ストライクウィッチーズの世界に日本が転移!?(リメイク)   作:RIM-156 SM-2ER

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皆さまどうもSM-2です。
ついに夏休みですね!皆さんは予定等立てられていますか?私は勉強ばかりの夏休みになりそうです・・・・・・。
では本編どうぞ!


第2話 対応策

『――――――以上が現在判明していることであり、現在消息不明の航空機及び船舶の発見には至っておりません。国民の皆様方には冷静に秩序ある行動をとるようお願いいたします』

 

緊急事案対策本部の対策室に設置されたテレビから官房長官の声が聞こえてきた。

午前7時、異変発生から7時間後に首相官邸では記者が集められ、内閣官房長官から正式発表が行われた。

異変から7時間もたっているのにもかかわらず、いまだ何も発見できていないことで官邸には重苦しい空気が流れていた。

 

「まだ何も発見できていないのか?」

「まだ何も・・・・・・」

 

石田の問いに国防軍の制服組トップである、統合国防司令長官*1は首を横に振った。

 

「・・・・・国家緊急事態宣言を発令する・・・・。それと中国、韓国、ロシアの大使を呼んでくれ、国防軍による大陸方面への偵察を勧告する」

「ですがそれだと軍事的挑発になってしまう可能性が!」

 

石田が長い沈黙の後そういうと、外務大臣がそう大声をあげて反論した。

 

「だが、今のままでは何もわからん!日本を救うにはそれしかないんだ!」

 

確かにすべての衛星との通信が途絶えてしまい海外との通信が取れない今、いつになるかわからない通信の回復を待つよりも、自分たちから海外に助けを求めに行ったほうが早い。

 

「それに、最初っから大使に勧告してからなら政府へのダメージ軽減にはなる・・・・・・まぁ、何かあったら総辞職は間違いなしだが・・・・・・・・・閣僚諸君には覚悟を決めてもらいたい・・・・・・・」

 

石田がそういうと閣僚たちは一瞬ざわついたが、顔を見合わせ覚悟を決めたような顔をした。

 

「わかりました!この国のためになるならばこの身を喜んで捧げましょう」

「私も同じです!」

「私もです!」

 

閣僚たちは口々にそういった。石田は心の中で「ありがとう・・・・」というと指示を出した。

 

「では、中国、韓国、ロシアの大使を呼んで現在の状況とこれからの対応を説明してくれ!それと国防軍に出動命令を出してくれ!また中国、韓国、ロシアの艦艇と接触した場合は、現在の我が国の状況と出動した理由を伝え、必要とあらば臨検も受けるように伝えろ!ただ、鹵獲だけはされんようにしろよ」

「わかりました」

 

外務大臣と統合国防司令長官が指示されたことを実行するために部屋から出て行った。

 

「頼むぞ・・・・・・・・」

 

石田は自分の不安を押し殺すように一言そう言った。

―――――――

さて1時間後、永田町にある総理官邸の応接室で中国、韓国、ロシアの大使が外務大臣が来るのを静かに待っていた。

ガチャリと応接室のドアが開き外務大臣とアジア大洋州局局長と外交官2名が入ってきた。

 

「お待たせしました」

 

外務大臣はそういうと、ほかの3名とともに大使たちの向かい側に座った。日本側が着席するとロシア大使が口を開く。

 

「今朝から、どうも大変なようで・・・・・・」

 

親日家のロシア大使は日本人と遜色ないほどの流暢な日本語でそういった。

 

「ええ、今回呼んだのはそのことについてです・・・・・」

 

外務大臣がそういうと隣の韓国大使が今にもかみつきそうな勢いで声を荒げた。

 

「この不可解な現象!日本が仕組んだことではないのですか!?船舶や航空機失踪も!通信途絶も!」

 

いつもはもう少し外交官らしく冷静な口調で噛みついてくるのだが、どうやら本国との通信が途絶え動揺し、地が出てしまっているらしい。典型的な日本嫌いの韓国人らしく、毎度毎度何かと噛みついてくる韓国大使に辟易としつつも外務大臣は丁寧な口調で説明を始める。

 

「まず我が国がそのようなことをしてどのような利益があるのですか?ご存知の通り、我が国の基幹産業は原材料を輸入し加工し輸出することです。その原材料や製品を運んでいる船舶や航空機を失踪させたりしてどうするのですか?それに海外と通信が取れなくなって、我が国にデメリットはあってもメリットは一切ありませんが?」

「ぐっ・・・・・!」

 

韓国大使はそういわれてしまうとぐうの音も出ないのか黙ってしまう。今まで黙っていた中国大使が外務大臣に要求を述べた。

 

「・・・・・私としては日本国内にいる我が国の邦人の保護を願います。それと日本国政府はこの状況を一刻も早く打開していただきたい」

 

15年前に日中紛争で負けてから、中国政府は日本に対し頭が上がらない状況になっている。13億の人民を抱える中国がまとまっていられるのは日本という共通の敵がいたからだ。その共通の敵に負けてしまい、条約ではわざわざ反日教育をしないようにとまで入れられてしまった*2その結果、紛争終結の3年後には民主化を求める暴動が発生してしまい、天安門事件の時のように軍隊を出動させ、鎮圧したが現在も中国は国内に火種を抱えている。そのため国外に敵を作りたくないのだ。

 

「ええ、むろんです。それは確約いたしましょう・・・・・ですがその前に大使の方々にこの状況を打破するためにとあることをしていただきたい・・・・・」

「私たちにできることであれば・・・・・」

 

中国大使がそういうと外務大臣はふぅとため息をつき、話し始めた。

 

「これから我が国は非常事態宣言を発令し、国防軍の出動を命じます」

「ふむ・・・・・妥当ですな・・・・・」

 

中国大使がそういう。するとずっと黙って何かを考えていたロシア大使が横から口を開いた。

 

「外務大臣。先ほどから呼び出されたのがなぜ我々3か国の大使なのかと疑問に思っていたのですが・・・・・・。もしや貴国の国防軍が大陸の偵察に向かうのではないですか?」

「「っ!」」

 

中国、韓国大使はロシア大使の発言に一瞬、顔がこわばる。そして中国大使が顔をこわばらせたまま恐る恐る口を開いた。

 

「ほ、本当なのですか?」

「・・・・・・はい」

 

外務大臣は重々しくうなずいて、ロシア大使の推理を肯定した。

 

「認めませんぞ!そのようなことは断じて認めません!」

 

韓国大使はヒステリックになって、そう喚き散らした。するとロシア大使も苦い顔をする。

 

「さすがにそのようなことは、私だけでは決められません。本国に連絡を取らなくては・・・・・・」

「ええ、分かっています。なので貴方方には調査後に本国との通信が回復した際には我が国の行動の理由などを本国に説明して頂きたい。無論、貴国らが求められるのでしたら謝罪も賠償もいたします」

 

中国大使とロシア大使は外務大臣の言葉を聞くと、彼の目をじっと見つめる。彼の眼は何やら覚悟を決めた、強い意志が宿った眼だった。

中国大使とロシア大使は熟考した末にこう答えた。

 

「・・・・・・わかりました。努力してみましょう」

「・・・・・私も同じくです」

 

二人の答えに外務大臣は嬉しそうな顔をする。韓国大使は返答に困っていた。大陸の調査が行われなければ、いつ回復するか分からない本国との通信の回復を待つしかなくなってしまう。だが、いつになるか分からない上、本国が核攻撃で全滅している可能性すらあった。

すると横から中国とロシア大使の視線がささる。

 

「私は・・・・わかりました・・・・・努力しましょう・・・・・・」

 

2つの大国の大使の圧力に気の弱い韓国大使が首を横にふれるわけもなく、渋々といった様子で頷いた。

 

「大使の方々、ご協力感謝いたします」

「いえ、本国との通信が回復しなければ困るのは我々も一緒です」

「最大限努力しましょう」

 

外務大臣は3カ国の大使と握手をすると部屋から出て行った。

1時間後国防空軍及び国防海軍の戦闘機、偵察機、電子戦機や潜水艦が大陸の調査に向かうのだった。

 

 

*1
自衛隊の統合幕僚長のような役職

*2
反日教育が日本への憎悪感情を増幅させ間接的に紛争につながってしまったという日本の主張から、講和条約には反日教育をしないようにという条文がある




いかがでしたでしょうか?
まぁ、改正したとはいえ憲法の問題からすぐに大陸に飛行機飛ばして偵察!なんてできませんから・・・・・・。まだまだ、こじつけ感はありますがだいぶマシになりました。
中国ロシアは領空侵犯機が戦闘機だったら問答無用で撃墜してきそうですが・・・・・・。
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ではまた次回!さようならぁ!

次回 第3話ブリーフィング

お楽しみに!

ネウロイの瘴気の正体は?

  • 1:放射線もしくは放射能物質
  • 2:有毒な重金属などの微粒子
  • 3:毒ガス
  • 4:日本でもよくわからない
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