俺[痛ててて]
痛みに堪えながら立ち上がり、周りを確認する。
幸いにも落ちた場所が草むらだったため、怪我自体は大したことがなかった がどうやらどうやら森の中にいるようだ。
しかも太陽は西に沈みはじめている。
やばいなこのままじゃここで夜を迎えることになる。
家に行ってみるかと 渡された地図を参考に自分の家へと向かった。
俺[本当にここであってるのか]
あれから森を抜け しばらく歩いた先には豪邸が建っていた。
地図と道順を何度も照らし合わせるがやっぱりここが俺の家ってことになっている。
中に入ろうと思い、ドアノブに手をかけたが鍵がかかっているのか開かなかった。
鍵はどこだとリュックをあさっていたら、金の小さな鍵が出てきた。
中に入ってみるとこれはまた豪華だった。TVで紹介される金持ちの家そのものだった。正直1人暮らしには大きすぎた。
リビングのテーブルにはA4サイズの封筒とメモがあった。
メモには[アローラ、これを読んでいるってことは無事に家に着いたみたいね。近くにA4の封筒があるかしら。それはポケモンスクールの入学手続きの書類よ。いつでも入学できるように私がスクールに電話しておいたから、入学したくなったら学校に行ってね。
お金なんだけど寝室にキャッシュカードを置いといたから。それ以外にも生活に必要なものは最低限用意して置いたから、後は好きにやってね。ピンクより]
メモに書かれていたのはここまでだった。んじゃあ早速夕飯にするか。キッチンにはカップラーメンやインスタント食品が並んでいた。
俺はカップ麺を用意し、食べはじめた。食べ終わり、シャワーを浴びベッドの上でくつろいでいるとカタカタ カタカタっと音がした。
何だ?っと思っていたらそれはリュックの底に転がっているモンスターボールからだった。
あ!そうだまだ自分のポケモンを確認していない。リュックからモンスターボールを取り出し上に放り投げると、ケロマツは最初キョロキョロしていたが、俺を確認すると飛び込んできた。
俺[おっと! よしよし 元気のいいやつじゃないか。俺はタクヤって言うんだ。よろしくな。]
ケロマツは[ケロ!]っと片手を挙げて返事をした。
その後腹が減っているかと思いポケモンフーズを出したらむさぼるように食べはじめた。そんなに空腹だったのね。ごめんね。もっと早く出してあげればよかったね。
にしても、カッコつけて、あんなこと言っちゃったけど、本当に俺に回収できるものなのか?
その盗んだ奴がどんな人かも分からないし、アローラのどこにいるか見当もつかないか
かと言って今更やっぱり無理ですなんて言えないし。
そんなことを思っていたらケロマツがまた飛び込んできた。
俺[ん。おかわりか?]
と聞いたが、首を横に振られた。
俺[じゃあどうしたんだ?]と聞いたらケロマツはベッドにのり、こっちを見てきた。
俺[一緒に寝るか?]
そう言ったらケロマツは[ケロ、ケロ]と言いながら首を縦にふった。
電気を消し横になりながら考えた。まぁいっぺんに全てが解決するわけじゃない。少しずつ解決していこう。そう思いながら眠りについた。