ストライクウィッチーズの世界に日本が転移!?(リメイク) 作:RIM-156 SM-2ER
夏休みも終盤。宿題は終わりましたか?今回は艦隊防空戦です。資料が少ないので書くのに苦労しました。
では本編どうぞ。
『対空戦闘よぉい!!これは演習ではない!これは演習ではない!!』
大海原を進む30隻の艦艇*1、すべての艦内で切迫したアナウンスが流れていた。そのアナウンスを聞き、艦内の水密扉が占められ乗組員は艦橋やCICなどの戦闘時の所定の場所に向かう。
すべての乗組員が所定の場所につくと、各班の班長がCICに報告する。その報告は航海長や副長などから艦長に伝わり、艦隊司令に報告が入る。
「司令!全艦対空戦闘用意よし!」
「了解・・・・・」
第2空母打撃艦隊司令であり、この3艦隊をまとめる臨時司令官である
「よし!くま、みょうぎ、ちょうかいにターゲットアルファの撃墜命令をだせ!」
宮崎は護衛のイージス艦に今もなお、飛行物体を発射し続けている巨大航空機の撃墜を命じた。
―――――――
「SM-6攻撃用意!」
命令を受けたイージス巡洋艦「くま」のCIC内ではミサイルの発射準備が進んでいた。そのほかのイージス駆逐艦「みょうぎ」「ちょうかい」の艦内でも同様であった。
「
イージス艦に搭載されているMk,99イルミネーターが目標の大型航空機に火器管制レーダーを照射する。
「SM-6、発射用意!!発射弾数3発・・・・・・」
「データ入力完了!発射用意よし!」
武器関連を管理する砲雷長の指示で前部と後部にあるVLSに格納されたSM-6艦隊防空用艦対空ミサイルのセルのふたが静かに開く。
「
CIC内のミサイルの発射管制員が一つのボタンを押すと艦内にジリリリリリというけたたましい警報が鳴り響き、乗組員の全員がミサイルがこれから発射されることを悟る。
「
「てぇー!」
砲雷長の指示で、発射管制員はミサイルの発射ボタンを押す。
前後部VLSから白煙を上げてSM-6が3発、勢いよく大空に向けて飛び出す。
ゴォォォォシュォォォォォ
「艦橋からCIC!SM-6、目標に向かって正常飛行中!ちょうかい及びみょうぎもミサイル各3発の発射を確認!」
「CIC了解!次射用意!着弾次第、第2射を開始する!」
「こちら艦橋!了解した!」
航海長はミサイルが飛んで行った方向をじっと見つめつつ、艦内無線でそう返す。
3艦から3発づつ発射されたSM-6長距離艦隊防空用艦対空ミサイルは各艦に搭載されたMk.99ミサイル射撃指揮装置の誘導に従い、先ほどから2次大戦時の戦闘機ほどの飛行物体を発射している大型航空機に向かって飛翔していく。
目標との距離が残り20kmほどになるとミサイルはミサイル自身のシーカーを起動させ自身のレーダーでとらえた目標に向かい正確に飛翔する。
相手は赤いビームをミサイルに向かって発射するが、音速を超えて飛翔するミサイルには当たることはなく、ミサイルはプログラムに従い目標に向かって突っ込んだ。
計9発のSM-6はすべてその接触信管を正常に起動させて、その爆発破砕弾頭を起動させ
だが、
その間に、自分を攻撃してきた相手は必殺の第2射を用意しているとも知らずに。
――――――
「
イージス巡洋艦「くま」のCIC内に設置されたレーダー画面には先ほどから子機と思われる飛行物体を射出し続ける赤いアイコンに向かって9発のミサイルを表す青いアイコンが向かっていた。
「5‥‥・4・・・・・・・3・・・・・・2・・・・・・・」
ミサイルの射撃管制員が秒読みを始める。青いアイコンは赤いアイコンに今にも重なりそうだった。
「・・・・・1・・・・・・
その瞬間、青いアイコンと赤いアイコンが重なり、青いアイコンがすべて消えた。
「ミサイル全弾命中なるも、
時に対艦ミサイルとしても使用可能なSM-6である、命中すればどんな航空機だって撃墜できる。だがそのSM-6が9発も命中したにもかかわらず飛んでいられる敵機の存在にCIC内はかすかにざわつく。
「落ち着け!奴は赤外線を放つコアとやらをぶち抜けば撃墜できることは空軍が証明している!!SM-7攻撃用意!発射弾数1発!」
砲雷長はCIC内にいた砲雷科の全隊員にそう言い放つ。隊員たちは己の職務を思い出し、ミサイルの発射準備を行った。
「データ入力完了!発射用意よし!」
「リコメンドファイア!」
砲雷長の指示で艦内のベルが鳴らされ、再びミサイルが斉射されることを告げる。
「バーズアウェイ!!」
前部に設置されたVLSからRIM-191 SM-7*2が1発、再び発射された。
同じように各艦からも1発ずつSM-7が発射される。
ものすごい白煙とともにSM-7はVLSから飛び出してゆく。SM-7は誘導電波を受けて、先ほどSM-6が飛んで行った方向に飛んで行く。
すぐさま最高時速のマッハ10に到達し、ものすごい早さで目標に向かっていく。
先ほどの損傷が大きすぎでいまだに完全に再生しきれていない
そしてSM-7は自身のシーカーで赤外線を放つ目標のコアを補足し、寸分たがわず突っ込み、そのVT信管を作動させた。
ドォォォォン
ミサイルが命中し再生をし終えていたコアの付近の装甲がはがれる。だが少しはがれただけであり撃墜に入ったっていない。
至近距離の爆発で
ミサイルはその無防備なコアに突っ込み、VT信管はコアが半径50mに入ったことを探知するとその高性能爆薬を爆発させた。
爆風に乗って破片が銃弾のようにコアに突っ込んでいき、コアを粉々に砕いた。
ドォォォォン
コアを砕かれた
―――――――
「・・・・・・
レーダー画面から一つのアイコンが消えると、レーダー管制員はそう報告した。
「よし!」
砲雷長はその報告を聞いて小さくガッツポーズをした。
だが、その次の瞬間。レーダー管制員がCIC内に漂っていた楽勝気分を吹き飛ばすような報告を上げた。
「敵機!此方に向かってきます!機数40機!!距離150マイル!」
「何だと!?」
砲雷長は慌ててレーダー画面をみた。すると確かに30機の敵機が編隊をなして、艦隊に向かってきていた。
「ちきしょう!!!」
砲雷長はかぶっていた「くま」の識別帽を床にたたきつけた。
―――――――
「これは・・・・・・まずいな・・・・・・」
宮崎は「あまぎ」内のCICでイージス艦や早期警戒機から送られてくるレーダー情報を見ると冷や汗をかきつつ、そう呟いた。
「すでに3艦隊で輪形陣を汲んでいたのは幸いだな・・・・・・・・」
既に第2空母打撃艦隊、第4空母護衛艦隊、第5空母護衛艦隊のそれぞれの旗艦「あまぎ」「ふそう」「たんば」を中心とした、イージス巡洋艦3隻、イージス駆逐艦12隻、汎用駆逐艦12隻の計27隻で輪形陣を汲んでおり、上空にはそれぞれの艦から発艦した戦闘機12機がFORCAP*3を行っていた。
「よし!『ふそう』『たんば』にも伝え、戦闘機を追加で上げるように命じろ!CAPの戦闘機はすべてこの40機に仕向けるんだ!」
「わかりました」
指示された隊員は命令内容を伝えるべく行動を開始する。
「この艦隊を中心として半径70kmは艦隊防空圏として、戦闘機の侵入を禁ずる!」
司令の指示で、F-35JC4機、F-35JB8機が指示された目標に向かって飛んでいく。また各空母からも増援の戦闘機が次々と発艦してゆくのだった。
―――――――
『
最終的にF-35JCが16機、F-35JBが20機の計36機の編隊になった戦闘機部隊は既に自機のレーダーで艦隊に近づく40機の航空機を捉えていた。画面上ではその40機は敵機を示す赤いアイコンで表されていた。
既に相手は目視可能圏内にまで近づいており、戦闘機部隊の前方30kmに接近していた。どうやら相手は気がついていないらしく、完全な奇襲が決まりそうだった。
「ディスイズブルーモンスター01。ラジャー」
臨時で戦闘機隊の指揮を執っている「あまぎ」の第2空母飛行団第21戦闘飛行隊長が「あまぎ」のCICにそう返した。
「各機、早期警戒機の割り当てに従ってミサイルの発射準備だ」
既に上空で監視を行っているE-2D早期警戒機が目標が重複しないように各機の目標の割り当てを行っており、戦闘機部隊は早期警戒機の定めた目標にミサイルをロックオンした。
「FOX-2!!」
編隊長のミサイル発射で各機は一気にAIM-9Yサンドワインダ―を2発づつ発射した。36機が発射する72発のミサイルは幻想的にすら思えた。
発射された72発のサンドワインダーはシーカーを起動させ、捕捉していた
今回は40機が密集していたのと、ビームの発射原にミサイルが飛んで行ったということもあり3,4発のミサイルがビームによっておとされたが、やはりマッハ7で近づいてくるミサイルを全て撃墜することは不可能である。残ったミサイルは全て
ズドォンズドォンズドォン
静かだった海上に、大きな爆発音が連続して響き渡る。1機のネウロイに対し2発のサンドワインダーが時間差をつけて着弾する。
1発目のサンドワインダーが
ミサイルによってコアを露出させられた
既に戦闘機隊は
コアを破壊された
――――――
「
コックピット内のディスプレイに表示されるレーダー画面からアイコンが次々と消えていく。相手の数が多すぎるので正確な数が分からないが、相当数を撃墜できたのは分かった。
いくらレーダーがあるとはいえ72発のミサイルと40機の航空機が入り乱れる空戦場を正確に把握するなど不可能であった。
ミサイルの攻撃が終わり、再びレーダー画面を見ると残存敵機は4機であった。元々戦闘機1機につき敵機一機を撃墜する予定であったため奇襲は予定通り成功したと言えた。
「残存敵機は4機・・・・・・作戦通りにかたずけるぞ」
再び早期警戒機の振り分けに従い、事前に残った4機を担当する予定であった、第2空母飛行団第21戦闘飛行隊所属のF-35JC4機が再びネウロイをロックオンすると、ミサイルを発射した。
「FOX-2!」
既に15kmという現代戦に置いては至近距離から発射された8発のミサイルは、全て
早期警戒機やイージス艦のレーダーから敵機の
今までのレーダー反応から相手方にステルス能力がないことは分かっていたが、念のため早期警戒機はレーダー出力を上げて捜索してみる。だがやはり敵機の反応はなく、その情報を受けた「あまぎ」では敵機を艦隊防空圏内に入れる前に全機撃墜できたと判断した。
『オールフレンドリィ。ディスイズあまぎサクラ。敵機は全機撃墜したものと思われる。だが、迎撃隊より方位270度方面にある、未確認の陸地の空域で行われている戦闘は、敵機の数が多いため、燃料弾薬の残量が厳しいとのことだ。よって迎撃隊全機はそちらの空域の戦闘に参加、現在、戦闘中の部隊と交替せよ』
「あまぎ」は迎撃に向かった戦闘機隊は最低でも6発以上の空対空ミサイルが残っていることや燃料も十分にあり事から、先ほど発見された陸地の上空で行われている空戦の援護に向かい、燃料弾薬が無くなった戦闘中の部隊と交代するように指示したのだ。
「ま、まて!全機といったか?少しはCAPに残しておいた方がいいだろう?」
『大丈夫だ。敵の発射母機は撃墜したし、此方に向かってきた敵機は全機撃墜した。新たな発射母機が現れても、その時には、F/A-3Bがある。心配ない』
第2戦闘飛行隊長は戦闘空中哨戒の戦闘機も全て援護に回すという「あまぎ」の指示に不安を覚えた。だが実際、レーダー上には敵機は存在しておらず、敵機にはステルス能力もないと判明しているためレーダーで捉えられないはずがなく、発射母機も撃墜したため現在いる敵機は、その正体不明の陸地の上空で戦闘中の敵機のみという、「あまぎ」の判断はわからないでもない。
だが、この時戦闘飛行隊長は得体のしれない不安に襲われているのであった。だが勘だけでは命令は覆せず、戦闘飛行隊長は他の35機と共に指示された空域に向かうのであった。
いかがでしたでしょうか?
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では、また次回!さようならぁ
次回 第7話 艦隊防空戦(後編)
おたのしみに!
ネウロイの瘴気の正体は?
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1:放射線もしくは放射能物質
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2:有毒な重金属などの微粒子
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3:毒ガス
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4:日本でもよくわからない