コズミックバランサーの担い手 エクストラ編異 異世界旅行記   作:永遠神剣を求む者

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ロマニ《~2体向かってる》からの続きです

長くなったのでさっさと次にいきます


永遠者が行くグランドオーダー2-3

「で誰が向かっているんだ?」

 

ロマニ《(前回のネタバレをぶったぎった!?)カミラとヴラド三世だね》

 

「早いな」

 

ロマニ《やらないと王様が怖いんだもん!》

 

「諦めろ」

 

ロマニ《到着したようだから気をつけて!》

 

エリザベート「っげ、あんたは!」

 

カミラ「っち、お前か」

 

マリー「あのお二方は何故憎しみあっているんでしょうか?それを男の人は娘を見る目で見ているのですが……」

 

「同一人物だしな」

 

マリー「同一人物……同じお人ってことですか?」

 

「カミラの幼名はバートリ=エルジェーベト。つまりはエリザベート=バートリ。カミラからしたらエリザベートは受け入れがたい自分の黒歴史でエリザベートからしたら受け入れがたい自分の未来だ」

 

マリー「それで憎しみあっているんですか……男の人は親なのでしょうか?」

 

「別人で関連すらないな。ヴラド三世と言えば有名じゃいかな?彼からすればカミラもエリザベートも後輩だしな」

 

立夏「それってもしかして」

 

「その名を呼ぶと殺されるぞ」

 

立夏「そうなんだ。で、あそこの二人止めなくて良いの?」

 

「やれやれ、おいそこの拷問バカ二人」

 

「「なんですって!?」」

 

「面倒だから殺し合った方が早いだろ?」

 

立夏「いやいや、なんでそういう止め方!?」

 

「「それもそうね」」

 

立夏「しかも息ピッタリ!?」

 

「そりゃ同一人物だしな」

 

「「こんなのと一緒にしないで!」」

 

「……物凄い面倒だからまとめてぶったぎる?」

 

立夏「エリザベートの方は一応仲間だから攻撃しないで!」

 

エリザベート「子ジカ!?一応じゃなくて本当に仲間でしょ!?」

 

立夏「ごめん本音だった」

 

カミラ「ああもう!まどろっこしい!」

 

エリザベート「ちょ!今会話中!」

 

カミラ「知るわけないでしょ!さっさと死になさい!過去(黒歴史)の私!」

 

エリザベート「うっさい!死ぬのはあんたよ!未来の私!」

 

「過去を無かったことにしたいのと未来を受け止めつつ変えたいと願う。どっち思いが上かな?」

 

エリザベート「聞き惚れなさい!『鮮血魔嬢(バートリ・エルジェーベト)』!!」

 

「っげ!調律!!」

 

エリザベート「ボエエエエエエ!!!

 

「おいおい、ギルガメッシュのアレも何事もなく完全に防げるのに嫌な音が出てるんだが……」

 

カミラ「相変わらず酷いわね!過去の私!全ては幻想の内、ならば少女(お前)はこの箱に!『幻想の鉄処女(ファントム・メイデン)』!」

 

エリザベート「入るわけないでしょ!絶頂無情の夜間飛行(エステート・レピュレース)!!」

 

カミラの宝具とエリザベートの槍が激突した

 

カミラ「過去は消えなさい!たとえ私が消えても!」

 

エリザベート「私は変えたいとは思っても未来から目を背けたりはしない!何故なら目を背けることは『私が私を否定することになるから!あいつ(専属マネージャー)との出会いすらも無かったことになるから!』だから私は未来を乗り越える!」

 

ヴラド三世「決まったな」

 

「そうだな」

 

エリザベート(過去)の槍はカミラ(未来)の宝具に打ち勝った。そして槍はカミラの霊核に突き刺さった

 

カミラ「そ、そんな、未来が、過去に!」

 

エリザベート「私には過去も未来も変える資格は無いのかもしれないだけど私は変えたいと思う!」

 

カミラ「ふん、精々無駄な足掻きをするのね」

 

カミラは退去した

 

エリザベート「無駄かどうか決めるのは終わった私じゃなくて今を生きるマスター達よ」

 

「で、あんたはどうする?」

 

ヴラド三世「さてどうするかね……あいつに従うのは癪だが、余が汝と戦ってみたい」

 

「俺が怖くないのか?」

 

ヴラド三世「余の身体は震えている。その理由は確かに汝が怖いからだろう。だが、今の余はその程度では止まらぬ!」

 

「そうかい」

 

ヴラド三世「だから、一気に仕留めさせて貰う!血に塗れた我が人生をここに捧げようぞ。『血塗れ王鬼(カズィクル・ベイ)』!」

 

「擬似宝具展開 能力解放!」

 

ヴラド三世「追い付かないだと!?こうなったら!」

 

「永劫、刹那!」

 

俺は奴の宝具が俺を貫く前に奴を切り裂いた

 

「ふぅ……危なかったぜ」

 

ヴラド三世「嘘つけ……余裕があったくせに……汝は、強すぎる……」

 

ヴラド三世も退去した

 

「さてロマニ、残りは?」

 

ロマニ《黒いジャンヌ・ダルクとジルとかいう人物だけだけど、清姫が怖いのだけれど!?》

 

清姫「嘘をつきましたの?」

 

「『今の俺』には危なかったのは『本当』だがな」

 

清姫「……『本来のあなた』なら?」

 

「宝具を使われる前に倒せるのは確実だろうけど残念ながら『ここで本来の俺』を出すことは出来ないからな」

 

清姫「……ここは引きます」

 

「そうかい」

 

ロマニ《あの清姫が引いた!?》

 

《ねぷーねぷーねぷー》

 

「その警告音は色々危ないからやめとけオタク」

 

ロマニ《別Verもあるんだけど、まずいかな?》

 

「かなりな」

 

ロマニ《それより、この反応はファヴニール!?》

 

「さてジークフリート、出番だぞ」

 

ジークフリート「そのようだ」

 

ファヴニールはジークフリートを怖がるように咆哮をあげた

 

ジークフリート「俺が怖いか?ファヴニール、だが今回はさっさと決めさせてもらうぞ」

 

ジークフリート「邪悪なる竜は失墜し、世界は今落陽に至る。撃ち落とす。『幻想大剣・天魔失墜(バルムンク)』!」

 

ジークフリートのそれはファヴニールの命は奪えなかったが翼を奪った

 

ジークフリート「これで終わりだ!『幻想大剣・天魔失墜(バルムンク)』!!」

 

地に堕ちたファヴニールにそれをかわす手段も防御する手段もなく、予定調和のごとくその身に受け、退場した

 

ジークフリート「もう貴様とは会いたくないな」

 

「お疲れ様」

 

ジークフリート「ここからはお前らの物語だ」

 

「流石にその身体では持たないか」

 

ジークフリート「二度も撃てたんだそれで僥倖だったのだろう」

 

立夏「ジークフリート、ありがとうございます」

 

ジークフリート「すまないな、折角解呪してもらったのに。すまないな、最後までいてやれなくて」

 

ジークフリートは謝罪しながら退去した

 

立夏「みんな行こう!全てを終わらせに!」

 

「無理せず清姫で泣け。ほら待ち構えてるぞ?」

 

立夏「そこはあなたじゃないの?」

 

「残念ながら奥さんが(9人ほど)いるんでね。マスターに貸す胸は無いのだ」

 

立夏は清姫の胸の中で泣いた

 

マリー「奥さんがいらっしゃったのですね?」

 

「まぁな」

 

マリー「会ってみたいですわね」

 

「……あいつらなら兎も角、あいつには来てほしくないな。天然ボケだから予想がつかねぇ」

 

マリー「もしかしてこのハリセンってそれようですの?」

 

「ツッコミ用だな。一工夫加えてるけど」

 

立夏「ありがとう清姫」

 

清姫「いえいえ」

 

立夏「もう大丈夫!さぁ行こう!」

 

そして、俺達はジャンヌとジルのいる城に向かった

 

玉座の間に入るとジャンヌ(黒)が立っていた

 

ジャンヌ(黒)「あんたの言う通りだったわ。私は本来なら存在しない者だったわ。けれども今確かに私は存在している。たとえここでしか生きられない私だったとしても!」

 

ジャンヌ(白)「ルーラーではなくアヴェンジャー(復讐者)なら……あるいは……でも……」

 

立夏「それじゃあ、私はこう思うよ!『無惨に殺されたジャンヌ・ダルクが恨んでいないはずは無い!』とカルデア限定になるかもしれない!未来を取り戻したら消えてしまうかもしれない!だけどそれまではあなたは確かに存在していた!ジャンヌ・ダルクの側面として!ジャンヌ・ダルク・オルタとして!」

 

ジャンヌ(黒)「ジャンヌ・ダルク・オルタ……そうね、もしあなたが私を召喚出来たのならそう名乗りましょう。ですが今は竜の魔女、ジャンヌ・ダルクよ!」

 

ジャンヌ(白)「それでは私は稀代の聖女、ジャンヌ・ダルクとして戦いましょう!」

 

立夏「ジャンヌの身体が!?」

 

「なるほど、向こうのジャンヌが己を定義したからこちらのジャンヌも本来の力を振るえるようになったのか」

 

ジャンヌ(黒)「アヴェンジャー、ジャンヌ・ダルク!あなた達を燃やして燃やし尽くして、そしてこの国をこの世界をも燃やし尽くしてやる!」

 

ジャンヌ(白)「ルーラー、ジャンヌ・ダルク!あなたを止めて見せます!」

 

ジャンヌ(黒)「この程度耐えてみせなさい!これは憎悪によって磨かれた我が魂の咆哮!『吼え立てよ、我が憤怒(ラ・グロンドメント・デュ・ヘイン)』!」

 

ジャンヌ(白)「我が旗よ、我が同胞を守りたまえ! 『我が神はここにありて(リュミノジテ・エテルネッル)』!」

 

ジャンヌ同士は宝具による攻防を繰り返した

 

「どうする?マスター。このままだとこちらのジャンヌは死ぬぞ?」

 

立夏「あなたはなんとか出来ないの?」

 

「出来るが、俺には頼るな。ここはまだ予定調和だ。だから『俺以外のメンバーでなんとか出来る』。よく考えるんだな」

 

立夏「……考える……清姫あの炎をなんとか出来る?」

 

清姫「一度や二度なら出来ます。この身のことを考えなければもっと出来ます」

 

立夏「なら清姫が相殺した直後に小次郎が斬り込んで!」

 

清姫「安珍さまのためならば」

 

小次郎「承知した」

 

立夏「ヴォルフガング、音楽で支援して!」

 

ヴォルフガング「わかった」

 

立夏「マリーとマルタとゲオルギウスは遊撃!好きに動いて」

 

「「「わかりました」」」

 

エリザベート「私は!?」

 

立夏「マシュと共に私の護衛、歌は禁止ね」

 

マシュ「了解です!先輩」

 

エリザベート「わかっ……なんで歌は禁止!?」

 

立夏「作戦開始!」

 

清姫「『転身火生三昧』!」

 

ジャンヌ(黒)「その程度の炎で!」

 

小次郎「秘剣」

 

ジャンヌ(黒)「いつの間に!?」

 

小次郎「燕返し!」

 

ジャンヌ(黒)「は、旗が!」

 

マリー「キラキラ輝くの!」

 

ジャンヌ(黒)「邪魔な馬ね!」

 

マルタ「鉄拳」

 

ジャンヌ(黒)「え?」

 

マルタ「制裁!」

 

ジャンヌ(黒)「ぐふっ……あなた本当に聖女なの?」

 

マルタ「生前に自分の事を聖女と思ったことはありません」

 

ゲオルギウス「私もないな」

 

ジャンヌ(白)「私もないです」

 

ジャンヌ(黒)「なっ!」

 

「個人的には生前で自分から聖女だの聖人だの名乗ってる奴にまともな奴は少ないと思ってる」

 

ジャンヌ(黒)「え?」

 

「聖女・聖人ってのは死後に認められた者が得る称号だ。生前から得る場合もあるにはあるがそれはそれだ。ジャンヌのように聖女と認定されたのに剥奪されることもある何とも脆い称号だ。後に再度聖女認定されたけどな」

 

ジャンヌ(黒)「それがいったい……」

 

「鉄拳で制裁するどう見ても聖女に見えないマルタがどうして聖女と認められた?それはタラスクを平伏させた功績があるからだ。持っている聖杖や聖衣でそういう風に見られた可能性は否定できんが」

 

「そしてジャンヌはひたすら国の為に動いたから認められたんだ。それこそ恋を知る時間も無くな」

 

「ゲオルギウスは一度も改宗しなかった。国王の責めにも屈しず最期の時まで貫いたから聖人と認められた。一部聖人とは思えない行動をとったという逸話もあるけど」

 

「三人とも生前に認められる前に自らを聖女・聖人と名乗ったことは無いはずだ。それは彼女ら自身が『自分を聖女・聖人だとは思ってないから』だ」

 

ジャンヌ(黒)「……」

 

「認められる前から『私は聖人だ』と言うのは9割は妄想か狂人か精神破綻者だろう。先天的、つまりイエス・キリストのように生まれた時から『聖人』であるものは別だがな」

 

「妄想ならまだ良いさ本当にするために頑張れるという隙間があるし、他教を認める心の広さがあることがあるだろう。狂人や精神破綻者の場合は平然と他教の者は殺す」

 

ジャンヌ(黒)「長々と言ったのは良いのだけれど味方にダメージを与えるのはどうなんでしょう?」

 

「知らん」

 

ジャンヌ(黒)「おい」

 

立夏「刹永さんハウス」

 

「へいへい」

 

立夏「えっとまだやります?刹永さんのせいでかなりグダグダになってますけど」

 

ジャンヌ(黒)「当たり前でしょ!?」

 

立夏「エリちゃん歌解禁するわ全力で歌いなさい」

 

エリザベート「デジマ!?よしやってやるわよ!」

 

ジャンヌ(黒)「な、何をするつもり?」

 

エリザベート「ボエエエエエエ!!!

 

ジャンヌ(黒)「れ、霊核に直接!?」

 

立夏「効いたでしょ?」

 

ジャンヌ(黒)「き、効いたわ……そちらも彼を除いて全員フラフラじゃない」

 

「一定以上の音域を無音にする高級耳栓してた」

 

立夏「ずるい!?」

 

「一組しか無かったからな。それ以前に直撃して普通に立っていられてるマスターの方が末恐ろしいのだけど?」

 

立夏「慣れた」

 

「あと、両ジャンヌの旗が折れてここでは使い物にならなくなったな」

 

立夏「ジャンヌ、止めはあなたが」

 

ジャンヌ(白)「は、はい」

 

ジャンヌ(白)はジャンヌ(黒)に近付いた

 

ジャンヌ(黒)「魔女は聖女に倒されるか……まるで物語ね」

 

ジャンヌ(白)「私は忘れません。あなたがいたことを」

 

ジャンヌ(白)はジャンヌ(黒)の霊核に剣を突き立てた

 

ジャンヌ(黒)「気を付けなさいジルは狂っているわ」

 

ジャンヌ(黒)は忠告して消えた

 

そしてジャンヌ(黒)のいた場所には聖杯が落ちていた

 

立夏「あれが聖杯……」

 

マスターが取ろうとすると

 

?「それに触れるなー!!」

 

ジャンヌ「ジル……」

 

ジル「ジャンヌ、あなたは何故……いえ、言わなくても私には分かります。あなたは優しいが故にマリー・アントワネットと同じようにフランスを恨みはしないでしょう。ですが私は恨みます!あなたを殺したフランスを、世界を!だから我が道を阻むな、ジャンヌ・ダルク!!」

 

ジャンヌ「ジル、あなたの気持ちがわかるとは言いません。ですが、これだけはわかります。あなたは、間違っている!」

 

ジル「ジャンヌゥゥゥ!!あなたも、あなたも私を拒むのか!!否定するのか!!」

 

ジャンヌ「違います!あなたの復讐を止める権利は私には無いのでしょう!ですが、それに『私』を巻き込むとはどういうことですか!!」

 

ジル「!?」

 

ジャンヌ「あなたが聖杯に何を願うのかも私にはわかりません!復讐かもしれないしただ私との再会を願うのかもしれない!ですが、あなたの復讐に関係の無い私を巻き込まないでください!それでもあなたは私が信頼した救国の騎士なのですか!?答えなさい!ジル・ド・レェ!!」

 

ジル「……いいえ、今の私はあなたが信頼した救国の騎士、ではありません。今の私は復讐心に心を支配されている復讐の鬼です」

 

ジャンヌ「ならば私は今のあなたを赦しません。ジル、あなたは私にとって最高の騎士でした。だからありがとうございます。今のあなたは様変わりしてしまいましたが、あなたと駆け抜けた日々は私にとっても大切な時間であり思い出です」

 

ジャンヌの言葉を聞いた狂った元帥の目からは血の涙が流れていた

 

ジル「ジャンヌ……私にとってもあなたは光でした。無くなればこんなに狂うほどの強い光でした。今もその輝きは失われていないのですね」

 

「ああ、ジャンヌは再び聖女に舞い戻っている。正しく評価されたんだ。だからもう休んでいいんだ」

 

ジル「そう、ですか、それさえ聞ければもう心残りはありません」

 

ジルの身体が薄くなっていく

 

ジャンヌ「眠るのですね。ジル」

 

ジル「また出会うことがあり、仲間同士ならば駆け抜けてあげてください」

 

ジャンヌ「わかりました。あなたの願い聞き届けました」

 

ジル「それではまた会いましょう」

 

ジルは心安らかに消滅した

 

カランカランと聖杯が転がった

 

ジャンヌ「ええまた」

 

ジャンヌは聖杯を拾い、マスターに渡した

 

ジャンヌ「これでここの特異点は終わりです」

 

清姫以外の出会ったサーヴァントの身体が光始めた

 

立夏「終わりなの?」

 

ジャンヌ「その通りです。ですが、運が良ければカルデアでまた皆に会えるでしょう」

 

ジャンヌは退去した

 

エリザベート「機会があればまた会いましょう」

 

エリザベートも退去した

 

マリー「楽しかったわ。フランスも守れたし満足したわ。あなたの家にお邪魔するのもいいかもしれませんわね」

 

マリーも退去した

 

ヴォルフガング「本来ならここで、いや僕に関係無いか頑張りなよ。最後のマスター」

 

ヴォルフガングも退去した

 

ゲオルギウス「出番が少なかったな」

 

ゲオルギウスも退去した

 

マルタ「ハレルヤ!元気でね!」

 

マルタも退去した

 

立夏「やっぱりあなたは消えないのね」

 

「本契約だしな。連れていくしか無いだろう」

 

ロマニ《しょうがないか。皆お疲れ様》

 

俺達も帰還した

 

立夏「ただいまー」

 

ロマニ「おかえりー」

 

ギルガメッシュ「ほめてはやろう。魔術師、お前も今日はもう休むことを赦す」

 

「明日召喚だな」

 

立夏「はーい」

 

清姫「それでは参りましょう」

 

それぞれの部屋に戻った

 

『マルタの代わりにジークフリートが退去したのかな?』

 

永劫『おそらくは、でもマリーが退去しなかったりと色々変わってますから影響はわかりません』

 

『成長を見るのは楽しいね』

 

永劫『暇潰しにはなりますか?』

 

『十分にな。一段落するまでは付き合うさ』

 

そして翌日、召喚部屋に集まった

 

ロマニ「今回も5名だけだ」

 

立夏「誰がくるかな♪出来ればあの子には来てほしいな。あのまま消えるなんて可哀想だし」

 

そしてマスターの祈りが届いたのか魔法陣から現れたのはジャンヌ・ダルク・オルタだった

 

ジャンヌ(黒)「あら本当に呼んだのね。アヴェンジャー、ジャンヌ・ダルク・オルタ。あなたの敵は私の復讐の炎で焼き付くしてあげるわ」

 

立夏「ジャンヌ・オルタだー!よろしくね!」

 

それに呼応するかのように魔法陣から出てきたのはジャンヌ・ダルクだった

 

ジャンヌ(白)「ルーラー、ジャンヌ・ダルク。縁により参上しました。よろしくお願いします。マスター」

 

次にやってきたのはジークフリートだった

 

ジークフリート「すまないがよろしく頼む。マスター」

 

ジャンヌ(白)「ジークフリート……」

 

ジークフリート「俺を恨んでいるかい?」

 

ジャンヌ(白)「ないと言えば嘘にはなります。ですが、あなたのおかげであの人は自分を定義しました。ですのでありがとうございます」

 

ジークフリート「謝罪をするのは君にもあの子にも失礼だな。感謝を受け入れよう」

 

ジークフリートは出ていった

 

ジャンヌ(白)「ほら、私達も行きますよ」

 

ジャンヌ(黒)「一人で歩けるって!」

 

ジャンヌ二人も出ていった

 

立夏「次行こう~」

 

現れたのはマリーだった

 

マリー「縁に従い参りました。よろしくお願いしますマスター」

 

誰かが走ってくる音が聞こえた

 

ロマニ「ファンです!サインください!」

 

マリー「良いですけどどこに書けば良いのでしょうか?」

 

ロマニ「この服にお願いします」

 

マリー「わかりました」

 

Marie-Antoinette-Josèphe-(マリー=アントワネット=ジョゼフ=)Jeanne de Habsbourg-(ジャンヌ・ド・アブスブール=)Lorraine d'Autriche(ロレーヌ・ドートリシュ)と入れた(フランス語のフルネーム)

 

ロマニ「フルネームで!?イヤッホー!!」

 

「喧しい!」

 

パシン

 

ロマニ「あいた!何するのさ!」

 

「騒ぐなら自分の部屋でやれ」

 

ロマニ「わかったよー」

 

ロマニはスゴスゴと出ていった

 

マリー「私はここを探索してまいります」

 

マリーも出ていった

 

立夏「マリーさんのサインってなんだったの?」

 

「フランス語でフルネーム書いただけだろう」

 

立夏「私にはわからなかったけどわかる?」

 

「俺は日本語以外は習得してないからな……これによるとマリー=アントワネット=ジョゼフ=ジャンヌ・ド・アブスブール=ロレーヌ・ドートリシュらしい」

 

立夏「長い!」

 

「外国の人だしな。マリーさんで良いんじゃないか?」

 

立夏「そうだね!後一人やってみない?」

 

「変なのが来かねんぞ?」

 

立夏「多分大丈夫だと思う」

 

「変なの来たら押し返すから良いか」

 

現れたのは

 

ユーフォリア「刹永さんの」

「帰れ」

ユーフォリア「ふんぎゃ!」

 

「さて次だ」

 

ミゥ「ユーフィーちゃんが泣いてたんですけど良いんですか?」

 

「ほっとけ」

 

ミゥ「いつものことですしね。その方が?」

 

「マスターだな」

 

ミゥ「キャスターで純白のミゥです。よろしくお願いします」

 

立夏「こちらこそよろしくお願いします」

 

ロマニ「なんか凄い力を感じたのだけれど!?」

 

ミゥ「この方は?」

 

「ロマニって言う……職員(サボり魔)だ」

 

ロマニ「最近はサボってないよ!?」

 

ミゥ「あなたが刹永さんの言っていたソ」

 

「それはまだ早い。つかこいつに皆の前で言わせないと」

 

ロマニ「なに?君の知り合いは全員知っているの!?」

 

「知ってるぞ?押し返した奴は漏らしかねないからな」

 

ミゥ「私も基本的には刹永と同じようにマスターを守るだけですし、令呪は効きません」

 

立夏「あなたもなの!?刹永さんの知り合いは令呪効かないというか耐えれるの多いの!?」

 

「正確には令呪の命令を強制的にぶち破ってるだけだがな」

 

ロマニ「刹永くんとその知り合いは基本的にサーヴァントとして接しない方が良いかも」

 

「そうすることをオススメするよ。で?次はどこだ?」

 

ロマニ「AD.0060 セプテム……古代ローマだね」

 

「ギルガメッシュはなんて?」

 

ロマニ「明日にしろだって」

 

「今日はおやすみ~」

 

ミゥ「ロマニさんおやすみなさい」

 

ロマニ「ああ、おやすみ」

 

部屋に戻りミゥと共に寝た




ジークフリートさんが退去しました。元々ファヴニール終わったら退去する予定でしたが

この物語は完全無欠ではないので普通に味方でも退去者は出ます

清姫、エリザベート、マルタ、小次郎、マリー、ヴォルフガング、ゲオルギウス……こんだけいれば十分でしょう

刹永さん何故か味方に精神的ダメージ与えてますね

エリザベートの歌に普通に立っていられてるマスターが怖い

ジルがどうなったのかはわかりません。完全な消滅なのかもわかりません

何もしてません。ミゥは腕には抱きついてますけど

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