Qなんで(・・?
Aのび太に静香はいるのにその兄にヒロインなしとかないから。
「--!後で送り返してやる!」
学校から帰るとドラえもんが苛立った様子で部屋から出てきた。
いや、すぐにでも送り返せよと思ったが、急ぎの用事があるのだろう。
実際私を見ても目で答えるだけで外に出て行ってしまった。
一体何が届いたのだろうか?
「ふふふ―」
…のび太がにやけながら何かを持って外に出て行った。
・・・・ほんとに何なんだ?
部屋に入ると開けられている包み、またこれまたありきたりのように出ている何かの説明書。
・・・・かぐやロボット?何それ?
うんまあ、いや、えー。
自分が汚い大人だからだろう、いろんな下種な考えが頭に浮かび、しかもそれをこの時代に送ってきた未来デパートに少し苛立ちを感じる。
おそらくドラえもんが送り返すと言っていたものはこれであたりだろう、それ開いているという事は、のび太が開けておそらくだが裏山の竹藪にでも行ったんだろう。
・・・・いや確かにこれ、未来デパートも悪いんだが。
こちらもだいぶ悪いような気がする。
深く考えるのはやめよう
★
「あのぉー。兄さん」
机で少し古い本を読んでいるとのび太が髪の長い女の子を連れてきた。
見たことない子だがすぐに気が付いた。
「…ああ、その子がかぐやちゃんか」
「え!わかるの!」
ドラえもんがこそっと扉から顔をのぞかせているが説明はしなくてもいいだろ。
「ある程度はな。パパとママは受け入れているし、私も別に悪いとは思わないからね。だけどのび太。その子のことも考えて行動しなさい」
それだけ言って私は本を元の場所に返すために立ち上がった。
「あ、あの」
「ああ、自己紹介がまだだったね。私は野比のび郎。のび太の兄だ。それと君はかわいいからジャイアンたちに気をつけなさい」
「・・す、すごいさらっと初対面の女の子をほめてる」
「一番危険なのは兄さんなんだよなぁ」
聞こえてんぞお前ら。
「は、はい。よろしくお願いします」
「ああ、よろしく。もし困ってのび太やドラえもんでも解決できないことがあったら相談してくれ、いつでも力になろう」
眼を部屋の時計にずらすと待ち合わせの時間が近づいていた。
人を待たせるのは気が引けるし早めに出るか。
「じゃあ、すまないが私は出木杉と約束があるから、またあとで。ゆっくりするといい」
安心させるように輝夜の頭をなでて時間を確認する。
十分間に合う時間だ。
「たらしだよなぁ」
「のび太君、君に足りないのはああいう包容力だよ」
「うるさい短足」
「言ったなのろま!」
★
…やはり、なかなかないか。
近くの図書館。そこで、私と出木杉は探し物をしていた。
「のび郎君が僕に頼み事なんて珍しいね」
いくつかの本に目を通しながら出木杉が聞いてくる。
普段からかかわりをあまり持たない私からの頼み事、少し驚きつつも受け入れてくれたこいつはやはりいい奴なんだろう。
「頭の回転はお前のほうがいいからな」
自分も机に置かれてある山のような本を片っ端から目を通しながら答える。
「…っち、やはりなかなかないな」
すでに探し始めてから三時間が経っている。図書館の利用可能時間まであと二時間。
満月のことを考えると時間はあまりにも少ない。
「僕としてはこういうのも楽しいからいいけどね」
そういう出木杉もやはり疲れているのか声にあまり力がない。
このまま探しても仕方がない。
「少し休憩を入れよう、飲み物を買ってくるが何がいい?」
「いや、僕も行くよ」
「そうか」
いったん本を机に戻し自動販売機のある所まで二人で向かう。
「ねぇ、のび郎君」
「どうした、出木杉?」
「こんな古い文献を急に探し出して僕にも手伝ってほしいとかほんとにどうしたんだい?」
子供の本当に純粋な疑問だったのだろう。
出木杉はそんなんで私に質問してきた。
「決まってるだろ?…ただの趣味だよ」
そのあとようやく見つけられたとだけ言っておこう
★
「あああああああああああああああああああああ、ああああああああああ。ほんと何なんですかねぇ!痛い痛いよ俺なあぁぁっぁぁぁぁぁぁ!。いやマジ何してんの!僕の考えた最強モテモテな大人なの?ニコぽ?なでぽ?踏み台転生者ですか私はぁぁぁぁぁl。包容力じゃねぇよ!たらしとかでもねぇよこんなんただのくそ野郎だよ!」
裏山で少年の声が響いたとか響かなかったとか。
来週中には上げます