Wars of Characters   作:ロードゲート

30 / 33
お久しぶりです。
久しぶりのWars of Characters、ご堪能あれ(楽しめるかは分かりませんが…w)。


第28話 スノーフル③ リアクション

ウヒョウ!

ニンゲンたちがやってきたぞ!

 

 

ユウト達を見かけるとパピルスは喜んだように反応する。

 

 

ここはとおさん…

わが兄とともに、パズルをしかけてやったッ!

 

 

パズルを仕掛けたと言われ、地面を見渡す。

しかし見えるのは雪解けた地面だけで、それらしき物は見えないが…、

 

 

「パズルって…ただの地面にしか見えないけど…?」

いや…その「じめん」にショッキングなパズルをしかけたのだ!

 

 

『地面にショッキングなパズルを仕掛けた…』

聞いた限り、“地雷”のパズルと言う事だろうか。

 

 

「地雷か?…危ないんじゃないのか、これ?」

なにしろ そのなも…

「とうめいビリビリめいろ」!

 

 

地雷やん、と思ったがしかし違った。

パピルス曰く「めいろのかべ」に触れると、水色に透き通ったオーブから電流が流れるのだと言う。

 

とりあえず地雷では無いと分かった時点で、ミンティア達に怪我を負わせる事は無くなった。

オーブを持った者にしか効果が無いのであれば、ユウトが持てば問題は無い。

 

 

どうだ、すばらしいだろう!

もっとも…きさまらにとって、これは、あくむのはじまり…

よゆうをかましていられるのも、いまのうちだ!

 

 

と、怖気させるような言葉を言い、すぐに始めようとするパピルス。

 

 

はーい、それじゃ、はじめー!

 

 

少しだけ緊張しつつも、ユウトはパズルに足を踏み入れ…

 

 

ビリビリビリッ!!

 

 

電流の音が鳴る。

だがユウトの身には何も起こっていない、と言う事は…

 

 

ちょっと!

兄ちゃん!なにやらかしたのッ!

 

 

電撃を受けたパピルスは、パズルの点検者であるサンズにクレーマーを入れる。

それを聞いたウェンディはパピルスにこう口出しする

 

 

「あの…、そのオーブ、パピルスさんが持ってなければ意味が無いのでは?」

え?あぁ、そっか

「驚かせないでくれよ…パピルス…」

 

 

パピルスはオーブを渡そうと、ユウト達の元に向かう。

彼はパズルの正解ルートを辿りながら近づくが、足跡が見えてしまい、もうパズルどころの話では無くなってしまった…。

 

 

はい、じゃ、これもって!

 

 

と、オーブをユウトに向かって投げ、颯爽と立ち位置に戻る。

答えが分かってしまった以上、どうすれば良いのだろうか…?

ユウトが躊躇っている中、1人の少女がユウトに近付き…

 

 

「ぼくがやる!」

 

 

と、自信満々に答える。

しかし、ユウトは…

 

 

「お前に怪我を負わせる訳にいかないんだよ…?」

「でも、ユウト兄だってパピルス兄達にどう反応すれば良いか分からないんでしょ?」

「そりゃそうだけどさ…」

 

 

すると、ミンティアはユウトが持つオーブを取り、頭に乗せ、パズルの前に立ち…

 

 

「大丈夫、ぼくに任せて!」

 

 

と、得意気な表情のまま親指を立てた。

 

 

はい、はじめー!

「わっ!?」

 

 

ビリビリッ!

 

早速電撃の餌食に。

しかし、ミンティアは恐れる事なく引っかかりながらも進み、渡り切った。

 

 

「どうだ!恐れ入ったか!」

すごい!おのれ!ちょこざいなッ!

こんなにあっさりクリアするとは!

 

 

と、パピルスは感激の言葉を放つ。

しかし彼は見下す(?)ように続けた。

 

 

まあよい!

つぎのパズルはこれよりもっとむずかしいぞ!

なにしろわが兄、サンズのさくひんだからな!

きさまらはまちがいなく、とほうにくれる!

オレならまちがいなく、とほうにくれる!

「それってもしかして…?」

ニ、ニャハハハハ!

 

 

と、図星を突かれたように去って行き、それを見たサンズはミンティアに話しかける。

 

 

*ありがとな…

*おかげで あいつ すごく たのしそうだ。

「パピルス兄って、ぼくたち子供だって分かってて電撃を弱めてるって、何か好感持てるな」

*あいつ こどもには やさしい からな。

*そうそう パピルスがきてる コスチュームだけど…

 

————————————————————————

 

「何か彼奴に申し訳なくなったな…」

「え、なんで?」

 

 

ユウトの言葉に、ミンティアが反応する。

 

 

「さっきのパズル、俺らが子供だって分かってて、静電気程度に電撃弱めてた訳じゃん。それなのに、俺、防衛本能で、リアクションなんか知らずに守る事だけ考えてた…」

 

 

確かに、パピルスはユウトにやって貰いたかったのかもしれない。

にも関わらず、躊躇っていたからミンティアにやらせる羽目になった。

彼女はリアクションを考えながら道を辿っていた。

防衛本能のユウトとは大違いだ。

 

 

「良いんだよ。人間なんて誰だって分からない事だらけなんだ、次からはちゃんとやってければ良い話だよ?」

「だけど…」

 

 

そんなユウトに、ミンティアは彼の手を握り、こう話す。

 

 

「ユウト兄、“終わり良ければ全て良し”でしょ?」

「え?」

 

 

不意なことわざに、ユウトは思わず声を出す。

 

 

「最初は誰だってなんてリアクションを取れば良いか分からないから、相手は悪い印象を持ってしまう。でも、次から頑張ればパピルス兄だって良い印象を持ってくれて、良い方向に持っていけるよ?きっと」

「そう、か…?」

「そうだよ。挫けずにやって行こうよ、ユウト兄!」

「そう、だよな…!ありがとな、ミンティア」

「いえいえ」

 

 

ユウトはさっきまでの暗くなっていた感情を吹き飛ばし、ミンティアに礼を言い、

 

 

「行くぜ、野郎ども!」

「よかった、元のユウト君に戻って」

「だね!」

 

 

彼等の冒険は、まだまだ続く…

 

To Be Continued...




後もう1話出来てるので、明日投稿します。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。