Wars of Characters   作:ロードゲート

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undertale編第1話です。
次の話からPlayStation版のアンテをプレイしながら執筆するので、FT編より更新が遅くなると思います。

※尚今回は今までよりガバガバですがお許しを。


undertale編
第20話 好奇心から始まる物語


 

5話毎前回までのあらすじ

 

 

二次元世界が融合した世界、“統合世界”。

統合世界は様々な場所に影響を起こし、混乱状態へと陥っていた。

そんな中、三次元世界──現実世界から転生した小学生、名をユウト。

彼は統合世界を元に戻すべくその世界に転生し、前回、1つ目の世界を完遂した。

 

3つの目標を達成し、新たに加わった仲間“ウェンディ”と共に、次なる世界へと足を踏み入れるのだった。

 

 

───────────────────────────────────

 

───とある喫茶店、サングラスを着用し、優雅に珈琲に砂糖を入れ、口に一口流し込む紺色の少年と、新聞を見ながら呟く青色の少女。

 

こう見えて、彼等は統合世界を冒険する所謂“冒険者”達。

今日も彼等は、世界を冒険していた。

 

 

「珈琲には砂糖5個がお似合いだな」

「ブフッ…子供みたい」

「っせーな…てかお前も10個入れてるくせに、よく言えるよな」

「私、甘党なので」

「甘党ねぇ…」

 

 

甘党の話題を話していると、新聞を見ていたウェンディがとある一面を見つけ、呟く。

 

 

「“イビト山行方不明事件”?」

「ん?どした?」

「…これ見て」

 

 

彼女はユウトにその一面を見せる。

その一面には、四角い黒地に大きな字で“イビト山行方不明事件”と書かれ、その“イビト山”だと思われる山の写真が載せられていた。

 

 

「行方不明か…可哀想に」

「その人の家族や警察も必死になって捜索してるけど見つからないんだって」

「ふーん…」

 

 

と、ユウトは冷めきった珈琲を飲み干し、その場に立ち上がる。

急な行動に驚いたのか、周りの人達の視線がユウトに注目する。

 

 

「…俺等で探せるんじゃね?」

「え?…でも必死に探しても見つからないって…」

「…その為の此処だろ?」

 

 

ユウトは得意気に自分の鼻を指で軽く叩く。

そう、“滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)”の特性の1つである“鼻の良さ”を使うのだ。

ウェンディも“滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)”なので、その特性を生かして捜索ができる。

しかし、彼女は疑問を抱える。

 

 

「え、本当にするの?警察の人とかに怒られない?」

「…変装だよ」

 

───────────────────────────────────

 

 

───イビト山

 

警察官の服装に変装したユウトとウェンディは、警察官にバレる事無く、無事にイビト山に潜入成功。

茂みに隠れた2人は、イビト山中間地点の茂みに隠れていた。

 

 

「──ねぇ、本当に大丈夫なの?」

「大丈夫だって、さっきも警察官にバレなかったんだし」

「そうだけど…」

 

 

ユウトの言葉に不満を抱えるウェンディ。

確かに、ユウトの勝手で行方不明者を捜索するとはいえ、賛成すると言っていないウェンディを強制的に連れてまで行動するのは、いくらなんでもやり過ぎではないのか。

第一、警察や捜索隊に任せておけば良い事なのにも関わらず、何故ユウトは捜索したいと言い放ったのか。

 

 

「何でユウト君は捜索したいなんて思ったの?」

「……好奇心だよ」

「好奇、心?」

「そう。好奇心。」

 

 

なんと彼は貢献とかの理由ではなく好奇心と言い出したのだ。

 

 

「ほら、小学生って行方不明者の顔ってどんな顔かなぁって気になるじゃんか?…分かる?」

「余りにも君って酷いね」

「それは自分でも自覚はしてますが…兎に角、まずは探してさ、顔見てから引き渡そうな?」

「苦笑いしか出来ないけど…しょうがない、やるよ」

「サンキュー」

 

 

ユウトの気持ちに同情出来ないウェンディだが、仕方なく彼と共に行方不明者を捜索する事に。

勿論彼女は好奇心とかでは無く貢献の為だが。

 

──────────────────────────────────

 

 

───それから、彼等は必死になって行方不明者を捜索した。

始めに生き埋めの可能性がある土の中から、林、そして頂上から…と怪しい場所は手当たり次第探したものの、なかなか見つからない。

しかも滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)の特性を活かしても、だ。

 

 

「匂いがしない…?」

「可笑しいな、聞いた情報だとこの山で行方不明になった筈だが…」

「場所移動、とかかな?」

「この山の周りは街なんだ、場所移動していたらとっくに付近の住民とかが通報してる」

 

 

イビト山の周りは住宅が建ち並ぶ街。

この場所から場所移動をして、姿を目撃した通行人が通報しているのだが、現時点で事件は解決せずにいる状況だ、場所移動は有り得ない。

 

 

「じゃあ何で…匂いがしないって言うの?」

「………」

 

 

ユウトが考えていると、ふと老人と幼い少女が話しながら横を通り過ぎる。

 

 

「…この山って何で登ったら帰って来られないって言われてるの?」

「ん?…それはね、“山の麓にある大きな穴”があるからなんだよ。」

「…其処に入ったらどうなっちゃうの?」

「お婆ちゃんも入ったらどうなっちゃうか知らないんだ」

「えぇ…?知りたいのに…」

 

 

その会話はまるで、ユウトとウェンディに、行方不明者の居場所の答えを教えるかのようだった。

その会話を聞いたユウトは老人に話し掛ける。

 

 

「すいません、その“穴”の居場所、教えて貰えますか?」

「?…は、はい…」

 

 

老人は突然、話し掛けられた事に少々驚きを見せていたが、ユウト達をその場所まで案内した。

 

───────────────────────────────────

 

「…ここです」

「デカっ!?」

「はぇー…」

 

 

連れて来られた場所には、物凄く大きな洞穴があり、2人はその巨大さに唖然としていた。

しかも底が見えず、誤って落ちたりしたら即死は免れないだろう。

 

 

「では、これで」

「あ、あぁ…ありがとうございます」

 

 

ユウトは道案内をしてくれた老人に礼を言い、再び視線を洞穴に向けた。

 

 

「…ねぇ、ユウト君」

「…分かってる、匂うな」

 

 

穴から漂う匂い。

しかし、その元は底が見えない奈落の穴。

生きている可能性は奇跡が起きない限り低いだろう。

 

 

「とりあえず、警察に通報するか」

「うん、そうだね」

 

 

と、ユウトが警察署に向かうその時だった。

 

 

生えている木の根が彼の足を引っ掛けたのは。

しかも運悪く、ウェンディもユウトの肩にぶつかり、バランスを崩してしまい…

 

 

「嘘」

「え」

「うわあぁぁあ!!」

「きゃあぁぁあ!!」

 

 

 

悲鳴と共に、奈落の底へと消えていった……。

 

 

To Be Continued...

 




次回から本格的にスタートします。
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