うーん。
俺はA4の封筒を前にして悩んでいた。
ポケモンスクールに通うかどうかについてだ。
元いた世界ではスクールライフを楽しむことができなかった。
正直今回もそんなオチな気がする。
だが通う、通わないを俺だけの意思で決めるわけにはいかない。
俺[なぁ、ケロマツ。お前ポケモンスクールに通いたいか?]
ケロマツは[ケロロ]て言って首を縦に振った。つまりはyesか。
俺[よしわかった。お前がそう言うんじゃ仕方ないな。]
俺は重い腰を上げ準備をした。
外出着に着替えスクールに向かった。ちなみに今の俺の服装は、紺と白のストライプの半袖シャツ、紺の半ズボン、白いコンバースだ。
やっとまともな服装が出来た。
スクールに着くとアロハシャツを着た、日焼けの老人が出迎えてくれた。
オーキド校長[アローラ!君が入学希望のタクヤ君だね。私はスクールの校長、オーキドだ。 よろしくナックラー!]
タクヤ[タクヤです。お忙しいところ、出迎えていただきありがとうございます。]
オーキド[かたい、かたいもっとフレンドリーにいこうではないか!]
俺[はぁ、分かりました。]
オーキド校長[それでは校内を軽く案内させてもらうぞ。レッツゴーリキー!]
ちょくちょく変なこと言うのやめてもらえませんかね。
校内を案内してもらったあと、校長室で封筒を渡した。
オーキド校長[ふむ、手続きはこれで完了じゃ。ところでタクヤ君。
今日はお姉さんはいらっしゃらないのかね?]
俺[へ。姉ですか?]
オーキド校長[近々、弟がスクールに入学手続きしに行くって電話をくれた人じゃよ]
ピンクさんのことだな。
俺[あー、姉はちょっと仕事の関係で遠くに行っていて、しばらく帰ってこないです。]
オーキド校長[そうか。仕事なら仕方ないのう。 さてタクヤ君。
この後はどうするかの。君の担任は今授業中だが このまま待つか?]
俺[あ。待ってます。]
オーキド校長[よしわかった。ちょっと待っててくれ]
そう言って校長は部屋から出て行った。
しばらくしたら、校長と一緒にこのあいだ見た、白衣の男性が一緒に入ってきた。
あれ、この人は確か.....ダメだ、名前が思い出せない。
オーキド校長[タクヤ君!大丈夫かい。顔が険しくなっとるが。]
俺[あ。すいません。考え事しちゃって。]
オーキド校長[そうか、では自己紹介を頼む]
ククイ[アローラ。タクヤ。俺は君の担任になる、ククイだ。俺は教師と同時にポケモンの技を研究する、博士でもあるんだ。分からないことがあったらなんでも聞いてくれ。]
あーそうだ思い出した。ククイ博士だ。でもなんで俺はわすれていたんだろ。
俺[よろしくお願いします。]
オーキド校長[ではククイ君。後は頼んだぞ。]オーキド校長はそう言ってまた部屋から出て行ってしまった。
ククイ[じゃあ、タクヤ教室を案内するから、ついてきてくれ。]
その後教室まで案内され、明日の授業内容をするか説明を受けていた時、廊下から走ってくる音が聞こえた。
ククイ[サトシ、どうした?]
サトシ[あー今日の宿題 教室に忘れてきちゃって。].
ククイ[ったく、忘れ物には気をつけるよういつも言ってるだろ]
と言ってククイ博士はサトシの頭を軽くコツンと叩いた。
がお互い笑っていた。
その笑顔が俺には眩しすぎて今すぐこの場を立ち去ることにした。
タクヤ[ククイ博士、他に用がなければ僕はこれで失礼します。]
ククイ博士[おう!時間取らせて悪かったな。 後明日教室の前に8時にきてくれ]
俺は[分かりました]と言って校舎を出た。外はもう夕暮れだった。
ケロマツをモンスターボールから出して小走りで家に向かった。
今夜もまたカップ麺か。
ククイ家
サトシ[うーん。]
ロトム[サトシーまだ宿題終わらないロトか。もうすぐ夕飯ロト!]
サトシ[ロトムわかってるよ! ねぇ博士ー]
ククイ[なんだサトシ。宿題なら教えないぞ。]
サトシ[違うよ。さっき博士と一緒にいた人って誰?]
ククイ[それは明日のお楽しみ!]
サトシ[ええー!]
明日俺の可愛い生徒が1人増える。そう思うと俺はニヤニヤが止まらなかった。