暗殺教室〜自分のスタンドは暗殺向きです〜   作:ナメクジとカタツムリは絶対認めない

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処女作です!生暖かい目で見守ってくださると嬉しいです!では、どうぞ!


遭遇の時間

「いらっしゃいませー」

午後9時頃、コンビニに無気力な少年の声が聞こえる。

彼の接客態度は、お世辞にも良いとは言えないものだった。

 

「あー……早く10時になんねーかなぁ〜ッ」

 

少年は無意識のうちに時計を見る。目の前に客が居るにも関わらず、そんなことをぼやく。

 

(10時になったら何かひとつこのコンビニの商品をタダで貰える…金欠気味の中学生的にはスゲー助かるぜ〜)

 

「あの〜…」 いつのまにかカウンターに立っていた客に呼びかけられる。

 

「っと…すいませんね」

 

急いで少年はカウンターに並べられた商品を手に取る。

(うおお…ッ!これは…ッ)

その商品は俗に言う「エロ本」であった。コンビニのバイトとは言え、少年は思春期の子供。まだ見ぬ秘境に動揺しそうになる。だが、今はバイト中。鋼のメンタルで乗り越えていく。

(こんなサングラスとマスク着けてよぉ〜そんなに身バレしたくないのかね?)

目の前の男を改めてよく見てみる。2メートル近くある身長。身をすっぽりと隠すコート。さらに、ハットまでかぶっている。

(…まっ、いいか!この客が帰ったらちょーど10時だ!さっさと帰ってもらうぜ!)

 

「身分証明のため、画面にタッチをお願いします」

 

画面に表示される[18歳以上ですか?]という文字。その文字に一瞬の迷いもなく伸ばされる男の手。そしてーーーー

 

 

 

『黄色のナニか』が、画面をプニョンと押した。

 

「……………はあ?」

 

少年は一瞬にして困惑する。

(なっ…んだ今の⁉︎一体何だ、こいつは?いや、そもそもこいつは人間なのか?なんかヤバそうだッ!ここは気付かないフリをしていよう…)

 

「ありがとうございます、千円お預かりします」

 

目の前の男は自分の求めていた物が手に入る興奮のあまり、少年が動揺している事に気づいていないようだ。少年は冷や汗をかきながらも内心安堵する。

 

(ベネ!一時はどうなる事かと思ったがよぉ〜これでなんの問題も無くこの『トラブル』を切り抜けられるぜ!)

少年は落ち着いてレジスターからお釣りを取り出していく。

 

「360円のお釣りです。」

 

 

と、『黄色のナニか』に手を添えてお釣りを渡す。

 

 

「あ」 「あ」

 

瞬間、その場に静寂が訪れる。

 

(マズイマズイマズイ!なんつーマヌケな事してんだ俺はぁ⁉︎どうすりゃいい⁉︎この後どうすりゃ正解になるんだ⁉︎)

少年が汗を滝のように流していると、目の前の男が、

 

「お、お釣りはいりませーーーーーん‼︎」

 

と猛スピードで走り去っていった。……エロ本を大事そうに抱えたまま。

 

「……何だったんだありゃあ?」

 

少年は座り込みながら頭を落ち着かせる。それと同時に、

 

「鷹田くーん、もう帰っても……何してんの?」

 

店長が少年に疑問をぶつける。しかし、さっきまでの出来事が頭から離れない少年はおぼつかない足取りで、目当ての商品を貰って帰って行った。

 

 

 

 

 

その頃、ある学校では……………

「あのう……烏間先生………」 「………何だ」

「一般人に私の姿を見られた…って言ったらどうします?」

「はぁ⁉︎お前…本当に言っているのか⁉︎」

「にゅや!ち、違うんです!長年探し求めていた秘宝がようやく手に入ったのでつい気が緩んでしまったんですよ!」

「はぁ………もういい、こっちでその一般人を探す。特徴は何だ?」

「えっと………頭に編み込みがある赤い……………」

 

教室で二人の教師が話していた。一人は目つきの鋭い軍人のような雰囲気を持った男。そしてもう一人は、エロ本を大事そうに抱えた黄色いタコのような生物だった。




ありがとうございました!
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