コズミックバランサーの担い手 エクストラ編異 異世界旅行記   作:永遠神剣を求む者

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一部独自解釈があります

ジャンヌ・ダルク・オルタに関するネタバレが早い段階で出ます

そういやフォウいないな……まぁいなくてもマシュは普通に助けますから要らないと言えば要らないですし……まぁ刹永が何故か怖くて出てこれないという設定をふと(3月9日23:30分頃に)思いついたのでその設定にします。刹永がいない時にはフォウフォウ言ってると思います


永遠者が行くグランドオーダー2-2

ジークフリート「すまないが私も仮契約してくれないか?」

 

立夏「大丈夫なの?」

 

ロマニ《呪いかい?本契約で無ければ問題ないから大丈夫だ》

 

立夏「それじゃあするね」

 

立夏はジークフリートとも仮契約した

 

マルタ「それじゃあ行くわよ」

 

「マルタは知っているのか?」

 

マルタ「……っあ」

 

「知らないのね……パーティを分けるか」

 

マルタ「はい……」

 

「俺とマリーとヴォルフガングとジャンヌであっちを探すから他は反対側で良いか?マスター」

 

立夏「良いと思う!」

 

「それじゃあまたな」

 

俺達は立夏と分かれてゲオルギウスを探すことになった

 

マリー「ジャンヌ様、ジャンヌ様少しお話ししまょう?」

 

ジャンヌ「は、はい。ジャンヌで良いですよ?マリー王妃」

 

マリー「ジャンヌ様はジャンヌ様です!私もマリーで良いです」

 

ジャンヌ「それでお話しとはなんでしょう?」

 

マリー「沢山ありますけど、ここは一つだけで。あなたはフランスを何もかも燃やしたいと思うほど恨んでいますか?」

 

ジャンヌ「今も恨んではいません。しかし私は誰かの家族を殺しました。それを恨んでる人はいるでしょう。私がフランスを恨んでると信じている人もいるでしょう。私が邪魔になった人もいるでしょう。その果てに私は死にました。しかしそれは私が歩んだ人生そのものです。満足したと言えば嘘になりますが、それでも何かをうらむということが出来ません」

 

マリー「やはりあなたは聖女だったのですね」

 

「あなただってフランスに殺されておきながらフランスを恨んでないでしょうに」

 

マリー「私は国に生きた女です。国が私を殺したのなら国にとって私は要らなくなったでしょう。だから私は死んで後に託さないとダメなのです。だからこそ恨むことはできません。王妃が国を恨んだらその国はダメだと喧伝しているのと一緒です。だからこそヴィヴ・ラ・フランス(フランス万歳)!それが私の全てです。生涯の中で一度でも恨んだことがない、というのは嘘になります」

 

「ルイ=シャルルか」

 

マリー「その時だけですね、国民を国を恨んだ事があるのは」

 

「でもあなたはその炎を鎮火することが出来た」

 

マリー「完全にはしていないでしょう。王妃としてあり続ける以上は表に出してはいけません。そう自分に言い聞かせました」

 

「嘘も積もれば真実ですね」

 

マリー「私は恨んでいるという真実を恨んでいないという嘘で塗り固めただけですね」

 

「そこの変態音楽バカは気付いていたかもしれないけどな」

 

ヴォルフガング「まあね。マリーの事は好きだからよく見てるしね。でも僕は音楽に魂を捧げているから誰かに告げる事はしてないけどね。それに彼女を癒す役割は他にいたからね」

 

マリー「あなたは本当に見ていてくれたわね……さてそれよりあれなにかしら?」

 

「襲われてるな」

 

ジャンヌ「た、助けないと!?」

 

マリー「そうね!」

 

「行っちゃったな」

 

ヴォルフガング「行ったね。それでどうするんだい?エターナル(永遠者)?」

 

「知っていたのか?」

 

ヴォルフガング「どうやら家系にエターナルと繋がった者がいたらしくてね。周りは知らないのに僕の家族だけはエターナルという言葉を知っていたんでね。それで英霊達があなたを知らないのに知っているような反応をしているのでね」

 

「どうにもしないさ。この旅が終われば帰るだけ」

 

ヴォルフガング「魔神柱を全員倒したらかい?」

 

「それを見守るだけさ。倒すのは外部の俺ではなくこの世界に生きるあいつらとかお前らさ」

 

ヴォルフガング「でも手は貸すのだろう?」

 

「場合によってはな。基本的には討ち漏らしを倒すだけさ」

 

ヴォルフガング「それじゃあ追いかけるか」

 

「大丈夫だろうけどな」

 

ヴォルフガングと俺は追いかけた

 

するとマリーとジャンヌと謎の男(ゲオルギウス)謎の男(サンソン)と戦っていた

 

ヴォルフガング「あいつはサンソン!!」

 

サンソン「お前も来たのか!ヴォルフガング!!」

 

「大丈夫だったか?」

 

マリー「大丈夫でしたわ」

 

ジャンヌ「というより私達がついたときには彼が」

 

マリー「ほとんど倒していましたわ」

 

ゲオルギウス「あなたたちが来てくれたから後ろを気にせず戦えたのです」

 

「確かにこいつらは防御に関しては一級品だからな。あんな雑魚竜からの攻撃ならかなりの間耐えれそうだしな」

 

マリー「だって、私は多分守るために喚ばれたのでしょうし、それが過去のフランスだろうと未来のフランスだろうと関係ないわ。私は大切な人達を大切な国を全力で守るの」

 

「さてそろそろあいつらの醜い争いを止めるか。ヴォルフガングはあんたにまかせる。もしもの時はこれを使え」

 

俺はマリーにハリセンを渡した

 

マリー「これはなんですの?紙を折っただけの物に見えるのですが……」

 

「その通りだ。だが余程弱ってない限りはそれで叩かれても死なないだろう」

 

サンソン「お前が、お前がマリーの何を知っているんだ!?」

 

ヴォルフガング「少なくとも君よりは知っている。君が知りたくないであろうこともな」

 

サンソン「なに!?」

 

ヴォルフガング「それでは君はマリーが悩んでいたとき何をしていた?ひたすらマリーの首を飛ばす武器を研いでいたのだろう?」

 

サンソン「それが仕事だからだ!」

 

ヴォルフガング「マリーの音を知っているかね?寝返りを打つ音を、トイレで何かをしている音を、愛するものと夜を共にした音を!!」

 

マリー「それ以上はやめなさい!!」

 

パシーン!

 

ヴォルフガング「マリー!?いつの間にそんなものを!?」

 

サンソン「マリー!俺の刃どうだった!?痛みもなかっただろう!?だから今度も俺の刃で首を痛みも無く跳ねてあげるよ!」

 

マリー「サンソン……」

 

「どうする?」

 

マリー「決まっています!」

 

サンソンの攻撃をマリーは防いだ

 

サンソン「マリー!どうして!」

 

マリー「サンソン……あなたの刃は錆び付いていたわ」

 

サンソン「!?」

 

マリー「あなたの刃は何人の首を跳ねたの?何人もの首を跳ねたあなたの刃は錆び付いていたわ。そして痛みもが無かったわけではなかったわ。冷たいモノが首を斬る感覚があったわ。そこに快楽は無かったわ」

 

サンソン「ああああああああ!!!!

 

「完全に折れたな」

 

ヴォルフガング「そうだな心も刃も折れたな。サンソン、僕が君の嫌いだったところは素直になれなかったところだ。僕はマリーに告白して断られた事により吹っ切る事が出来た。でも君はどうだ?告白もしていないのにどうやってマリーに愛を伝えるつもりだったんだ?結局君は自分の愛する者を手にかけた大罪者だ!」

 

サンソン「…………」

 

「(粉砕しやがった!?)お二人さんどうする?」

 

ヴォルフガング「マリーに任せるよ」

 

マリー「眠らせてあげてください」

 

「一つだけ言っておく、ギロチンに快楽なんか存在しない。やる側はあるかもしれないがやられる側はマリーのような精神がある意味異常な奴以外は恐怖しかない」

 

サンソン「……」

 

「今楽にしてやる」

 

俺はサンソンの首を跳ねた。そしてサンソンは退去した

 

「来るか」

 

ジャンヌ(黒)「あら、誰も道連れに出来なかったの。使えないわね」

 

ジャンヌ(白)「あれがもう一人の私!?」

 

ジャンヌ(黒)「元の私もいるのね」

 

ジャンヌ(白)「何故このようなことを!?」

 

ジャンヌ(黒)「決まってるじゃない。この国に、この世界に復讐するためよ!」

 

「やれやれ、まるで赤子だな」

 

ジャンヌ(黒)「なんですって?」

 

「いや、実際お前はまだ赤子(・・・・)だったな」

 

ジャンヌ(黒)「なんのこと?」

 

「一つだけで聞くが、お前の昔の記憶はあるか?」

 

ジャンヌ(黒)「当然じゃない!」

 

「それはどこからの記憶だ?」

 

ジャンヌ(黒)「どこから?」

 

「聖女になる前か?なった後か?」

 

ジャンヌ(黒)「……なった後よ」

 

「なる前の記憶は?子供の時の記憶は?」

 

ジャンヌ(黒)「無いけどそれが何なのよ!」

 

「そっから先はもう一人の自分にでも聞け」

 

ジャンヌ(白)「あなたは誰ですか?」

 

ジャンヌ(黒)「あんたに決まってるじゃない!」

 

ジャンヌ(白)「それでは何故一番楽しかった記憶が無いのですか?」

 

ジャンヌ(黒)「え?」

 

ジャンヌ(白)「世界に夢を馳せて友人達と語り合った時の記憶がないのですか?あなたが私なら答えれるはずです!」

 

ジャンヌ(黒)「し、知らないわよ!覚えていないだけじゃないの!?」

 

ジャンヌ(白)「違いますね」

 

ジャンヌ(黒)「なんですって!?」

 

ジャンヌ(白)「『覚えていない』のではなく『知らない』のではないですか?」

 

ジャンヌ(黒)「で、でもジルは……!」

 

ジャンヌ(白)「ジルが一緒にいるようになったのは『聖女になってから』よ。つまりあなたには私にあるはずの記憶が無く、あるのは『ジルが一緒にいるのようになってから』の記憶しかない。それではあなたは何者?」

 

ジャンヌ(黒)「わ、私は……」

 

ジャンヌ(白)「それに私は死んだ時も恨みなんて抱いてないわ」

 

ジャンヌ(黒)「え?」

 

ジャンヌ(白)「恨みを持たないはずの私がどうやって復讐するの?誰かに、何かにあり得ない復讐心を植え付けられない限りあり得ないわ!」

 

ジャンヌ(黒)「でも、そんなこと出来るのって!?」

 

ジャンヌ(白)「ジル以外にはあり得ないわね」

 

ジャンヌ(黒)「で、でも!」

 

ジャンヌ(白)「帰って聞いてみなさい」

 

ジャンヌ(黒)「言われなくても!」

 

ジャンヌ(黒)は帰っていった

 

「で、あんたはどうするんだ?白百合の騎士よ」

 

?「気付かれていたんだね」

 

マリー「デオン!?あなたもいたのね!」

 

デオン「遺憾ながら今は君とは敵同士だ。本来なら死を選びたいが狂化によりそれも無理だ。ならばせめて君の手で!」

 

マリー「デオン……」

 

「忠義の騎士を眠らせてやれ」

 

マリー「……行きます!」

 

デオン「きてくれ!」

 

マリー「『百合の王冠に栄光あれ(ギロチン・ブレイカー)』!!」

 

デオン「やはり君は美しい……ヴィヴ・ラ・フランス(フランス万歳)!」

 

デオンは抵抗すること無くマリーの宝具を受けて退去した

 

マリー「デオン、また会いましょう。今度は友人として」

 

ヴォルフガング「マリー……」

 

マリー「大丈夫。行きましょう」

 

ロマニ《そっちはどうだ?》

 

「聖人に会えたぞ。二人ほど撃破した」

 

ロマニ《マスターが蛇と竜を怒らせて大変なんだけど……》

 

「蛇と竜……清姫(ヤンデレ)エリザベート・バートリ(音痴アイドル)か。狂化してないなら大丈夫だろ。どうせ後輩をバカにしたんだろうし。元から狂ってるけど」

 

「さてマスターと合流するぞー」

 

俺達はマスターの元へ向かった

 

ロマニ《確かに大丈夫だったけど、清姫が……》

 

「マスターを安珍と勘違いしたのか」

 

ロマニ《知ってたの!?》

 

「とりあえず合流するけどどこにする?」

 

ロマニ《わかりすいようにエリザベートに》

 

「そんなことのために歌わしたら味方だろうと止める暇なくぶった斬ってエリザベートを強制退去させる」

 

ロマニ《じょ、冗談だよ……ジークフリートのところで》

 

「了解」

 

「ってわけでジークフリートのところに行くぞ」

 

ロマニ《言い忘れたけど清姫とエリザベートは仮契約したぞ。何故か仮のはずなのに清姫は本契約になってたけど何故?》

 

「本人に聞け。答えはわかりきってるけど」

 

ロマニ《僕にも予想できるから諦めとく》

 

マリー「答えはなんですか?」

 

「一言で言うなら愛の力だろうな」

 

マリー「まぁ素敵ですね♪」

 

「いや、清姫に限ってはこれぽっちも素敵な要素は無いけどな……」

 

マリー「どういうことですか?」

 

「マスターを安珍という人と勘違いしてるんだよ……生前に自分が焼き殺してるのに」

 

マリー「と、途轍もなく愛が重たい方なのですね……」

 

「重たいで済めば良いけどな……」

 

ジークフリートの元に先にたどり着いた俺達

 

「元気だったか?」

 

ジークフリート「すまない、かなりヤバい」

 

「マスター、来たか」

 

立夏「変なの拾ってごめん」

 

「邪魔になったら斬り倒すから言ってくれ」

 

立夏「仲間割れはちょっと……」

 

「後でロマニに胃薬を処方してもらえ。絶対に清姫(ヤンデレ)はカルデアについてくるから」

 

立夏「本契約の詠唱をしてないのに本契約になっちゃしな……」

 

清姫「安珍様、その方は?」

 

「オールラウンダーの時乃刹永」

 

清姫「よろしくお願いします」

 

エリザベート「あ、あたしはエリザベート・バートリよ。よ、よろしく」

 

立夏「エリザベートが汗ダラダラの身体ガクガク震えて尻尾を必死に守ってるんだけど何かしたの?」

 

「どこかの世界で会って俺をガチギレさせたんじゃないか?」

 

エリザベート「初めましてのはずなのにこの震えはなんなの!?なんであんたを見ると歌を歌う気が無くなるの!?」

 

「敵がいないときに歌ったらその尻尾を落としてステーキにして食べるから安心して歌っていいよ」

 

エリザベート「じょ、冗談だよね?」

 

冗談(本気)だ」

 

エリザベート「なんてルビ振ったの!?」

 

「気にするな」

 

ロマニ《コントはそこまでにしてジークフリートを治さない?》

 

「それじゃあ治すか」

 

ジークフリートを解呪した

 

ジークフリート「すまない、助かった」

 

ロマニ《急で悪いんだけど敵のサーヴァントが2体近づいてきてる!》

 

「残ってるのは……カミラ(エリザベート)とヴラド三世か」

 

エリザベート「ちょっ、いきなりネタバレ!?」

 

「これに書いてあるしな……少なくとも一部を除いてアカシックレコードに隠し事は出来ないしな」

 

エリザベート「一部?」

 

「何故かデオンやアストルフォの性別だけ表示されないんだよな……アカシックレコードすら誤魔化すとはとんでもないな。エルキドゥは表示されない理由はわかるから良いけど」

 

エリザベート「私についてはなんて書いてあるの?」

 

「え~と、想像を絶する歌声(音痴)で聞くファン(被害者)天国(地獄)に導くとあるな」

 

エリザベート「なんか酷いルビがある気がするのだけれど!?」

 

「後はアイドルであるため(まるでストーカーの如く)何度も登場する(恥ずかしげもなく何度も出てくる)美少女(ウザい奴)ともあるな」

 

エリザベート「だからルビの部分を教えなさいよ!」

 

?「そろそろよろしいか?」

 

「次でな」




一気に二人いなくなってもらいました

清姫なら『愛の力』というやつで仮契約なのに本契約に持っていくことも出来るはず。いや、本当に出来そうだから怖いけど

デオンやアストルフォは本家Wikiに息子と書かれているがあくまでFate基準なためアカシックレコードすら性別が表示されないキャラになってます。エルキドゥ?あれは元々性別なんて無いから表示のしようがないです

初作品がGO以外のサーヴァントには会っています。説教を受けたサーヴァントはビクビク震えることが多いです(震えないサーヴァントもいる)。戦闘を行ったサーヴァントは敵対してはいけないという気持ちになることが多いです
中にはエリザベートのように病的に怖がってるサーヴァントもいますが説教+戦闘の方がマシな目にあってます。それもそのサーヴァントの尊厳を根こそぎ奪うような感じです(例えば……サーヴァントの一部(エリザベートなら尻尾)を食べたとか)。刹永をガチギレさせた『何か』があるのでしょう。マスターには見えないようにやってます。防音結界も張るので悲鳴も刹永以外には聞こえません。ちなみに外傷については欠損含めて完全に治すので刹永とやられた本人以外誰も気付きません

なんか気付いたらエリザベートとコントしてました

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