コズミックバランサーの担い手 エクストラ編異 異世界旅行記   作:永遠神剣を求む者

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レイジングハートの数字は英語で発音です

英語に関しては正しいかはわかりません!


神社、使い魔の契約

あれから、なのははユーノの話しを聞いて自らの意思で手伝うことを決めた

 

「こんなものかな」

 

ユーノ「刹永さん達は教えることが無いですね。 というより何が出来ないのかわかりません」

 

「自身で能力を制限してることもあるし、特化型には敵わないはずだ」

 

ユーノ「確かに、結界に関しては僕より下みたいですし……ん? 制限?」

 

「エターナルはその世界を壊さないように全力が出せないように制限がかけられるんだ。 俺はそれにさらに制限を追加してる感じだな」

 

ユーノ「何故そのようなことを?」

 

「実はな世界にかけられる制限って簡単に突破出来るんだ。 俺達はあくまで暇潰しだし、この世界に自らの意思で害をなしたいわけじゃないからな。 だからさらに制限をかけているのさ」

 

ユーノ「自分でかけた制限がない場合はどの位置なんですか?」

 

「ランクで言うならSSSが10人分くらいかな。 それも全てがな」

 

ユーノ「そこまでなんですか!?」

 

「今はオールラウンダーの中堅だな。 だから砲撃はなのは未満だし、結界はユーノ未満なんだ。 ちなみに俺達のリンカーコアは偽物であるだけで中身は空っぽのはず、だ」

 

ユーノ「偽物ですか……本当に理解の外にいる人なんですね」

 

「まぁな。 お、そろそろ終わるか」

 

俺とユーノはなのはの方を向いた

 

RH「98 99」

 

なのは「ひゃーく!」

 

空き缶に魔力の球を当ててゴミ箱の方に飛ばしたが入らなかった

 

「お疲れ様。 80点だな」

 

ユーノ「厳しいですね?」

 

「入っていれば95点だったんだがな」

 

ユーノ「残りの5点はなんですか?」

 

「魔力配分だな」

 

なのは「刹永さんは出来るのですか?」

 

「出来るが参考にはならんぞ?」

 

なのは「お願いします!」

 

なのはは空き缶を渡してきた

 

「刹那、合図とカウント頼む」

 

刹那「わかった」

 

なのは「刹永さん、こんにちは!」

 

刹那「うん。 じゃあスタート」

 

俺は空き缶を上に投げた

 

「シュート」

 

魔力の球を作り、空き缶にぶつけた

 

刹那「1 2 3 4 5 6 7 8 9 10」

 

「アクセル」

 

刹那「11 12 13 14 15 16 17 18 19 20」

 

「アクセル」

 

刹那「21222324252627282930」

 

「アクセル」

 

刹那「312345678940」

 

「アクセル」

 

刹那「412345678950」

 

ユーノ「は、速い!?」

 

なのは「カウントが追いついてないの!?」

 

RH「Wonderful」

 

「ニュートラル、スパイラル」

 

スピードを戻して自分の周りを往復させた

 

刹那「51 52 53 54 55 56 57 58 59 60」

 

※中略

 

刹那「812345678990」

 

「そろそろか ニュートラル」

 

空き缶をゴミ箱の周りを旋回させた

 

刹那「91 92 93 94 95 96 97 98 99  100」

 

99で打ち上げ、100でバレーのアタックのように空き缶をゴミ箱へ勢いよく入れた

 

刹那「ナイッシュー」

 

「サンキューな」

 

刹那「マスターのためなら火の中水の中」

 

刹那は姿を消した

 

なのは「た、確かに参考にならないの……」

 

ユーノ「うん、なのはにあの制御は無理だね」

 

なのは「そんなことないの! レイジングハートもそう思うよね!?」

 

RH「Mr.YUNO to Agree(ユーノと同意見です)

 

なのは「なんかレイジングハートにも否定されたような?」

 

「実際されてる」

 

RH「More than that(それよりも),Yours LinkerCore(あなた達のリンカーコアが) fake What Really?(偽物というのは本当にですか?)

 

「聞こえたのか。 本当だな、この世界に来たときにちょいちょいっとね。 検査してもリンカーコアはあるのに魔力は0という奇妙な結果になるけどな」

 

ユーノ「う~ん、僕が調べた時には微量ながら魔力を感じたんだけどな」

 

「魔力を吸収して貯える機能は追加してあるしな。 それに昨日のなのはの残留魔力も多少は吸収してるみたいだしな。 貯える量もかなり少なくしてるしリンカーコアから魔力を引き出す事は無いだろうけどな」

 

ユーノ「もしかして完全に自前の魔力なんですか!?」

 

「ユーノ達のリンカーコアも自前と言えば自前だがな。 俺達特有の魔力はリンカーコアには吸収はされないけどな」

 

ユーノ「どうしてですか?」

 

「もし、リンカーコアから魔法を蒐集するような敵が出た場合に蒐集されたらヤバいからな。 さてなのはもヘロヘロだし、朝の訓練は終わりだな」

 

ユーノ「ですね」

 

俺達は授業風景に戻った

 

なのは&ユーフィー「プシュー」

 

アリサ「なに二人して頭から煙吹いてるのよ」

 

《おい、ユーフィー、なんでお前も煙吹いてるんだ?》

 

ユーフィー《え、あ、う……》

 

「とりあえず元に戻すか」

 

ハリセンを取り出しなのはとユーフィーを叩いた

 

パシン、パシン!

 

なのは「にゃ!?」

 

ユーフィー「ふんぎゃ!」

 

「ほら、帰るぞ」

 

なのは&ユーフィー「はーい」

 

すずか「私にも突っ込みを入れてほしいな

 

アリサ(すずかが何か言ってるわよ?)

 

(ほっとけ、どうせしょうもないことだ)

 

アリサとすずかとは途中で別れて翠屋に帰っていると突然なんらかの反応を関知した

 

なのは『この反応は!?』

 

ユーノ『ジュエルシードだね。 多分神社だけど、なんだろうこの反応……』

 

なのは『とりあえず向かうね!』

 

ユーノ『なのは!? 刹永さん、ミゥさん、ユーフォリアさんお願いします!』

 

『はいよ』

 

ミゥ『はい』

 

ユーフィー『わかりました!』

 

なのはと共に神社に向かった

 

?「コーーン!」

 

なのは「大きな狐!?」

 

《久遠か!?》

 

永劫《そのようです、どうやらジュエルシードを取り込んだらしく、暴走しています!》

 

《っち、なら殺すわけにはいかんな!》

 

「まずい! なのはストップ!」

 

なのは「は、はい!」

 

なのはの目の前に狐火が降ってきた

 

「変身しろ!」

 

なのは「変身の呪文覚えてないよー!」

 

RH「Setup」

 

レイジングハートが杖の形になったが服装はそのままだ

 

「バリアジャケット着ないと死ぬぞ!」

 

なのは「は、はい! レイジングハート、バリアジャケット!」

 

RH「BarrierJacket」

 

なのは「刹永さん達も!ってあれ?いつの間に?」

 

「あのときは思念体だったから出来たが、今はそんな状況じゃないからな(取り込んだのが犬なら良かったんだがな)」

 

なのは「あの狐さん、どこかで……あ! 神社にいた狐さん!?」

 

?「久遠!? どうしたの!?」

 

女性の言葉に一瞬だけ止まったがすぐに女性に向かって足を振り下ろそうとした

 

「っち」

 

なのは「は、速い!?」

 

俺はその足を受け止めた

 

「早く逃げてください!」

 

?「で、でも!」

 

「あなたを守りながらではあの子を戻せません!」

 

?「わ、わかったわ」

 

女性は逃げ出した

 

「これで、よしっと」

 

巨大化している久遠をそのまま押し倒した

 

《力を殺ぎ落とす! 斬っても平気な尾を指示しろ》

 

永劫《わかりました!》

 

俺は永劫の指示で斬っても影響はない尾を切り落とした

 

久遠「コーーン!」

 

尻尾をいくつか切り落されたことにより、なのはでも防ぎ切れるほどに力が落ちていた

 

「封印準備!」

 

なのは「は、はい!」

 

RH「Change Sealed Mode」

 

「今解放してやる!バインド!」

 

なのは「狐さん、待っててね! 封印砲! いっけえええ!!」

 

RH「Sealed Cannon」

 

巨大なビームが久遠を包み込んだ

 

「見えた!」

 

俺は素早く手を伸ばしてジュエルシードを掴み、地面に降りた

 

久遠「コーーン」

 

久遠は倒れ込み、そのまま小さくなった

 

?「久遠! 大丈夫!?」

 

久遠はゆっくりと目を開いて

 

久遠「ちょっと、いたいけど、大丈夫」

 

なのは「今の声って狐さん?」

 

「レイジングハート、ほれ」

 

俺が投げたジュエルシードをレイジングハートは収納した

 

?「ありがとうございます!」

 

久遠がゆっくりこちらに向かってきた

 

久遠「ありがとう」

 

「なんともないか?」

 

久遠「うん」

 

「なら良かった」

 

久遠を撫でたが久遠は抵抗はしなかった

 

?「久遠がここまで懐くなんて珍しいですね」

 

久遠「うんめいのひと」

 

?「え?」

 

久遠「このひとといっしょにいく」

 

すると久遠は少女の姿になった。頭には狐耳があり後ろからは尻尾が二尾垂れていた

 

なのは「き、狐さんが人になった!?」

 

ユーノ「なのはー! 刹永さーん! 大丈夫……みたいだね」

 

?「久遠? どういうこと?」

 

久遠「このひとのマナ心地いい」

 

《なんか好かれたっぽいんだがどしたらいい?》

 

永劫《使い魔の契約を結んじゃいましょう》

 

《大丈夫なのか?》

 

永劫《大丈夫ではないですが、既に仮契約でパスが繋がっちゃってますから手遅れです》

 

《いつの間に?》

 

永劫《多分バインドの時ですね。 その時にマスターのマナが流れたのでしょう。 そして久遠も抵抗しなかったですが、自分の意思では無いので仮契約になったのでしょう》

 

《ところで大丈夫なようには出来るんだろう?》

 

永劫《出来ますね》

 

《それに契約を結んだら久遠は準エターナルになるんだろう?》

 

永劫《なりますね》

 

《俺達がいなくなったあとのこの世界を見守らせる事が出来る相手が出来たと思えば良いさ》

 

「どうすれば良いんでしょう?」

 

?「勘ですが、あなたには何か方法があるのではないんですか?」

 

「無くは無いですね。 ユーノ、使い魔の契約ってどうやるんだ?」

 

ユーノ「魔力でパスを繋いでお互いに納得のいく内容なら使い魔になります」

 

「久遠」

 

久遠「はい」

 

「手を重ねて目を閉じて」

 

久遠「はい」

 

--------------

刹永と久遠の精神世界

 

『これから君と使い魔の契約を行う』

 

久遠『はい』

 

『これから契約内容を言うが納得がいかなければ拒否しても良いし、そちらから妥協案を提出してもいい』

 

久遠『はい』

 

『俺達がこの世界からいなくなったあともなのは達の事を頼む。 そしてなのは達が死んだら俺達の後を追ってこい』

 

久遠『どうやって?』

 

『それは後でな。 契約をかわすと久遠は死ぬことも老いることも無くなる。 身体に成長の余地があるならそこまでは成長出来るけどそこから先は身体は成長しない。 俺が死ぬと久遠も死ぬことになる。 ここまでは理解出来たか?』

 

久遠『うん』

 

『それで次元の狭間と呼ばれる世界に俺達はいてここにいる俺達は分身だ。 契約自体は本体で行われるから心配はしなくていい。 使い魔になると久遠はそこに行き来が可能になる』

 

久遠『うん』

 

『さっきの契約内容に戻るけどなのは達が死ぬのを見届けるまでは久遠はそこには行けないんだ。 内容に追加しておくが早く追いたいからってなのは達に危害を加えるのはダメだ。 もちろん直接・間接問わずな』

 

久遠『わかった』

 

『俺達もいますぐこの世界を出るわけではなく、10年くらい先の話だ。 さてこれで説明は終わりだ、さてどうする? 久遠が決めて良いよ』

 

久遠『さいしょからきまってる。 つかいまになる』

 

『我が名、時乃刹永は久遠と使い魔の契約を結ぶ、契約内容は先の通り、俺達がこの世界からいなくなったあともなのは達の事を頼む。 そしてなのは達が死んだら俺達の後を追うこと。 ただしなのは達に直接・間接問わず危害を加えることを禁ずる』

 

久遠『くおん、ときのせつえいのつかいまになる』

 

『ここに契約は結ばれた』

 

--------------

 

「ふぅ……」

 

ユーノ「どう?」

 

「使い魔の契約は結べたとは思うけど」

 

《どうだ?》

 

永劫《キチンと結べてます》

 

久遠「ますたー、これからよろしく」

 

?「えーと?」

 

「久遠と俺は使い魔の契約を結びました。 契約と言っても久遠の行動を縛ったりはするものではないので何もないときは今まで通り一緒にいても問題はないです」

 

久遠「ん」

 

久遠が目を閉じると久遠の身体が光だした

 

?「久遠?」

 

光がおさまるとそこには大人になった久遠が立っていた。耳は少し長くなり、尻尾は三尾に増えていた

 

なのは「大きくなったの!」

 

ユーノ「それに尻尾も増えてる?」

 

久遠「まだ、きついみたい」

 

すぐに久遠は子供の姿に戻ったが尻尾は三尾のままになっていた

 

久遠「今はまだ、この姿でいる」

 

「元の姿の方が効率はよくない?」

 

久遠「少しでも早くこの姿になれないといけない」

 

?「久遠、大丈夫なの?」

 

久遠「ナミ、うん、大丈夫」

 

?「そうなら良いのだけれど……あ、私は神咲那美と言います」

 

久遠「久遠は久遠」

 

俺達も自己紹介をした

 

那美「なのはちゃん以外は地球の人ではないのね?」

 

「んー厳密には俺は違う世界の地球だが、まぁその感覚で納得できるならそれで」

 

那美「久遠はどうなるのですか?」

 

「どうにもなりませんよ? 俺と契約した関係である程度まで成長したあとは完全な不老不死になるだけですね」

 

那美「久遠を連れていくのですか?」

 

「俺達がこの世界にいる間は久遠の好きにさせます」

 

那美「ではあなた達がいなくなった後は?」

 

「契約内容によって条件を満たすまではこの世界に残りますね」

 

那美「条件?」

 

「指定している人達の行く末を見守るという条件ですね」

 

久遠《なのはたちと言ってたけど他にもいる?》

 

《これから会う人にその条件に関わる人がいる。 その時に言うから楽しみにな》

 

久遠《わかった》

 

那美「私は久遠と一緒にいれるのですか?」

 

「そちらが望んで久遠が受け入れればあなたが永い眠りにつくまでは。 そこは後で久遠と相談してください」

 

久遠「今日はナミといる」

 

「俺達も帰ります」

 

那美「それではまた会いましょう」

 

俺達は翠屋に帰宅した




何気にこの編では初登場の刹那。自己紹介は調律共々かなり月村邸で済ませてます

ジュエルシードを取り込んだのは久遠になりました。 流石に久遠相手だと制限のままだとキツいので少し緩和して戦いました 

ちなみにこれ以降刹永達の《》に久遠も混ざれます

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