コズミックバランサーの担い手 エクストラ編異 異世界旅行記   作:永遠神剣を求む者

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海の上の共闘

俺達が民間魔導師になった翌日

 

なのは「私も民間魔導師になります!」

 

「随分と早く決断したな。 で、後ろにいる恭也と美由希と士郎さんは説得出来たのか?」

 

なのは「ででで出来たに決まってるよ~」

 

「恭也に至っては不満たらたらの顔をしてるが?」

 

なのは「お兄ちゃんには伝家の宝刀を使っちゃった♪」

 

「それは説得出来たとは言わねぇ!」

 

パシン!

 

なのは「ふんにゃ!」

 

恭也「こいつは決めたら梃子でも動かんから、話が来たときには既に諦めてる」

 

「だ、そうだが?」

 

なのは「お兄ちゃんはお前には早いだの少し運動能力を高めてからいけって否定してたじゃない!」

 

恭也「せめて俺の動きを見切ってからでないと」

 

「「「それはなのはには絶対無理だろう(だと思う)」」」

 

なのは「三人して!?」

 

恭也「だよなぁ……」

 

なのは「お兄ちゃんまで!?」

 

「うん、まぁ、なのはは防御性能と砲撃魔法に極振りしてる感じだから、あまり動くことは無いと思うが」

 

恭也「あの砲撃は怖い」

 

なのは「簡単にかわしといて何言ってるの!?」

 

恭也「まぁ、色々と言いたいことはあるが、頑張ってこい!」

 

なのは「はい!」

 

なのはは元気よく飛び出した……と思ったら帰ってきた

 

なのは「刹永君、アースラにはどういけば良いの?」

 

その場にいたなのは以外の人がこけた

 

「今連絡する」

 

『もしもし亀よ』

 

リンディ『亀さんよ~……ッハ! ゴホン、何か用かしら?』

 

『なのはが民間魔導師になるそうです』

 

リンディ『あの海岸まで来てもらって』

 

『はい』

 

「昨日海岸に行けばわかるそうだ」

 

なのは「刹永君は?」

 

「自力で行けるが?」

 

なのは「なら行ってくるのー」

 

今度こそなのはは出ていった

 

恭也「ん? 一つ聞きたいんだが」

 

「一緒に行けるが気付かなかった向こうが悪い」

 

恭也「なのはを頼む」

 

「出来る限りはな」

 

俺はアースラに転移した

 

「なのははまだか」

 

リンディ「みたいですね」

 

「あ、おはようございます」

 

リンディ「おはようございます」

 

少ししてなのはが現れた

 

なのは「刹永君待った?」

 

「そんなには」

 

なのは「ところで私を連れてこれた?」

 

「来れたが?」

 

なのは「なんで連れてってくれなかったの!?」

 

「気付かなかったお前が悪い」

 

なのは「う~」

 

「お前が踏み入れようとしてるのはそういうのが飛び交うとこだぞ?」

 

リンディ「んーまだなのはちゃんには早いんじゃないかしら?」

 

なのは「リンディさん、おはようございます!」

 

リンディ「おはようございます。 それじゃあ早速手続きしましょうか」

 

なのは「はい!」

 

リンディ「刹永君は指令室にいてね」

 

「はい」

 

俺は指令室に向かった

 

ユーノ「おはよー」

 

「おはよー。 こっちにいたんだな」

 

ユーノ「僕も昨日から民間魔導師ですから」

 

「ふーん」

 

ユーノ「少しは興味もって!?」

 

ユーノをいじっていると手続きを終えたなのはがやってきた

 

なのは「お待たせーユーノ君!?」

 

ユーノ「なのは、おはよー」

 

なのは「お、おはよー。 なんでここに?」

 

ユーノ「昨日から民間魔導師になったからね」

 

なのは「そうなんだーこれで一緒だね」

 

ユーノ「そ、そうだね」

 

「お前らラブコメやるなら翠屋でやれ」

 

なのは「ら、ラブコメ?」

 

「周りを見てみろ。 ユーノが呪い殺されそうな目で見られてるぞ」

 

なのはとユーノは周りを見てごめんなさいと言いながら頭を下げていた

 

リンディ「あらあら~出会いがない職場ですからね~。 まぁ中にはそういうところにいく人もいるみたいですけど、休暇に関しては自由ですからなにも言えないわね~」

 

「あの、リンディさん? 一部の男性と女性が跳ね上がったんですが」

 

リンディ「今日からこの子達が民間魔導師として協力してくれることになりましたのでよろしくお願いね」

 

俺達は名前を言いながら頭を下げた

 

リンディ「早速お願いがーと言いたいんだけど、実はまだジュエルシードが探索中なのよね~。 陸にはもうないみたいですから、海にあると思うんですけどね」

 

そんな会話をしているとアラームがなった

 

リンディ「なにがあったの!?」

 

エイミィ「魔力反応です!」

 

リンディ「モニターに映して!」

 

フェイトが海の中にあるジュエルシードを一気に発動させていた

 

なのは「あの子は!」

 

クロノ「どこにいくんだ?」

 

なのはは助けに向かおうとしたがクロノに止められた

 

なのは「あの子を助けに行くんです?」

 

クロノ「その必要はない」

 

なのは「なんでですか!?」

 

クロノ「あのまま封印に成功すれば転移の後が追えるし、失敗しても弱ったんなら捕まえることも出来る」

 

なのは「でもあの子は!」

 

クロノ「それが魔法犯罪を取り締まる時空管理局だからだ」

 

ユーノ『なのは行って!』

 

なのは『ユーノ君!?』

 

ユーノ『僕が隙を作るから行って!』

 

なのは『わかった!』

 

(やれやれ)

 

《久遠、そこにいるか?》

 

久遠《うんいる》

 

《フェイトとアルフを避けて攻撃しろ》

 

久遠《わかった》

 

久遠は隠れながら大量の狐火で思念体を攻撃した

 

クロノ「あの攻撃はなんだ!?」

 

エイミィ「わかりません! 突然起こりました」

 

ユーノ『なのは、今だ!』

 

なのは『うん!』

 

なのはは転送装置に走り出した

 

リンディ「なのはちゃん!?」

 

クロノ「目を離した隙に!?」

 

なのは「高町なのは、命令違反をします! お叱りは後で受けます!」

 

なのははフェイトの元に転移した

 

リンディ『あの火はあなたの使い魔かしら?』

 

『内緒です』

 

リンディ『答えを言ってるようなものよ?』

 

『いえいえ、気づいておいて見逃したあなたも中々ですよ』

 

リンディ『あらあら、なんのことかしら?』

 

『なんにせよ後はなのは次第ですね』

 

リンディ『あなたはいかないのですか?』

 

『これはなのは達の物語です。 俺は少しでも幸せになるように手助けをするだけです』

 

リンディ『あら、他にも何か企んでるの?』

 

『近い内に一時的に姿を消しますね』

 

リンディ『艦長である私に態々行方不明予告ですか?』

 

『すぐに戻ってはきますよ』

 

リンディ『私はそれを見逃せば良いのね?』

 

『幸せになれない人がいる終わりなんていやでしょ?』

 

リンディ『ふふふ、そうね』

 

《久遠、なのは達の手助けを頼む》

 

久遠《わかった》

 

なのはside

 

「レイジングハート、行くよ!」

 

RH「Yes, Master」

 

「セットアップ!」

 

RH「Setup」

 

私はあの子の元に向かった

 

?「なんの用?」

 

「あなたを手伝いに!」

 

?「必要、ない!」

 

「レイジングハート」

 

RH「MagicSharing」

 

「それに、まだあなたの名前を来ていない! そのためにも」

 

?「フェイト、フェイト・テスタロッサ」

 

「え?」

 

?「名前」

 

「私は高町なのは!」

 

フェイト「うん」

 

?「フェイト、良いんだね?」

 

フェイト「魔力を分けて貰ったお礼」

 

?「そうかい、あたしはアルフ。 今回だけよろしく」

 

「いくよ! フェイトちゃん、アルフさん!」

 

私達は竜巻のようになっているジュエルシードに向かっていった

 

それからしばらく戦っていたけど中々封印出来る状況に出来なかった

 

「なんとか隙を作らないと!」

 

フェイト「封印が出来ない!」

 

すると突然謎の炎が飛んできた

 

アルフ「あれはまさか!」

 

飛んできた方を見ると大人モードの久遠さんがいた

 

久遠「……拘束」

 

久遠さんが一言呟くと炎が輪になってジュエルシードを抑えた

 

久遠「早く、封印」

 

「フェイトちゃんそっち半分お願い!」

 

フェイト「わかった」

 

「ディバインバスター!!」

 

フェイト「サンダーレイジ!」

 

sideEND

 

なのはとフェイトの攻撃が命中し、ジュエルシードの暴走は収まった

 

「終わったみたいだな」

 

なのはとフェイトは握手をしているところが映されていた

 

6つのジュエルシードはなのはが3つ、フェイトが3つ手にしていた

 

そしてフェイトとアルフは去っていった

 

大人モードの久遠はいつの間にか狐に戻って神社に帰っていた

 

もちろん、命令違反をしたなのはにリンディさんの雷が落ちたのは言うまでもないことだろう




伝家の宝刀?「お兄ちゃん嫌い」

ちなみになのはは時々恭也や美由希と訓練してます。大抵は砲撃を回避されて負けてますが……
動かない固定砲台ですし、かわされて神速でつめられたらなのはは何も出来ないと思います

刹永とリンディの念話は他には聞こえてません。ユーノとなのはの念話は刹永以外には聞こえていません

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