ジン達は六本傷の旗ひ掲げるカフェテラスに座り注文を取るために店の奥から素早く猫耳の少女が出てきた。
「言っらっしゃいませー。御注文はどうしますか?」
「えーと、紅茶を2つと緑茶一つとコーラー一つ。あと軽食にコレとこれと」
『ネコマンマを!』
「ティーセット3つにコーラー一つにネコマンマですね」
…………ん?と飛鳥とジンと祐が不可解そうに首を傾げる。しかしそれ以上に驚いていたのは春日部耀だった。
「三毛猫の言葉わかるの?」
「そりゃ分かりますよー私は猫族なんですから。」
それからから話が進み
黒ウサギ達side
黒ウサギはトリトニス大河を目指して走り出していた。
黒ウサギは、風を追い抜き、木々をしならせ、光の如く森を抜けていく。
眼前が開け、僅か数瞬後には森を抜けて大河の岸辺にでた
「この辺りのハズ…………」
「んっ?黒ウサじゃねーか」
「おれ、お前黒ウサギか?どうしたんだその髪の色?」
背後からあの忌々しい問題児の声が聞こえる。どうやら彼らは無事だったらしい。
「もう、一体どこまで来ているんですか!?」
「”世界の果て“まで来ているんですよ、っと。まあそんなに怒んなよ」
十六夜の憎ったらしい笑顔をも健在だ。心配は不要だったらしく、何処にも傷はない。あえていうなら落下した時よりもびしょ濡れぐらいだった。
「にっしても黒ウサよく追いついたな?遊んでいたとはいえこんな短時間で俺達に追いつけるとわな」
「むっ、当然です。黒ウサギは”箱庭の貴族“と謳われる優秀な貴種です。その黒ウサギが」
アレ?と黒ウサギは首を傾げる
(黒ウサギが……………追いつけなかった?)
これは何度も説明して来た話しだが。ウサギは箱庭の世界、創始者の眷属である。
そのかける姿は疾風より速く、その力は、生半可な修羅神仏では手が出せない程だ。
その黒ウサギに気づかれず姿を消したことも追いつけなかったことも、思い返せば人間とは思えない身体能力だった。
「ま、まあ、それはともかく!十六夜さんや将輝さんも無事で良かったデス。水神のげーむに挑んだと聞いて肝を冷やしましたよ」
「水神?ーーーああ、おれのことか?」
「まだ…………まだ試練は終わってないぞ、小僧ォー!!」
「蛇神…………!って、どうやったら怒らせられるんですかお二人がた!?」
ケラケラと笑う十六夜
「黒ウサ一つ言っとくが俺は何もしてないからな!十六夜が勝手にやっただけだ」
「黙らっしゃい!十六夜さん何故こんなにも蛇神さまをおこらせたんですか?!」
「何か偉そうに『試練を選べ』とか上から目線で素敵なこと言ってくれたからよ。俺を試せるのかどうか試させてもらったのさ。結果はまあ、残念な奴だったがなぁ。次は将輝の番なぁ」
そう言われ渋々二人の前に立つ将輝
『貴様らぁー付け上がるな人間!我がこの程度の事で倒れるか!』
蛇神の咆哮が響き、牙と瞳を光らせる。巻き上がる風が水柱を上げて立ち昇る
「将輝さん、下がって!」
黒ウサギは庇おうとするが、十六夜にとめられる
「黒ウサ今は俺の獲物だ手を出せばお前から潰すぞ」
将輝は本気で殺意を籠った瞳と言葉で黒ウサギを見てみ言った。
黒ウサギはこの方生きていてこれ程まで殺意を浴びた事はなかった。
将輝の言葉に蛇神は息を荒くして答える。
「心意気は買ってやる。それに免じ、この一撃を凌げば貴様らの勝利を認めてやる」
「知ってるか?決闘は勝者が決まって終わるんじゃなく、敗者を決めて終わるんだよ!」
求めるまでも無く、勝者は既に決まっている。
その傲慢極まりない台詞に黒ウサギも蛇神も呆れて閉口した。
「フンーーーその戯言が貴様の最後だ!」
「……………アデアット(来れ)『無限無双』真空の剣(メル▪フォース)!吹き飛ばせ真空波」
無限無双
魔力によっては無限に武器を出すことができ作ることが出来ます。空中に浮かすことも出来る