ、ほんとだ‥‥僕たち以外にも誰かが居るんでしょうか?」

 

ホログラムで出来た木の床には落ち葉が敷き詰められ、まるで寝床の様になっていた。

それに木で出来た器の様なモノもある。

そう、ここは八幡とカマクラがベースにしていた寝床だった。

 

太一たちの姿を見失ったクワガーモンはどこかへと飛び去った。

 

「もう、大丈夫よ」

 

すると、外から女の子の声がした。

太一と光子郎が外に出てみると、そこには青い帽子をかぶった少女が居た。

 

「空」

 

「危なかったね」

 

「なあに大したことじゃないさ。あれ?」

 

太一は空の足元に居るピンクの球根みたいな生物に気づく。

 

「クワガーモンの音、遠くに行ったよ。空」

 

「うん、ありがとう。ピョコモン」

 

「ピョコモンって‥‥」

 

「植物だけど‥‥これも‥‥」

 

太一と光士郎はピョコモンを見た後、コロモンとモチモンを見る。

 

「仲間?」

 

すると、今度は豚の貯金箱のような生物がやってくる。

 

「これもそうなの?」

 

「こっちだよー!!タケルー!!」

 

豚の貯金箱のようなデジモン、トコモンは誰かに声をかける。

すると、

 

「トコモーン!!」

 

「タケル」

 

太一たちよりも年下の少年と、毛と角が生えた饅頭の様なデジモン、ツノモンを手に持った少年がやってきた。

 

「ヤマト‥おまえも‥‥」

 

「太一、みんな居たのか‥‥」

 

「い、いや、お前の持っているソレ‥‥」

 

「ん?ああ、コイツは‥‥」

 

「ボク、ツノモンです」

 

ツノモンが太一に自己紹介をすると、

 

「ぎゃぁぁぁぁー!!」

 

森の奥から眼鏡をかけた少年が悲鳴を上げて走ってきた。

 

「丈‥‥」

 

「みんなー!!助けてくれ!!」

 

眼鏡の少年、丈の後ろからは足のない小さな怪獣の様なデジモン、プカモンが追いかけてきた。

 

「変な奴に追われて‥‥」

 

「変な奴じゃないよ。プカモンだよ」

 

プカモンは丈にべったりと抱き着く。

 

「うわぁぁぁー!!」

 

プカモンに抱き着かれた丈はまたもや悲鳴をあげる。

そして、太一たちの傍に居るコロモンたちの存在に気づく。

 

「な、なんだコイツ等!?一体‥‥?」

 

『ぼくたちデジタルモンスター!!』

 

コロモンたちは、八幡と出会った時の様に声をそろえて自分たちが何なのかを伝える。

 

「デジタルモンスター?」

 

太一が思わず聞き返す。

 

「ぼく、コロモン!」

 

「ツノモン‥‥です」

 

「ピョコモンだよ!」

 

「わて、モチモンでんがな」

 

「プカモンだよ。クワッ!」

 

「ぼく、トコモン!」

 

コロモンたちは太一たちに改めて自己紹介をする。

 

「俺は八神太一。お台場小学校の5年生だ! 同じ5年生の空!」

 

「武之内空よ」

 

「やっぱり同じ5年生のヤマト!」

 

「石田ヤマトだ」

 

「そっちは丈!」

 

「城戸丈、6年だ」

 

「4年の光子郎!」

 

「泉光子郎です」

 

太一たちもコロモンたちに自己紹介をする。

 

「えーっと、それから‥‥」

 

太一の目線がタケルのところで留まった。

どうやら、タケル以外のメンバーとは知り合いの様だが、タケルとは今回が初対面の様だ。

 

「タケル。高石タケル。小学校2年生だよ!」

 

「ああ、これで全員だっけ?」

 

太一はぐるりと周りを見渡した。

 

「待って、確かもう一人‥‥」

 

空は何か思い当たることがあるようだ。

 

「ミミさんが、太刀川ミミさんがいません」

 

光子郎がハッとして、今此処にいるメンバー以外、もう一人のメンバーがいないことに気づく。

 

「そうだ、4年生のミミくんだ! 僕はあの子に‥‥」

 

「きゃぁぁぁぁぁー!!」

 

丈が何か言いかけた途端に、女の子の悲鳴が聞こえてきた。

 

太一たちは悲鳴が聞こえた方へと向かう。

 

「ミミちゃん!」

 

「ミミさん!」

 

森の中からピンクのテンガロンハットを被った女の子と植物のような姿のデジモン、タネモンがクワガーモンに追いかけられていた。

 

「大丈夫?」

 

「タネモン‥‥」

 

「しっかりして!」

 

空がミミの肩を掴んで励ます。

 

「また来るぞ!!」

 

クワガーモンは旋回して、太一たちに狙いを定める。

太一たちはクワガーモンから逃れるために森の中を走る。

 

「伏せろ!!」

 

ヤマトが叫びに、とっさにみんなはひれ伏す。

その間にクワガーモンは頭上を通り過ぎた。

 

「なんなんだよ、これは‥‥うわ!」

 

丈の近くにクワガーモンのシザーアームズで切られた木の枝が落ちた。

 

「一体ここはどういうところなんだー!?」

 

平穏な日常が一変し、訳の分からない場所、そして見たことのない生物に懐かれ、そして見たことのない別の生物に追いかけられ、踏んだり蹴ったりな状態‥‥

 

「くそー! あんな奴にやられてたまるか!」

 

「太一、無理よ!」

 

「そうだ、俺たちにはなんの武器も無いんだぞ!」

 

太一が戦おうと意気込むが、それを空とヤマトが止める。

 

「ここは逃げるしか……」

 

「くっ‥‥」

 

ヤマトの言う通り、武器もない状況下ではクワガーモンに勝てない。

光子郎の意見を聞き、太一たちは再び駆け出す。

しかし、森を抜けた先は崖。

このまま突き進んだら、下へ真っ逆さまだ。

 

「こっちは行き止まりだ! 別の道を探すんだ」

 

「べ、別の道って‥‥!?」

 

皆がどうしようかと思っていた次の瞬間、クワガーモンが後ろからすごい勢いで突進してきた。

先の方にいた太一もとっさに伏せていた。

 

「今のうちに!」

 

クワガーモンは少し遠くの上空にいた。

空のその声に、太一が立ち上がって走る。

しかし、早くも戻ってきたクワガーモンが再び太一に襲いかかろうとしていた。

 

「太一!!」

 

太一を飛び越え、コロモンがクワガーモンに泡を吹き出した。

だが、効いている様子はなく、コロモンはそのままクワガーモンのハサミが直撃し、地面へ落ちていった。

 

「コロモン!!」

 

クワガーモンは、今度は空たちに襲い掛かるが、ピョコモン、モチモン、タネモン、トコモン、ツノモン、プカモンたちが飛びあがってクワガーモンに泡を吹く。

パートナーデジモンたちは、クワガーモンの体当たりをくらって地面に落ちるが、クワガーモンも森の木に激突する。

ダメージを少しでも与えられたかと思っていたが、姿を現したクワガーモンは、ダメージを全くと言っていいほど受けていない。

太一たちは崖っぷちに追いやられた状況となった。

 




アンケートの期限は八幡が元の世界に戻る時までとします。

この結果次第で、展開も異なる予定です。
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