コズミックバランサーの担い手 エクストラ編異 異世界旅行記 作:永遠神剣を求む者
ヒント2:フラウロスは十三拘束の事は知らない?もしくは大したことないと思っている?
アルトリアの場合って最後のはアーサーなのかアルトリアなのか……アルトリアにしたけど実際はアーサーが正しいのかな……
ロマニに関するネタバレがあるかも?○○○○に関する微妙なネタバレはあるけど
しばらく待っているとマスター達と憔悴しているネロが帰ってきた
「おかえり、どうだった?」
ミゥ「あらかた上手くいっていたんですけど……」
ネロ「なんであの方が……」
ミゥ「ずっとこのような感じです」
「皇帝がこうなる相手と言うと親族かもしくは神祖か?」
ネロ「両方だった。そして変なデブもいた」
「カリギュラにロムルスにカエサルか、ローマ皇帝の大盤振る舞いだな」
立夏「いつから知ってたの?」
「……内緒だ」
ネロ「それで誰か来なかったか?」
「誰も来ないからなこれ読んでた」
立夏「それってアカシックレコード……?あ~そういうこと?」
「そゆこと」
ネロ「何を言っておるのだ?」
立夏「こちらの話だから平気です」
ネロ「砕けてもよいと言うておる」
立夏「あの時は無我夢中でしたので……それにネロさんだって私の事マスターって呼んでたじゃない」
ネロ「あれは余も無我夢中だったのだ!」
立夏「で、元気出た?」
ネロ「それなりにな」
「で、見てきたんだろ?神祖の街を」
ネロ「ああ」
「どう思った?」
ネロ「完璧な統治だった。だが、笑顔が無かった」
「それでどうする?」
ネロ「……明日まで考えたい」
「そうか」
ネロ「では皆の者、明日集まってくれ」
ネロは私室に戻った
「じゃ、また明日な」
ミゥ「おやすみなさい」
俺とミゥも与えられた部屋に戻った
ミゥ「ネロさん、どういう答えを出すんでしょうか?」
「予想は出来るが、どうなるかはわからん」
その日はミゥと楽しく過ごした
翌日、玉座に行った
立夏「刹永さん!」
「どうした?」
立夏「ゆうべは おたのしみ でしたか?」
「言いたかっただけだろ?」
立夏「まぁそうなんだけどね」
ミゥ「えっと、楽しく会話はしました」
立夏「あ、そうなの」
「ざ・ん・ね・ん・が・る・な!」
パシン
立夏「いたっ!マスターなのに叩くの!?」
「アホな言動をするならマスターだろうと妻だろう叩くぞ?まぁマスター相手に本気の力では叩かないさ」
立夏「叩くとどうなるの?」
「マスターなら簡潔に言うと肉塊になる」
マスターとコントをしていると何やら決断した表情をしたネロが現れた
ネロ「皆の者!神祖様と叔父の蛮行を止めるぞ!」
案の定兵士達は神祖と聞いて戸惑っている
ネロ「戸惑いはわかる!余も同じ気持ちだ、だが神祖様の街には笑顔がなかった!だから、余は笑顔を取り戻すために例え一人でも神祖様と戦う!」
兵士の一人は本当なのですか?と聞いてきた
ネロ「余はこの者らと見てきた!しかし皆はその光景を見ていない!だから遠征するぞ!その光景を見てこの街に逃げるというのであれば止めはせぬし罰も与えん!なるべくなら余の力となってほしい!」
(なるほど遠征か考えたな)
ネロ「それでは皆の者!遠征の支度をせい!道中魔物に襲われるかもしれんから武器や防具の手入れは万全にせよ!」
数分で支度を終えた兵と共にネロとマスター達は神祖の街へ向かった
「さて、どうなるかな……アカシックレコード」
フラウロス「アカシックレコード……なるほどその本のおかげか何もかも知っているような言動は」
「俺は守ってるだけだから暇だけどおたくは一々ここに来るほど暇なの?」
フラウロス「勧誘だ。私達と一緒にこないか?」
「これでもマスター側なんでね。断らさせてもらう」
フラウロス「お前だってこの世界に絶望してるんだろ?」
「絶望する理由がないな。そもそもこの世界の行く末には興味ないしな。マスターが人理を修復するのか、あんたらの主(笑)が人理を破壊するのかは興味あるがな」
フラウロス「それなら私達といても問題ないと思うのだが?」
「残念ながら先に呼んだのは立夏だ。諦めろ」
フラウロス「それじゃあもし彼女が死んだら?」
「答えは出てるからこの世界を出るだけだ」
フラウロス「私達と一緒にいることはないと?」
「ないな」
フラウロス「それならそのアカシックレコードを貰おうか」
「やめとけ。どうせお前には読めない」
一部を破ってフラウロスに見せたが何一つ読めていないのがわかる表情をした
「あんたの主にも読めないから諦めろ」
フラウロス「っち!」
「その様子だと皇帝3人が討ち取られたか」
慌てた様子でフラウロスが消えた
「佳境だから俺も行くか」
立夏side
カエサル、カリギュラ、ロムルスを撃破した私達は王宮へと足を踏み入れた
レフ「本当、お前はイレギュラーだよ!」
そこにはレフが待ち構えていた
「レフ?フラウロス?」
レフ「今の私はフラウロスだ」
「それでなんの用?」
フラウロス「決まっている。貴様という希望を打ち砕く!」
「黒ジャンヌお願い!」
黒ジャンヌ「いきなり!?まぁ良いわ!『
フラウロス「その程度の炎なんぞ効かぬわ!」
黒ジャンヌ「その態度が私の炎を燃え上がらせる!!」
フラウロス「温い、温すぎるわ!!」
「アルトリア、やっちゃえ!」
アルトリア「わかりました。束ねるは星の息吹。輝ける命の奔流……」
フラウロス「何?それは!?」
アルトリア「受けるがいい!『
フラウロス「まさか、私が膝をつくなど……!」
人の姿になったフラウロスは膝をついた
フラウロス「フハハハ!!聖杯を我が願いを叶えたまえ!」
「みんな!外に出て!」
光が溢れ、収まった時には巨人がいた
フラウロス「これは文明の破壊者だ!これでお前らも終わりだ!星の聖剣も対したことは無かった!それに打つだけの魔力が無い事だろう!」
side end
「やっぱり呼んだのか」
立夏「アレは一体?」
「セファール……ギルガメッシュが生まれるよりも昔に飛来して文明を破壊した巨人だ」
フラウロス「その通りだ!さぁセファール、この文明を
破壊してしまえ!」
セファール「うるさいです」
フラウロス「なに!?ぎゃああああ!!!」
フラウロスはセファールによってあっさり握りつぶされた
(ギリギリのところで逃げたか)
「アルテラを核にしたのか」
セファール「このままでは私は暴れて文明を破壊します。なので全力で私を殺してください」
立夏「でもどうやって……」
アルトリア「リッカ、私の聖剣なら確実に殺せますので私一人にお任せを」
立夏「わかった!3つの令呪を用いて命ず、アルトリア。星の聖剣の本当の力でセファールを眠らせて!」
アルトリア「了解した」
アルトリア「
次々と承認されていき
『是は、世界を救う戦いである!《アルトリア》』
最後の承認された
アルトリア「『
セファール「懐かしいこの痛み……ありがとう」
聖剣から放たされた極光の断層はセファールを貫き再びセファールを眠りにつかせた
立夏「こ、これがエクスカリバーの本当の力?」
「強力過ぎるが故に十三人によって封印拘束がなされている。そしてすべての封印拘束が解くことが出来る戦いはあの巨人か魔神柱を相手にする時くらいだろうな」
セファールの身体は砂になって消滅した
立夏「二つ目の聖杯手に入れたね」
ロマニ《おめでとう皆、明日帰還だから楽しんでおいでよ》
立夏「わかった」
ネロ「戻ったら今宵は宴じゃ!祭りじゃ!」
立夏達は街へと帰還した
「アルテラ、お前とマスターの縁は結ばれたぞ」
ミゥ「刹永さん?」
「どっちが来るのだろうな?カルデアは全てを受け入れるぞ」
ミゥ「?」
「俺達も行くか」
ミゥ「?はい!」
どんちゃん騒ぎした翌日にカルデアに帰還した
ロマニ「二つ目の特異点攻略おめでとう!早速で悪いんだけど召喚しないか?」
立夏「わかった刹永さん1で私5ですね!」
「何で俺?」
立夏「一瞬だけ来た子に会って話がしたいなと思って」
「……………………
『というわけだよろしく』
永劫『伝えておきます』
立夏「それじゃあ私からね!」
来たのはアルテラ・ラーヴァ、シャルルマーニュ、ネロ、玉藻の前、エミヤ
アルテラ「何故かこちらの方が呼ばれました。セイバーのアルテラです」
シャルルマーニュ「セイバーのシャルルマーニュが格好よく参上だぜ!縁も所縁も無い俺が呼ばれたのは多分アルテラ関連だろうさ」
ネロ「奏者よ!会いたかったぞ!セイバーとしてやってきたぞ!」
玉藻の前「キャスターの玉藻の前でございます」
エミヤ「エミヤだ。よろしく頼む」
(見事にEXシリーズだな)
立夏「相変わらずあなたは何したの?玉藻さんが子狐の如く震えてるけど?エミヤさんもなんか気まずそうだし」
「本人から聞け。どうせそこの
玉藻「ななな何をいいい言っているのですか!?私はあああなたのことなんてしし知りません!?」
立夏「尻尾を隠してるから説得力無いよ?」
玉藻「コーン!!」
立夏「狐なのに兎の如く逃げ出した」
エミヤ「私は厨房に行かせてもらう」
ネロ「余はここを見回らせてもらう」
玉藻に続いてネロやエミヤも出ていった
「さて俺だな」
マスターの要望通りユーフィーがやってきた
ユーフォリア「セイバーの悠久のユーフォリアです。ユーフィーって呼んでください。よろしくお願いします!」
「マスターが話したいそうだ」
ユーフォリア「マスターさんです?」
立夏「そうだよ~よろしくね~」
ユーフォリア「こちらこそよろしくお願いします」
立夏「あなたも刹永さんの奥さん?」
ユーフォリア「そうです。一応正妻ということになってます」
立夏「正妻?……やっぱり刹永さんって……」
「ほぉ?なんて言いかけたんだ?」
変なことを言いかけた
立夏「痛い痛い!頭を掴まないで~!?ごめんなさい!ごめんなさい!」
ユーフォリア「え~と、私も本体はもう少し大きいですよ?」
「ユーフィーは『成長出来る余地が大幅にあるエターナル』なのに『その姿の時が一番強い』のか」
ユーフォリア「これでも少しは成長してます!」
「主に知識方面でか?」
ユーフォリア「そうです!それで刹永さんを誘惑……あ」
「……」
ユーフォリア「えっと、刹永さん?そのビリビリ言ってるハリセンは一体……?」
「バインド」
ユーフォリア「逃げれなくされた!?」
「往生せぇやぁ!!!」
パシン!!
ユーフォリア「あれ?なんとも……」
バゴーン!!!!
ユーフォリア「ぷんぎゃああああ!!」
立夏「こ、これがあのハリセンの本当の力……」
「安心しろマスターにはあそこまでの威力は出さん」
立夏「ピクピクしてるし煙が出てるけど平気なの?」
「退去してないから平気だろ。天然ボケやアホな言動をしたら遠慮なく魔術をぶちこんでも良いぞ。仮にソロモンやメディアレベルの本気の魔術を打ち込んでも死なんし」
立夏「なんでソロモンの部分だけ強調したの?」
「気にするな(ロマニが一瞬反応したな。突っついてみるか)。それよりマスター聞きたいことがあるんだが」
立夏「珍しいね?」
「ある意味今後に関わるかもしれないからな」
立夏「今後に……?それで何?」
「本人にその気は無かったけど今回の事に関係している人物が近くにいたらどうする?」
立夏「問い詰める……かな?何か事情があったのかもしれないし」
「その人物が最終的に己の存在を消すことで今回の事を終わらすことを考えていたら?」
立夏「存在を……消す?」
「『その人物はどんな過去にも存在しなかった』と改変すれば『その人物によって喚ばれた者も存在しない』事になるからな」
立夏「だから今回の出来事も解決する?」
「記憶にも記録にも歴史にすら残らなくなった一人を犠牲にしてな」
立夏「でもカルデアのシステムを使えば!」
「ジャンヌ・オルタを認めたカルデアでも残念ながら無理だ。ジャンヌ・オルタはこの状況と俺達が認識しているし元になったジャンヌ・ダルクが座に存在してるから出来た抜け道だ。その犠牲者は確かに英霊として存在しているしグランド持ちのキャスターだが、『生まれてすらいない』から『英霊の座からも消える』。故に例外だらけのカルデアであっても召喚は不可能になる」
立夏「それじゃあその人は報われ……」
「『このまま』ではの話だがな」
立夏「どういうこと?」
「マスター、あんたが行動するんだな。素性を怖がって隠してる奴に明かす勇気を与えるんだな。そうすればギルガメッシュも協力してくれるかもな」
立夏「あなたはどうするの?」
「それもあんたらの行動次第だな。最終局面までに一定以上の評価を出したら『カルデアから犠牲者なんて出さない』で終わらせてやる。評価については秘密だ」
立夏「一定未満だったら?」
「マスターは守るがそいつは犠牲になるだろうな」
立夏「……カルデアにいるの?」
「ヒントも無しに突き止めるのは可哀想だからな。後は頑張りな。ギルガメッシュは知ってるだろうが「自分で考えろたわけ」と言って教えてはくれないだろう」
立夏「……先に戻ってる」
「そうか」
立夏は出ていった
「ユーフィーお前も部屋に行っとれ」
ユーフォリア「なんでですか!?」
ロマニ「いままで倒れてたよね!?」
「口が軽いからだ!」
ユーフォリア「うぐっ、わかりました行ってます」
ユーフォリアはすごすごと出ていった
「さてと」
パチンと指を鳴らして防音結界を張った
「さて、少し話をしようか?
ロマニ「な、なんの話かな?」
ロマニ
「最後にアレは解読できたか?」
ロマニ「アレって僕の事とカルデアの事だよね?」
「正解だな。じゃあ次の特異点の調査頑張りな」
結界を解いて俺も部屋に戻った
ロマニside
「ははは、流石コズミックバランサーの担い手だな……見抜かれていたんだな……報われないか……僕も覚悟を決めないとダメかな」
?「好きにすると良い。だが彼女らが受け入れないと思うかい?」
「次の特異点が終わるまでには決めたいな」
side end
EXシリーズで固めてみました
アルテラが来たので他のもつられて来た感じです(ネロは別ですが)
玉藻の前はこうみてもアマテラスですし……
ネロはEXからではないので刹永に恐怖は無いです
今回の雷ハリセンは纏わせたのではなく時間差で雷を落としました。威力高めすぎたせいで時間差になっただけですが
そのただ一人が世界から完全に消えるのかはわかりません。その臆病者が勇気を出すのかそれとも最後まで隠し通すのかもわかりません。もちろん隠し通した場合は刹永は何もしませんあっさり消えていただきます
『少し会話』の詳細はネタバレ防止のため割愛です
最後の謎の人物はあの人です。最初からいましたが会話には参加してません