Re:Start   作:四角いねこ

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この人生は1度きりだから恥をかいたって思っていても恥はかきたくないものです


第六話

 

皆さん、おはようございます。白鷺千聖です。昨日飲みすぎて葵斗君の家で寝てしまって、そのまま朝を迎えました。今日は仕事も無いので電車に乗って久しぶりにいつもの喫茶店に行こうと思い、今はもう商店街に入る直前なんですが…

 

 

 

誰かしら?あの子。今日の朝葵斗君が着ていた制服と同じ校章が付いていて少し女子用にデザインされている制服…どう考えても同じ高校…あの学校は中学校からの上がりはなくて全員が高校から入るところだし…なによりまだ始まって1週間どころか3日も経ってないのよ?なのにもう不登校?有咲ちゃんじゃあるまいし…まさか道に迷ってる…なんてことはないわよね。なにしろここと学校はそこそこあるし……やっぱり不登校以外に考えられないわ。別に不登校が悪いとかそういうことを言いたいわけじゃないけれどどう考えたって早すぎるわ。これは学校で有咲ちゃんみたいな評判がついてしまうわね…って私には関係ないかしら。さて、つぐみちゃんのところに行きましょうか

 

 

 

「あ、あの!すいません!」

 

「ぇっ!?な、なにかしら?」

びっくりしたぁ…本当に道に迷ってるのかしら?遠目じゃ少しわからなかったけど私より大きいわ。薫くらいあるわね

 

「あの…羽沢珈琲店ってどっちにありますか?あたし地図読めなくて」

 

 

 

 

 

 

「よかった〜朝なんで皆駅の方向行っちゃうし、誰も見向きもしてくれなくて。こっちを見てるのを気づいた時にいけると思いました」

 

「あなた結構気配とかそういうのを感じやすいのね。ちょっと聞きたいんだけどその制服」

 

「あ!変ですよね。というか自己紹介してませんでしたね、神田(かんだ)紡(つむぎ)といいます。高校1年生で…」

 

「どうしてこんな時間に学校に行ってないのかしら?私は無神経かもしれないけど知りたいわ」

 

「……ごめんなさい。実はある人とここで待ち合わせしてて、上原さんって言うらしいんですけど…」

 

「ひまりちゃん?」

 

「そうです!そうです!知り合いですか?あたしベースをやってて今まで行ってた教室の先生に人が多すぎるし技能もある程度付いてるから別の教室に行ってほしいって言われて、上原さんに連絡をつけてもらってたんです」

 

「そうなの。それで待ち合わせはいつなの?」

 

「もう10時なので時間なんですが…あの方ですか?」

 

少し奥の方からピンク色の髪をした女性が歩いてやってくる。雰囲気からなにまで完璧にひまりちゃん。変わらないのね全然

 

 

「お!いたいたって千聖さん!?」

 

「久しぶりねひまりちゃん」

 

「はい!お久しぶりです!今日はお仕事お休みなんですね」

 

「そうなのよ。だからこうやってここに来たんだけど神田さんが迷ってたみたいだから一緒に来たのよ」

 

「うぅ…待ち合わせを駅にしておけば良かったです…ってちゃんと自己紹介してなかったね!私は上原ひまり!今度から紡ちゃんの先生です!で、こちらの方は白鷺千聖さん!もちろん知ってるよね?」

 

「はい!白鷺千聖さん……白鷺千聖さん!?」

 

「これも1つの楽しみの一つではあるわね。Pastel*Palettesのベース、女優の白鷺千聖です。これからよろしくね」

 

「よ、よろしくお願いします…さっきあんな風に話しかけてしまって…」

 

「別にいいわよ。元気のある子は好きよ。それとひまりちゃん?」

 

 

「な、なんですか?」

 

「実は紡ちゃんの高校。もう始まってるのよ?多分羽丘基準で考えてたと思うのだけど。標準的な学校のこともかんがえてね?」

 

「えぇ!?紡ちゃん、本当にごめんね?」

 

「今日は身体測定だったのでまだ替えがききますし…」

 

プルルルルル

 

「あら?電話ね。葵斗君からだわ」

 

「葵斗君ってあのこころの黒服さんの子供でしょ?」

 

「そうよ。ちょっと失礼するわね。 もしもしなにかしら?葵斗君」

 

『お昼ご飯をどうしようかと思ってまして。白鷺様には作っておりませんし…』

 

「大丈夫よ。今外にいるから、まだ食べてないんでしょう?だったら私のいる喫茶店に来てちょうだい。羽沢珈琲店ってところよ」

 

『わかりました。少々お待ちください』

 

電話の向こう側で朱音ちゃんに調べるように言ってるみたい。やっぱり仲のいい双子ね

 

『わかりました。今から向かいます。20分くらいかかるかと』

 

「わかったわ。それじゃあ待ってるわね」

 

 

「あの、葵斗君とは?」

紡ちゃんがそう聞いてきた。私とひまりちゃんしか知ってないから知りたいのも当然ね

 

「来たらちゃんと自己紹介してくれると思うけど私から少し説明するわね。湯島葵斗君ね。双子の妹に朱音ちゃんって子もいるわ。二人とも同じ高校で紡ちゃんと同じはずよ。その制服ならね」

 

 

 

「初めまして。湯島葵斗と申します。A組ですから違うクラスですがよろしくお願いします」

 

「そんな堅い挨拶を同級生にやったらダメでしょ。私、湯島朱音!葵斗の妹だよ。今後ともよろしく!」

 

「駿河凛花です。お二人と同じA組です。趣味は歌うことかな?最近寝るの遅くて結構寝不足なのが悩みかな?紡ちゃんの趣味とかは?」

 

「あたし?あたしは…ベースかな。ただそれだけだよ」

 

「ベース!?ほんとに!?」

 

「ま、まぁうん。かれこれ5年は」

 

「うんうん、やっぱり運命ってこういうことなんだね!つむちん!これから行くところあるんだけど付いてきてくれるかな!?」

 

「つ、つむちん…でもどこ行くの?」

 

「CiRCLE?ってとこのライブハウス。凛花から言われて会いたい人がいるってさ。ちなみに私はドラムだよ!葵斗がギター。ちょっと葵斗と凛花とつむちんをこうして並べて……うん!いいよいいよ〜」

 

「ちょっと朱音ちゃん、気が早いよ……」

 

 

 

「これが高校生ってものね…もう10年近く前なのね…私たちあんなに楽しかったのね」

 

「はい、蘭と巴とモカとつぐと「ひまりちゃん」で」

 

「あの時はほんとに楽しかったなぁ。今もこうして喫茶店やってるのも楽しいけどバンドがすごく楽しかったよね」

 

「うんうん!いいなぁ千聖さんは、パスパレで活動があるから」

 

「一概に良いとは言えないけどね…」

 

「そうね、バンドは楽しいけれど苦しいものでもあったわ。それより凛花、どうしてここにいるのかしら?」

 

「友希那おねーちゃん!?」

 

「「「おねーちゃん!?!?」」」

 

 




ちなみに驚いたのは千聖、ひまり、つぐの3人です。割と早いと思います。自分にしてはね?
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