俺と問題児が異世界からやって来るそうです   作:のあの

2 / 5
問題児集結

ーーーーーーーーーーーーーーー箱庭二一0五八0外門居住区画、第三六0工房。

 

「…………うまく呼び出せた?黒ウサギ」

 

「みたいですねえ、ジン坊っちゃん」

 

黒ウサギと呼ばれた十五、六歳に見えるウサ耳の少女は、肩を竦ませておどける。

 

その隣で小さな体躯に似合わないダボダボなローブを着た幼い少年がため息を吐いた。

 

黒ウサギは扇情的なミニスカートとガーターソックスで包んだ美麗な足を組み直し、人差し指を愛らしい唇に当てて付き加える。

 

「まあ、後は運任せノリ任せって奴でございますね。あまり悲観的になると良くないですよ?表面上は素敵な場所だと取り繕わないと。初対面で『実は私達のコミュニティ、全壊未期のがけっぶちなんです!』と伝えてしまうのは簡単ですが、それではメンバーに加わるのも警戒されてしまうと黒ウサギは思います」

 

握り拳を作ったりおどけたりと、コロコロ表情を変えながら力説された少年も、それに同意するように頷いた。

 

「何から何まで任せて悪いけど………彼らの迎え、お願いできる?」

 

「任されました」

 

ピョン、と椅子から黒ウサギが跳ねる。

 

『工房』の扉に手をかけた黒ウサギに少年は不安そうに声をかけた。

 

「彼らの来訪は………僕らコミュニティを救ってくれるだろうか」

 

「……。さぁ?けど"主催者(ホスト)“曰く、これだけは保証してくれました」

 

クルリとスカートを靡かせ振り返る。

 

おどけるように悪戯っぽく笑った黒ウサギは、

 

「彼ら五人は………人類最高クラスのギフト所得者だ、と」

 

 

 

 

???side

 

 

 

 

俺は自分の鞄の中に手紙が入っていて

その手紙を机に起き

手紙とにらめっこをしてから数分

 

「まぁ、中身は何て書いてあるんだろう?開けてみるか」

 

そう言い手紙を開けると

 

 

『悩み多し異才を持つ少年少女に告げる。

その才能《ギフト》を試すことを望むのならば、

己の家族を、友人を、財産を、世界の全てを捨て、

我らの”箱庭“に来られたし』

 

と書いてあった

 

 

 

 

問題児side

 

にしてもあの緩衝材のような薄い水膜を幾重も通っても危ないな

少しアレを使うか" “を使用し魔法陣を緩衝材と融合さして人が死なない程度に強化した。

 

これでよしとしてと思っていると

猫を上空で抱えてる子がいた。

 

「おいおい、あれじゃ溺れるでしょ!」

 

将輝はそう言いながら彼女近くまで行き声をかけた。

 

「君、溺れるきかい?!直ぐ猫を離すんだ!」

 

「…………ダメ!三毛猫は私の大事な友達!だから離さない」

 

『お嬢!!(;_;)』

 

「仕方ないな、死にたくないなら今からする事で騒いだり怒ったりするなよ?」

 

「………うん、わかった。」

 

彼女がそう言ったあと直ぐ彼女の体を俺は抱きしめた瞬間水膜を幾重も通って湖に投げ出された。

 

「えっ!///」

 

「きゃ!」

 

「わっ!」

 

「マジかよ!」

 

ポチャン、と着水。

 

俺は着水したあと直ぐ足がつくとこまで女の子を抱えて行った。

 

そのあと更にもう一人落ちてきた。

 

 

???side

 

おいおい待てよ

俺このまま湖におとされるのかよ!

 

「クソったれ!!!!!」

 

バッシャーン

 

問題児side

 

「大丈夫か?」

 

「…………助けてくれてありがと。三毛猫大丈夫?」

 

『じぬがどおぼた…………』

 

まだ呂律が回らないながらも無事を確認した耀はホットすると上空から時速250㌔も出てるかのよえな早さぜ落ちてきたが俺はほっといて陸に上がった。

 

他の連中ももう陸に上がっていた

 

「し、信じられないわ!まさか問答無用で引きずり込んだ挙句、空に放り出すなんて!」

 

「右に同じだクソッタレ。場合によっちゃその場でゲームオーバーだぜコレ。石に呼び出された方がまだ親切だ」

 

「右に同じだクソッタレ。まだ石や土の中に呼び出された方がましだ!」

 

「最悪だ服めっちゃ濡れたやないかーどうしてくれよー!」

 

「…………いえ、石の中や土の中に呼び出されても動けないでしょう?」

「「俺は問題ない」」

「身勝手ね」

 

二人の男女はフン、と互いに鼻を鳴らして服を絞り、その後ろで俺が助けた子も同じく服を絞りとなりの三毛猫は全身を震わせた。

 

「さっき舌打ちしやがったな」

 

「なんのことやら?笑笑。祐少しかわかせ」

 

「はぁー、わぁた、わぁた」

 

 

喋ってると後ろで服を絞りながら

 

「此処……何処だろう?」

 

「さあな。まあ、世界の果てっぽいのが見えたし、何処ぞの大亀の背中じゃねか?それと一応確認しとくぞ。 もしかしてお前達にも変な手紙が?」

 

「そうだけど、まずは"オマエ“って呼び方は訂正して。ーーーーーーーーーー私は久遠飛鳥よ。以後は気をつけて。それで、そこの猫を抱きかかえてる貴女は?」

 

「……………春日部耀。以下同文」

 

短!自己紹介短いよー!

 

「そう。よろしく春日部さん、野蛮で凶暴そうなそこの貴方は?」

 

「高圧的な自己紹介をありがとよ。見たまんま野蛮で凶暴な逆廻十六夜です。粗野で凶悪で快楽主義と三拍子そろった駄目人間なので、用法と用量を守った上で適切な態度で接してくれお嬢様。」

 

「そう。取扱説明書をくれたら考えてあげるわ、十六夜君」

 

「ハハ、マジかよ、今度作っとくから覚悟しとけ、お嬢様」

 

「そしてそこの黒髪の貴方?」

 

「俺か?俺は破界祐だ。力仕事とかあるなら任せな!」

 

「あった時に頼むわ」

 

「おう」

 

「ほんでそこの茶髪のヤンキーあんたは?」

 

「誰がヤンキーだ貴様にだけは言われたくない!俺は大和将輝だよろしくな」

 

心からケラケラと笑う逆廻十六夜

傲慢そうに顔を背ける久遠飛鳥

我関せず無関心を装う春日部耀

腹減ったーと言う破界祐

周りを見渡す大和将輝

 

そんな彼らを物陰から見ていた黒ウサギは思う

 

(うわぁ………なんか問題児ばっかりみたいですねぇ………)

 

召喚しておいてアレだが………彼らが協力する姿は客観的に想像できそうにない。黒ウサギは陰鬱そうに重くため息を吐くのだった。




かくの疲れた
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。