アローラ 第二の人生   作:カツ7

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第3話


中学生

もう10年以上前だろうか。

中学生の俺はクラスメイトや他のクラスの連中から目を合わせるたびに[何ガン飛ばしているんだ、コラ。]とよく絡まれた。

中学生活1年目はほぼ毎日そんな感じだった。

 

問題は2年目だ俺は生まれつき目つきが悪く親からよく注意を受けていた。 家では大したことはなかった。ただ学校は違った。

当時授業で男女二人一組でペアを組みお互いに勉強を教え合うものがあった。クラスメイトのほとんどがペアを組んでいく中、俺はどの女子にも声を掛けられずにただオロオロしていた。

 

そんな俺を見かねてか、担任が

[おい、誰かこいつと組んでやれ!]とでかい声で叫んだ。

クラスメイトは、最初動こうとはしなかったが担任の圧力に負けたのか、クラスのおとなしい女子が仕方ないと言った感じで俺とペアを組んでくれた。

授業が始まって30分くらい経ったころ事件はおきた。どうしてもわからないところがあったためペアを組んでいる女子に、[ここ分かる?]と質問した。ただそれだけだった。それなのにその女子は突然泣き出してしまった。

当然、クラス全員から気づかれ授業は台無しとなった。

その後担任から授業を中止させた罰としてトイレ掃除を命じられた。

これなんかまだ可愛いほうだ。

 

その後自分の身におこったことの方が最悪だった。俺が泣かしてしまったその女子は、同じクラスの学校1のヤンキーの彼女だった。

 

その日の放課後、悪気がなかったとはいえ女子を泣かしてしまったことは事実。謝ろうと思っていた。

授業が終わったばかりだしさすがにまだ学校にいるだろうと思いやみくもに校内を探し回っていたのだが見つけることは出来なかった。

明日の朝謝ろうと思い帰るために昇降口に向かった。

その時だ、自分がさっきまで探していた人物とばったり遭遇した。

おれはやっぱり今のうちに謝っておこうと思い謝罪の言葉を言おうとしたその時、彼女は逃げ出してしまった。

[待ってくれ]と言って追いかけた。幸いにも彼女との距離はそんなに離れていなかったため見失うことはなかったのだが彼女は陸上部に所属していたため追いつくことは出来なかった。

 

必死で追いかけていくと彼女は体育館の倉庫に入っていった。

おれもすぐにそこに入った。

 

薄暗く視界がよくない中探しているとバタン!とでかい音がした。

 

振り向くとクラスの学校1のヤンキーとその取り巻き達がバットを構えていた。その中に彼女もいた。

 

彼女[こいつ、さっき私のことを追いかけていたの。怖くて 怖くて]

とヤンキーに泣きついていた。

 

ヤンキー[よしよし、もう大丈夫だからな。おい!お前ら そいつ押さえとけ]

俺は[待て!違うんだ]取り巻き言ったのだが取り巻きの1人から腹パンをくらい咳き込んでしまった。

その隙に取り巻き全員から押さえられ動けなくなってしまった。

 

ヤンキーは俺に近づき[人の女に手を出して お前死刑確定な]そう言って拳をとばした。口の中が血だらけで吐血もした。ヤンキーはそれでも御構い無しに殴ってきた。俺は痛みに耐えるのに精一杯だったが

[頼む 話を聞いてくれ]と伝えた。だが ヤンキーは[ 死人に口は無しだ]と言い返しアッパーをくらわしてきた。その衝撃で俺は倒れてしまった。ヤンキー話を倒れた俺のうえにのり[お前が話さなくても、彼女から全部聞いた。彼女はお前の目がいなんだとよ。だから俺は彼女が怖がらないように、そしててめーが二度とストーカー出来ないようにお前の両目と両足を潰してやる。]そう言って、内ポケットからは小刀を取り出し俺の目に向けてきた。取り巻き達や、泣いていたはずの火の彼女はなぜか笑っていた。ここまでか余計なことをするんじゃなかったと初めて後悔した。

 

その時、騒ぎを聞いたのだろう、先生達が倉庫に入ってきて[お前ら一体何をやっているんだ]と怒鳴りながらその場を沈めてくれた。

 

それからのことだが俺はすぐに救急車で運ばれ、1ヶ月の入院生活を命じられた。傷自体は大したことなかったのだが精神的なものもあったため1ヶ月らしい。その後ようやく入院生活を終え解法されると思いきや、今度は警察から色々聞いたいことがあるとのことで一週間以上警察署に足を運んだ。

ようやく学校に行けるようになったころヤンキーとその彼女は学校からいなくなっていた。

 

そのあとは平和に過ごせたのだがあれ以降、俺は人と話すこと、特に女性と話すことがほとんどできなくなってしまった。それが今の今まで続いてしまっている。

 

俺は目の前の女性を睨みながら当時のことを振り返っていた。

だがすぐに後悔した。 あの時みたいにまたボコボコにされてしまったら そんなのはもうゴメンだ。

 

そう思った、俺は女性に[睨んで申し訳ございません。どうかお許しください。]と土下座していた。

 

女性はびっくりして[私全然気にしていないから、土下座なんて辞めて]

それを聞いた俺は椅子に座りなおしさっきと同じ質問をした。

?[まず私の名前は ピンクっていうのよろしくね]

 

なるほどピンクさんって言うのね。見た目は美しく 名前は可愛い。

すげーなおい。

 

ピンク[そして私は君たちの世界で言う女神ってところかしら。]

へ?女神

普通の人じゃないのはわかっていたが女神って言われるとどうしていいかわからない。

 

それよりも

 

俺[ピンクさんですね。よろしくお願いします。僕はタクy]

 

ピンク[タクヤ君でしょ。知っているよ]

 

紅茶のこともそうなのだがどうしてこの人は俺のこと個人的なことを知っているのだろうか。

 

俺[あのさっきからずっと気になっていたんですがどうして僕の個人的なことを知っているんですか?]

そう聞いた俺は紅茶に口をつけた。

 

口をつけている間ピンクさんは答えた。

ピンク[ん?あれ言わなかったけ。君の名前も好みも記憶から読み取っているからだよ。]

 

それを聞いた俺は口に含んでいた紅茶を口から出してしまった。

うわ、きったね。

 

 

 

 

 

 

 

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