戦姫絶唱シンフォギア ~奇跡の歌姫と戦士の物語~ 作:イキスギコージー
この季節とても暑くてしんどいこの頃ですが皆さまはいかがお過ごしでしょうか?
「邪魔するぜ~」
エボルトさんいらっしゃい。今飲み物出すよ~
「悪いなぁ~気ぃ使わせちまってよ...」
気にすんなって。で、所で例のアレどうなったの...
「アレか...二つの聖遺物の相性自体は問題ない。問題は装者の心だな。二つの聖遺物を動かす以上、負荷も大きい。心が聖遺物に負ければ食われるだろうよ」
そんな...
「お前...心配してるのか?」
そりゃ~ね~
っと10話目始まります!!
「すまねぇな~隼人...ネフシュタンは俺の目をつけてるヤツなんだよ...少し体借りるぞ!!」
エボルトが隼人の体を乗っ取るとX1のツインアイが緑色から赤色に変わった。
「「隼人(さん)?」」
翼と響がX1の方に視線をやる。だが彼女たちは何が起きたのかがわからなかった。
「...わりぃな。後で説明するから、嬢ちゃんたちはそっちのノイズを片付けてくれな」
そしてネフシュタンの少女に向かって歩いていくエボルト。
[BGM:緊迫]
ネフシュタンの少女がエボルトに向かって攻撃を仕掛けた。
「あんたもつれてこいって言われてるんでな」
「俺が大人しくついていくとおもうか?」
「だろうなぁ!オラァ!!」
新たなノイズも出現させて、自らも攻撃を仕掛けてきた。エボルトはノイズをヒートダガーで蹴散らし、ブランド・マーカーでネフシュタンの相手をした。
「はっ、なかなかやるじゃねぇか!」
「そうか?俺は少し物足りねぇがなぁ...オラオラいくぞ!!」
煽ってくるネフシュタンの少女に対して余裕の言葉を返すエボルト。だが...
「(クッ...やはり完全聖遺物といった所か、このままでは力負けするな...)」
エボルトは低い体勢から脚を敵の方へ向ける
「そこだぁぁぁぁ!!」
足の裏から、ヒートダガーを発射させる。
「なにぃ!?」
ネフシュタンの鎧を纏う少女は突然の攻撃に、慌ててだが、ソロモンの杖を急いで出してダガーを弾く。完全な無防備となった少女に接近するのは簡単な事だった。
だが、ネフシュタンの少女は反撃する。
「クソ、調子に乗るな!!」
そう言うと鞭の先端にエネルギーの球体を投げつけてきた。とっさにエボルトはシールドを展開した。だが、攻撃の威力が強かったのか、林の方へはじき飛ばされる。
「ぐぉぉぉ!!...」
「「隼人!?(さん!?)」」
突然の事に翼と響も驚きを隠せない。
「ハハハハハハ!さすがに今のは貴様でもよけきれなかったなぁ」
ネフシュタンの少女が笑いながら言った。
「(流石に今の攻撃はモロに食らって...辛いなぁ...)はぁ...はぁ...」
エボルトが息を上げながら立ち上がろうとする。
「(エボルト...エボルト!!)」
突然隼人の意識が目覚める。
「隼人か...タイミングいい所で目が覚めてくれたなぁ...」
「なんか策があるのか...」
隼人がエボルトに尋ねる。
「あるぜぇ...とっておきの...シンフォギアの絶唱と同じやつとがなぁ!!
ヘル・モードってやつがよぉ!!」
ヘル・モード。現状のクロスボーンガンダムの出力を3倍以上に上げる代物。だが代償にはギアの解除、吐血、最悪な場合肉体がなくなるという恐ろしい代償を受ける。
「相手は完全聖遺物だ。それを使ってやっと五分五分といった所だ...」
エボルトはネフシュタン相手に勝てる可能性を隼人に教える。
「現状...打開するならそれしかないだろ...エボルト、俺がやる」
「隼人...わかった。お前に任せよう」
隼人はエボルトの策を受け入れ、ヘル・モードを発動させる。隼人の意識が戻る。
「持ってくれ...俺の体。持ってくれ...俺の...クロスボーンガンダム!!」
X1の目が再び赤色から緑色に変わる。そしてマスクの部分がスライドし金色の物が見えるようになる。
X1が攻めに入った。するとネフシュタンの少女が先ほど出した必殺技を2発繰り出す。
「特攻とは頭のネジが吹っ飛んだんか?だったら...もってけダブルだ!!」
ネフシュタンの少女の攻撃が直撃し爆風が起きる。少女は勝利を確信した。だが...
「うぉぉぉぉぉ!!」
爆風のなかを突っ込んできたX1の攻撃が当たる。ビームザンバーで切り込み両手のブランド・マーカーで殴りまくった。するとネフシュタンの鎧にヒビが入る。
少女はたまらず吹っ飛ぶ。少女はヒビが入った所を手で抑える。
「...なんなんだあれ...」
隼人が見たもの、それは破壊された部分をネフシュタンが自己再生しようとしているところだった。だが自己再生と同時に彼女の露出した体に食らいついて一部にしようとしているようにも見えた。少女は、切り裂かれた場所を抑え痛みにこらえもがき苦しんでいた。
「クッソ...お前...覚えてろよ!!!」
少女はそう言い、隼人の前から逃げた。
「(隼人...貴方はいったい...)」
翼が隼人の正体に疑問を抱いた。
「隼人さん...すみません、助かりました。...隼人さん?」
響が隼人にお礼を言うが返事がない。
するとX1の各フレームの隙間とフェイス・オープンの隙間から熱風を大量に噴射した。その後ギアが解除され...意識を失った隼人が地面に倒れた。
この後、弦十郎と了子が現地に赴き現場の調査が行われた。民間に被害がないため特に大事にはならなかった。だが隼人の意識を失ったことにより響は泣いており、翼はたたずんでいた。また別の場所でも...
「そんな...隼人が...隼人が...」
奏のもとにも伝わり奏は1人泣き叫んだ
「ここはどこだ・・・」
意識がなくなった隼人が目を覚ました。ネフシュタンの少女と戦って丸2日たっている。
「やっと目を覚ましたか・・・一時は心配したぞ」
「父さん・・・」
ベットで寝ている隼人の隣に博也が座っていた。
隼人は意識を失ってから何があったのかという説明を受けた。
一つ、あの日を境に響と翼のわだかまりが完全になくなったこと。
二つ、広木防衛大臣が何者かの組織によって殺されたこと。
三つ、日本で持っていた唯一の完全聖遺物『デュランダル』を護送する際ネフシュタンの少女と響が戦闘を開始。その時響がデュランダルを手に取り、暴走し現場は壊滅・・・
「ごめん・・・」
「お前に非はない。それより体はもう大丈夫なのか?」
「とりあえずどこかが痛いとかは・・・ないな」
博也は隼人を心配した。X1の解析は了子から博也に権限が渡りメンテナンスは博也が行っている。
ヘル・モードの存在は解析していくうちに発見していた。同時にエボルトという存在も・・・
「なぜエボルトのことを隠していた・・・」
「普通に自分の頭の中に話しかけてくる存在を話したって信じれないじゃん・・・」
博也の質問に隼人は頭を抑えながら答えた。
博也もそりゃそうかという仕草をして二人でため息をついた。
「隼人!!」
隼人がいる病室に奏が血相を変えて入ってきた。
「隼人!お前!あんな無茶しやがって!!!」
そう言うと隼人の頬を叩いた。博也はただ今の二人を見ていた。
「人には偉そうなことを・・・大層なことを言ったくせに!!お前がそんなんでどうするんだよ!!!」
強く言った後奏は隼人の両肩を強く掴んだ。隼人はただ静かに奏の言うことを聞いていた。そして目から涙を流していることを知った。
「ごめんな、奏。心配してくれてありがとう。奏に約束するよ。俺は死なない、死に急いだりしないって約束するよ。これからも多少無茶はするかもしれないけど信じて・・・」
隼人が奏に約束し、抱き合った。
二人が抱き合っている最中、司令室から博也に一通の連絡が入った。
ネフシュタンの少女と響と翼が戦闘に入ったという連絡が入った。
隼人はベッドから起き上がり、上着を着てクロスボーンに変身しようとした。
「ごめん、俺行かなくちゃ。この前戦ってわかったんだけど・・・あの子ももしかしたらひとりぼっちかもしれないからさ」
「無茶だ、お前まだ病み上がりだぞ!」
隼人が出撃するのを奏が止めようとした。だが隼人は支度をしすぐにでも行こうとした。
すると今まで黙ってた博也が口を開いた。
「なら隼人、俺についてこい。奏ちゃんも・・・」
博也がそう言うと二人は彼の後についていった。
「アタシ...こんなところに部屋があるなんて知らなかったな。おじさんこの部屋って...」
「まぁ、男のロマンの部屋ってことにしといてくれ。了子さんもこの部屋のことを知らないからさ」
二人は部屋に入ると真っ暗だった。博也はドアの近くのスイッチを押した。するとそこにあるのは翼がよく使うバイクにそっくりなのが複数台あった。
「お前に渡したいものがある。こいつはあくまで俺が勝手に作ったやつだ」
博也は部屋を進み別のスイッチを押すと壁のシャッターが開き中からバイクが出てきた。翼が乗っているやつとは別物のバイクがおいてあった。
「これって...」
「クロスチェイサー2000、通常のバイクではノイズに触れられば炭素となってしまうがこれにはノイズに触れられても簡単には炭素とはならない。また特殊な液体金属を利用しているから金属疲労を起こしてもそれから補充し炭素ダメージも直すことが出来る」
博也が自信満々に隼人と奏に説明した。少し引くぐらいだった。
「これで現地に行け。本当は翼のためにロールアウトする予定だったが、オーバースペックって言われて漬物石状態だったがお前ならこいつを使いこなせるだろう」
博也はそう言うと地上行きのシャッターを開けた。隼人はバイクのエンジンを駆けヘルメットをかぶった。
「隼人・・・」
奏が心配そうに隼人を見た。だが隼人は笑いサムズアップし
「ちゃんと帰ってくるから、待っててよ。帰ってきたらどこか出かけよう」
そう言って隼人は響や翼のいる場所に向かった。
隼人を見送った博也と奏。しばらくすると奏があることを聞いた。
「おじさん、『エボルト』ってなんなんだ?」
エボルトの存在を尋ねる奏。博也は話そうとするがそこに割り込んでくる声が聞こえた。
「俺のことがどうかしたのか?」
二人が振り向くとそこにX1が立っていた。隼人の纏うX1とは違い漆黒の黒に赤いツインアイ...
「エボルト...聖遺物《X1》の管制制御システム、だがその本体は...」
「先史文明期を生きた人間の生き残りといった所だ...俺はフィーネを再誕させ続ける輪廻転生システム、《リインカーネイション》で失敗して今は聖遺物と一体となった存在だ」
エボルトが自らを明かした。二人にとっては信じがたいことだった。
「ネフシュタンと戦った時、通常のX1の波形とは別のものが見られた。それはまさか...」
「あぁ。俺が隼人の体に一時的に入り戦ったのさ。アレを叩けば黒幕が出てくると思ったがな」
エボルトが淡々と経緯を説明していく中、奏はあることを尋ねた。
「お前が言う黒幕って...誰なんだよ!!」
エボルトは奏の事を見、黙った。そして少ししてからこう言った。
「そいつの名はフィーネ...終わりの名を持つものだ。それとそいつはこの組織に潜伏している。恐らく先日の大臣とやらの殺害にも大方絡んでいるだろう」
博也と奏は組織内にいることを知り驚いた。博也はそれを知ると弦十郎に連絡を入れた。
するとエボルトは奏の事をじっくり見た。
「な、なんだよ...」
警戒する奏。そして奏をじっくり見たエボルトは二人に言った。
「(お前らなら...託せるな...隼人のために...)よぉし!気に入った!!」
エボルトはそう言うと左手を握ると光の球体が出来た。そして博也に近づき言った。
「お前らにこの聖遺物の欠片《X2》を託す。恐らくならこの嬢ちゃんなら例の槍と一緒に使いこなせるだろう!!」
エボルトはそう言うとエボルトはX2の欠片を博也に渡した。
「んじゃ、後は任せた...俺は隼人の元に行くぞ。チャ~オ」
エボルトは二人の前で赤い粒子となって空中に飛んで行った。
博也の研究室...
博也視点...
隼人のなるクロスボーンガンダムX1。その性質はガングニールと天羽々斬同様近接型よりに調整されている。確かに同じクロスボーンガンダムならガングニールと波形を同調させることで失われたガングニールの制御をクロスボーンガンダムで補うことが出来れば起動させることが出来るかもしれない。だが二つの聖遺物を同時にコントロールするなど前例がない。
ましてLiNKERで適合率を上げないと纏えない奏ちゃんにこんな代物を扱いきれるわけが...
博也視点終了...
エボルト「次回予告だぜ!!」
ネフシュタンの少女「歌わせたな...アタシは...歌が大嫌いなんだよ!!」
ネフシュタンの少女の正体が現される。
フィーネ「あなたはもう用済みよ」
少女を切り捨てたフィーネ
エボルト「相変わらずだな...フィーネ‼」
エボルトとフィーネの関係とは...
閲覧ありがとうございました!!
「な、なぁ投稿者...」
隼人君どした?
「なんか色々やってるけどできるのか?」
それはね...
わかりません!!(ナイナイ岡風)
「オイ!!」(ありがとうございました!!)