やはり俺は視覚だけしか無いのはまちがっているのだろうか?   作:傲慢です

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2話

あれから数年が経ち八幡は高校生になった。八幡が通う高校は総武校で主席で合格し入学が決まった。そして今日は入学式の日であるが八幡は寝ている。

 

小町「朝だよ、お兄ちゃん!起きて」

 

八幡「……うーん」

 

小町は八幡が起きるまでその場で待ち暫くして八幡は目が覚め伸びをし補聴器着けた。

 

八幡「おはよう小町」

 

小町「おはようお兄ちゃん!」

 

八幡は小町の頭を撫でた小町は笑顔で嬉しそうにしていた。

 

小町「お兄ちゃん、今日の調子はどう?」

 

八幡「大丈夫だ、今日は体調は良い方だ」

 

小町「本当!良かった。昨日は少し調子が悪かったから心配してたんだ。あ!今の小町的にポイント高いー!」

 

八幡「最後のがなければ嬉しいがな。でも、色でわかるぞ。心配してくれてありがとうな小町」

 

八幡の言葉に小町は嬉しく喜んでいたが八幡にあまり目の力を使わないようにしてねと言った。

 

小町「お兄ちゃん、着替えを終えたら早く来てね。お母さん達が待ってるからね」

 

八幡「わかった」

 

八幡は今日から通う総武校の制服に着替え下におりリビングに行くと

 

楓「八幡!おはよう!」

 

八幡の母楓は八幡に抱き付いた

 

八幡「母ちゃん、おはよう。親父もおはよう」

 

一樹「ああ、おはよう。お前そろそろ八幡を離してやれ」

 

楓「は?貴方、何か言ったかしら?」

 

一樹「いえ、何でもありません」

 

小町「お父さん、ダサッ」

 

八幡「小町、思っていても言ってはダメよ、親父がより傷つくからな」

 

一樹「小町もそうだけど八幡の言葉も結構傷つくからね!?」

 

八幡「母ちゃん、そろそろ離してご飯が食べれないから」

 

楓「ふふ、そうね。」

 

朝ごはんを食べ始める八幡達。

 

一樹「あれ?俺は無視ですか?」

 

八幡「何独り言を言ってるんだよ、親父。早く朝ごはん食べろよ」

 

一樹「なんか、家族が最近冷たい件」

 

八幡「親父の色が落ち込んだ色になってる。しかもかなり濃い色だ」

 

いつとも変わらない変わらない比企谷家の朝の風景であった。

 

荒井「一樹さん、迎いに上がりました」

 

荒井は一樹の部下の一人で朝はいつも迎いに来て一樹は仕事に向かう。

 

一樹「……ああ、荒井かいつもすまないな」

 

荒井「い、いえ。気にしていないのでそれにしても今日は元気がないような」

 

一樹「最近家族が冷たいんだよ、はぁー」

 

荒井「そ、そうですか」

 

一樹「八幡、途中まで送っていってやるぞ」

 

八幡「いや、歩いて行くよ」

 

一樹「そうか、それじゃ行ってくる」

 

八幡/小町/楓「いってらっしゃい」

 

一樹は自身の仕事場に行ったちなみに一樹は警視庁の刑事局長を勤めている。

 

少しして

 

八幡「それじゃ母ちゃん行ってくるよ」

 

楓「いってらっしゃい、入学式見に行くからね」

 

八幡「うん、来てくれるのは嬉しいけどあまり騒がないようにしてね。中学の時結構騒いでいたからね」

 

楓「ふふ、ついね」

 

小町「いってらっしゃい、お兄ちゃん!気を付けてね!」

 

八幡「小町も気を付けてな」

 

小町「うん!」

 

八幡が家を出て総武校に向かっている途中だった。

 

???「アッ!サブレ!」

 

ダックスフンドが道に飛び出した、すると黒い車が迫ってきていた車を運転している者からは見えていなかった。八幡は咄嗟に動きダックスフンドを庇い車に轢かれてしまった。

 

八幡「(これでも痛みを感じないのか)」

 

八幡はその場で気を失ってしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

八幡「ここは病室だよな……見たことのある場所だな」

 

八幡はそう思いながら机に置いてあった補聴器を着けた。病室の扉が開きその場所に向くと八幡の家族が居た。

 

楓/一樹「八幡!!」

 

小町「お兄ちゃん!!良かったよー!」

 

八幡「もう少し声を落として」

 

小町「ごめんなせい」

 

八幡「母ちゃん、何日ぐらい寝てた」

 

楓「三日ぐらいね、本当に良かったわ」

 

八幡「あの時よりはましだからな」

 

楓「そうかもしれないけど、それでも私は貴方が傷ついた姿を見たくないのよ」

 

八幡「ごめん、迷惑かけて」

 

一樹「いや、良いんだ。それで何故飛び出したんだ」

 

八幡「犬を助けたんだよ、近くに飼い主も居たしね。それに車を運転していた人からは見えていなかったから、そしたら勝手に体が動いてそれで」

 

一樹「全くお前という奴はどれだけ優しんだよ」

 

楓「そうね、八幡は強くて優しい子ですもの」

 

楓は八幡を抱き締めて優しく撫で小町は抱き一樹はその様子を見て微笑んでいた。すると

 

???「アニキ!」

 

八幡「もう少し静かに喋れ煌人」

 

煌人「すいません、アニキ。良かった、アニキが目を覚まして」

 

八幡「心配かけてすまないな」

 

煌人「そうですよ」

 

家族と弟分と話していると扉にノックが聞こえた煌人が扉を開けるとそこには男性と女性が居た。

 

???「失礼します、始めまして雪ノ下陽乃です」

 

???「私は雪ノ下家の顧問弁護士の葉山です」

 

八幡「どうも」

 

楓「それで何がご用で此方に」

 

陽乃「今回の事で話に来まして」

 

楓と一樹は陽乃と葉山と話すことがあるとの事で部屋を出て行った。

 

小町「綺麗な人だったね、お兄ちゃん!」

 

八幡「……」

 

煌人「アニキ?どうかしたんですか」

 

八幡「あの人の色は謝りよりも何かを隠したい色の方が強くてなそれにあの仮面だしな」

 

八幡の言葉に小町と煌人は処々腹にたっていたがあの人達と話すのは八幡と小町の両親うまくいくとは思わなかった。そして暫くして楓と一樹が戻ってきたしかもかなり怒っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オマケ

 

楓と一樹は陽乃と葉山と向かい合って話していたが楓と一樹は我慢の限界に足していた。陽乃と葉山の話では妹が乗っていた事や世間の事で話した後に治療費は私たちが出しますので内密にして欲しいとの事だった。

 

楓「話を聞く限り貴女は娘さんですよね」

 

陽乃「はい、そうですが」

 

楓「親御さんは?」

 

陽乃「仕事の都合で来れないので代わりに私が」

 

楓「そう、親御さんは仕事で来れないのね……ふざけてんのか、てめえ等」

 

陽乃「……!!」

 

楓の冷たい声に陽乃も葉山も恐怖を感じた、一樹は小声で昔の楓が出てきてるよとそう言った

 

楓「仕事の都合で来れないから娘と弁護士と話して治療費の事や今回の事を内密にだと……そいつらは何を考えていやがる、普通は親御さんが来て謝罪をするのが常識じゃないのかよ。」

 

陽乃「はい、その通りです」

 

楓「それにな今回は足の骨折だけで済んだけどよ、当たり処が悪かったら死んでいたかも知れねぇだろうが。そんなことも考えられねぇのか。雪ノ下建設の社長だろうと議員だろうと関係ないだろうが……そんなことも分からねぇ程のアホなのか」

 

陽乃「すいません」

 

楓「チッ、胸くそ悪くなってきた。今回の話はなかったことにして後日また来て下さい……今度は親御さんの方でもし来なかったら……てめえ等潰すぞ」

 

陽乃「はい、伝えておきます」

 

楓は立ち上がり

 

楓「八幡と小町に癒して貰わなくちゃ」

 

楓はそう言って八幡達が居る病室に戻っていた。

 

一樹「私が言いたいことは妻が言ってくれましたので私は何も言いませんが……これだけは言っておきます。家の息子がもし亡くなっていたらあんた等を全員刑務所にぶちこんで居たぞ」

 

一樹もその場を立ち上がり八幡達が居る病室に戻っていた。

 

陽乃「お母さんに連絡を入れないとね」

 

葉山「陽乃さん」

 

陽乃「それにしても何処かで見た覚えがあるのよね」

 

その後に陽乃は今日の事を母に話した数日後に雪ノ下夫妻が謝罪に来たが楓の容赦のない話に何も言えなかった。一樹が楓を落ち着かせてその後のことを話した。後に雪ノ下夫妻が帰ろうとした時に荒井が来て一樹は仕事に向かった。その後に一樹が警視庁の刑事局長と知り驚いていたのは別の話。

 

 

そして今回の事で雪ノ下家はこう思った。比企谷家を怒らせてはならないと


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