色々一悶着合ったが、俺たちは親睦会を始める事になった。
「グルメテーブルかけ!」
ドラえもんがポケットから例の如く秘密道具を取り出し準備をしてくれた。
テーブルかけからは様々なパーティー料理が生み出され豪華絢爛に並んだ!
ローストビーフを始めとした肉料理に、海鮮料理、野菜、麺類とか、和洋中の料理が並び、各種スイーツ系も揃っており、皆の目が驚きと食欲に満ち溢れ輝いている。勿論俺もだ!
所謂ビュッフェ形式なので各々が好きな料理を好きなだけとり、ゆったりと楽しめるといった形式だ。昔アズサの誕生日に参加した時を少し思い出す。あんときは、初めての豪華な立食でアタフタしたもんだ⋅⋅⋅⋅⋅
「さっ、皆好きなだけ食べてね!」
ドラえもんの言葉を皮ぎりに皆各々好きな料理を皿に盛り始める。
「ギャウウ!ガウウ⋅⋅⋅⋅」
突然デスピサロこと、ピーちゃんが困った様な声と表情をして唸った。
「あっと、いけない⋅⋅⋅⋅どうやらピーくんは人間ではなく幻獣の類いに位置する。我々と同じ食事は些か合わないみたいだ⋅⋅⋅⋅⋅ドラくん!何とかならないかな⋅⋅⋅⋅?」
アズサが直ぐ様ピーちゃんが何で困っているかを察した。
「あっそうか、ゴメン!ピーちゃんは人間じゃないから同じ食事が出来ないんだね⋅⋅⋅⋅よーし!僕に任せて!」
ドラえもんはポケットをまさぐると、何やら奇妙な光線銃を取り出した⋅⋅⋅?
「デフォルメペット化光線銃ー!!これは猛獣や怪物、奇妙な生物を可愛いらしくデフォルメして変化させる道具なんだ!見ててね」
取り出した道具をピーちゃんに向けて引き金を引く。すると淡い光がピーちゃんを包み込み⋅⋅⋅⋅⋅⋅ポンッ!
ピーちゃんこと、魔王デスピサロは実に可愛らしい小さなぬいぐるみの様な姿になった!?
「わぁ~!可愛い♥」
「あらぁ、随分と小さくなったわねぇ」
「ふむ、流石ドラくんだ!見事あっさりと解決してくれたね!ありがとう!」
「まぁ⋅⋅⋅⋅結構いいんじゃない⋅⋅⋅⋅(ナニあれ可愛いじゃない!もふもふしたいわ⋅⋅⋅⋅♥)」
「ほう⋅⋅⋅⋅これは変化の術の類いか⋅⋅⋅やりおるな」
「おっ、なかなか可愛いじゃねえか!(俺より小さいしな)」
「本当にドラえもんさんは不思議な道具をお持ちですね⋅⋅⋅⋅!」
「きゃう!ギャウ♪」
ぬいぐるみの様に愛らしく小さくなったピーちゃんは皆に愛されて喜び、足を踏み踏みしたステップをしてご機嫌な様子だ。
「うふふ♥喜んでるね!あとこれも⋅⋅⋅⋅万能ペットフードグルメン~!!」
取り出した袋の中身を器に取り出し、ピーちゃんの前に持っていく。
目の前の専用のゴハンにピーちゃんはとっても喜び、口に放り込んでほっぺたをハムスターみたいに膨らましてご満悦な感じだ。⋅⋅⋅⋅しかし、魔王がペット扱いってそれでも良いのだろうか?まあ、ピーちゃん自身は満足そうにしてるからまあ、良いか⋅⋅⋅⋅
「さあ、乾杯して僕たちも食べよう!」
皆グラスを手にして乾杯した。俺は皿にローストビーフに唐揚げ、豚の味噌漬け焼き等肉料理を盛り合わす。
「おいおい、晴明くん!野菜もしっかり取ることまオススメするよ。何事もバランスだからねぇ」
アズサはまるでオフクロさん見たくブロッコリーやらキャベツの千切り、大根サラダも盛りつけてくる。分かってるよっ!気恥ずかしいから勘弁してくれ。
「おっ!こりゃウメえー!!」
「ふむ、この寿司とやら海魚を使った料理はサッパリとして口によく合うわい」
「ウフフ⋅⋅⋅⋅これでお酒があれば最高ねぇ」
(ハンバーグ!ハンバーグ♫美味しい♥)
「このケーキとっても美味しいです♥」
「こっちのチーズケーキも素晴らしいです♥」
皆、思い思いに料理に舌鼓みをうち、いい雰囲気だ。ドラえもんのヤツはまたもどら焼きを頬張っている。食べ過ぎると糖尿になるぞ⋅⋅⋅⋅って、アイツはロボットだってこと忘れていたな⋅⋅⋅⋅⋅それに今は俺のスタンドだし⋅⋅⋅⋅まっ、いっか。
ふと、そんなドラえもんにロゥリィさんは身体を寄せて密着して甘い囁き声で
「ウフフ⋅⋅⋅⋅ドラちゃんったら本当にどら焼きが好きなのねぇ⋅⋅⋅⋅今度私が手作りの特製どら焼きを作ってあげるわぁ⋅⋅⋅♥」
「えっ、本当!?わぁー僕とっても楽しみだなぁ!」
「ちょっとあんた!ベタベタとドラえもんにくっつき過ぎよ!少し離れなさい!!」
逸見エリカが二人に注意を促す。もしかしてお前、嫉妬してるのか?
「あらぁ~?もしかして貴方⋅⋅⋅⋅ドラちゃんが私と仲良くしてるのが気に入らないのかしらぁ~?ヤキモチなんて焼いて可愛いじゃない~♥」
「な、な、何言ってんのよっ!?ただっ、私はあんたがくっつき過ぎてドラえもんが迷惑してるんじゃないかと⋅⋅⋅⋅⋅」
「別にドラちゃんは迷惑なんか感じていない様子よぉ~⋅⋅⋅貴女って本当、分かりやすいお子ちゃまねぇ~♥」
「なんですってー!!」
いかんヒートアップしてきたぞ!?俺はつい、でしゃばりそうになるが先にアズサが二人の間に軽やかに入り仲裁する。
「はっはっはっー!!二人共、そこまでだよ!せっかく皆がドラくんの提供してくれた料理を楽しみ、親睦を深めているのにそれは無粋だろう?まあ、最もドラくんはまん丸でつい抱きしめたくなるがね!」
アズサのヤツもドラえもんにぴったりと寄り添いバグした。
そんな様子をみていたまどかも悪ノリして便乗する。
「エヘヘ、私も混ぜてねっ!」
「そ、それではワタクシも⋅⋅⋅⋅」
女神リンネ様迄もがドラえもんにくっつきハグし出した。ドラえもん⋅⋅⋅⋅お前は何処のラノベの主人公なんだ?
「⋅⋅⋅⋅⋅⋅うぬぬ、何よ!あんた達わっ、私だって負けないわよ~!!」
ついにエリカも我慢出来ず、ドラえもんに抱きついて来てもみくちゃになりテンヤワンヤになっている。
「⋅⋅⋅⋅⋅⋅何やってんのかねぇ⋅⋅⋅⋅ハルアキ、えーとアイツ、ドラえもんはちょっとした事故でお前のスタンドになったんだっけか?」
料理をこんもりと盛った皿を片手に、女子達の様子に半ば呆れながら口をモゴモゴさせながらエドが尋ねてきた。
「ああ、何の因果かは知らないがそうなっちまった訳だ。まあ、最初はアイツが俺のスタンドになったのには納得出来なかったが、今は頼もしく感じてる⋅⋅⋅⋅で、エドお前は何でスタンド能力迄持ってんだ?」
「ああ、それはな、オレん所に来た女神リンネの使いがよぉ?錬金術無しではこの先の戦いは厳しくなるからって召喚主⋅⋅⋅⋅つまり、ハルアキとアズサに見習ってスタンド能力を授けましょうってスタンド能力について説明した後に付与されたって訳だ」
⋅⋅⋅⋅もしかしてその、使いってヤツ第一シリーズのエドと原作恭順の第二シリーズのエドと間違えてないか?原作のエドは最終回で弟アルフォンスを取り戻す代価に錬金術そのものを代価して取り戻し、その代わりエドは錬金術が仕様不可になった。対して第一シリーズのエド⋅⋅⋅つまり、今目の前にいるエドは錬金術を失っていない訳で⋅⋅⋅⋅あ~っやっぱり使いの人、間違えちまってるよ!だあー!体術、錬金術に加えてスタンド能力はチートすぎるわっ!
ドラえもんは俺のスタンドつー事になったが完全に単独で活動可能で、スゲー道具がある。対して俺は未熟な空手しかない⋅⋅⋅⋅⋅いや、落ち込むな俺!何とかなる、イヤ!してみせる!
そんな様子を見ていた扉間さんが声をかけてくる。
「晴明よ⋅⋅⋅己の力不足に悩んで居るなら儂で良ければ忍び体術の手解きをしてやろう⋅⋅⋅⋅どうだ?」
と、扉間さん⋅⋅⋅⋅!!俺は感激して二つ返事で頷いた。
「扉間さん!ありがとうございます!!是非、お願いします!」
「ハッ、しょうがねえなあ。俺も組手に付き合ってやるよ。アルが居なくて少し鈍ってるからな!」
「エド⋅⋅⋅⋅!ありがとよっ!」
俺は二人の気持ちに心から感謝した。
「フフン♪晴明くん良かったじゃないか♫君が嬉しいと私迄嬉しくなるよ!」
何時の間にか後ろから腕を回してきたアズサは上機嫌で俺にくっついてきた。お前な⋅⋅⋅⋅人前で密着するなよな⋅⋅⋅⋅恥ずかしいだろう。
俺の相棒にしてマイスタンドであるドラえもんも、ようやく女子達から解放されて此方によってきた。
「ふう~⋅⋅⋅⋅嫌われるよりはいいけど流石に目が回る⋅⋅⋅⋅⋅」
「はははっ、モテモテだなお前は」
目を回してフラフラのドラえもんを見てると流石にどこぞのラノベや、なれる小説の主人公みたいな感じの様にはいかないみたいだ。
「晴明さん、このケーキ美味しいですよ!良かったらどうぞ♥」
まどかちゃんがイチゴのショートケーキを俺に差し出してくれた。
「おおっ!美味しいそうだな!ありがたく貰うよ」
俺はケーキを一口、口にする。うん!こりゃ旨い!クリームの程よい甘さとスポンジのふっくら加減、そしてイチゴの甘酸っぱさが三位一体になって口に広がる。
「でしょう♥本当に美味しくてもう最高だよ!」
まどかちゃんは心底楽しくて嬉しい笑顔を浮かべている。
女の子は甘い物が主食と言っても間違いじゃないからな。
「晴明くん。私にもくれないかい?」
珍しくアズサがおねだりをしてきた。俺は一口分に割ったケーキをアズサの口に運んでやる。
「ほらよ」 「ありがとう⋅⋅⋅うん!これは美味しいね!」
「⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅あんた達そう言う仲なの?」
エリカがジト目になって俺達に言い放つ。
「いやいや、違うぞエリカ、俺達は同じ高校のクラスメイトで中学からの腐れ縁でまあ⋅⋅⋅⋅なんつーか?オタ友ってやつかな?」
「フフフ⋅⋅⋅⋅晴明くん。照れなくても良いんだよ?私達は親友の間柄だとはっきり言ってやればよいのだよ!」
尚も腕を俺の首元に回して密着しているアズサの答え方にエリカは若干の呆れ顔をした。
「奇妙な間柄ね⋅⋅⋅⋅まあ、いいわ。私自身男は信用もしていないし、当てにするつもりもないけどまあ、精々足を引っ張らないように頑張りなさい」
それだけ言ってエリカはケーキコーナーの方にいった。
もしかしてエリカなりの励ましなのだろうか?
「彼女らしい発破のかけ方だねえ⋅⋅⋅⋅どれ、私もケーキコーナーへ行ってくるよ」
アズサもケーキコーナーへと向かっていく後ろ姿をボンヤリと見ていると足下でデスピサロのピーちゃんが何やらがなり立ててきた。
「ぎゃう、がう!」
⋅⋅⋅⋅⋅⋅もしかしてお前もケーキが食べてみたいのか?う~ん⋅⋅⋅⋅モンスターだから別に大丈夫かな?
俺は一口分に分けたケーキをピーちゃんの口に放り込んでやった。すると、
「ぎゃう~♥」
ピーちゃんはとてもハッピーな声と表情になり上機嫌で足をバタバタした。ピーちゃん⋅⋅⋅⋅魔王はどうやら甘党らしい。
ピーちゃんはにこやかな顔をして俺にさっきまで食べていたグルメンをお返しとばかりに掴んで渡してきた。
いや⋅⋅⋅⋅気持ちだけで十分だから⋅⋅⋅⋅
だが、せっかくの気持ちを無下にも出来ないので取り敢えず受け取った。
「あははっ、すっかり仲良しさんですね」
まどかちゃんは俺とピーちゃんのやり取りをみて微笑んでいる。
「あらぁ~?先を越されちゃったわねぇ~♪」
ケーキやどら焼きをどっさりと盛り付けた皿を片手にロゥリィさんが呟いた。どうやらピーちゃんを餌付けしようとしてたみたいだ。
「ぎゃう!がう!」
皿に盛り付けられたケーキをみてピーちゃんは瞳を輝やかせている。因みにもう一匹⋅⋅⋅⋅いや、一人か?こいつも瞳を輝かせている。
「わーいどら焼きだぁ!」
ドラえもんの奴、だらしなく口を開けて瞳をキラキラしてやがる。お前はさっきまで食べてただろが、少し自重しろ!
「うふふ♥ドラちゃん用に抹茶味や、生クリーム入り、栗入り、ちょっぴりビターなティストのコーヒー味も持って来たわぁ♪まどかもピーちゃんも晴明も食べましょう♫」
「わあー♥ありがとうロゥリィさん!」
「ぎゃうぎゃう♥」
「ああ、頂くよロゥリィさん」
「さあっ、ドラちゃ~ん♥あ~んして♥食べさて⋅⋅⋅⋅ア・ゲ・ル♥」
「でへへ⋅⋅⋅⋅何だか照れくさいなぁ⋅⋅⋅⋅」
ドラえもんは更にだらしなく、締まりのない顔をしてロゥリィさんに切り分けたどら焼きを食べさせてもらっている。はっ~やれやれだ⋅⋅⋅⋅⋅⋅すると⋅⋅⋅⋅
「ちょっ、こらっ、待ちなさいよ!ロゥリィ!抜け駆けしてんじゃないわよっ!」
⋅⋅⋅⋅案の定エリカも皿に色んな味のどら焼きを山程盛り付けてやって来た。
「あらぁ~⋅⋅⋅⋅⋅エリカァ⋅⋅⋅⋅貴女もドラちゃんにあ~んしてあげたかったのねぇ~⋅⋅⋅⋅でも残念!今は私とドラちゃんのラブラブタイムよぉ~♥」
お約束どうりロゥリィさんはエリカを挑発めいたからかいで一蹴した。
「ぐぬぬっ⋅⋅⋅⋅⋅まだよ⋅⋅⋅⋅まだ終わってないわ!はいっ!ドラえもんこっちも美味しいわよっ!!!」
フォークに刺したどら焼きを無理矢理ドラえもんの口に運んだ。幸いドラえもんの口は無駄にデカイので何の問題なくおさまった⋅⋅⋅⋅
「うふふ⋅⋅⋅⋅僕幸せ~♥」
二人の美人からどら焼きを食べさせてもらい、ドラえもんは溶けるような顔でモグモグしている。
「あははっ、全くドラくんはモテモテだねぇ。よーし⋅⋅⋅では晴明くん。コチラも負けていられないねぇ!口をあ~んとしたまえ!さっきのお返しだよ!」
いつの間にか隣にいたアズサが便乗して負けじと俺にケーキを食べさせようとする。
いや、待て!流石に恥ずかしいから勘弁してくれ⋅⋅⋅⋅⋅⋅
「あ、あの晴明さん!あ~んして下さい!」
隣にいつの間にか着た女神リンネ様迄が何故か俺にケーキを食べさせようとする⋅⋅⋅⋅⋅⋅本当に何でだ?
「フフフ⋅⋅⋅⋅晴明くん。せっかく美少女二人から、ましてや一人は女神様直々に食べさせてくれるんだよ!ここで断るのはヘタレ過ぎるねぇ⋅⋅⋅⋅」
⋅⋅⋅⋅いや、自分で美少女言うな!つーかヘタレ言うな!扉間さん!エド!どうにかしてくれ!俺は視線を二人に向けるが二人はまどかちゃんが皿に盛り付けて持ってきたケーキやパイらしきスイーツに舌づつみをうっていた⋅⋅⋅⋅⋅⋅
「このような甘味物は初めて味わうが脳にガツンとくる美味さよの」
「おっ!このアップルパイ旨いな!アルの奴にも食べさせてやりてぇな⋅⋅⋅⋅」
こりゃダメだ⋅⋅⋅⋅
「さあ晴明くん!」 「晴明さん!」
俺は観念して美味しくあ~んして頂いた⋅⋅⋅⋅⋅二人は満足感溢れる笑顔で残りのケーキを堪能している。まさか俺がこんな漫画やネット小説の主人公みたいな事をするとはな⋅⋅⋅⋅あ~照れくせえ!ドラえもんの事をとやかく言えないなぁ⋅⋅⋅⋅
一通り料理も食べ終わり、そろそろお開きの雰囲気になってきた。
「それでは皆さん、改めて今回の旅の目的をさせて頂きます。今回の事の発端は全てワタクシの至らさによるものです⋅⋅⋅⋅⋅情けなくもキュゥべえと名乗る生命体に管理システムを乗っ取られ、彼らの条件を呑まざる得ない事になりました⋅⋅⋅⋅⋅そして厚かましくも皆さんの力をお借りして、各世界に潜んでいるキュゥべえが派遣したボスを全て倒すというのが取り敢えずの目的です。皆様からみれば何とも迷惑なお願いですがどうか何卒宜しくお願い致します⋅⋅⋅⋅」
リンネ様は平身低頭で皆に頭を下げて懇願した。
こうやって話を聞くと本当に女神リンネ様は運悪くとばっちりを受けただけなんだよな⋅⋅⋅⋅⋅
「そんなに頭を下げなくてもいいわぁ⋅⋅⋅⋅そのキュゥべえとかいうのをしっかり八つ裂きにしてあげるからぁ⋅⋅⋅⋅♥」
ロゥリィさんは戦いを好んでいるため実に物騒な事を言う⋅⋅⋅てかっ、ヤツラは八つ裂きにしても代わりのキュゥべえが来て霧が無いんだよな⋅⋅⋅⋅⋅
「ウェヒヒヒ⋅⋅⋅⋅⋅♥大丈夫だよ!リンネちゃん!皆、スッゴク頼もしいもん!絶対大丈夫だよ!」
魔法少女であるまどかちゃんが奇妙な笑い声を出してリンネ様を安心させる。
「私たちは絶対に負けないわ!何が何でも成し遂げて見せる!黒森峰戦車道の一員の意地と誇りにかけて⋅⋅⋅⋅」
エリカも気力がみなぎっている。
「キュゥべえとやらがどの様な存在かは計り知れぬが、マダラ以上でない限りはそう易々と遅れを取るつもりはない」
流石扉間さん!頼もしいぜっ!
「どんなヤツだろうと俺と⋅⋅⋅⋅俺達との格の違いを見せてやるぜ!なあ、ハルアキ!!」
「ああっ!そのとうりだぜ、エド!!」
何だか昔からのマブダチみたいな間柄で俺とエドは意気投合する。
「ぎゃう!がう、がう!」
デスピサロこと、ピーちゃんも気合いがこもっている。⋅⋅⋅⋅⋅⋅何言っているのかはわからんが⋅⋅⋅⋅
「大丈夫だよリンネ様。僕たち全員力を合わせれば何も恐れるモノはない!だから安心して僕らの帰りを待っててね!」
「ドラえもんさん⋅⋅⋅⋅⋅⋅」
「そうだぜ、リンネ様。アクシデントとはいえ、こんなにすげぇチートな道具を持つドラえもんが俺のスタンドにして頼れる仲間なんだからさ、気楽にしててくれよ、なっ!」
「晴明さん⋅⋅⋅⋅」
「リンネ様我々にお任せを⋅⋅⋅貴女様の可愛い顔を悲しみに染めたキュゥべえの野望は必ずや阻止して見せましょう⋅⋅⋅⋅⋅!!」
「あっ、アズサさん⋅⋅⋅⋅⋅♥」
最後はアズサが締めてくれたが天然タラシの為、今一何とも言えない空気になる⋅⋅⋅⋅⋅まあ、いいけど⋅⋅⋅⋅
「あっ、それでは忘れない内に晴明さんとアズサさんに生命力の底上げと精神耐性をお付けしますね。どうか⋅⋅⋅⋅皆さんよろしくお願いいたします」
リンネ様から生命力底上げと精神耐性を貰った。多分これでちょっとや、そっとで死にはしないだろ。精神耐性はどうなのかはわからんが⋅⋅⋅?
「よーし、準備はいいかな?皆出発するよ!」
「オー!!」
ドラえもんはキュゥべえから渡された異世界転移の為のゲートジュエルを掲げる。さあ!いよいよだ!気合い入れてくぜっ!
ドラえもんがゲートジュエルを作動させると目の前に光の穴が出現した。これがゲートか⋅⋅⋅⋅!
「出発進行!」
何故か、ドラえもんが先導してゲートへと皆入った。まあ、アイツの言うことが本当なら色々冒険の経験値が高いから大丈夫だろう。光に包まれて異世界へと俺達は旅立った⋅⋅⋅⋅⋅⋅
「皆さんどうか無事に生還出来ますように⋅⋅⋅⋅⋅⋅」