エドのヤツまでもがスタンド能力を発現した。⋅⋅⋅⋅⋅体術と錬金術。加えてスタンド能力まで⋅⋅⋅リンネ様そりゃねえよ⋅⋅⋅⋅
そんな俺の嘆きを余所にドラえもんのヤツもエドのスタンドを見てエドに意識を集中した。
スタンドバトルという面から見れば俺とドラえもんとエドとの三つ巴ではなく俺のスタンド能力となったドラえもんとエドのスタンドとのタイマンっつー事になるよね?何かややこしい⋅⋅⋅⋅⋅⋅
エドは自分のスタンド「フルメタル・アルフォンス(鋼の兄弟)」をドラえもんに向けてスタンドラッシュをかましてきた。
「オラァー!!オラオラオラオラオラオラァー!!」
「ドラァー!!ドラドラドラドラドラドラァー!!」
ドラえもんも目の前のエドに集中してラッシュのド突き当いが始まった!!
うん⋅⋅⋅⋅俺無視されてるよ⋅⋅⋅眼中に入ってないよね⋅⋅⋅まあ生身では耐えられそうにないからこれで良かったんだよね⋅⋅⋅⋅⋅?
とはいえ目の前の激しいラッシュ合戦に俺はまばたきするのを忘れて見入った。身長と腕の長さによるリーチはエドのスタンドが有利。ドラえもんはリーチという点では不利だが、腕が短い分だけラッシュの回転速度が速く手数なら軍配が上がる。
「オラァー!!」
「ドララァー!!」
ドンッ!ガンッ!ボンッ!バンッ!
互いの拳をぶつけ合い拮抗を保つがやはりドラえもんの拳⋅⋅⋅⋅(手袋装着してるけど実際はゴムまりみたいに丸い)はリーチのあるフルメタル・アルフォンスの体には届かず徐々にエドが優勢になってくる。
そして遂にエドのスタンドの拳がドラえもんの側頭部を捉えた!
どっ、ドラえもん!!
バシュッ!サッ!
間一髪ドラえもんはギリギリ躰した⋅⋅⋅な、あの身体の動きは!?
ドラえもんは左右に身体を振って横八文字の動きをしている⋅⋅⋅⋅!
横八文字の∞無限の軌道⋅⋅⋅⋅あれってもしかしてデンプシーロール!?
何で、ドラえもんはボクシングの伝説的な技を使えるんだ!?
激しく身体を左右に振る事により回避の動き+反動による拳の破壊力の上乗せ。その技により、今度はエドが不利になりつつあった。
ウィービングによる動きに攻撃はかわされ、懐に入られる。すると今度は逆にリーチのあるエドのスタンドは攻撃動作がしづらくなり、接近戦でドラえもんは力を発揮しやすくなる。
「くっ、コイツ懐に!?」
横八文字⋅⋅⋅∞無限の軌道から生まれる左右の連打がエドに襲いかかる!
「ドララァァ!ドラッー!!」
「くっ、舐めんじゃねえぇー!!」
スタンドのみならず、本体であるエド自身も攻撃に加わり手数に対抗してきた!
「オラァー!!オラオラオラオラオラオラオラオラ、オラァー!!」
右側はエドが、左側はスタンドのアルフォンスがラッシュを突き出す!
ドゴッ!バキッ!メキッ!ガツッ!
凄まじいラッシュの手数によりドラえもんのせっかくのデンプシーロールのラッシュは無力化される⋅⋅⋅⋅!!
だが、ドラえもんは身体を捻る反動を利用してとてつもない大ジャンプをした!?
ドバァン!「な、なにぃー!?×2」
俺とエドは思わずハモりドラえもんの姿を追った。
ドラえもんはデンプシーロールの動きの反動で天高く飛び、華麗な動きで上空からエドめがけて左拳を突きだし突進してきたー!!
「ハリケーンボルトー!!」
⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅チョッと待てぇぇぇ~!!!
何でアズサの家で読ませてもらった某ボクシング漫画の名作の技を使えるんだ、オノレはぁぁぁー!!?? Σ(゚Д゚)
そんな俺の心中のツッコミなんぞ知るよしもなくエドに突進!そんなドラえもんの攻撃に対してエドはスタンドのアルフォンスに身体を少し沈み込ませて右のアッパー⋅⋅⋅⋅いや!あれはフックとアッパーの中間のスリークォーターから突き上げるパンチ「スマッシュ」を打ち放った!!
「ドラァッ!」 「オラァッ!」
ドギャァァン!!
凄まじい炸裂音が響き、互いのパンチがせめぎ合う!!
そして⋅⋅⋅⋅何故かドラえもんが拳を突きだしたまま、こっちに向かって来やがったぁぁー!?
恐らく上から真っ直ぐ下に直線に降りてきたドラえもんのパンチに対してアッパーだが、やや、横の動きのあるフック気味のスマッシュが奇跡的なタイミングでぶつかり合い、それが原因で勢いを殺さず左拳を起点に全身の動きが変えられこっちに向かって来ているっつー訳だ⋅⋅⋅⋅あ、こりゃ避けれねーわ⋅⋅⋅死んだな⋅⋅⋅⋅⋅⋅
ズドムッ!!
ドラえもんの予想外の突進に走馬灯が見えかけたが、突然ドラえもんとエドの身体が沈んだ!?
「むぎゅう⋅⋅⋅!?」
「な、なんだ、これはぁ~!?」
アズサのスタンドの重力を操る能力で俺は間一髪助かった⋅⋅⋅⋅⋅
サンキュー!アズサ!
「君たちそこまでだよ⋅⋅⋅⋅頭を冷やそうか?二代目様、よろしく!」
「うむ」
ドバシァァァ!!
さっきのロゥリィさんとエリカの再現をされてしまった⋅⋅⋅⋅⋅⋅
ウヒャァ、チベて~!!完全に頭冷えましたわっ、こりゃ⋅⋅⋅⋅⋅
「頭は冷えたかい?三人とも。さっき二人のいさかいを見ていたというのに全く呆れてしまうねぇ⋅⋅⋅⋅」
腕を組んで俺たち三人を見下ろし流石のアズサも呆れた顔をして、ため息をはき、やれやれと言った顔と仕草をする。
ドラえもんとエドもポカーンとした顔をしていたが、すぐに正気に戻り冷静になった様だ。
「⋅⋅⋅⋅⋅あ~っ、その悪かったよ、二人共。つい頭に血がのぼっちまって⋅⋅⋅⋅⋅」
「ううん、こっちこそ、エドくん、晴明くんゴメンよぉ⋅⋅⋅⋅⋅」
「オレもつい⋅⋅⋅⋅⋅⋅悪かった、スマン!」
三人が互い、互いに謝罪して取り敢えず落ち着いた。
「晴明くん、本当にゴメンよぉ~つい、じれったくなっちゃってガチャを回しちゃって⋅⋅⋅⋅」
「いや、まあ、結局結果オーライ?みたいな感じだし、いいさ。ついムキになっちまって、先に手を出して悪かったよ。エドも気にしてる事を言って悪かったな。」
「あ~っ、む~っ⋅⋅⋅⋅それについては、まあ、しゃあねえ、オレも熱くなっちまったし⋅⋅⋅⋅文字どうり水に流すぜ!え~と⋅⋅⋅⋅?」
「俺の事は晴明と呼んでくれ、こっちがドラえもんだ。よろしくな!エドワード・エルリック⋅⋅⋅⋅『鋼の錬金術師』!!」
「おうっ!よろしく頼むぜ!ハルアキ!ドラえもん!」
ぶつかり合いにはなったが結果的に少し解り合えたと俺は思った⋅⋅⋅⋅⋅⋅
ドラえもんがさっきの道具で自分とエドと俺を乾かしてくれた。
ふいー助かった。あのままだったら風邪ひいちまうからな。
「取り敢えず皆、落ち着いたな⋅⋅⋅⋅」
「あっ、扉間さん、スンマせん⋅⋅⋅⋅お手数お掛けしました⋅⋅⋅⋅⋅」
「致し方あるまい。それが若者の特権よ⋅⋅⋅⋅⋅だがこれだけは覚えておけ。悪戯に感情のまま、うかつに動けば己のみならず、守るべき仲間をも危険に晒す⋅⋅⋅今回は身内のじゃれ合いだったが実戦なら致命的だ。肝に命じておくがいい⋅⋅⋅」
「はいっ!ありがとうございました!」
俺はしっかりと頭を下げて扉間さんの言葉を噛みしめた。
自分はこの中で一番役立たずだとイタズラに自分を卑下し、下らんこだわりの為につい、手まで出しちまった。
気をつけないとな⋅⋅⋅⋅⋅
エドも扉間さんの言葉を聞き、いまいちバツが悪そうにしてる。
「フフフ、ハハハ!!多少、色々といざこざは合ったがここに頼もしい仲間達が遂に集結した!実に晴れ晴れとした気持ちだね!
どうだろう、ここは一つ親睦会を開こうと思うのだが、如何かな?」
アズサの提案に皆が賛同する。
「うん、うん。アズサちゃんナイスアイディア!親睦会スッゴく楽しそう!やろうよ!リンネちゃん、ロゥリィちゃん、エリカちゃん、ピーちゃん♥」
鹿目まどかは笑顔で賛同した。
「はいっ!私も交ぜて頂いて嬉しいです!」
リンネ様もウキウキしている。女神の仕事で他の女神や同性との交流は余りなさそうだもんな。
「いいわねぇ、やりましょう親睦会。私楽しくなってきたわぁ♥」
ロゥリィさんも楽しそうにしている。
「親睦会⋅⋅⋅⋅?随分と余裕ね⋅⋅⋅⋅⋅まっ、悪くはないわね」
少々、素直ではないがエリカも親睦会に賛同する。
「ぐわぁー!ぎゅわー♥」
何を言ってるのかは解らんがデスピサロこと、ピーちゃんのヤツも嬉しそうに足をバタバタしてハシャイでいる。埃が立つからチョッと加減はしてほしいがな⋅⋅⋅⋅⋅
「ふふっ、かつての愛弟子達や里の子供たちを、思い出すわい。」
扉間さんも一歩引いた視点で皆を眺め、自分が兄、柱間さんと築き上げた里の子供たちを見るような穏やかな顔で俺たちを見つめる。
「何だかスゲー賑やかだなぁ⋅⋅⋅⋅向こう側のヤツらを思い出しちまうぜ⋅⋅⋅」
エドのヤツは皆を見て元の世界にいる弟とその仲間たちの顔を思い浮かべている様子だ⋅⋅⋅⋅⋅
「よーし!決まりだね!では⋅⋅⋅⋅ドラえもんくん。是非ともポケットの中にある秘密道具で親睦会の準備を頼みたい!よろしいかな?」
やれやれ、アズサのヤツ⋅⋅⋅⋅⋅親睦会を発案しといてドラえもんの道具頼みなのかよ。ま、予想はしてたがな⋅⋅⋅
「うふふっ、よーし!僕に任せなさい!!22世紀の未来からやって来た猫型子守り用ロボット、ドラえもんに不可能はない!⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅多分」
オイっ!最後の多分で俺は不安になっちまうぞっ!ま、しゃあねえか⋅⋅⋅
コイツ⋅⋅⋅ドラえもんは奇妙な偶然の出会いにより俺のスタンドになった⋅⋅⋅⋅⋅⋅
正直これからどうなるか何て女神様でもわからない⋅⋅⋅⋅⋅だけどよ、ドラえもんの取り出す不思議な道具とアズサ、そして集った頼もしい仲間達と共にキュゥべえの野望を必ず打ち砕いてやるぜ!
今回で取り敢えずパッと頭に思い付いた話は以上です。正直このまま続けていけるかは分かりませんが、とにかく気長にやっていこうと思います。気になる点や意見と感想を是非にお願いします。それでは、また!