暗殺教室〜自分のスタンドは暗殺向きです〜 作:ナメクジとカタツムリは絶対認めない
モウシワケナイ。
オレ、アマゾン。(大嘘)
…本当に申し訳無いです。いろいろあって執筆に時間が割けませんでした。
やっほー。銃悟だよー。昨日の天気とは一変して満点の青空な今日。俺は教室に一足先に到着していた。…ん?なんでかって?それはね、律に頼まれたんだよ。今日の朝。
[銃悟さん!私、試したい事があるんです!なので、今日は早めに登校してください!]
「アッハイ」
……あっという間だったぜ。俺に有無を言わせずに言うだけ言って俺のスマホから居なくなりやがった。…まあ行くしか無いよなって事で、早めに登校したのだが………
[じゃあ、ちょっと私の目の前に立ってもらって…。はい!その位置です!じゃあ、行きますね!]
「待って待って待って!?行かないで!?何で俺の目の前で電気がバチバチ鳴ってる機械を頭に押し付けようとしてるのか説明して!?」
急に本体の電源が付いたと思ったらコレだよ!?唐突過ぎて何がなんだか分かる訳無いッ!こ、これはかなりヤバいッ!ヤバ過ぎるゥゥゥゥゥッ!!
[…大丈夫。『一瞬』です。目をパチリと閉じてまた開くだけでいいんですよ?…さあ、安心して身を委ねて……そうしたら、計算上、私の中に脳だけが……]
ぐおおおおああッ!?なんかヤバい事言ってる!?『一瞬』だとぉ〜ッ!?『一瞬』で俺が終わるわこのタコッ!
[ちょこっとずつで良いんです…。『ジェンガ崩し』みたいに…。『身体』の方は…。今は……『脳』だけでも…]
「うおおおおああああッ!?」
「何してんのよ、アンタ達は」
俺の叫び声が響いた時、一人の女性の声が聞こえる。その人物とはーーーー
「イ……イリーナ先生……」
「ええ、『イリーナ』先生よ。決して『ビッチ』なんかじゃあ無いわ……!」
何故か拳を震わせながら歯を食いしばっている、E組英語担当教師、金髪外国人の『イリーナ・イェラビッチ』がそこにいた。
しかし、ナイスだイリーナ先生!さあ!可愛い生徒がピンチだよッ!?ヘルプかもーん!!!
「イ、イリーナ先生ッ!助けて下さいッ!」
「嫌よ、面倒くさい」
「オイコラクソビッチィイィィィイッ!!」
テンメェェェェェェェ!本気で覚えとけよォォォォッ!
[ねぇねぇ、何でそんなに嫌がるんですか?大丈夫です。ちょっと意識は無くなるかも知れませんが、起きたらそこには私が居ますから!…外部とは私が許可しないと通信出来ませんが、まあ良いでしょう!]
「良くねぇーよッ!?何考えてんだオメェーーーッ!?」
余りにもの暴論につい反論してしまう。すると律の瞳からハイライトが消えた。…あ。
[何で…?何で?何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何でッ!?何で私を拒絶するんですかっ!!私を一人にしないで下さいよッ!私はもう貴方が居ないとダメなんです!……責任とって。とってとってとってとってトッテトッテトッテトッテトッテトッテーーーーーーーッ!!!!]
オーマイゴット…マジにヘヴィな状況だぜ。…これ、終わりが見えないぞ。大丈夫なのか?ちくしょう、どうするか……
俺がそう悩んでいると、イリーナ先生がため息を吐いた。
「はぁ…全くしょうがないガキ共ね、…律。ちょっと聞きなさい」
[うるさいッ!邪魔すると言うならーーーー]
「このままだとアンタ、銃悟に嫌われるわよ?」
[ーーーッ!!???]
…あ、放電が止んだ。つーか、何話してんだ?小さい声だからよぉ〜ッ、ハッキリ言えや。気になるじゃん。
[そ…、それはどういう………]
「いい?今この時、仮に強引な方法で銃悟を手に入れたとするわ。律は『幸せ』よね?なんせ欲しかった
[ーーーッ]
あ、おはよー千葉。え?何で縛られてんのかって?ハハッ、知らね(他人事)。
[…わ、私無しでは居られないようにすればーーー]
「NO.そんなんじゃあダメ。それで銃悟が言いなりになったとしても、心の中ではどうやってこの女を出し抜けるか、って考えてるのよ」
おっす神崎ー。え?コレ?…さあ?あっちょっ待って!顔近づけないで!俺今身動きできないッ!うわうわうわシャンプーのいい香りがするよ何でこんな女の子は良い匂いがす
[ど、どうすればいいのでしょうか…教えて下さい、ビッチ先生!]
「ビッチ言うな!!…こほん、つまりね?できる女って言うのは、駆け引きが上手いって事なのよ」
[駆け、引きーーー]
神崎?神崎?くっつくよ?くっつくよ?どこがとは言わんがもうくっついちゃうよッ!?ち……千葉ァ!助けーーー駄目だあいつ全力で本読んでやがる!いつもなら5分に一ペラなのにッ!今日はペラペラペラペラ高速でめくってやがるッ!野郎絶対後でシメ
「押すだけじゃあダメよ。一歩引いて男を焦らすの。そして、男から言わせるのよ、『貴女が好きです』ってね」
[じ、銃悟さんが私を…えへへへぇ…]
ナァイス陽菜乃ッ!神崎を止めてくれたのはスゴク良いッ!最高だッ!…だけどね?思いっきり抱きついて来るのは分からない。いやもうそれは分からない。なんなら神崎より密着感が……待ってそれはヤバい『二つの膨らみ』はァァァッ
「後は…そうね、外堀を埋めるとかかしら?近所の人にご挨拶するとか、それこそ律、アンタ機械に詳しいんだから『SNS』なんかに銃悟と律の写真を撮って、投稿するとか…ね」
[お、おお……!その手がありました……!]
あーっあーっ!困りますお客様!あーっ!
「とにかく、今はまだ焦る事は無いわ。ゆっくり、確実に仕留めて行きなさい」
[ハイ!ありがとうございました、ビッチ先生!]
「ビッチ言うな!!」
あ…拘束が解かれた……。イヤ、今日はもう無理……。俺の身体に一日で、一か月分の疲労が現れたのだった。
時は過ぎ、放課後。ぞろぞろと教室を出て行く俺たち。そして、いつもの帰り道をモバイル律と話しながら帰る。
「結局よぉ〜、イリーナ先生と何話してたんだ?」
[えへへ〜、秘密です!]
秘密ねぇ…?ま、いいか。そう自分を納得させ、曲がり角を曲がる。…が、運が悪かったのか、向こうの角からも人が歩いてきた。
「うわっ!?すいませ…あれ?」
衝突しそうになり、慌てて相手に謝罪する。しかし、その場には、人の気配はもう無かった。
「…?」
[銃悟さん…?]
「………いや、なんでもない」
律が不思議そうに話しかける。しかし、俺にはその『違和感』がなんなのか分からなかった。
「アレが
遅い上に短い。
こんな事を見せつけられて、頭にこねぇ奴なんかいねぇ!
頑張る。