暗殺教室〜自分のスタンドは暗殺向きです〜 作:ナメクジとカタツムリは絶対認めない
おう、俺だ。銃俉だ。あの暗殺が終わった後、クラスのみんなに質問責めにされたぜ。いやー、ヤバかった。あまり人と喋らないタイプの人間にアレはキツかった。…まぁ、そんな事はあったけど、今ではクラスのみんなと馴染んできている…と思う。うん。
なんかクラスの片岡?って言う女子とも仲良くなった。「さっきの暗殺、かっこよかったよ…///」と言われた。………ちょっと待て。冷静に考えてみたら、
俺みんなの前でセックスとか言ってんじゃん!?
いやいや、片岡よ、おかしいだろ?公衆の面前でセックスなんて言う奴が『かっこよかった』だとぉ〜〜ッ!?…普通の人の感性とはちょっとズレてんじゃあねーのかぁ〜?…イ、E組の奴らは個性的な奴が多いんだなぁ〜ッ。しかもその後急に陽菜乃がほっぺ膨らませて右腕を握ってくるしよぉ〜。…すっげぇドキドキしたぜ!……その光景を見た速水が養豚場の豚を見る目で俺の左腕を音が聞こえるくらいに握りしめて来たけどな。メキメキって。…すっげぇドキドキしたぜ!(恐怖)
…まあその話は置いといて。
今、俺たちは修学旅行の班決めをしている。今までボッチだった俺が班に入れるのか心配だが…やるしかない。
俺が決意を固めていると、
「ジューくん!いっしょの班になろーよ!」
「鷹田君、私と同じ班にならない?」
「…鷹田。分かってるよね?」
「「「ん?」」」
ふぇぇ…僕もうダメだよぉ…
「…ジューくんはやっぱり一緒に居て楽な人がいいと思うんだ〜」
「私は学級委員として、転校して来て間もない鷹田君を助けてあげようとしてるだけなの。だからごめんね?」
「わ…私は別に一緒がいいって言うわけじゃないから。勘違いしないでよね」
あっははー、俺ってば人気者ー(白目)
…誰か助けてくんねえかなぁ〜っ?ホントに。
「鷹田は凄いモテるんだなー……木っ端微塵に消し飛べば良いのに」
…前原、お前だけには言われたくない。そしてキラーなクイーンはやめてくれ。俺が困っていると、視界に渚が見えた。…コイツだ。
「おーい!渚ー!同じ班になろーぜぇ〜ッ!」
俺は渚に声をかける。…おいおい、そんな『コイツ厄介事持って来やがって…』みたいな顔してんじゃねーよお〜〜ッ。
「い…良いけどさ…後ろ」
「え?」
渚があまりにも青い顔をして指摘するので、後ろを振り返る。すると、
「ジューくん?なんで逃げてるの?おかしくない?ねぇ?」
「鷹田君。ちょっと分かんないなー」
「マジありえない。…キモッ」
「ガハァッ!!」(吐血)
「銃俉君!?」
さ…三人で一斉に来られたら俺のメンタルはブッ壊れるに決まってんだろ…こ、コイツら、一対一だったら余裕で対応できるが、(出来ない)一対三はヤバいッ!堪らず、渚に助けを求めようとするが、
「カルマ君!同じ班なんない?」
「ん、オッケ〜」
渚ァァァァァァァァァァッ!!
この裏切り者がァァァァァッ!!
何自分には関係ないかのような顔してんだよォォォォッ!?お前絶対許さないからなッ!
《腹ククレーッジューゴォーッ》
黙らっしゃいッ!!…俺が困っている時に何呑気に観戦してんだよ!俺の『スタンド』なんだったら主人を助けるとかーーーーー
「ジューくん?」
「誰と一緒の班になるの?」
「………」(無言の威圧)
俺のそばに近寄るなあーーーッ!!
あの後、俺は陽菜乃と片岡の班になることになった。(二人は班が同じだったらしい)………ん?速水?は、は…や…み…?
「銃俉!?お前どうした!?凄い汗だぜ!?」
…ハッ!?…危ねぇ、意識が持ってかれる所だった。同じ班員の前原のおかげで助かったぜ。感謝しねーとな。
「あ、ああ。大丈夫だ。ありがとな」
「しっかしお前はよくモテるよなぁ〜ッ。このクラスの女子をもう三人も攻略してんだからな!」
「「「っ………///」」」
「はあ?お前それは彼女いない歴=年齢の俺に対する宣戦布告と受け取っていいんですかねぇ!?」
「えっ?お前…えっ?いやお前嘘だろ?」
「ん?何が?」
…なんか砂浜に打ち上げられた深海魚を見てるかのような目で見られてるんですけど。え?なんで?他の班のみんなも俺を白い目で見て…
「な、なあ!どーいう事なんだ…?」
俺が困って、みんなに聞こうとするが、ちょうど悪く殺せんせーが辞書を持って来た。…何故に辞書?…まぁいいや、なんか腑に落ちないが、先生の話を聞いておこう。
…えっ?これしおりなん?
短ぇ。
ありがとうございました!