アローラ 第二の人生   作:カツ7

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第9話


声が小さい

手続きを終えた夜家に帰ると玄関に見覚えのない段ボールが置かれていた。

中身を確認して見るとモンスターボールが5つと小さなメモ用紙が1枚入っていた。

 

メモには[入学おめでとう!これは私からのお祝いです。大事に使ってください。それと君のケロマツが使える技伝え忘れていました。

水の波動、くさむすび、あわ、影分身です。後知っていると思うけど、君のケロマツは色違いです。]

 

まぁ、こういうことをしてくるのは誰だか想像がつく。

 

俺はメモを読み流していたが[色違いです。]の一文に目が止まりベッドで寝ているケロマツに目がいった。

 

初めてケロマツをモンスターボールから出した時あれ?って思ったが、たいして気にせずそのうち忘れてしまっていた。

 

俺は昔のことをまた思い出してしまった。小学生の頃、ポケモンのゲームで偶然にも色違いを捕まえた。それが嬉しくてクラスで自慢していたら、ガキ大将だったやつから[ 俺のポケモンと交換しようぜ]とコイキングと交換された記憶がある。まぁあれに関しては余計なことを言った俺にも非がある。

ただし今回の場合は話が違ってくる。実際色違いポケモンはかなりレアだし、欲しがる人もかなりいると思う。もしかしたら、少し目を離した隙に奪われてしまうかもしれない。

そう考えると必要な時以外モンスターボールにしまっておくべきなのか。いやしかし、俺はこいつにできるだけ外の世界を知ってほしいとも思っている。 ちくしょう、どうしたらいいんだ。

 

次の日、俺は寝不足でスクールに向かった。昨日のことが気になってほとんど寝れなかった。結論としては、モンスターボールから出しておくことにした。ただし周りの人の反応を見て危ないと思ったら

可哀想だかモンスターボールに入れるつもりだ。

 

スクールの教室前に着くとククイ博士に合図されたら入ってくるように言われた。しばらくしたら呼ばれら自己紹介するように言われた。

 

俺[初めまして、僕はタクヤ、そしてこいつは僕の相棒のケロマツです。僕らはアローラ地方にきてからまだ日が浅いです。わからないことだらけで時には皆さんに迷惑をかけてしまうかもしれませんがよろしくお願いします。] よし、完璧だ! っと思っていたのだが。

 

マオ[ねぇ、聞こえた?]

 

リーリエ[いえ、途中までしか聞こえませんでした。]

 

スイレン[声が小さい]

 

マーマネ[もっと大きな声で!]

 

カキ[ったくそれでも男か!]

 

サトシ[タクヤーお腹から声を出して]

 

はい!集中砲火いただきました。 声が小さいのは昔からです。

 

その後自己紹介を終え、授業に入った。午前中はポケモンバトルの講座、午後からバトルの実技をやるらしい。

 

昼休みに入り俺は重要なことに気づいた。自分のぶんの昼飯を忘れてしまった。幸いにもケロマツのぶんは用意してある。

 

ケロマツに昼飯を出している最中にサトシに話しかけられた。

 

サトシ[ねぇ、君昨日ククイ博士と一緒にいた人だよね。 俺ククイ博士の家に一緒に住んでいるんだ。あ!そのケロマツもしかして色違い]

 

俺[ええ、まぁそうですね。]

 

サトシ[ちゃんと、こっちを向いて話してよ。お昼俺たちと一緒に食べようぜ。]

 

俺[すいません、大丈夫です。それに僕今日昼御飯忘れたので]

 

マオ[え!お昼忘れたの?]

 

リーリエ[御飯はしっかり食べないと身体に毒ですよ。]

 

マーマネ[僕のわけてあげようか?]

 

俺[いえ。本当に大丈夫です。]

 

俺は逃げるように教室を出て図書室で時間を潰した。

本を読んでいると時間が経つのが速い。

 

あっと言う間に午後の時間がきてしまった。

 

最初にも言われたように、バトルの実践だった。

 

俺は見学していたのだが、ククイ博士に今後のためにも受けて見ないかと言われた。正直めんどくさかったがやる気ガンバライダーないやつに思われるのも嫌だったので、はい!と返事してしまった。

 

カキが俺の相手をすることになった。

 

お互いにポケモンを出したらククイ博士に[バトル始め!]と言われた。

 

カキ[バクガメスかえんほうしゃ!]

 

俺[ケロマツ。水の波動]

 

お互いの技がぶつかり合い、煙がこみ上げた。

 

 

さーて次はどう来る?

 

 

 

 

 

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