ザッ…ザッ…
男『あ~あ、金が欲しいなぁ…….』ザッ…ザッ…
男『名誉とか地位も欲しいが.…….やっぱ、金だよなぁ』ザッ…ザッ…
男『(借金も返せてないしな…….)』
『金が欲しいのか?』
男『あ?』
『質問に答えてくれ…….金が欲しいのか?』
男『……..あ、あぁ、欲しいが?(なんだ、コイツ……)』
『なら、これをやろう』スッ….
男『……..なんだ、これ?』カチャ….
『『100円ボタン』……とでも、言っておこうか』
男『100円ボタン?』
『そのスイッチを1回、押せば『100円』が出てくる。2回押せば『200円』、3回押せば『300円』、分かるな?』
男『お、おぉ……』
『押せば金が手に入る。が、10分の1で『代償』が襲ってくる』
男『『代償』だと?』
『その回数に応じた分の『痛み』が襲ってくる』
男『は?』
『例えば、4回押せば『400円』が出てくる。その時に『代償』が発動した場合、『400円』に応じた金が痛みを味わう』
男『ハァ!?んじゃあ、俺にあんまメリットねぇじゃねぇか!』
『落ち着け、『最初』の方はちっぽけな痛みだ。使いすぎなければ良いだけだろう?』
男『………た、確かに』
『そして『金は蓄積』されている。3回押して『300円』出した後に、1回押せば『400円』になる、27回押して『2700円』出した後に、1回押せば『2800円』が出てくるという訳だ』
男『な、なんだよ…..それ……!俺にメリットだらけじゃねぇかぁ!』
『そうだ、悪くない話だと思うぞ?』
男『い、いいぜ……ノッてやるよ!』カチッ!!
チャリン
男『お、おぉ!本当に『100円』出てきやがった!』カチッ!!カチッ!!
チャリン チャリン チャリン チャリン チャリン
男『200円と……300円……..!これだけで500円!最高じゃねぇかぁ!』
『それと1つ、『金』が『蓄積』されているのは…….貴方自信の『脳』。なので真面目に『日記』や『メモ』をとったりする必要はない』
男『へぇ、そりゃ便利だなぁ!三日坊主の俺にはピッタリだ!』
『それと、これを』スッ….
男『んん?また、ボタンかぁ?』カチャッ….
『それは『リセットボタン』……使いすぎて、『痛み』に耐えられなくなった時に使えば、情報が消え『100円』に戻る代わりに『痛み』も軽くなります』
男『おぉ!あんた、良い人だなぁ!ありがとなぁ!』
『では、よい『人生』を』ザッ…ザッ…
男『さぁーて!耐えられるまで、やりまくるぞォ!』
その日から『男』は、『100円ボタン』を使い始めた
ーーー
ーー
ー
ピリ……..
男『おっ、900円目にして『痛み』とやらが来たが……..全然余裕だな!蚊に刺される方が痛いぐらいのレベルだな!』カチッ!!
チャリン チャリン チャリン チャリン チャリン チャリン チャリン チャリン チャリン チャリン
男『よっしゃー!1000円!』
男『これでぇ……5500円じゃねぇかぁ!』
男『ウッヒョー!最高!最高!』
男『とりあえず、パチンコでも行くかぁ!』
『100円』、また『100円』と…….確実に増えていった
チクッ……..!
男『え~と……3900円目か…….少しだけ痛くなってきたが…..まぁ、余裕だな』カチッ!!
チャリン チャリン チャリン チャリン チャリン チャリン チャリン チャリン チャリン チャリン チャリン チャリン チャリン チャリン
チャリン チャリン チャリン チャリン チャリン チャリン チャリン
チャリン チャリン チャリン チャリン チャリン チャリン チャリン
チャリン チャリン チャリン チャリン チャリン チャリン チャリン
チャリン チャリン チャリン チャリン
男『これで、総合計したら……..78000円………!』カチャッ…カチャッ…
男『は、働かずに……ボタンを押すだけで…….78000円………!』ゴクッ…..
男『よく、出来ている話だが……..いざとなったら『リセットボタン』もあるし…….『蓄積額』は『脳』にインプットされている訳だし…….』
男『ま!いっか!』カチッ!!カチッ!!カチッ!!カチッ!!カチッ!!
そして『男』は『豪遊』した
男『酒ェ!持ってこーい!一番高いヤツだァ!』
店員『ひゃ、1500000円ですよォ!?』
男『分かってるから頼んでんだよォ!金ならある!』バサァ!!!!
『パチンコ台』を買ったり、『高級車』をバンバン買ったりした
男『ヴェハハハハハハァァァァァ!良いッ!良いぞォ!』カチッ!!
ズキッ!
男『うっ…….!』ドサッ!!
男『な、なんか…….急に痛くなった……のか?というか…..前の『痛み』が、どんなんだったか忘れちまった…….』
男『今、何円だ…….?え~…….『15000円』か………..』
男『総合計したいが…….もう、めんどくさいから良いか……..』
ドンドンドン
男『!』
『おい!金は用意できた筈だよなぁ!お前、昨日も一昨日も『豪遊』してたしなァ!』
男『ッ………!?(ど、どうする……借金は100000000円……..今、ここに何円あるかは分からない…..!)』
『おい!ぶち破れッ!』
男『ヒッ!?』
バキィ!
男『ヒィィィ!?』
借金取り『おらっ!早く出てこいッ!』
男『(も、もう……やるしかない……..!)』カチッ!!カチッ!!カチッ!!カチッ!!カチッ!!カチッ!!カチッ!!カチッ!!カチッ!!カチッ!!カチッ!!カチッ!!カチッ!!カチッ!!カチッ!!カチッ!!
ビリッ…….ビリビリビリビリッッッッッ!!!!!!
男『ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!』ビリビリッ!!!!ビリビリッ!!!!ビリビリッ!!!!ビリビリッ!!!!ビリビリッ!!!!ビリビリッ!!!!
チャリン チャリン チャリン チャリン チャリン チャリン チャリン チャリン チャリン チャリン チャリン チャリン チャリン チャリン チャリン チャリン チャリン チャリン チャリン チャリン チャリン
借金取り『ここにい…….なんだ、用意出来てんじゃねぇか』ザッ…ザッ…
男『ぁ………あ………..』
借金取り『計算するの面倒だから、これ全部貰ってくぞ。おい!そっちの金庫も持ってけ!財布もだ!』
男『ま………って……….』
借金取り(部下)『全て回収できました!』ドサッ…..‼
借金取り『よし!引き上げるぞォ!』
ダッ!ダッ!
男『ぁ………..金……….』
『男』は意識を失った。『痛み』の連鎖に耐えられなくなったのだ
ーーー
ーー
ー
男『……….うっ………』ガバッ…..
男『あぁ、そうか…….『痛み』で気を失っていたのか……..』
ザッ….ザッ….
男『金は……全部、取られたのか……..』
男『………まぁ、いいか………出せば良いんだし……..』ザッ….ザッ….
スッ……
男『………..』カチャ….
男『これで、また……..』
『遊べる』カチッ
チャリン チャリン チャリン チャリン チャリン チャリン チャリン チャリン チャリン チャリン チャリン チャリン チャリン チャリン
男『アハハハハハハァァァァ、金だぁ……..』カチッ‼カチッ!!カチッ!!
ビリビリビリビリッッッッッッ!!!!!!!
男『ぁぁぁぁぁぁァァァァァァァァーーーーー!ァァァァァァァァーーーーー!あがらがぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!』
ドサッ!
ーーー
ーー
ー
男『また………意識を失っていたのか……….もう、何円使ったのか……………見るのも面倒だ………』
男『………そうだ、これを使おう……….』カチャ…..
男『これで、『100円』には戻るが……..『痛み』も消エ……る…….』スッ.….
カチ
ブツンッ
男『ぁぇ………?』クラッ….
ドサッ!
『『男』は死んだ』
『何故なら、『脳』を『リセット』したから』
『真面目な人間が使えば『天使』、不真面目な人間が使えば『悪魔』』
『それが『100円ボタン』』
End