「ほぇー…でっけぇなぁ」
ユウトの初戦から数分後、彼はフェアリーテイルへと向かっていた。
漫画でも把握はしていたが、実際見てみるとざっと縦長20mと言った所だろうか。
「あ、いやいや、高さに惚れてる場合じゃない、早く行こう。」
こんな事をしてる場合じゃないと、彼はフェアリーテイルへと足を進めた。
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「たのもー!!……あれ?」
ギルドに着いたユウトは早速フェアリーテイルに加入しようと大きな声を上げ、ギルドに足を踏み入れる。
しかし、ギルド内は用事で外出中なのかもぬけの殻だ。
……これでは先へ進めない。
「…外に居るかもな」
彼はふとそう思い、外に出て街全体を捜索する。
…ギルドの裏の湖にショッカー達と戦う者達の姿が視界に映し出される。
ギルドメンバーもしくは住民か。
「なんか見覚えの人達が居るな……って事はあっちに居るってことで良いんだな?」
そう信じ、彼はショッカー達の元へ走り出す。
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「イーッ!!」
「イーッ!!」
「チッ…キリがねぇ!」
「どれだけ居るんだ、こいつらは!?」
ショッカー独特の鳴き声が耳に響くが、気にせず戦い続ける。
数え切れない程のショッカー達は、倒しても倒しても数を減る事は無い。
───魔力ももう空だ。
───ギルドも、街も、
───そんな俺達の元に、紺色の髪の少年がやって来た。
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「うおぉぉぉお!!!」
「イーッ!!」
ユウトはショッカー達の背後を狙ってライダーキックを食らわせる。
非力な彼の攻撃は通用はしなかったが、バランスを崩したショッカー達はドミノのように前へ倒れる。
それを狙った彼は氷魔法で攻撃し、纏めて氷漬けにする。
「取り敢えず数は減っ……て無い!?」
「
「
「
「チッ、全員纏めて消してやる!……“氷竜の咆哮”!!」
ユウトに仲間がやられた怒りに身を任せて一斉攻撃を仕掛けるショッカー達に、ユウトは滅竜魔法で纏めて倒す。
流石に塵にまではしなかったが全員気絶させ、体を山積みにする。
しかしまだ生き残りがいるが、お構いなしに魔法で戦う──。
「うっ…!」
……途端、ユウトは魔力を使い果たし、膝から崩れ落ちる。
「ここで魔力切れとか…タイミング悪すぎだろぉ…」
「
「
魔力切れで倒れたユウトに形勢逆転と、ショッカー達は彼に向かって一斉攻撃をする。
───もうダメだ。
彼はそう思いつつ、死を覚悟して目を瞑る。
彼の十二年と言う短い幕が本当に終わる───。
───と、その時。
「“火竜の咆哮”!!」
「イーッ!!」
男性の詠唱と思われる声が聞こえた直後、ショッカー達の悲鳴を聞き、ユウトは何事だと目を開ける。
───そこには、ショッカー達を倒した桜色の髪の青年が立っていた。
「何だ…?」
目を開いたユウトがそう呟くと、青年はユウトに振り向く。
桜色の髪、白銀の鱗模様のマフラー、右肩にある赤色のフェアリーテイルの紋章。
間違いない。
「ナツ・ドラグニル…」
ユウトが彼の名前を呼ぶと、青年は相槌を打つように頷く。
「あぁ!」
───これが、青年──“ナツ・ドラグニル”とユウトの最初の出会いだ。
To Be Continued...