Wars of Characters   作:ロードゲート

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ニルヴァーナ編いつまで続くんだろ…


次章考えなきゃ(使命感)


原作について
“多重クロス(FAIRY TAIL等々)”にしていたらFAIRY TAILの原作コーナーを使ってUA稼ぎしていると思われるので“多重クロスオーバー“に変更しました。


第10話 天空の巫女

 

5話毎前回までのあらすじ

 

 

次元間世界により統合した二次元世界。

現実世界で混乱等の影響が発生している中、現実世界で死亡し、統合世界に転生した小学生ユウトは、一番最初に足を踏み入れた世界“FAIRY TAIL”にてナツ達と共にショッカー達を倒し、3番目の目標である仲間収集を達成する為に、現在ニルヴァーナ編で活躍中。

ニルヴァーナ編にて六魔将軍(オラシオンセイス)を連合軍と協力して戦うが、強大な力を握る彼等には到底敵わず、ブレインからの止めの一撃が食らわされる直前、ブレインは化猫の宿(ケット・シェルター)のウェンディに目をつけた途端、彼の魔法が解けてユウト達は間一髪。

 

 

にしても彼は何故ウェンディに目をつけたのだろうか…。

 

 

───────────────────────────────────

 

 

「………ウェンディ」

「え?…え?」

 

 

ブレインがウェンディを見つけると、ユウト達に止めの一撃を食らわせる筈だった魔法を消し、彼女を見据えながら名前を呼ぶ。

ウェンディは今の状況が理解できないのと彼が何故自分を知っているのかと混乱し、涙で潤った目で彼を見据える。

 

その場にいた連合軍全員はざわつき、オラシオンセイスはブレインにウェンディとの関係があるのかと訊ねる。

 

 

「どうした、ブレイン?」

「知り合いか?」

「……間違いない」

 

 

レーサーとコブラの質問を聞き流し、彼は間違いないと言い、彼女の別名を言う。

 

 

 

「“天空の巫女”」

 

 

 

「天空の…」

「巫女?」

「なにそれ~!」

 

 

彼女を天空の巫女と呼ぶブレインに、連合軍は首を傾げる。

ウェンディは天空の巫女と言う言葉にしゃがみながら何だと口に出す。

ブレインは天空の巫女と確信すると、不適な笑みを浮かべながら独り言を言う。

 

 

「これは良いものを拾った。…来い。」

「きゃあ!?」

「ウェンディ!」

 

 

ブレインは魔法でウェンディの身体を掴み、此方に引き寄せる。

ユウトは彼女を引き戻そうとウェンディの所へ移動し、ナツもブレインを止めようとすると…

 

 

「何しやがる、この…」

「金に、上下の隔て無し!!」

「うわっ!」

「がっ!」

「くあっ!」

「きゃあ!」

 

 

ホットアイがブレインの邪魔はさせんと土魔法を繰り出し、彼等の動きを止める。

一方で、引き連れかれるウェンディをシャルルは手を伸ばすが、何故か同じく引き戻そうとしていたユウトとハッピーも一緒に連れて行かれる事態に。

 

 

「あ」

「あれ?」

「待ってください、俺も連れてかれるパターンですか?」

 

 

すると、魔法が彼等の転送を始めるのか、悲鳴を最後に彼等の姿が黒煙と共に消える。

 

 

「きゃああああっ!」

「ナツーー!うわーー!」

「ちょっとぉぉお!!」

「ウェンディ!」

「ハッピー!ユウト!」

 

 

ナツとシャルルは2人(+1匹)の名前を呼ぶが、姿が消えた彼等から返す声が聞こえる事は無く、彼等の呼び声が響き渡るだけだった。

 

転送が完了したと分かったブレインは、用無しとなったナツ達に魔法を繰り出す。

 

 

「うぬらにもう用は無い。消えよ!!」

「伏せろぉ!!」

 

 

間一髪だったが万事休す。

躱し切れない程の雨のように降ってくる弾幕に、ナツ達はその場でひれ伏せる。

しかしこの量を一斉に食らったら一溜まりも無い。

 

 

 

彼等に迫り来る弾幕。

 

 

 

と、そこに1人の男が現れ、弾幕に向けて魔法を詠唱する。

 

 

「“岩鉄壁”!!」

 

 

詠唱した直後、地面からにょきにょきと太棒が現れ、屋根となってナツ達から身を守った。

否、攻撃された筈のジュラが彼等を守ったのだ。

 

 

「ジュラ様!」

「おおっ!」

 

 

間一髪の登場に一同歓喜の声をあげる。

頭の異変の突っ込みも若干含めてはいるが…

 

 

「彼奴等は!?」

 

 

魔法に直撃した土が崩壊し、その衝撃によって発生した土煙によってオラシオンセイスの姿が見えなくなってしまう。

ナツは急いで彼等が居るかどうか確認するが…

 

やはり土煙を利用してナツ達が見えない隙にその場から退散したようだ。

 

 

「完全にやられた…」

「彼奴等、強すぎるよ…」

 

 

その場に居る彼等がオラシオンセイスに完敗し全員が悔やむ中、シャルルは連れ去られたウェンディを心配する。

 

 

「ウェンディ…」

 

 

一方、リオンはエンジェルの攻撃を耐え抜いたジュラの無事を確認する。

 

 

「ジュラさん、無事で良かったよ」

「……いや、危うい所だった。」

「その傷…」

 

 

腰に巻かれた包帯が血で赤く染まっているのを見て、当時あの場にいなかった何も知らないリオンは心配する。

 

 

「今は一夜殿の“痛み止めの香り(バルファム)”で一時的に抑えられてはいるがな。」

「オラシオンセイスめ、我々が到着した途端に逃げ出すとは…さては恐れをなしたな…」

「あんたボロボロじゃねーか!!」

 

 

一夜の格好付けて余裕な原動にグレイはボロボロの奴が言うんじゃないと突っ込みを入れる。

 

一夜は連合軍の者達にも痛み止めの香り(バルファム)充満させ、全員の痛みを和らげる。

 

 

「彼奴等~…ユウトにウェンディ、そしてハッピーを…!何処だぁーー!!!」

「ナツ!!」

 

 

攫らわれてしまったユウト達を探そうと駆け出すナツを、シャルルがマフラーを掴んで引き止める。

 

 

 

───ハッピーと同じく背に羽を生やした状態で。

 

 

 

彼女を見たグレイ達は羽が生えている事に目を丸くする。

 

 

「羽?」

「猫が、飛んでる…」

「これは“(エーラ)”って言う魔法。ま、驚くのも無理は無いけど。」

「ハッピーと被ってる」

「何ですって!?」

 

 

被ってると言われシャルルは若干ショックを受けながら怒り出す。

 

 

「…兎に角、ウェンディにオスネコ、紺色の男の子の事は心配ですけど、闇雲に突っ込んでも勝てる相手じゃないと分かったでしょう。」

「シャルル殿の言う通りだ、敵は想像以上に強い。」

 

 

シャルルの話にジュラも頷く。

 

 

「それに、」

 

 

シャルルは視線のみをとある方向に向ける。

その先にはコブラの毒蛇に噛まれ、腕を押さえながら苦しむエルザの姿が。

 

 

「エルザ、しっかりして!」

「そんな…痛み止めの香り(バルファム)が効かないなんて!!」

 

 

申し訳無さそうに一夜が言う。

彼の魔法は“痛み止め(・・・・)”が出来るだけであって、解毒にまでは至らない。

ルーシィ達もエルザを心配する。

 

 

「エルザ!!」

「…ルーシィすまん…ベルトを借りる…」

「え?」

 

 

エルザがそう言いながらルーシィのベルトを引き抜く。

そのベルトが引き抜かれた事によってルーシィのスカートがストンと落ち……

 

 

おっと、イケナイイケナイ…

 

 

ルーシィは顔を赤らませながらスカートを上げる。

で、エルザはベルトを腕にキツく縛り、歯の間にハンカチを挟み、胡座を組んで腕を差し出し、こう言う。

 

 

「──斬り落とせ」

『!?』

 

 

なんと彼女は毒が回っている腕を斬り落とすよう指示したのだ。

その思いきった指示にルーシィ達は驚愕する。

 

 

「馬鹿な事言ってんじゃねぇよ!!」

 

 

グレイが思いきった指示に怒号を上げるが…

 

 

「……分かった、オレがやろう。」

 

 

リオンは躊躇いなく腕を切り落とす用の剣を拾いながらそう言った。

 

 

「リオンてめぇ!!」

「今、この女に死んでもらう訳には行かん」

 

 

確かに、毒はまだ全身を回った訳では無い。

全身に回る前に、毒の源である右腕を切り落とす事によって、100%ではないがエルザが死ぬ可能性は減少する。

 

 

少しでも生き残る為に、彼女はその選択を選んだのだろう。

 

 

そして、リオンがエルザの腕目掛けて剣を振り下ろす──のをグレイが氷で阻止した。

 

 

「貴様はこの女の命より腕の方が大事か?」

「他に方法があるかもしれないだろ?短絡的に考えるなよ。」

 

 

グレイとリオンが静かに睨み合う中、とうとうエルザに毒が回り始め、力尽きてその場に倒れてしまう。

 

 

「ぁ…」

「エルザ!!」

「不味いよ、このままじゃ体に毒が回って…!」

 

 

 

「───ウェンディなら助けられるわ。」

 

 

 

静かな声で言い放つのはウェンディの相棒、シャルルだった。

 

 

「今更仲間同士で争ってる場合じゃないでしょ。力を合わせてウェンディ達を救うのよ。…ついでにあのオスネコも」

 

 

ウェンディが解毒の魔法が使えると知った者達は、目を輝かせる。

 

 

「あの()が解毒の魔法を使えるの?」

「凄いなぁ」

「それだけじゃない。解熱や痛み止め(・・・・)、傷の治癒も出来るの。」

「あ、あの…私のアイデンティティーは…。」

 

 

更に傷の治癒も出来る事に一同は驚きを見せる。

一夜の悲しみの声も若干聞こえるが…

 

 

「治癒って、失われた魔法(ロストマジック)じゃなくて?」

「まさか天空の巫女ってのに関係が?」

 

 

ブレインも口走っていた天空の巫女の意味、それは…

 

 

 

 

 

「あの娘は天空の滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)、天竜のウェンディ。」

 

 

 

 

 

その衝撃の事実に、全員驚愕。

なんとウェンディはナツ、ユウトと同じ滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)だったのだ。

 

 

「詳しい話は後!今、私達に必要なのはウェンディよ。そして目的は不明だけど彼奴等もきっとウェンディを必要としてる。」

 

 

真剣な顔つきのシャルルの言葉に、全員も気を引き締める。

 

 

「と、なれば」

「やる事は1つ。」

「ウェンディちゃんを助けるんだ。」

「エルザの為にも。」

「ハッピーとユウトもね。」

 

 

目的はウェンディ達を取り戻す。

 

 

彼等の心が1つになるのを感じる。

 

 

全員、拳を突き合わせ、反撃の合図をする。

 

 

「おっし!!行くぞォ!!!」

「オォッ!!」

 

 

ニルヴァーナ編は遂に、反撃編へと入って行くのだった。

 

 

To Be Continued...

 

 




あな番の曲聞きながら書いてたらついノリで反撃編とか書いてしまいました。


次回、ブレイン達の目的が明らかに。
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