暗殺教室〜自分のスタンドは暗殺向きです〜   作:ナメクジとカタツムリは絶対認めない

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物凄く遅れちゃった♪………本当にごめんなさいィィィィ!!これからはこんなに遅れる事のないようにしますので!
どうぞ!


トラブルの予感

はい。俺です。銃俉です。ついに、修学旅行当日になった。俺がワクワクしながら登校していると、前に黒髪ロングの女の子が見えた。…あいつは……

 

「おーい、神崎さん?」

 

「あれ?鷹田君?」

 

杉野いわく、『クラスのマドンナ』、神崎有希子だ。…確か渚の班だったはず…杉野が凄えハイになってたなぁ。…でも、あんまりあの班は好きじゃあないんだよなぁ〜ッ。だって『4』班なんだもん。『4』って数字は縁起が悪いからなぁ〜ッ。俺の『ピストルズ』達の中にもNo.4はいないからな、なんか無意識に避けてんのかな?まあ、居たら居たで大変な事になりそーだからな。

 

「…鷹田君?どうしたの?」

 

…おっと、考えすぎてたみたいだ。神崎が覗き込んでくる。

 

「ああ、大丈夫だ。なんでもない」

 

首を傾げている神崎と共に、駅へ向かうのであった。

 

 

 

 

 

駅に着くと、椚ヶ丘中学校の生徒たちが集まっていた。A組からD組の奴らはグリーンで、E組は普通車らしい。

 

「学費の用途は成績優秀者に優先される」

 

「おやおや、君達からは貧乏の香りがしてくるねぇ」

 

……うん、まあ、こんな奴らもいることは聞いてたけど…なんだこいつら?大丈夫なのか?と、本気で本校舎の生徒を心配していると、イリーナ先生が、

 

「ご機嫌よう、生徒たち」

 

と、豪華な服を着て、颯爽と現れた。……あんな目立つ格好で大丈夫なのか?…あ、烏間先生に怒られた。…まぁいいや、さっさと電車乗ろう。

 

 

「あれ?電車出発したけど、殺せんせーは?」

 

杉野の言葉で、忘れかけていた俺たちの担任を思い出す。…どこ行ったんだあいつ?すると、渚の驚いた声で気づく。

 

「うわっ!?殺せんせー、なんで電車の窓に張り付いてんの!?」

 

…なんで?殺せんせーから電話がかかってくる。

 

「…もしもし?鷹田です」

 

[すいません、駅中スウィーツを買っていたら乗り遅れちゃいました]

 

「何してんの!?」

 

[次の駅までこの状態で行きます]

 

「って言ってもよぉ〜ッ、アンタがその電車に引っ付いているとさぁー、目立っちまうぜぇ〜ッ?」

 

[ご安心を、保護色になってますから。服と荷物が貼りついているように見えるだけです]

 

「…それはそれでよぉ〜不自然なんじゃあねーのかぁ〜?」

 

[ヌルフフフフフ。所で銃俉君]

 

「…?はい?」

 

[………先生の事、忘れないでくださいね?]

 

 

………ひぇぇ。

 

 

 

「ふう、疲れました。目立たないよう旅するのも大変ですねぇ」

 

と、どこから見ても怪しい人物と化した殺せんせーが、そう呟いた。すると、

 

「まずはそのすぐ落ちる付け鼻から変えようぜ、殺せんせー!」

 

菅谷がそう言って、殺せんせーに付け鼻を投げ渡した。

 

「おお!凄いフィット感!」

 

………うん、まぁ、『凄く怪しい人』から、『怪しい人』になったくらいだけどな?…でも、

 

「スゲーな菅谷ぁ!なあなあ、俺の『ピストルズ』、描いてくれよ!」

 

こういう感じを求めてたんだよなぁ〜ッ!クゥ〜ッ!俺いま青春してるぅ〜ッ!その後も、菅谷に俺の『ピストルズ』を描いてもらったり、似顔絵を描いてもらった。…まだ、この時は地獄を見るなんて、思ってなかったんだ………。

 

 

 

 

 

「にゅやあああぁ………………」

 

「ぬわぁぁああぁ………………」

 

酔いました。ハイ。完膚なきまでに酔いました。………ちくしょう、俺が酔いやすい事忘れてたぜ。はしゃぎ過ぎた。

 

「まさかターゲットと一緒にダウンしているアサシンが居るとはねぇ〜」

 

黙らっしゃいカルマッ!そんな子に育てた覚えはありませんよッ!

………ダメだ、元気出せねぇ、

 

「ワリ、気分悪い、寝る」

 

同じ班の磯貝に断って、寝室へと向かう。その途中で、

 

「どう?神崎さん?日程表、見つかった?」

 

と、茅野と神崎の話す声が聞こえた。

 

「確かにバッグに入れてたのに、………どこかで落としたのかなぁ」

 

…あらら、ドンマイだな。…ウッ!ヤバッ、人の事心配出来る身じゃなかった!

 

急いで寝室へと向かう途中、片岡が心配そうに話しかけてきた。

 

 

「大丈夫?鷹田君?」

 

「ああ、ゆっくり休めばすぐによくなるさ!明日、楽しもうな片岡!」

 

そうして、寝室へと入って行く。

 

「ウフェアオハァァン……」

 

おおおお…ヤバい、マジヤバい。

 

《サッキミタイニ急ニ元気ソウニ振ル舞ウカラソウナルンダゼェーッ!ジューゴォーッ》

 

う…うるせえな、No.3、男には引けない時があるんだよ。女の子の前で弱音吐いたりしたらカッコ悪いだろーがよ…

 

《ソノ言葉サエ無ケレバモットカッコ良カッタノニナァーッ!》

 

グ…、もう寝るッ!

 

こうして、自分の精神であるはずの『ピストルズ』達に散々弄られて、俺は一日を終えた。

 

 

 

 

 

 

2日目。なんとか酔いが覚めて通常通りのコンディションに戻った。

今日は何かプロの暗殺者が京都で殺せんせーを暗殺するらしい。という訳で……

 

「やって来ました、嵯峨野トロッコ列車ーッ!」

 

「イェーイ!」

 

俺と殺せんせーはハイテンションで修学旅行を満喫している。ヒュー!風が気持ちいいぜぇ〜〜ッ!

 

「窓が無いから凄い迫力ですねぇ〜!」

 

「ちょっと鷹田くん、暗殺の事忘れてない!?」

 

そう、このシチュエーションも、暗殺の一部なのだ。この先にある鉄橋で、電車が一時的に停車する。次に、川下りの場面を見るために、殺せんせーが身を乗り出す。そこを狙って、バーン…なんだけど、………うまく行く気がしねーぜ。こいつには常識は通用しないからなぁ…

俺がそう思っていると、ついに鉄橋にたどり着く。

 

「あ!見て見て殺せんせー!川下りしてる!」

 

陽菜乃の自然な陽動で、殺せんせーが身を乗り出す。…来た。

 

ドシュッ!

 

殺せんせーに撃たれた弾丸は、真っ直ぐ殺せんせーの頭に飛んで行き、

 

八ツ橋で止められた。

 

ほらね?常識は通用しないんだって。

 

「おっと、八ツ橋に小骨(弾丸)が。危ない事もえるもんですねぇ〜、ヌルフフフ」

 

はぁ…本当にコイツを殺せるのか…?……ん?おい、待て、なんでだ?ちょっと待て、嘘だろ!?なんで…なんで…!

 

なんで八ツ橋が『四個』になってんだぁ〜〜〜ッ!?

 

「おいっ!なんつー事してくれてんだぁ〜ッ!?」

 

「にゅやっ!?な、何かありましたか?銃俉君」

 

「何かじゃあねーよッ!…いいか?『四』って数字は縁起が悪いんだ!…五つの物から選ぶのは『良い』!三つの物から選ぶのも『良い』!…だけど、『四つ』の物から選ぶのは縁起が悪いんだよッ!!」

 

「お、おい、銃俉、そこまでにしといてやれって。ほら、こっちにまんじゅうあるぞ!」

 

前原が俺にそう言ってくる。…その心はありがたい。ありがたいけどなぁ〜ッ!

 

 

「『八ツ橋』が食いてえーんだよぉっ!俺はぁッ!!!」

 

 

そんな俺の悲痛な叫びも虚しく、トロッコは進んで行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ………恥ずかしい………」

 

何で俺はあーいう事したかなぁ…?クソゥ………調子に乗っちまったぜ…

 

「ま…まあまあ!気を取り直して!楽しく行こうよ!ねっ?」

 

と、矢田が話しかけてくる。え?天使?

 

思わず矢田の方を見ると、

 

「ね?」

 

と、俺に向かってウィンクをした。え?天使じゃん。

 

「お、おう……」

 

こんなん照れるしか無いじゃんかねぇ!?矢田の魅力に悶えていると、

 

「ほら、早く行こうよ鷹田君!!」

 

ハッハッハ。片岡よ。その俺の靴の上に乗っけている脚を退けてくれないか?しかも的確に小指の所に重心をかけているから分離しそうだゾ☆

 

「むう〜っ、ジュー君、行こっ!」

 

あのー、陽菜乃さん?いくら何でも人体の腕はそんな『ギチギチ』って音は鳴らないと思うんですけど…痛い痛い痛い痛い!

 

「ちょっ…!待っ…!死…!………ん?」

 

必死にこの拷問を止めてくれるよう頼んでいる途中、『あるもの』が見えた。

 

「………………」

 

「鷹田?どうしたの?」

 

岡野が急に動きが止まった俺を不思議がる。しかし、俺はその返答をする事をしなかった。

 

「ーーーワリ、すぐ戻る」

 

そう言って、俺はその場を駆け走る。後ろから俺の名前を呼ぶ声が聞こえるが関係ない。俺の目にはーーーーーーーーー

 

 

 

見知らぬ男達と一緒に、車に乗っている神崎と茅野が目に映っていたのだから。




ありがとうございました!
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