コズミックバランサーの担い手 エクストラ編異 異世界旅行記   作:永遠神剣を求む者

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刹永は出てきません

ルール説明は永劫の言う通り相当いらつくようにしています


外伝
ミューギィの大冒険


「永劫さん、隔離部屋になにがあるのですか?」

 

永劫「私たちのレプリカですね」

 

「レプリカ、ですか?」

 

永劫「隔離部屋の奥を永遠神剣世界とリンクさせてレプリカを私達と認識させているんです」

 

「そうすることで崩壊するかもしれないのを防いでいるんですか?」

 

永劫「その通りです」

 

「誰かに取られたらどうするんですか?」

 

永劫「力の一部は入れてありますが1%にも満たないので持っていてもほとんど意味は無いです」

 

「私が取りに行っても?」

 

永劫「良いですが、あそこは完全な別空間となっています。リンクしてますからおそらくロウエターナルが接触してくる可能性もあります」

 

「別空間ですか?」

 

永劫「何故かダンジョンになっていて入る度に地形が変わるようになってます。レプリカは確か10万層にありますね」

 

「地形が変わるダンジョンですか?」

 

永劫「詳しくはルールを書いた立て札と本を置いてありますのでそれを見ればわかると思います。ロウエターナルやカオスエターナルの馬鹿どもに向けたものなので相当いらつく書き方にした記憶がありますね」

 

「何人か挑戦しているのですか?」

 

永劫「今までで同一人物も複数カウントしてますからもっと少ないかもしれませんがゆうに億は超えますね。誰もボス部屋にすら到着してませんが」

 

「ボス部屋ですか……?」

 

永劫「それもルールブックに書いてあるので我慢して読んでみてください」

 

「一度行ってみます」

 

永劫「これもルールには書いてありますが、ダンジョン内で死んだらその世界に放り出されます。あなたは隔離部屋の前に出されますね」

 

「それでは行ってきます」

 

永劫「行ってらっしゃい」

 

私は隔離部屋の中に入り、一番奥の扉を開けて中に入った

 

「え~とルールは……立て札はこれですね」

 

『力を欲した愚かなエターナルさん。いらっしゃいませ』

 

「開幕からこれですか……」

 

『ルール見ないで挑戦して失敗して何かを失っても当方は一切の責任は負いません。まぁ見ても負いませんが』

 

「うん、まぁ必要なことだよね」

 

『それではルールです。

1.神剣の力は使えません。既に使えないと思いますが

2.ダンジョン内ではレベル制となっています。入るときは全員レベル1からになります。皆同じですね

3.ダンジョン内ではお腹が空きます。そのまま探索したら餓死します。良い経験が出来ますね

4.ダンジョン内には色々な落ちています。どこかで見たような物も落ちていますが薬と食料と脱出の巻物以外は全てレプリカです。脱出の巻物を使ってもレプリカ品は消滅しますが薬と食料は持って帰れます。薬は草で手に入ることもあります。空腹で倒れそうな時に食べると良いでしょう。プライドが許せば

5.武器とアクセサリーは重さが無いのでどなたでも装備出来ますが稀に呪われています。呪われた装備は引っ付いて離れません。笑ってあげてください

6.同じ装備品でも強さが違うことがあります。精々奪い合って下さい

7.100階ごとにボスが存在します。頑張って倒しましょう

8.様々なギミックが存在します。地雷、鉄球が飛んでくる、矢が飛んでくる、クルクル回される、下の層に落とされるなどがあります

9.死ぬと元の世界に放り出されます。例え全裸になってていても当方は知りません。死んだあなたが悪いのです

10.ダンジョン内に何故か僧侶がいることがあります。攻撃すると天罰が下ります

11.落ちてる杖は不思議な効果があります。杖に表示される数字がその杖で効果が発揮出来る回数です。後投げても効果が発揮されます。レッツフレンドリファイアー』

 

「鬱憤が溜まってるんですね……」

 

『12.壺にはアイテムを入れましょう。大半の壺は入れたら取り出せません。割ると爆発したりモンスターが出る壺もあります

13.入る度に地形が変わるためマップの共有は不可能です

え~とあとなんかあった気がしますが忘れました。それでは頑張ってください』

 

「永劫さん……あれ?」

 

『頑張ってください

 

 

 

 

 

 

食料は1人前だけ自動で入り口のところに置いてあります』

 

「あ、これか。え~と大きなパン:満腹度が100回復する……大丈夫なの!?」

 

「気を取り直して入りましょうか」

 

大きなパンを横にあったカバンに入れてカバンを持ち上げた

 

「え~と階段を目指せば良いんだよね……」

 

歩いていると何か落ちていた

 

「あれ?宿命?」

 

取り敢えず宿命?をカバンに入れた

 

するとカバンに先ほどの物が表示された

 

『宿命の指輪』

 

「やっぱ宿命なんだ」

 

『宿命を模した指輪。付けるとたまにアイテムがカバンから落ちる事がある』

 

「はい!?」

 

『というのは嘘で満腹度が減るのが遅くなる』

 

「嘘なの!?」

 

「うんまぁ、付けといて損は無いよね」

 

早速付けてみた

 

「ちゃんと外せるかな?」

 

外せたので付けたままにすることにした

 

少し歩くと目の前に金魚草がいた

 

「えっと敵なのかな?こっちを見てるけど……殴ってみよ」

 

殴るとおぎゃあ!と泣いてきたが無視して殴り続けると消滅した

 

『おめでとうございますレベルが上がりました』

 

「あれ?なんか落ちてる?」

 

それをカバンに入れて確かめると『金魚草の欠片』と表示された

 

『食べると満腹度が50回復するが金魚草して動けなくなる。敵に投げると敵のSAN値が5減る』

 

「……SAN値って何?」

 

『のではなく金魚草化する。ボスには無効』

 

「なんでさっきから一工夫加えてるの?」

 

「なに?この可愛いの」

 

「ボクは悪いスライムじゃないよ?」

 

「……これあげる」

 

「ありがとう」

 

金魚草をあげてみたするとスライムが金魚草になった

 

「これで倒せる」

 

殴り倒すと今度は茎になった

 

『金魚草の茎』

 

『武器アイテム 装備して叩くと敵が金魚草になるかも?金魚草を叩くと増殖する』

 

少し歩くと金魚草がいた

 

「金魚草の茎を装備してと」

 

茎で殴ってみると一気に100匹増えた

 

「増えすぎ!?」

 

頑張って全部倒した

 

金魚草の欠片×60、金魚草の根×23、金魚草の茎×10、金魚草の金魚×6、金魚草の魂×1

 

『金魚草の根』

 

『金魚草の根。地面に置いて少しすると金魚草になる』

 

『金魚草の金魚』

 

『金魚草の金魚の部分。泣き声が五月蝿いが実は泣き声が異なる。満腹度が100回復する』

 

『金魚草の魂』

 

『金魚草の魂。使うとその階が金魚草で埋め尽くされる。金魚草に投げると巨大化する』

 

階段を探しているとまたスライムが現れた

 

スライムはこちらをウルウルとした目で見ている

 

「あげる」

 

欠片をあげたら以下略

 

ようやく階段を見つけたので階段を降りた

 

そこには金魚草で埋め尽くされた部屋だった

 

そんなこんなで2階で脱出の巻物が手に入ったので脱出した

 

永劫「おかえりなさい」

 

「た、ただいま」

 

持っていたはずのカバンが無くなっていた

 

永劫「どうでした?」

 

「金魚草でした」


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