ストライクウィッチーズの世界に日本が転移!?(リメイク) 作:RIM-156 SM-2ER
アンケートの回答ありがとうございました。おかげで艦名が決まりました。
【原子力空母】
あかぎ型原子力空母 1番艦「あかぎ」
2番艦「あまぎ」
いぶき型軽空母 1番艦「いぶき」
2番艦「つくば」
3番艦「りょうかみ」
4番艦「ひりゅう」
です。いぶき型4番艦の「ひりゅう」はちゃんとした山の名前です。埼玉県秩父市と山梨県丹波山村の県境にある飛竜山という山です。丁度、かの有名な「飛龍」と発音が同じだったので見つけた時は「ラッキー」と思いながら名づけました。
そういえば作者ががばがば計算してきたんですが、これほどの軍備増強を行う場合120兆円の予算が必要になると思います(たぶんそれより少ないと思う)その予算を15年で組んだ場合、現在の防衛予算に+8兆円すればいいぽいです。あれ?案外安いかな・・・・?もっとかかると思っていた・・・・・。
では本編どうぞ。
作戦開始の10時になったと同時に全国の空軍基地から次々と戦闘機や偵察機、早期警戒機が離陸してゆく。また、国防海軍舞鶴基地からは第2空母打撃艦隊と第5空母護衛艦隊が佐世保基地、大湊基地からはそれぞれ第4空母護衛艦隊、第6空母護衛艦隊が緊急出航*1した。また日本海側に展開していた通常動力型潜水艦、原子力潜水艦は全て大陸方面の調査に向かうのだった。そして潜水艦を除く全ての調査部隊が撮影した映像はリアルタイムで官邸の緊急事案対策本部に送られていた。
―――――――
調査隊の一部である第5戦闘航空団所属のF-35JA*22機(コールサインはワイバーンリーダーとワイバーン4)は韓国南部の方角へ飛行していた。他にも16機の戦闘機は築城基地から針路を5度づつずらして大陸に向かっている。後方にはE-2早期警戒機1機とE-767早期警戒管制機1機が援護についていた。
だが2機のパイロットは戸惑い始めた。なぜなら既に見えてもいいはずの陸地が見えないからだ。
「アックス04、
「何も見えませんね・・・・・・」
半島があるはずの位置はただただ青い大海原が広がっていた。
「もう少し先に行ってみるぞ・・・・・・」
「了解」
2機のF-35JAは巡航速度でさらに北西に進んでいく。そのすぐ後だった。水平線にうっすらと陸地のような影が見えた。常人なら見えないようなそのうっすらとした影は目の良い
「っ!!陸地が見えたぞ!E-2に報告する!」
編隊長のワイバーンリーダーのパイロットは後方で待機している、第602警戒飛行隊所属のE-2D8号機に通信を入れる。
「キング8、
『アックス03、
「ワイバーンリーダー。ラジャー」
2機の鋼鉄の猛禽は発見した陸地に針路を変えた。
「どういうことなんだ・・・・・・?」
しばらくして発見した陸地に向かったF-35JAのパイロット、ワイバーンリーダーは眼下に広がる光景に戸惑った。
なぜならそこには90年以上前の太平洋戦争期に日本が保有していた駆逐艦や空母などの軍艦が多数停泊していたからであった。ただ空母に掲げられている旗や飛行甲板に描かれている国旗は日本のそれではなく、赤い丸の上を一回り小さい黒まるで塗りつぶしたかのような模様だった。
「何が起きてるんだ!韓国どころか北朝鮮だって今頃こんな時代遅れの船はもっとらんぞ!」
2機のF-35は港の上空で旋回を始める。どうやら港があるのは半島のようであった。この港に来る前にも陸地の上空を飛んでいたが、そこにあるのはまたもや90年前の日本でよく見られた田園風景であった。
「ここは・・・・・・まさか・・・・・・・!」
僚機であるアックス04のパイロットがあり得ないといった風にそう言った。
「どうした?アックス04」
「ココの地形・・・・・・立っている建物や港の形状、街並みこそ違いますが、ここ横須賀にそっくりですよ!」
ワイバーンファーストスリーのパイロットはそう言った。
「本当か!?」
ワイバーンファーストワンのパイロットはその言葉に驚いた。ワイバーン3のパイロットは横須賀の出身だ。確かによく見れば、細部の形は違えど大雑把な地形は横須賀のそれであった。それによく見てみれば戦艦三笠のような船もいるではないか。
日本ではない別の陸地に90年前の軍艦が停泊している横須賀に似た土地は2機のパイロットの頭を混乱させた。
その時、国防軍の部隊ではない第3者の無線が突如入ってきた。
『こちら扶桑皇国海軍横須賀航空隊!前方を飛行中の国籍不明機は所属と飛行目的を明かせ!」
「「!?」」
2機のパイロットは慌ててレーダー画面を見た。だがそこには航空機を表すアイコンは映し出されていなかった。いや、微弱だが画面には反応がかすかに映っていた。パイロットはその反応から無線で交信してきた相手がいるであろう方を見た。
「な、なんだ!?あれは!!」
ワイバーンファーストワンのパイロットは思わず素っ頓狂な声をあげてしまった。それも無理もない。なぜならそこには足に機械をつけた少女が飛んでいたのだから。
――――――
一方、永田町にある首相官邸に設置された緊急事案対策本部でもガンカメラの映像を通じて、その不可解な少女の存在に騒然となっていた。
「防衛大臣!あれはいったいなんだ?」
石田の戸惑ったような声に防衛大臣は首を横に振った。
「わかりません・・・・・・・・」
「・・・・・・3か国の大使を呼んでくれ!この少女について聞きたい!大使たちはまだここにいるよな?」
石田が外務大臣にそう聞くと、今まで映像にくぎ付けになっていた外務大臣もハッとして石田の問いに答えた。
「はい、現在もここににおります。何かあった時のためにという総理の指示で待っていていただきました・・・・」
「よし、至急この少女の映像を見せるんだ。何か知っているかもしれん。それと接触した戦闘機にはできる限りの情報収集を指示しろ!」
石田は矢継ぎ早に指示を出した。指示を受けた閣僚たちは素早く動き始めた。
―――――――
中国、韓国、ロシア大使はさらなる続報を待つためと、外務省職員からの要請で総理官邸の応接室で待機していた。すると突然、内閣官房長官と外務大臣がタブレットをもって入ってくる。
「待機してくださっていたことに感謝します」
官房長官は3か国の大使にそうお辞儀をした。するとロシア大使がにこやかに笑ってこう返した。
「いえ、私たちも一刻も早く続報を聞きたかったですから・・・・・」
「早速ですが、こちらの映像を見ていただきたい。現在、築城基地より北西に650kmの地点を飛行中のF-35JAのガンカメラ映像です」
外務大臣はタブレットを操作すると3か国の大使に見せる。すると大使たちは差し出されたタブレットを覗き込むようにみた。
そこには足に不可解な機械をつけた少女が空に飛んでいるという、いかにも摩訶不思議な映像があった。
中国大使はいぶかしげな顔をすると外務大臣に尋ねた。
「これは・・・・・?」
「我々にもわかりません・・・・・が、彼女は自身の所属を扶桑皇国海軍と名乗りました」
官房長官は首を横に振るとそういった。
「パイロットによるとしゃべっていた言語は日本語らしく、身にまとっていた服や肩章は旧軍のそれに近かったとのことです・・・・」
「なんと・・・・・!」
ロシア大使が驚いたようにそう言った。
「そこで、この映像に心当たりはありませんか・・・・・・・」
官房長官はそう尋ねた。
「いいえ、私は知りませんが・・・・・・」
「私も、本国でこのような兵器を開発しているという話はついぞ聞いたことがありません・・・・・」
ロシア、中国の大使がそれぞれ首を横に振った。
日本側の二人の視線は、先ほどから不機嫌そうにしている韓国大使に向く。
「韓国大使はいかがですか?何か心当たりは・・・・・・?」
「・・・・・・私もありません・・・・・・・」
韓国大使は短くそう答えた。
「そうですか・・・・・・・」
官房長官は困った顔をして、再びタブレットの映像に視線を移した。パイロットと少女の会話がタブレットから聞こえてくる。
その時だった。突如赤っぽい光線がガンカメラに映し出された。
――――――
「我々は日本国国防空軍第105戦闘飛行隊第1飛行小隊。飛行目的は周辺海域調査である」
ワイバーンリーダーのパイロットは旋回しつつ、無線でしゃべりかけてきた少女にそう返した。服装や持っているものから、現地の軍隊かそれに値する組織に所属する人物であることは疑いようがなかった。
『ニホン?・・・・・なんの調査をしているんだ?』
どうやら相手は日本という国名を知らないらしい。
「大陸方面調査の理由は、本日午前0時に諸外国との通信が取れなくなり、なおかつ
どうやら相手は信じられないといった様子だ。よく見てみるとこれまた90年前の96式艦上戦闘機そっくりの戦闘機が周りを飛んでいた。
「先ほど貴官は扶桑皇国海軍と名乗ったが、我々は扶桑なる国は知らない・・・・・・ここは韓国上空ではないのか?」
確かに飛行してきた距離的には韓国上空なのだが、そこにあったのは横須賀によく似た地形の陸地であり、90年前の戦前に日本が保有していたような軍艦や90年前にありそうな木造やレンガの建物がひしめき合っていた。
韓国を感じさせる鉄筋コンクリートのビルや家は全くといっていいほど見られなかった。
『カンコク・・・・・・?扶桑を知らないのか?最下位とはいえ、列強に名を連ねる国だぞ?』
「さっきから話がどうもかみ合わないな・・・・・・・」
その時、E-2から通信が入った。
『アックス03、ディスイズキング8!
「なに・・・・・?」
アックス03のパイロットは少女との交信を止め、レーダー画面を慌ててみる。すると確かに、E-2のレーダーで探知した位置に正体不明機を表すアイコンが映し出されていた。その横には目標の大きさとスピ―ド、高度が横に書かれていた。
ただこの時、パイロットもE-2の乗員も、西部防空指揮所の職員も相手方のスクランブル機か哨戒機だろうとあまり重大に思っておらず。この正体不明機のことを誰も相手方に伝えようとはしなかった。というよりそれどころではなかったのだ。
なぜなら生身で飛んでいる不可解な少女が原因だった。先ほどから目の前の不可解な少女と交信しているが、やはりどうも話がかみ合わず、そちらの事で手いっぱいだったのである。このとき味方の第2空母打撃艦隊と、第4、第5空母護衛艦隊*3築城の第106航空隊の航空機8機は、ワイバーンリーダーとワイバーン3の飛行している地点から南東に100マイルの地点で待機していた。
既に目の前の少女や戦闘機や中国や韓国、ロシアの兵器ではないと分かった今、この2機に何かあればすぐさま戦闘機がココに殺到する。
その時、再び早期警戒機から通信が入った。
『アックス03、ディスイズアレクトリア8!方位0-1-2を飛行中のアンノウンから飛行物体が分離!現場空域に向かっている!
レーダー画面を見ると、なるほど確かに先ほど探知した航空機よりも小さな飛行物体がこちらにまっすぐ向かっている。機数は4機。大きさはこのF-35ほどだが速度はミサイルや戦闘機にしては遅い。
「・・・・・一体何なんだ?これ・・・・・・」
飛行物体から分離したこの航空機が一体何なのか、日本側に分かるものは一人もいなかった。
ワイバーンリーダーのパイロットは一瞬レシプロの双発機かと思ったが、今飛んでいる飛行機は96式艦上戦闘機そっくりの機体だ。飛んでいるのが零戦や烈風なんかの大戦末期の機体ならいざ知らず。戦争初期に使われていた96式艦上戦闘機そっくりな機体を飛ばす国の双発機が時速648kmも出せるわけがなかった。
一瞬、相手方に確認してみようかとも思ったが目の前の戦闘機はどう見ても戦前の機体。レーダーは積んでいないと思われるし、むしろレーダーと言うものがあるのか怪しい。敵か味方か分からない今、この飛んでくる航空機の事を聞けば、此方は100マイル先の物を探知するすべがあるという情報を相手に与えてしまう。うかつに聞くことはできなかった。
ただ相手方は特段慌てた様子はなく此方のみを警戒しているので、飛んでくる航空機も相手方のものであろうとワイバーンリーダーのパイロットは判断した。
ただ彼にとって誤算だったのは、飛んでくる航空機は相手方の物でもましてや日本の物でもない、どこの国家にも属さないものであったことと、突然飛来したこの2機のジェット戦闘機によって相手方の防空網や通信網はこの上ないほど混乱していたため、相手の監視部隊がこの飛来してくる航空機の存在を報告しても、上層部まで伝わらなかったのだ。
―――――――
それから、14分後。既に謎の少女と接触してから30分が経っていた。燃料はまだまだ残っており、いざとなったら後方に待機している空中給油機のお世話になる予定のため、燃料の心配はなかった。
ワイバーンリーダーのパイロットがふと少女たちの方を見ると何やらあわてているようだった。
「・・・・・どうしたんだ?」
次の瞬間、1機の96式艦上戦闘機そっくりのレシプロ戦闘機に向かって赤い光線が伸びたかと思うと、その戦闘機は突如爆ぜた。
「・・・・・え・・・・・」
パイロットはすぐさま辺りを見渡す。すると2機のF-35の右斜め上に何か禍々しさを感じる黒々とした航空機が4機いた。何やら幾何学的な模様が描かれており、ところどころ赤いパネルのようなものがあるそれは、その赤いパネルの部分から、現在国防軍でも研究中のビーム兵器に似た、赤い光線を発射してくる。
レシプロ戦闘機はその黒々とした航空機に向かっていく。だがビ―ムはレシプロ戦闘機に次々と当たり、まるでおもちゃを壊すかのように次々と墜落して行った。唯一、少女はビームのようなものが当たっても青っぽいバリアのようなものが張られ、無傷で航空機に近づいていく。
――どういうことだ?機数的には先ほど探知した航空機だろう・・・・・奴らの味方かと思っていたが違うのか!?
その時、まるで部外者のように飛んでいた2機の目の前に赤い光線が走った。2機は現在の速度のままでは危ないと判断するとスロットルを上げて、巡航速度であるマッハ1.2に速度を上げた。
すると無線から先ほどの少女の声が聞こえてきた。
『なにをしている!さっさと逃げるんだ!たった2機の通常兵器では怪異はおとせない!』
「怪異・・・・?」
聞き慣れない単語にパイロットは思わずそう聞き返した。
『知らないのか!?人類を襲う、化け物のことだ!』
「つまり・・・・・人類共通の敵ってことか・・・・・?」
パイロットはにわかには信じられなかったが、それでも攻撃を受けているので相手は明確な敵であると判断し、今まで通信を取っていた早期警戒機ではなく西部航空方面軍防空指揮所に通信をつなげる。
「
『ワイバーンファースト。ディスイズウェスタンSOC。今は交戦を許可できない・・・・・』
攻撃されたにもかかわらず、交戦許可を出さない防空指揮所の判断にパイロットは「ふざけるな!」と叫びたくなった。
「なぜだ!攻撃されたんだぞ!」
『当該航空機が中国、韓国、ロシアの航空機である可能性もあり、領空侵犯の要撃かもしれない。そうなればココで交戦すれば第3次世界大戦の引き金を引くことにもなりかねない!現在3カ国の大使に確認を取っている』
「くそ!」
パイロットは機体を左右上下に揺らしつつ、発射されてくるビームをなんとか避けていた。後ろをみると先ほどまで飛んでいたレシプロ戦闘機は全滅し、不可思議な少女だけが残っていた。
いかがでしたでしょうか?
今回、予定していた文字数より739文字も多くなってしまいました。読者様からの要望で文字数を5000文字~6000文字ほどに増やします。次回以降はその範囲内に収められると思います(今回は元々数話に分ける予定の物をくっつけて一つの話にしたので文字数オーバーしてしまった)
ご意見ご感想お気に入り登録お待ちしております。
ではまた次回!さようなら!
次回 第5話 交戦
お楽しみに!
ネウロイの瘴気の正体は?
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1:放射線もしくは放射能物質
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2:有毒な重金属などの微粒子
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3:毒ガス
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4:日本でもよくわからない