暗殺教室〜自分のスタンドは暗殺向きです〜   作:ナメクジとカタツムリは絶対認めない

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二話目です!どうぞ!


決断の時間

銃俉side

 

どうも!俺の名前は鷹田 銃俉《たかだ じゅうご》!突然だけど俺の目の前にはなんか防衛省のヤバそうな人と黄色いタコみたいな化け物がいるよ!な…何を言ってるのかわからねーと思うが(以下略)

………ふう、落ち着こう、なんでこんな状況になってるかだって?ああ…あれは三十分前のことだった…………

 

 

三十分前

「ああ〜!忘れてたぁ〜!」

朝7時、銃俉はベッドから飛び起きる。そして、机の上にある、紫色のリボルバー型の銃を手に取る。そうして流れるようにシリンダーに呼びかける。

「おお〜い!すまねぇ!『朝ご飯』の時間だぞォーーーッ!!」

一般人がこの場面を見ると間違いなく「こいつ、頭がイかれてやがる」と驚くだろう。しかし!銃俉の呼びかけたシリンダーの6つの銃倉から、

 

 

《グギャギャアァーッ!メシダァーーーーッ‼︎》

《ヨウヤクメシカヨォーーーッマチクタビレタゼェーッ》

《昨日ノ『晩ご飯』モ忘レテタシヨォーーーッシッカリシロヨォーーッ!》

《ウエエエエエン、モウジューゴハ俺タチノ事ヲ忘レタノカトオモッタヨオオーーッ》

《早クメシクレエエエエエエッ》

《ジャネートイザッテ時ニ『お仕事』シテヤンネェーカラナァーッ》

 

 

頭が銃弾のような形をしている、体長7センチ程度の小人が六体、勢いよく飛び出してきた。

 

「悪かったって、『ピストルズ』!今からやるからなぁ〜ッ!No5!俺がお前らのことを忘れる訳ないだろぉ〜?だから泣くなって〜ッ」

 

自分の数十倍は小さい小人たちに非難され、銃俉はタジタジになる。

急いで昨日のバイトの報酬で貰ったサラミを手に取る。そして、六枚のサラミを六体の小人たちに近づけていく。

 

「ほぉ〜らッ!俺が昨日汗水流して稼いだサラミだぞぉ〜ッ!よぉ〜くッ!味わって食べてくれよなぁ〜ッ!」

 

 

{アアギャアアアッウメェーーーーッ!}

 

小人たちの脅威の食欲によってあっという間にサラミがすべて無くなっていった。

 

{美味カッターーーーーーッ}

 

「おいおい、もうちょっと味わって《ジューゴ!『お昼寝』シテモイイカァーッ?》…お前らなぁ〜ッ、今起きたばっかだろーがッ!『生活リズム』は崩したらダメだろぉーッ?」

銃俉は小人たちに生活リズムの大切さを教えようとする。…が、

 

《イヤッタァーーーッ!『お昼寝』ダァーーーーッ!》

《エッ!?『お昼寝』ダトオオォォーーーッ!》

《野郎ドモォーーーッ!今カラ寝レルッテヨォーーーッ!》

 

小人たちは銃俉の話には耳を傾けず、一目散にシリンダーに戻っていった。

 

「あッ!おい!『ピストルズ』!話はまだ終わってねーんだぜ〜ッ!あっコラッ!戻るんじゃあないッ!」

銃俉は必死になって引き止めるが、心の底ではこうやって引き止めても無駄だとわかっているので、諦めて自分も『朝ご飯』を食べるために、朝食の準備をする。 机の上に、トーストとハムエッグを載せた皿を置く。

「いただきます…」

トーストに齧り付きながら銃俉は昨日の奇妙な出来事を振り返る。

 

(なんだったんだ〜あの怪しいヤツは?タッチパネルを押す時や、お釣りを渡す時のヤツの手は、確かに『黄色いナニか』だった………どう言うことなんだ〜ッ?もしかしてヤツが月を七割ぶっ飛ばした張本人………てか?)

 

数週間前、突如月の七割が蒸発した。世界的なニュースとなったが、未だに原因らしい原因は見つかっていない。………それ以前に、この銃俉という少年、月が蒸発した事に、あまり興味を持っていない。ただ、楽しい生活が送れればいいだけだった。

 

(もしかしたら口封じのためにこの家まであのモンスターが………なーんて!ある訳ねーよな!来たとしても俺と『ピストルズ』が返り撃ちにしてやるぜ〜ッ)

銃俉はトーストを咥えたまま、その場で銃を撃つ真似をする。

 

「………何やってんだ俺」

 

冷静になり、自分のした行動に恥じらい、静かに朝食の片付けをしていく。すると、

 

ピンポーン!

 

銃俉の家のチャイムが鳴る。

 

「はいはーい!今出ますよぉ〜ッ!」

皿洗いを中断して、急いで玄関に行く。そして、躊躇なくドアを開ける。そこには、目つきの鋭い、落ち着いた雰囲気を持った青年がいた。

「はいー、何の用ですかねー?」

 

「朝早くからすまない。俺はこういう者だ」

 

目の前の青年から、名刺を渡される。そこには、

 

「『椚ヶ丘中学校教師 烏間 惟臣』…?」

と書かれてあった。

「そして私の名刺もどうぞ」

さらにその青年の横から素早く黄色いナニかが名刺を渡してきた。

 

「はあ………どうも…ん?」

その名刺には、

 

「『椚ヶ丘中学校 三年E組担任教師 殺せんせー』………??」

と、そう書かれていた。さらに、その横には黄色いタコのような生物が笑っている絵が描かれてあった。

 

「???中学校の先生方がなんで俺の家に来てうおおおおおお!?」

名刺から顔を上げて疑問の顔を浮かべる銃俉だったが、すぐに驚愕の顔に変わる。何故なら………

 

 

「ヌルフフフフフ。昨日振りですねぇ、『鷹田 銃俉』君?」

 

黄色いタコのような生物が立っていたからだった。

 

「………すまない、この怪物を昨日見たという情報が入ったんだ。………こいつ自身からな」

 

「……………………」

 

「とりあえず、中に入れて貰ってもいいか?」

 

「………ドウゾ………」

錆びたブリキ人形のように、銃俉は頷いた。

 

 

〜冒頭に戻る〜

銃俉side

………って言うわけなんだよ。突然過ぎて何が何だかわかんねーけどよぉ〜ッ、この烏間っていう人の話を聞けばこういうことらしい。

 

・この黄色いタコは月を七割蒸発させた張本人

・何故か椚ヶ丘中学校三年E組の担任をしている

・正体を知ってしまった俺は記憶を消されるか三年E組に編入してこのタコを『暗殺』しなければならない

 

………三番目の記憶を消されるってなんなんだ?コエーよぉ〜ッ、でもよぉ〜、『暗殺』って言ったってそれに見合った報酬がねーと「報酬は百億円だ!!」ッ!!??い…今こいつなんつった?ひ…ひ…

 

「『百億円』だとぉぉーーーッ!!!???」

オイオイオイオイオイ!冗談抜きで言ってんのかぁーッ?『百億』なんてあったら一生遊んで暮らせるじゃねーか!これはもう……………

 

「この話を聞いてどうするのかは君の自由だが…俺個人としてはこの暗殺に参加してほしくないと思っている」

 

………………多分この烏間って人は本気で俺の心配をしてくれている。………気になることがひとつ出来た。

 

 

烏間side

今俺の目の前にいる鷹田銃俉という少年は考えている。この歳頃で百億円という言葉に釣られていないこの冷静さ、暗殺者に欲しい……が、人ではないとは言え、『生物』を殺すんだ、まだ14歳の少年には…「なあ、ひとつ聞いていいか?」

「…?なんだ?」何かわからないことがあったのか?

そのまま目の前の少年は続ける。

「いや、烏間さんじゃあない、そこの殺せんせー…だっけ?アンタだ。アンタに『質問』がある」

 

…?なんだ?コイツに質問だと…?何を質問するんだ?

 

「はい、どうぞ?」

なんなんだこの少年は?目の前に未知の生命体がいるにもかかわらず冷静に、平然としている。この異常な空間に、なぜ『汗ひとつ』掻かないッ?

 

「ひとつだけの簡単な『質問』だ。その『質問』に迷いなく答えて欲しいんだ…」

「アンタは、『先生』か?それとも、ただの『化け物』か?」

………ッ

「その答えが知りたい。『納得』いく答えがな。」

……………

「……………私は『化け物』です。」

「しかし、みんなの『先生』です。私の『生徒』は、全員まとめて大切に育てます。」

………そうだったな、コイツはそんな奴だ。暗殺の時も、中間テストの時も、まず第一に生徒のことを考えていた。

 

「それが、アンタを殺そうとする『暗殺者』に仕上がるかもしれないぜ?」

「大いに結構!それが彼らの最終目標ですからねぇ〜。しかし!まだ先生も現役です。おそらく、鷹田君がE組に入っても無理だと思いますよ、ヌルフフフフフ!」

「…………………………」

コイツ………顔が緑のしましま模様になっている。………そうだったな、コイツは初対面の人にもこんなナメた態度をとる奴だった……!

 

「………いーよ、OKだ。入るよ、アンタのクラスに」

………確認は取らなくても大丈夫そうだな。すでに『覚悟』が出来ている眼をしている。

「わかった、俺から理事長に報告しておこう」

 

「ヌルフフフフフ、ようこそ、三年E組へ!」

 

「よろしく頼むぜ、『殺せんせー』!」

フゥ…とりあえずは、これで一安心か………「烏間先生!任せといて下さいよ!絶対俺が『暗殺』してやりますからよぉ〜ッ!」

 

「ああ、よろしく………ッ!?」

おい、待て、何故…何故まだ14歳の少年が…そのような………そのような………ッ!

 

「「なんで『拳銃』を持っている(んですかぁーーッ)!?」」

 

「安心しろよぉ〜ッ、俺の『スタンド』は『暗殺』向きだ!」

 

拳銃を構えた目の前の少年は、自信に満ちた声でそう言った。




銃俉の拳銃はイタリアに旅行に行った時に、ワキガのギャングから貰ってます。
ありがとうございました!
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