アルビダ姐さんはチヤホヤされたい!   作:うきちか越人

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毎回最新話を投稿する度に誤字脱字報告を受ける糞みたいな作者がいるらしい……
それは私だ。

報告して下さる皆様、いつもご迷惑をお掛けしてます。
本当に助かっています。
ありがとうございます。


毒物と海軍

「シャハハハハ! 無様だなァ人間よ」

 

 ノコギリのアーロン。

 海軍支部のネズミ大佐が悪事などを揉み消していたとは言え、その首に二千万ベリーの賞金を懸けられた東の海(イーストブルー)でも一番の大物。

 原作でアーロンの過去を知っているアタシとしては、彼の懸賞金が二千万ベリーというのは少なすぎる気がするんだよねえ。

 "聖地マリージョア"で大暴れしたタイの魚人"フィッシャー・タイガー"、七武海入りする前のジンベエザメの魚人"ジンベエ"。

 トップツーの彼らがいた"タイヨウの海賊団"でアーロンはそれなりの立ち位置にいたはずだ。

 弱いわけがない。

 実際、お尋ね者になる前のルフィたちが相当苦戦した相手だ。

 それ以上にルフィたちが強かっただけのことだね。

 

 まあ何が言いたいのかと言えば、油断して良い相手じゃあないってことさ。

 

 アタシは絶賛、能力に振り回されてるがな!!

 

「ニュ~、人間が三人だな」

「どうしますか、アーロンさん?」

 

 アーロンの脇を固めるように立つ二人の魚人。

 腕(脚?)が六本あるタコの魚人はっちゃん、両肘に大きな鰭が付いているエイの魚人クロオビ。

 キスの魚人チュウが見当たらないのは"アーロンパーク"に残っているからかねえ。

 

「どうもこうもねェ、悪魔の実を奪いやがった。これはおれたちへの反乱だ」

「ウオォォォッ! 野郎共、戦闘だァっ!!」

 

 

 そういえばアーロンは金に執着していたな。

 自分たちで悪魔の実を食うんじゃあなくて売ろうとしていたのか。

 売れば一億ベリーは下らない悪魔の実はアーロンにとって黄金の果実のようだったのだろう。

 それに魚人にとって最大のストロングポイントである海中行動を、悪魔の実を食べることで失いたくもなかったんじゃあないかな。

 

 

 さて、迫り来る魚人たち。

 アタシも頑張って立とうとはしているのだけれど、結局失敗して地面に転がり続けているので戦力外。

 リィリィも戦闘には不向き。

 回避し続けることは可能かもしれないが、リィリィの攻撃が通用するとは思えないし時間稼ぎにしかならないだろう。

 

 となると残る選択肢は一つ。と言うか一人。

 スーパー有能人、ボガードくんの出番である。

 

「頼んだよボガード!」

「が、頑張ってくださいっ!!」

「ヘイ、姐さんにリィリィの姉さん!」

 

 駆け出したボガードくんは早速手近にいた魚人を殴り飛ばす。

 他の奴らも数人纏めて放り投げたり、顔面が凹んでしまうんじゃあないかと思ってしまうほどのパンチをめり込ませたり。

 ボガードくんに近付く者全てが宙を舞うほどの大暴れだ。

 

「ウオッ!? この人間、強いぞっ!」

「舐めるなよっ! 魚人の腕力は人間の十倍ぃいぃぃっ!?」

 

 そんなことを言っていた魚人は、すぐさまボガードくんに力負けして吹き飛ばされてしまった。

 パワーお化けだなボガードくんよ。

 

 まあボガードくんの方は心配無用だな。

 問題はアタシたちの方。

 アタシは闘えず、リィリィは戦闘要員じゃあない。

 ボガードくんはスピードタイプじゃあないので、当然討ち漏らしが出てきてしまうわけだ。

 

「ひぃっ! こ、来ないでぇー!」

「ウオッ!? こ、この小娘ヤベェもん投げつけてきやがる!!」

 

 あれ?

 意外と問題ないんじゃあないか?

 リィリィは半狂乱になりながら、やたらめったらに腰に着けたポーチから取り出した小瓶を投げまくっている。

 瓶が割れて中から液体が飛び出す。

 その液体に触れた地面や木々、魚人たちの皮膚からは溶けてジュウジュウと煙が涌き出ていた。

 

 毒だったり溶解液なのか?

 リィリィが持っている小瓶を良く見ると、中身の液体は紫色で、ドクロマークのラベルが貼られている。

 明らかに危険物じゃあないか(白目)。

 

「ちょ……リィリィ、アンタそんなもんいつの間に作ったんだい?」

「あ、あの……新しいお薬を作ろうとして、その失敗作なんですぅ~。何かに使えると思って、作り溜めしてたんですよぉ……」

 

 新しいお薬って……

 船旅を続けている間にリィリィの医療知識は増していったのだが、それでも町医者程度のものだと思う。

 そして知識は伸ばせても医療技術を伸ばす機会は殆ど訪れていなかった。

 アタシやボガードくんはこの辺の相手じゃあ怪我なんてまずしないし、ボガードくんの栄養価に気を使った料理のお陰で内面の健康にもそれほど問題が出ることはなかった。

 精々が風邪をひいたってくらいかね。

 

 なので新しい薬を作るなんてリィリィの医療技術は勿論のこと、町医者レベルの知識では到底不可能だと思う。

 まあ確かにリィリィが船医として活躍出来たことは殆どなかったわけだから、彼女なりになにか貢献したいという想いの顕れだろうね。

 結果として危険な毒物が完成してしまったってだけの話さ。

 …………そっちの才能はあるのかもねぇ。

 

 ともあれ、リィリィの予想外の活躍で魚人たちはこちらに近付けない。

 あとはボガードくんがこの場を収めるだけだ。

 

 ちらりと、闘いを見ていたアーロンと幹部二人に視線を移す。

 あ。相当頭に来てるなアーロンの奴。

 アーロンは人間を殺すことを何とも思わないレイシスト的な男だけれど、反面魚人たちに対しては仲間意識がとても強い。

 見た感じ七割以上の同族がボガードくんに伸されたのだ。

 怒り心頭ってやつだろうねえ。

 

「てめェら……よくも同胞たちを……っ!」

「にゅっ!? あ、アーロンさん、いきなりキリバチを使うのか!?」

「ああ、おれたちに歯向かった下等種族に力の差ってやつを教え込まなきゃならねェ!」

 

 "キリバチ"と言う巨大な大刃の鋸片手に走り出すアーロンと、それに追従するはっちゃんとクロオビ。

 速さはボガードくんと互角くらいだろう。

 生来より人間の十倍の腕力を持つ魚人たちの中でも、アーロンの腕力は頭一つ抜けている。

 そんなアーロンが全力で振り下ろそうとしているキリバチの威力はどれほどだろう。

 ただまぁ、ね。

 

鉄塊(テッカイ)

 

 轟、と音を鳴らし振り下ろされたキリバチはボガードくんの頭に直撃した。

 しかし、人体と金属がぶつかり合ったにも関わらず、そうとは思えないガキンッという衝突音。

 果たして、打ち負けたのはキリバチの方だった。

 粉々に砕け散るキリバチの刃。

 

 ボガードくん、相変わらず硬いねえ。

 見聞色で避けても良かったのに敢えて喰らったのは、自分の鉄塊(テッカイ)に余程自信があったからだろうけれど。

 

「せいっ!」

 

 ボガードくんはアーロンが体勢を整える間を与えず、武装色の覇気を纏った拳を腹部に叩き付ける。

 数度地面にバウンドして木々を薙ぎ倒しながら、漸く止まることが出来たみたいだ。

 

「あ、アーロンさん!!」

 

 はっちゃんとクロオビが驚愕の表情を浮かべ動きを止める。

 そりゃあそうだろう。

 過大評価だったかもしれないけれど、アーロンは『あのジンベエと肩を並べるほど』と評された男だ。

 ボガードくんも二メートルを超える大柄だけれど、アーロンより頭二つ分以上小さい。

 自分より小さな人間にそのアーロンがやられるなんて思ってもみなかったんだろうねえ。

 あ、当時中将だった黄猿は除くけれど。

 

 ただねえ……ジンベエと肩を並べるほどってのは強ち間違っていないのかもしれない。

 ルフィがアーロンを倒して七武海の一角"クロコダイル"に一度負けるまでの間、アーロン以上にルフィを苦しめた敵はいただろうか?

 精々が"Mr.3"くらいじゃあないのかな。

 彼だって四千万を超える賞金首を仕留めたことのある実力者だ。

 ルフィがその間にどれだけ強くなっていたのかわからないけれど、アーロンはそれに匹敵すると思っている。

 

「ガハッ……! シャハハ……シャハハハハ!! 生意気な人間は……殺す」

 

 ほらね。

 血を吐き出して満身創痍といった風体だけれど、耐えきっていた。

 異常なんだよ、タフネスさが。

 

 サンジが言っていた、海王類がブチ切れた時の目をしているアーロン。

 ガパッと口を上下ほぼ百八十度に広げ、ともすればキリバチよりも鋭い歯を覗かせた。

 

「死ねェ! 人間がァっ!!」

 

 そして体を高速回転させ突進する。

 まともに受ければあの切れ味抜群の歯車に身を削り取られるだろうね。

 

「アーロンさん! おれも! 六刀流ーー」

「おれもだ! 魚人空手究極正拳ーー」

 

 三方からボガードくんに襲いかかるアーロン一味の中核三人。

 正面からはアーロン、右手側からはクロオビ、左手側からは六本の剣先を重ね合わせたはっちゃん。

 

鮫・ON・歯車(シャーク・オン・トゥース)!!」

「蛸壺の構えっ!!」

「千枚瓦正拳! エイッ!!」

鉄塊(テッカイ)!」

 

 軍配は……ボガードくんと言っても良いだろう。

 ただし防ぎ切ったという結果だけ見れば、だ。

 

 ボガードくん自身もアーロンを一番警戒していたのだろう。

 両腕をクロスするように差し出し、敢えてアーロンに噛ませていた。

 驚いたと言うか、アーロンの歯はボロボロに砕けているけれど、ボガードくんの腕にも歯の欠片が食い込んでいた。

 そして両脇腹に六本の剣と強烈な正拳突きが突き刺さっている。

 

 流石に強烈だったのか、はたまたボガードくんの鉄塊(テッカイ)がまだ未熟だったのか。

 ボガードくんはグラリ、と少しだけ体勢を崩されていた。

 ただそれだけのことなのだけれど、彼が鉄塊(テッカイ)を習得してからそれを崩されたのは初めて見たね。

 

 まあ本当にそれだけさ。

 鉄塊(テッカイ)を解いて反撃に移ったボガードくんを止めることは出来なかったようで、元々ダメージを受けていたアーロンは勿論のこと、はっちゃんもクロオビも数度覇気を纏った打撃を受けてノックアウトだ。

 

 周りで見ていた残りの魚人たちは信じられないものを見るような目でボガードくんを見ている。

 

「さあ魚人の兄さん方、まだ闘りやすかい?」

 

 ボキボキと、首と指の骨を鳴らしながらボガードくんは問いを投げ掛ける。

 うん、身体がゴツいし強面だから様になってるねえ。

 そんなボガードくんに恐れをなしたのか、残った魚人たちは伸びた同胞たちを叩き起こし、アーロンやはっちゃん、クロオビを抱えて一目散に逃げていった。

 

「姐さん、終わりやした」

「ご苦労さん」

「お、お疲れさまです! やっぱりボガードさん強いですねぇ。私なんて近付かせないので精一杯でした……あ、でも今回は船長が一番足手まといだったような…………」

「何だってリィリィ!!」

「ひぃっ!? ご、ごめんなさいぃ!」

 

 ともあれ、予想だにしていなかった危機は一先ず去った。

 終わってみれば危機の内に入るかわからないものだったがね。

 精々がボガードくんの腕から少しの出血が見られるだけだ。

 ただ鉄塊(テッカイ)を少し崩されたってのは、やはりアーロンたちの戦闘能力を上方修正しなきゃあいけないね。

 再起不能ってわけでもなさそうだし、再び彼らは帰ってくるだろう。

 

 とりあえずボガードくんにはアタシを運んでもらわないと困る。

 ボガードくんが武装色を纏えば、アタシのスベスベの能力を無視して担ぎ上げることが出来る。

 で、担ぎ上げてもらったのだけれど、その瞬間に鼻血を吹き出した。

 一番の大怪我だ。

 

「姐さんの肌がスベスベ……モチモチ…………あば、あばばばばばばば………………ぼく、がんばるよ」

「ボガードっ!? アンタ口調が昔に戻ってるじゃあないか! しっかりしなっ!!」

「へぇ、ボガードさんって昔はぼくって言ってたんだぁ」

 

 虚ろな目をしたボガードくんに担がれながら船に戻る。

 このままこの島に能力の制御が出来るまで籠るのも良いのだけれど、アタシとしては新生アルビダ様となったアタシを早く誰かに見て欲しい。

 そしてチヤホヤされたい。

 なので同じくコノミ諸島にあるココヤシ村、もしくはゴサの町に向かうことにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ……今じゃあなくても良いと思うんだけれどねえ……」

 

 船に乗り込み一時間もしない内に海軍の船に見つかった。

 あちらは一隻だけ。巡回中だったのだろうか?

 

 ……いや、あれは違うねえ。

 鼠のような顔をしている男がいる。

 と言うか名前もそのまま"ネズミ"だ。

 この時期の階級が大佐なのかは知らないけれど、見た感じでは彼があの船の責任者で良さそうだ。

 

 早速あちらさんは大砲を撃ってくる。

 警告なし……って当然か。

 アタシの首には一千百万ベリーの賞金が懸けられているお尋ね者。

 それにネズミはアーロンとベッタベタに癒着している。

 今ネズミがアタシたちの討伐に現れたのは偶然かもしれないし、アーロン一味から情報が渡ったからなのかもしれない。

 

 まあどちらでも良いか。

 アタシたちの船に放たれた砲弾は頼れる男、ボガードくんが殴って砕いてしまう。

 この船が小さめだからこそボガードくん一人で守りきれているが、数十にも及ぶ砲撃を迎え撃った拳からは血が滲んできている。

 ……アタシが出るか。

 

 多分でしかないけれど、今の状態でも初めの踏み切りさえどうにかなれば月歩(ゲッポウ)は使えると思うんだ。

 今回の戦闘でアタシは地面と遊んでいただけだったからね。

 船長として活躍しなければ。

 サボっていたわけじゃあない。本当だぞ?

 

 弾の装填のために砲撃が止まった一瞬。

 ボガードくんに指示を出す。

 

「ボガード! アタシを投げなっ!!」

「ヘイ、姐さん!」

 

 端から聞けばトチ狂った指示に思えるけれど、長年共に行動してきたボガードくんは瞬時にアタシの意図に気付いたようだ。

 腕を掴まれ宙に放り投げられる。そして月歩(ゲッポウ)

 

 うん、思った通りだ。ちゃんと使えてる。

 ただ空気による摩擦抵抗がないせいで、その分普段より高く跳び上がってしまうのが難点だね。

 この辺の感覚の違いは追々修正するとして、今は砲撃をどうにかする。

 まあやることは簡単さ。

 

 ただ自分から弾にぶつかりに行くだけ。

 アタシに直撃する砲弾は全てあらぬ方向へと滑って飛んで行く。

 撃ち漏らし……と言うか滑り漏らしとでも言うのかねえ。

 まあそれらの内、船に向かって飛んで行く弾はボガードくんが対処してくれる。

 

「な、何が起こっているんだっ!?」

 

 そう言えば、アタシの戦闘能力の情報は海軍は殆ど持っていないんだっけ。

 ならさっさと終わらそうかねえ。

 

嵐脚(ランキャク)

 

 摩擦抵抗が無くなって動きが軽くなる。

 まあ速くなるとも言えるんだけれど、これによってもたらされる副産物の一つが嵐脚(ランキャク)の威力上昇。

 明らかに鋭くなった脚の振りは、それの切れ味を上げる結果になった。

 

 あちらの船は帆船。

 大きく、そして鋭利になった嵐脚(ランキャク)がメインマストを半分に切断。

 更に追加でもう何発か繰り出し、全てのマストを切り刻んでやった。

 まだ能力の制御が儘ならないために狙いは滅茶苦茶だったのだが、それが良かったのだろう。

 船は浸水してしまっているようだった。

 浸水プラス帆船の航行の要であるマストの欠如は致命的だろうね。

 どうやら航行不能に陥ったみたいだ。

 

 

 

 まあこれ以上の追跡は出来なさそうなので、アタシは自分の船へと宙を駆けて戻る。

 

「あ! お帰りなさい船長」

「ああ、ただいまあああぁぁぁぁっ!?」

 

 …………そうだった。

 船に着地したところで、当然ながら足を思いっきり滑らせて後頭部を打ってしまった。

 早く制御出来るようにならなくては……

 

「痛ーーくはなかったけれど、締まらないねえ」

「し、締まらなかったのは船長だけです、よ?」

「リィリィッ!!」

「ひぃっ! ご、ごめんなさいぃ!」

 

 まったく……ウチの船医はいつも一言多い。

 まあとりあえず人のいる場所へ向かおうか。

 更に美しくなったアタシの美貌を早く自慢したいからね!

 

 アーロンパークに残っていただろう魚人たちやさっきの海軍のことなど、色々面倒な問題はあるけれど。

 まずはアタシのことを自慢するのが先決だ!

 ああ、あと能力の制御もあったか。

 

 

 

 まあ良いや。

 とりあえずやっときましょうかねえ。

 

 

「行くよボガード!」

「ヘイ、姐さん!」

「行くよリィリィ!」

「は、はい船長!」




アーロンとの邂逅をざっくり纏めたもの↓

アルビダ「スゲェ美しいッ! 百万倍も美しい!」

ボガード「粉砕! 玉砕! 大喝采!」

リィリィ「わたしの ヘドロばくだん !」

大体こんな感じ。





感想の返信に関してなのですが、これからはとても簡素なものになるかもしれません。
私自身、書き始めた当初はまさかここまで多くの方々に目を通していただけるとは思っていませんでした。
そして沢山の評価や感想もいただけるようになりました。
しかし私の見通しの甘さから、執筆時間があまり取れなくなってしまいました。
寄せていただいた感想にはこれまで通り全て返信したいと思っていますが、前述の通り簡素なものになるかもしれません。
読者様方にはその旨につきまして、ご理解いただけると幸いです。
失礼しました。

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