しないフォギア風というか、ほぼSSです。
最近のあとがきが嫌いな方はブラウザバック推奨です。
…堪忍してつかぁさい。
あとがき 馬鹿凸版
《君の場所へ その1》
響へ
響がこの手紙を読んでいる頃、私は人を1人、殺めてしまっている事でしょう。その事で響も、きっと深く悲しんでいるとことだと思います。そのことで悲しまないでとは言いません。……言えません。
でも、これだけは、他でもない響には、分かっていて欲しい。この決断をしたことを私は後悔していないってことを。
だからどうか、新しい友達と幸せに暮らしてください。
今までの辛かったことを取り返してお釣りが来るぐらい、幸せになってください。
それが、それだけが、私の望みです。
貴女の永遠の親友 小日向 未来より
「これで良し……っと。それじゃあ、行こうかな」
こうして少女は1人孤独な闘いに身を投じ
「いや、待ちなさいよ」
食堂のテーブルから立ち上がった未来の肩を掴む少女(21歳)が1人。
バッチリ決めた猫耳が可愛い、桃色の髪が妹との血縁を疑わせるケータリングのためにアイドルを頑張る全米……
「そういうこと言うの辞めなさい!」
「……なんですか、たやマさん。人がせっかくノスタルジックな気分に浸っていたと言うのに」
「誰がたやマよ。というか貴女、どこに行こうって言うの?」
「どこって、本編世界ですよ」
「正気?」
ガッ
ガツン
「痛ッ!」
胸倉掴まれおでこがごっつんこ。
マリアの見た(未来の)目は真っ黒くろすけ。
ごりごりごりごりごりごりごりごりごりごり
「くだらない事言わないでください」
「……ごめんなさい」
◇
《君の場所へ その2》
「なるほど、つまり強硬突破と」
「はい。だから邪魔しないでください」
キラキラ
未来の背に見え隠れする鉄扇。
「シェンショウジンちらつかせるのを止めなさい。というかそんな事しなくても今日は特別に本編に出ていいって話」
……
「い、居ない……!?」
FIS妹組が食堂に入ってくる。背負ったリュックはワクワクの証。
「マリアー、どうしたんデスか?」
「調子悪いの?」
「……大丈夫よ。さ、行きましょ」
何か嫌な予感がするんだけどねぇ
「姉さん、本当に大丈夫ですか?」
「セレナも心配しないで。ほら、翼たちが待っているわ」
「はい!」
◇
《 393襲来 》
「響ぃぃぃぃぃぃ♡!!」
「うわ」
サッ
「いや、うわって。久しぶりに会った友達なんだからもちっと優しくしてやれって」
「えぇ……」
「えぇって、オイ」
「響ぃ!!」
ガシィ!
避けたられたはずの未来がいつの間にか響を羽交い締め。
シェンショウジンのステルス機能の無駄遣い。
「うひゅう!?」
「な、姿が見えなかったぞ!」
「あぁぁ! 響響響響ぃ! 会いたかったよぉ! すんすん、あぁ〜、響の匂いだぁ。私のお日様の匂い。変わってない、良かったぁ、心配したんだよ! 毎日毎日心配で夜も眠れなくて、響のためにお手紙書いたのに全然届いてなくて、思わずお父さんを病い、ってそんな事はどうでもよくて、あぁ、ごめんね響ぃ! 顔をよく見せて! あぁ! 本当に響だ! 前も可愛いかったけど、もっと可愛いくなって! それにおっきくなったねぇ! 見違えちゃったよ。うん? これはこれは、おお、なんとけしからん! こんなモノを手に入れよってこのこのぉ。柔らかぁい。ふわぁ、魅惑のマシュマロ触感。これは手放せない! うん? 汗かいてるの響? 大丈夫? 暑くない? ほら拭いてあげるからジッとして、あんっ。逃げないでよ。響ったらジッとしてられないのは変わらないんだね。そんな所も可愛いよ響。もう離さない、ずっと一緒だよ。あぁ、響ぃ、そんな恥ずかしがらないでよ。ほら、顔上げて? いつものやろう? ね? 前も言ったでしょ? 親友ならこれぐらい当然だって……」
「お、おぉぉぉう」
顔隠し
「ちょっ、どこ触って、んッ! あ、ダメ! 本気で怒、んぅ、耳だめ、や、鎖骨もなぞらないで、あ、うなじ、スッて、やめ、ひぅ、うん、だめだってぇ、あ、だめ、んぅ、いや、ん! キスは本当、や、やぁ……」
「ふ、ふぉぉぉ!」
指チラチラ
「ぬぁぁにやってんだお前らぁぁぁぁ!!」
「来て早々に何をやってるのよ貴女はぁぁぁぁ!!」
ガンガーガンガーアストロガーンガー
小日向未来がお縄を頂戴したのは言うまでもない。
────
《 393襲来 2 》
「姉さん、あんなに急いでどうしたんでしょう」
「翼さんがお部屋でも散らかしちゃったんじゃないデスか?」
「緒川さんも奏さんも居るはずだからそれはないんじゃないかな」
「それもそうデスね〜。おろ? アレはなんでしょう」
「どれですか?」
「ほら、奏さんとマリアが台車で何か運んでるんですよ」
「あ、本当だ」
「お〜い、マリア〜」
手ふりふり、スタスタスタスタ。
「行っちゃった」
「もしかしてぇ、新年会のおせち料理だったりするんデスかねぇ!」
「それだったら嬉しいですね!」
「うーん、なんだかミイラみたいなモノのように見えたんだけ……どッ!」
ササッ
「あぅ、何をするデスか調、おせちが見えないデスよ」
「今見たらびっくりしなくなっちゃうでしょ? 奏さん達のためにもここは見て見ぬ振りをするべきなんだよ。切ちゃん」
「なるほど! サプライズだったのデスね! なら仕方ないのデス! 楽しみはとっておくデス!」
ガラガラガラ
『私は友達に酷いセクハラをしました』
「むぐぐー! んー! むぐぐー!!」
ガラガラガラガラガラガラ
「何かくぐもった声が聞こえたような?」
「気のせいだよ切ちゃん」
「気のせいじゃないと思、ムグっ!?」
「いいから2人とも、クリス先輩のところ、行こう?」
────
《 393襲来 その3 》
「お前自分が何をやったのか分かってんのか?」
「……」
ふへっ
「分かってんのか!!」
「まぁ、待ちなさい奏。ここは私に任せて」
「……」
ファサ
ドン!
「カツ丼、どうかしら? 美味しいわよ。拘留されてた時私も食べてたから味は保証するわ」
「……が……たい」
「え? 何? なんて言ったの?」
「死刑でいいから響の手料理が食べたい」
空気が……凍った。
虚なまなこ、ふへっと笑う他に呟かれるのは響の3文字のみ。
「後は司令に任せましょう」
「そうだな」
2人はそそくさとその場を後にした。
────
《 393襲来 裏 》
軽くドアを叩いて少しだけ開ける。
「……ねぇ、ちょっといいかな?」
私が薄く開けていた賢治さんのドアが勢いよく開けられてドアノブに掛けていた手が引っかかって引っ張られてつんのめる。
ぼすっと賢治さんの胸に顔が埋まる。そのままで居たら珍しいって言われた。
むっ
「……別にいいでしょ。ちょっと、びっくりする事があって。え? うん、ちょっとだけね? でも、ちょっと疲れちゃったのは本当だけど」
あ、ちょっと肩持たないでって
賢治さんにソファに座せられた。そのままお菓子を取りに行こうと立った賢治さんの服の裾を掴む。
「お菓子いらないから隣、座って」
座った賢治さんの膝に倒れ込んで頭を乗せる。
「……何笑ってるの」
ほっぺを摘んでも賢治さんはニコニコしたまま。
なんだか無駄な気がして手を離す。すると今度は賢治さんが頭を撫でてくる。
「止めてよ」
そう言っても賢治さんは止めてくれない。
どうせ何を言っても止めないんだろうし、賢治さんのしたいようにさせておく。
……私はこのまま寝る。
────
《 393襲来 その4 》
ギシギシギシギシギシギシギシギシギシギシギシ
ガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタ
「ギィィィィィィヴィィィィィィギィィィィィィィィィィィィィ!!!!」
血涙モズクズ
「これは……うぅむ」
「ちょっと装者のみんなには見せられないですねコレは」
「罰のつもりだったんだが、このままでは逆効果だな。映像を」
「シェンショウジンのエネルギー量急激に上昇!」
「止め、なんだと!?」
「拘束衣の耐久値超過! このままでは!!」
「ぬぅぅぅ!! なんとかまからないか!?」
「ダメです! 後20秒前後で拘束が解けてしまいます!」
「くっ、かくなる上は俺と緒川で!」
「その必要は無いわよ」
「あ、貴女は!?」
「了子くん! 何故ここに!?」
「そんな事は今はどうでもいいでしょ? まずは彼女を止めないと」
「で、ですが止めると言っても方法が」
「ポチッとな」
ガション
未来がくくりつけられた椅子ごと亜空間の穴に落ちる。
「こんな事もあろうかと、ソロモンの杖を仕込んでおいたのよ」
笑う了子のその顔は何故だか妙に輝いて見えた。
────
《 クリス×妹組 》
「クリス先輩遊びに来たのデスよー!」
「お、お邪魔します」
「これお菓子です」
「んだァ? お前らが急に来ることになったからってアタシんちに菓子が無ぇとでも思ってたのかぁ?」
「いえ違くて」
「うりうり〜、生意気言う口はこの口か〜?」
「ふわ、やめへ」
「あー! 調ズルいです! 私もクリス先輩のほっぺ触りたいのデス!」
「えっとね、たぶんそう言う意味じゃないと思うんだけど」
「ばっか。そういうんじゃねぇよ」
「えっと……私も混ざった方が良いですか?」
「混ざらんでいい」
「セレナのほっぺたぷにぷにしても良いんデスか?」
「え、いえそういう訳じゃ」
「じゃあ失礼するデース!」
「ふわぁ!?」
「……切ちゃん」
「ったく、ほらそこまでだ。上がれ上がれ」
────
《 393襲来 地獄編 》
「オラァァァァ!!」
ドゴォォン!
「どけぇぇぇぇ!!」
ビッウィィィィィム!!
ノイズの群れ「キューン」
チョコミントノイズ「ズルズルズルズル」
「しゃらくさい!!」
ドカ──ン
ネフィリム・ノヴァ「グォォォォォ」
「私の! 響への愛が! たかが100億人と2000年の思いに! 負けて! たまるかァァァァァァ!!!」
ズドーン! ドガァァァン! ズドドーン! ボガァァァン! ジュイィィィン!
◇
ドーン ボカーン
「どこかで花火でもやってるんデスかね?」
「あん? そんな予定は無かったはずだけどな。ていうか、とっととアイス食えよ。溶けたら勿体ねぇだろうが」
「はーい!」
────
21:56 《裏側》
「何故だ雪音……。何故私をデートに誘ってくれなかったのだ」
「まぁ、しゃーねぇんじゃねぇの? あたしら結構売れっ子のアーティストだし。忙しいと思われてたんだろ」
「可愛い後輩のためなら、リハーサルの打ち合わせもバラエティ番組の収録も、軒並み蹴り飛ばして馳せ参じると言うのに!」
「それはあたしらの歌手生命が危うくなるから止めい」
「うぅ、雪音ぇ、立花ぁ」
「ったくぅ、ほいほい、悲しいな、甘酒で酔っ払うんじゃねぇって」
「まったく、相変わらずね。貴女は」
「うん? 誰だあんた?」
「私はマリア・カデンツァヴナ・イブ。彼女の後妻よ」
「な!?」
「……はぁ?」
ズンデンデデン デン
お願い〜聞かせて〜僕はここにいるから〜生まれ〜たままの感情を〜隠さないで〜
惹かれ合う音色に〜理由なんていら〜ない〜
熱き想い天を貫け〜
CM
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次回予告
奏と翼の元に現れた翼の後妻を名乗る外国人の女性 マリア・カデンツァヴナ・イヴ。
最初は拒絶する翼だが、薬害除去のために会えない時間の増えていく奏の代わりに、彼女との交流の機会が増えていく。
見た目の割に可愛げのあるマリアに翼は徐々に惹かれていくが……?
続かない
許してヒヤシンス
…今年もよろしくお願いします