ストライクウィッチーズの世界に日本が転移!?(リメイク)   作:RIM-156 SM-2ER

50 / 58
皆様どうもSM-2です。
今回の話は、かなり短いです。私も深夜テンションで書いたのでいろいろやばい気がする。
では本編どうぞ。


第48話 特別対策部隊(後編)

日本海兵隊において、戦闘機を有する戦闘航空団は2つしかない。主な任務は上陸部隊の接近航空支援、制空権確保、海空軍戦闘機隊の補助など多岐にわたる。

その片割れである第81海兵戦闘航空団は、ブリタニア、ヒスパニア、ロマーニャに駐留し主に西部戦線の防空任務にあたっていた。戦線の広さに対して数は不足しているものの、欧州方面に派遣されている海軍空母部隊が穴を埋めることで、数の少なさを補っていた。

 

 

第101海兵戦闘飛行隊は、第81海兵戦闘航空団に所属する4つ飛行隊の一つで、4個の4機戦闘機編隊、計16機の戦闘機を有する部隊だ。現在の任務は、ブリタニアの防衛で、ロンドン郊外のクロイドン飛行場に駐留していた。

電子攻撃を行う特殊なネウロイの出現によって編成されることとなる特別対策部隊の戦闘機部隊は、この第101海兵戦闘飛行隊第4編隊であった。

 

「全員注目」

 

女性の声がブリーフィングルームに響く。ブリーフィングルームには、4人の戦闘機パイロットと2機のEM-1の乗員18名、2人の参謀が集まっていた。

先ほどの声の主は、第101海兵戦闘飛行隊第4編隊編隊長の峰岸(みねぎし) (こころ)少佐であった。

 

「こちらは西部方面派遣軍司令部の難波(なんば)海軍中佐よ」

 

峰岸は、彼女の横にいる青色のデジタル迷彩服を着たがっちりした体系の男性参謀を紹介する。

 

「難波だ。今回、君らには新たな命令が出された」

 

難波は、それだけ言うとブリーフィングルームのスクリーンに、ある資料を映し出した。

 

「昨日、501JFWに派遣中の104MCS(第104海兵戦闘飛行隊)第1編隊が電子攻撃を受けた」

 

その言葉に、その場にいたパイロットたちは驚きの表情を浮かべた。唯一、先に知らされていた峰岸だけは、落ち着いた様子である。

難波はつづけた。

 

「攻撃を受けた戦闘機2機は、無事だったが上はこの事実を大きく受け止めている」

「上、というと?」

 

第4編隊3番機を務める男性中尉が、難波にそう質問した。

 

「市ヶ谷よりも上。と言えばわかるかな?」

 

再び隊員はざわめく。市ヶ谷、すなわち防衛省より上というと思いつくのは官邸、国家安全保障会議くらいしかない。つまり事態はそこまで重大だということだ。

 

「君らには、この電子攻撃を行う特殊なネウロイに対する特別対策部隊に参加してもらう」

「特別対策部隊?」

 

EM-1の機長である男性大尉は、思わずそう聞き返した。

 

「そうだ。君らには、501JFWと協力して特殊なネウロイの調査及び撃破を行ってもらう」

 

ここで難波は話を区切ると、スクリーンに映し出される資料を切り替える。

 

「501の担当部隊と情報を共有してもらうためにも、特別対策部隊は501の基地を拠点として行動してもらう」

「部隊の移動はいつなのでしょう?」

 

第4編隊4番機の女性少尉が、難波に質問した。

 

「非常に急なことではあるが今日だ。今晩、夜間哨戒に参加してもらい、その足で501基地に言ってもらう。空軍電子戦部隊に関しても同じだ」

 

あまりにも急すぎる、とパイロットたちは思った。その気持ちは、難波も重々承知らしい。

 

「急なことであることは理解している。しかし、状況が状況だ。どうか理解してほしい」

 

難波は、そういうと横にいた峰岸の方を向く。

 

「では峰岸少佐。あとは貴官に任せます」

「了解しました」

 

そう言って2人は敬礼すると、難波の方はもう一人の参謀を伴ってブリーフィングルームを出て行った。

峰岸の方は、居並ぶ特別対策部隊の面々を見渡す。

 

「では、これから各員の行動予定について説明するわ。質問があれば受け付けるけれど、詳しいことは501の担当部隊と合流してから聞いた方がいいと思うわ」

 

そういうと峰岸は、スクリーンに特別対策部隊の行動予定を映し、隊員たちに説明するのであった。

 

――――――――――――――――――――

 

その日の夜。宮藤は、初めての夜間哨戒に出ていた。

最初、まるで何もかも飲み込んでしまいそうなほど暗い空に、おびえていたものの、夜間哨戒になれているサーニャとエイラに先導されて雲の上までやってきた。

人工的な光が何もないから、きれいな星がよく見える。初めて見る世界に宮藤は、大はしゃぎしていた。

 

「すごいなぁ!私一人じゃ絶対こんなところまで来られなかったよ!ありがとう!サーニャちゃん!エイラさん!」

 

改めてお礼を言われて、うれしいのか照れるのか、2人は真っ白な頬を赤く染めた。

 

「いいえ、任務だから・・・・」

 

サーニャは、小声で照れたような様子で宮藤にそう言った。

ちょうどその時、エイラは3人の前方を横切るように飛ぶ1機の双発機と、その前を先導するように飛ぶ2機のF-37を見つけた。

 

「あれ、何ダ?」

 

エイラが指をさした方を、残る2人も見る。サーニャは、その3機を見ると今浦が今朝言った特別対策部隊のことを思い出した。

 

「今浦少佐がおっしゃっていた特別対策部隊じゃないかしら・・・・」

「ああ・・・・」

 

エイラも納得したような声を出すと、双発機を先導していた戦闘機2機が旋回して宮藤達の真横にやってくる。3人が戦闘機の方を見ると、先頭の機体のキャノピーからパイロットが宮藤達を見ていた。

すると、インカムから女性の声が聞こえてくる。

 

「こちら第101海兵戦闘飛行隊第4編隊。貴隊の所属を教えてください」

 

すると3人の中で一番階級の高いサーニャが無線に答えた。

 

「第501統合戦闘航空団のアレクサンドラ・ウラジミーロヴナ・リトヴャクです」

「ということは、あなたたちが夜間専従班ね?私は特別対策部隊の峰岸よ。よろしく」

 

3人はやっぱり、と思った。峰岸は、さらにつづけた。

 

「これからしばらくあなたたちと夜間哨戒をすることになるわ。詳しいことはまたあとで」

「はい」

 

口調といい、声といい、とてもやさしそうなので3人は安心した。

 

 

この後、2機の戦闘機と1機の電子戦機は、ウィッチ隊と合流してしばらく夜間哨戒を行うと、あとからやってきた部隊と交替して501基地に向かった。

こうして電子攻撃を行う特殊なネウロイに対する作戦が始まった。




いかがでしたでしょうか?
そういえば、短編小説で「ストライクウィッチーズの世界に日本が転移!?」の地上戦バージョンを投稿させていただきました。ぜひ読んでください。
短編小説のリンク:https://syosetu.org/novel/253363/
ご意見ご感想お気に入り登録お待ちしております。
ではまた次回。さようならぁ

次回 第49話 題未定

お楽しみに

ネウロイの瘴気の正体は?

  • 1:放射線もしくは放射能物質
  • 2:有毒な重金属などの微粒子
  • 3:毒ガス
  • 4:日本でもよくわからない
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。