戦姫絶唱シンフォギア ~奇跡の歌姫と戦士の物語~ 作:イキスギコージー
前回は響ちゃんのガングニールの波形をキャッチして終わりましたが...
正直今回長くなりすぎました...(平均2,500文字なのに今回4,580文字)
ちょうど区切りたい部分でもあったのでホント無理くり突っ込みました。
お許しください...
ではシンフォギア本編7話目、始まります!!
「ガングニールだと!?」
弦十郎がモニターの識別コードを確認して驚きを隠せなかった。
ガングニールのペンダントは確かに二課で確かに管理している。
「とにかく出撃する。俺は1番ゲートから飛んでいく。翼ちゃん!」
だが、翼は動かなかった。違う、動けなかったのだ。
そこに映っているのは奏が纏っていたガングニール。
(そんな...だって...それは...)
翼はその現実を受け入れられなかった。
「あ...あぁ...」
奏も言葉が出なかった。
奏の時とは多少違いはあるものの、ギアの形状はほとんど一緒だった。
「翼ちゃん、大丈夫?!」
隼人が翼を呼ぶ。やっと我に返り二人で指令室から飛び出し翼はバイクに乗って出動した。
隼人は出撃するときの翼を顔を見た時、少し不安になった。
「何事もならなければいいが...クロスボーン・ガンダムX1、発進する!!」
隼人はそう言い、夜空に飛翔した。
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リディアンから少し離れた繁華街。
「CD♪はっはっ特典♪はっはっCD♪はっはっ特典♪はっはっ」
誰がどう見ても、CD特典を楽しみにしていると分かる少女、立花響が走っていた。
彼女は親友の小日向未来に、いまだにCDを買っている理由などを話していたら…
「だったら、早く行かないと売り切れちゃうんじゃ...」
と未来に言われて慌てて、街に出てきたのだった。
コンビニの角を曲がり、彼女がそこで見たのは...
炭
炭
炭
何かが炭と化した後。そこから連想される物は
「ノイズっ!?」
彼女はそこから急いで逃げ出した。だがそこに1人の幼い少女がいた。母親と離れ一人になってしまったところノイズと遭遇してしまった。響は幼い少女と一緒に逃げた。
川に飛び込み、道路を走り、梯子を上った。
何度も諦めそうになった。
だが、彼女の頭の中にはあの惨劇の際にツヴァイウイングの1人
天羽奏の叫んだ言葉が何度も甦った。
「(生きるのを諦めちゃ駄目だ!それに…)」
響の脳裏にもう1つ甦るのは、あの時自分と奏を助けた、髑髏の戦士だった。
「(あの髑髏さんにお礼も言えていない!)」
なんとか、到着したプラント施設の屋上。
体中が悲鳴を上げそうだった。
「しんじゃうの?」
少女の言葉を、響は首を横に振り否定した。
だが...逃げてきた方向を見れば、すでに大量のノイズが響達を追いこんでいた。
もう逃げられない。ノイズはじりじりと迫ってくる。
「(私にできることは……)」
響は必死に少女を抱きしめる
「(できることがきっとあるはず...!)生きるのを諦めないでッ!!」
そう、それは響が奏に言われた言葉。
それが『キー』になったのかは分からない。だが、彼女は...
響「Balwisyall Nescell gungnir tron」
歌を刻んだ。
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響は、突如纏った鎧の様なもので何とか逃げている。だが何をどうすればいいのか分からず、ヨロヨロな状態だった。
辺り一帯はノイズだらけ。そんな中響き渡る響の歌声。
だが一人の女の子を抱きながら行動してる為、中々うまく動く事が出来ない。
そんな中に、翼がバイクでノイズを尽き飛ばしながら飛び降り。
「Imyuteus amenohabakiri tron...」
起動詠唱を歌いながらうまく着地する。
「呆けない、死ぬわよ。」
翼は、ガングニールを纏う少女を見る。
「あなたはその子を守っていなさい。」
「つ…翼さん?」
響は突如来た翼に戸惑ってしまう。
翼は天羽々斬を纏い、ノイズへと突っ込む。
『蒼ノ一閃』
雷の様な一撃が、ノイズを薙ぎ払う
『千ノ落涙』
千もの剣が、ノイズへと乱れ飛ぶ。
響はその姿に見て唖然とする。
「す…すごい、やっぱり翼さん」
少女「あっ、お姉ちゃん!?」
後ろに、巨大なノイズが3体たちはだかる。
次の瞬間、大きな音を立てその中の1体に大剣が突き刺さり、その上には翼が立っていた。
そして後の2体が響に向かって襲い掛かる。だが...
「これで...エンドだ!!」
その声が聞こえると、上から少し大きめの球体がノイズに飛んでいき大きな爆風を起こした。
「いまのって...」
響は球体の飛んできたほうに目を向ける。彼女はその正体を見ると驚いた。
その正体は2年前ケガをして奏とノイズに襲われそうになった時に助けてくれた人。
---機械の様な鎧を纏い---
---口から光を放ち---
---額にに髑髏を刻んだ戦士---
「大丈夫か?動けなくはないか?」
隼人は慣れない動きをしていた響に確認する。
「ドクロさん!?」
「ド、ドクロさん??」
響の言ったことに少し戸惑った隼人だった。
2年前に命を救われた少女と助けた恩人が今ここで再会した...
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立ち入り禁止エリアは隔離され、炭の撤去作業が行われている。
少女はたいした怪我もなく保護された。
「あったかいものどうぞ」
友里が、温かいコーヒーを入れたコップを響に差しだす。
「あっ......あったかいものどうも」
ホッと一息した直後、纏っていた装備が消え後ろに倒れそうになる響を翼が支えた。
「あっ、ありがとうございます!」
だが、翼は何も答えず去ろうとする。
「実は翼さんに助けられたのは......これで2回目なんですッ!」
「2回目......?」
「あっ!1つ聞きたいんですけど。骸骨さんってどの人ですか?」
「が...骸骨さん?」
翼は、ガングニールを纏っていた響を鋭い眼差しで見ていたが、髑髏さんと言われて少し戸惑った表情をしていた。
「あっ、え~っと翼さんと一緒に私を助けてくれた...」
響がそういうと翼は隼人の事だと察する。再び響を鋭い目で見ながら緒川と話していた男を指さす。
「あの、髪の黒い人よ」
「あ、ありがとうございます!」
響は翼にお礼を言うと、隼人の方へと向かって言った。
「じゃあ、隼人君。あちらの方はお願いします」
「了解しました」
緒川との確認事項の話し合いが済み、隼人は一息ついた。
そこに...
「あ...あの...」
振り向くとそこには、先程ガングニールを纏っていた少女がいた。
「わ...わたし、立花響って言います!
あの...2年前と今回は助けていただき、ありがとうございます!」
隼人は一瞬、何のことかと思ったが響と似た子を見た事があるのを思い出した。
彼女の言う2年前。
それは、ツヴァイウイングのライブに行った日。
「もしかして奏に助けたられた...」
奏を助ける直前、奏が抱きしめていた少女によく似ていた。
「良かった...あの時怪我の具合がよく分らなかったから...」
「あぁ、はは...運が良かったんですよ。」
少し渋い顔をしたが再び表情を元に戻す。
「俺は新川 隼人だ。よろしく、立花さん。」
隼人はそう言って手を差し出す。
「隼人さんですね。私の事は響でいいですから!」
笑顔で握手する響。
すると近くで、助けた少女の母親が機密に対する説明を受けていた。
「じゃあ、私もそろそろ...」
お暇したかった響だが...
「そうしたいと思うけど...多分...無理」
「なっ、なんでですか!?」
隼人の答えに驚く響。
「えっと、この後の展開を」
2年前の様に黒スーツの男達と翼が、隼人と響を囲んでいた。
「え...えぇっ!?」
「貴女をこのまま帰すわけにはいきません...特異災害対策二課まで御同行願います。」
翼がそういうと...ガシャン!手錠がかけられる音がした。
「へ?」
状況が呑み込めない響。
「俺も経験してるから...」
突如、手錠を付けられ、車に乗せられた響は何が起きたのか分からなかった。
「なんでぇ~~~!?」
ちなみに緒川は事後処理を続けるという事で、隼人が運転している。
もちろん目的地はリディアン。
そして、隼人の時と同じように、二課のエレベーターへと連れてこられた響。
同行しているのは隼人と翼。
隼人がエレベーターのドアを開ける。
「響はこっちに来て、この手すりを握っておいて」
エレベーターはかなりの勢いで下へと向かっていく。
苦笑いする響に...
「愛想は無用よ...」
少し悲しい顔をする響。
「これから向かう所に...微笑みなんて必要ないから...」
真剣に言う翼だったが...隼人は外に向き笑いをこらえていた。
「隼人?」
「翼、アレ見せたらだれだって...ンフフw」
一行は指令室に入った。入ってみると...
壁には『熱烈歓迎!立花響様!! ようこそニ課へ!!』と看板が張られていた。
「......は?」
響は目を点にし、隼人は「出たコレ...」と軽く笑い、翼は「はぁ・・・」と頭を抱えていた。
そこに、赤いスーツを着た男がやってきた。
「ようこそ!人類守護の砦、特異災害対策機動部二課へ!」
弦十郎が言うと二課全員が拍手で響を迎え入れた。
「ちょ~っと待ってくんねぇか?」
こういう時、ハイテンションな奏が、普通の姿のままでいた。
奏はゆっくりと響に近づいた。
「か...奏さん?」
そして、両手が響へと伸び...両肩を掴み、顔を近づけ、響にたずねた。
「アンタ...あの時ライブ会場にいた子...だよな?」
「あっ、はい。立花響って言います!あの時...」
奏は何も言わずに響を抱きしめた。
「えっ、あっ、あの...奏...さん?」
響は現状がつかめずにいたが、奏が...
「生きていてくれて...ありがとう。」
奏はそう言うと、先ほどの肩を掴んだ状態へと戻る。
響は何と言っていいか分からなかった。
だが、自分が言わなければならない事を奏へと言った。
「あの時助けていただいて...ありがとうございました!」
奏は何所か満足した顔をし...
「よっしゃ!響の歓迎会だあぁぁぁぁぁ!!」
「「「「「「「「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」」」」」」」」
奏の一言に二課のメンバーが答え、響の歓迎会が幕を開けた。
パーティで盛り上がる中、隼人は奏と二人っきりになっていた。
「お?なんだ隼人、かわいい女をこんな隅に呼んで...」
奏は軽くからかい、隼人は「るせぇ!!」と言い、真面目な顔で尋ねた。
「良かったのか?あれで...」
力を失った当初はずっと、戦わなければいけないと言っていたのだから。
「まぁ~しょーがねぇーだろ?2年の月日が流れ、回復はしてるようだが、アタシの持ってるガングニールはもう動かない...でも、あの子はアタシの代わりに明日を誰かにあげられると思う。だったら、アタシが言いたいのはあの惨劇から生き残ってくれた事ぐらいだよ。」
「そうか...そうだな...」
隼人は少し安心した。奏が少しずつ歩きだしてくれた事に...
そして、2人も歓迎会へと戻った。
その間に、了子さんの検診などもあったが...
かなりの人間が響を歓迎していた。
だが...1人だけそうでない者がいた...
歓迎会も終わった後の事である。
場所は、リディアンの寮のとある部屋。
水の流れる音の最中、ガン!という音が風呂場から響く。
そこには...シャワーを浴びる翼がいた。
「認めない...あれは...奏の物だ!!」
翼だけは、彼女を歓迎できなかった...
リディアンの寮の屋上...そこに黒いX1ことエボルトが立っていた。
隼人の腕輪から一時的に外にふらっと出たようだが...翼の不穏な雰囲気を感じ取り
「これは...ひと悶着あるかもしれねぇな...」
そう言い夜空を見ていた。大きい、大きい満月の夜だった...
「よぉ、邪魔するぜ」
エボルトじゃないか...どったの?
「さっきリディアンの校舎の上でゆっくりしてたんだが翼が不穏な雰囲気を出してたんで警戒はしていたんだが...」
えっ、何それ怖い。
なになんか危ないことが起きそうなの?
「さぁな...ただなにか起きた時は隼人が対応するかもな...」
それってまさか...
「クロスボーン・ガンダムX1と天羽々斬がぶつかるかもな...」
...
「...」
(閲覧ありがとうございました!!)
「チャオ!」やっぱいうのかよ...