ストライクウィッチーズの世界に日本が転移!?(リメイク)   作:RIM-156 SM-2ER

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皆様どうもSM-2です。
今回はかなり短めの話になります。久しぶりに短い話な気がする・・・・。
では、本編どうぞ。


第51話 日本の動向Ⅱ

日本の首都である東京。そこには中央省庁や大企業の本社などが立ち並び、転移前でも世界第3位。転移後は世界第1位の都市となっていた。

そんな東京の市ヶ谷には、防衛省の庁舎など国防にかかわる組織の庁舎が集まっている。防衛省の部署はもとより統合国防参謀司令本部や陸海空軍、海兵隊、宇宙軍、サイバー軍、特別作戦軍の総司令部の庁舎も設置されている。

その市ヶ谷にある庁舎のうちA棟には統合国防参謀司令本部が置かれていた。何百人という参謀と職員が、国防軍全体を動かすために働いているのだ。

 

 

そのA棟の1室、統合作戦参謀本部*1の脇にある統合作戦参謀長室の扉がたたかれた。

 

「どうぞ」

 

中にいた中将の階級章を付けた男―統合作戦参謀本部付*2藤木(ふじき) 大洋(たいよう)海兵隊中将が入室を許可する。ガチャリと扉が開き、中に人が入ってくると藤木は、パソコンから視線をずらして入ってきた女性の中佐をちらりと見て言った。

 

宮崎大将(統合作戦参謀長)なら、出てるぞ」

「いえ。藤木中将に用が・・・・」

 

中佐の言葉に藤木がいぶかし気な顔をする。

 

「俺に・・・・?」

「はい。長官がお呼びであります」

 

長官というと、この場では一人しかいない。国防軍制服組のトップである統合国防参謀司令長官ただ一人だ。

 

「長官が?わかった、今行く」

 

そういうと藤木はパソコンを閉じて、部屋を出ていく。中佐の案内に従っていくと参謀司令長官室に通される。長官室の扉は開かれており、中を覗いてみると統合国防参謀司令長官をはじめとした、統合国防参謀司令本部を運営する中将以上の人間が集まっていた。

日本の国防軍を運営するトップたちが居並ぶ中に入っていくのをためらう。しかし、意を決して、すでに開いている扉を軽くノックする。

 

「失礼します」

「藤木君、君は去年まで欧州西部方面派遣軍の参謀長をしてたよね」

 

すると、突然、統合国防参謀司令長官がそんなことを聞いてきた。

 

「はい・・・・。ですが、それは?」

 

去年までの経歴がどういう風にかかわるのか、藤木はわからずに首を傾げた。長官は、少し考えるようなそぶりを見せると傍にいた宮崎大将の方を向いた。

 

「宮崎君、現場は混乱するかな?」

「いえ、昨年まで欧州西部方面派遣軍にいたんです。作戦立案にも彼が深くかかわっていますし、統合参謀司令本部付ですから構わんでしょう」

 

宮崎の言葉を聞いて、長官は何かを決めたらしく藤木の方を向いた。

 

「藤木中将」

「はい?」

「近日中に君を、欧州西部方面派遣軍司令官に任命する辞令を出す」

「私が、ですか?」

 

予想だにしなかったことに藤木は驚きの声を上げた。

 

「そうだ君だ」

「ですが、オーヴァーロード作戦は現地ウィッチ隊との綿密な連携が不可欠です。残念ながら自分は適任とは思えません」

 

実は藤木はそうやって首を横に振った。すると藤木の直属の上司である宮崎が話しかけてきた。

 

「501派遣時の件かね?」

「ええ。あれは私も間違ったことを言ったとは思っていませんが、現地指揮官であるヴェルケ中佐は私のことをよく思っていないと思います」

 

すると統合国防参謀司令長官も何かを思い出したのか「ああ」と言った。

 

「あれは君が正しいと思う。普段から共同作戦行動をとるうえで普段からの綿密なコミュニケーションは重要という君の意見には、同意見だからね」

 

実は藤木は、欧州西部方面派遣軍統括参謀長時代に派遣戦闘機隊の扱いについてミーナと対立したことがあった。

その経緯から、自分ではオーヴァーロード作戦に必要不可欠なウィッチ隊との綿密な協力関係を築くことは出来ないのではないかと考えていた。

 

「ですが・・・・」

「これは命令だ、藤木君。君も軍人ならば腹をくくり給え」

 

統合国防参謀司令長官は厳しい口調でそう言った。実は藤木が司令官拝命を固辞するのは、ミーナに苦手意識を抱いているというのも理由の一つであった。長官は、そんな藤木の心を見抜いていたのである。

それは藤木にもわかっているらしく、観念する。

 

「わ、わかりました。謹んで拝命いたします」

「うん。よろしく頼んだよ」

 

藤木の言葉に長官は満足そうな顔をして頷いた。すると脇にいた陸軍参謀総長が統合国防参謀司令長官に話しかけた。

 

「では、前任の西田中将はどうしましょう?」

「そういえば、北部方面軍司令は来年4月に退官だったな。4月になるまでは、統合作戦参謀本部付をやってもらおう」

 

統合国防参謀司令長官は陸軍参謀総長と、藤木の前任の人間の人事をどうするかを話し合う。

 

――――――――――――――――――――

 

3日後。

藤木大洋、海兵隊中将を欧州西部方面派遣軍司令官に任命する辞令が発表された。その7日後には、C-2輸送機を乗り継ぎ、藤木はブリタニアに向かうことになる。

 

 

*1
国防軍の統合運用指揮を担当する

*2

中将あるいは大将の将官がなり、統合参謀司令本部及び防衛大臣の直轄にあり、国防軍の他軍種間における統合運用に関する所掌業務を統括整理し、有事においては他軍種統合運用部隊の指揮を行う




いかがでしたでしょうか。
今回の話は、あさま山荘事件を元にした2002年の映画の1シーンを元にして書かせていただきました。
次回は1話でアニメ原作の1話分進められるかな(語彙力皆無)
ご意見ご感想お気に入り登録お待ちしております。
ではまた次回。さようなら

次回 第52話 未定

お楽しみに

ネウロイの瘴気の正体は?

  • 1:放射線もしくは放射能物質
  • 2:有毒な重金属などの微粒子
  • 3:毒ガス
  • 4:日本でもよくわからない
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