コズミックバランサーの担い手 エクストラ編異 異世界旅行記   作:永遠神剣を求む者

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フェイトが蒐集されるのはサラっと流します


再会 デバイスの頼み

数日経った時に、フェイトのリンカーコアも蒐集されたとクロノから連絡があり、なのはと共にアースラに来てくれと言われたので行くことにした

 

「来たぞー」

 

クロノ「久しぶり」

 

「久しぶりだな」

 

なのは「クロノ君、久しぶりです!」

 

「フェイトは無事なのかい?」

 

クロノ「ああ、蒐集された影響で多少小さくはなってるが元に戻るまではそんなにかからないだろう」

 

「それで、なんで呼ばれたんだ?」

 

クロノ「闇の書……いや、夜天の魔導書についてわかったことがあるからな」

 

なのは「夜天の魔導書?」

 

クロノ「闇の書は別名……いや、管理局の誰かが何かを誤魔化すためか歴代の所有者の誰かがそう呼んだのかはわからないがそう呼ばれている物の本来の名前だ。 仮面の男二人についてはわからないが、他の5人は守護騎士と呼ばれるプログラムだな」

 

なのは「あの人たちがプログラム?」

 

クロノ「刹永君に聞きたいんだが、なのはが蒐集されたあとに彼らに接触しているが、何か聞いてないか?」

 

「雑談しただけだからな。 ただ、彼らも『闇の書』と言っていたから彼らの認識も一緒に改変されてる可能性が高いな」

 

クロノ「それに調べていく内にある人物にもたどり着いた」

 

「ギル・グレアム提督か」

 

クロノ「やっぱり知ってたのか」

 

「あの時に言ったって信じなかっただろうしな」

 

クロノ「仮面の男はおそらく変身魔法だろう。 正体も予想はつくし、暴くための魔法も身につけた」

 

「そうか」

 

クロノ「なにも言わないのか?」

 

「仮に伝えてなくてもこの事件の発生の有無にはおそらく影響しないし、あんたもいずれ真実にたどり着いただろうしな。 それに都合のいい事に調べものが得意なのもいるしな」

 

クロノ「ユーノか」

 

「今回はヒントがあったから探すのは苦労しなかっただろうけどな」

 

クロノ「今回も勝手に動くのか?」

 

「さぁ、どうだろうな」

 

クロノ「止めても無駄だろうけど、便宜上は民間魔導師なのだから勝手な行動は慎むようにと厳重注意はしとく」

 

なのは「レイジングハートはどうですか?」

 

クロノ「バルディッシュ共々破損が酷くて基礎部品からの交換になるが一番重要な部分は壊れてないから安心していい」

 

なのは「そうですか」

 

クロノ「デバイスがなくてもシュート(魔力弾)の練習は出来るから時間を見つけてやっとくと良いだろう」

 

なのは「はい!」

 

クロノ「トレーニングルームを使っても良いし、帰っても構わない」

 

なのは「レイジングハートもないので帰ります」

 

なのはは帰っていった

 

「さて、俺はどうするかな」

 

クロノ「君も好きにするといい」

 

「図書館にでも行くか」

 

俺は図書館の前に転移し、図書館の中に入った

 

(たまには料理の本でも探すか)

 

いくつか料理の本を見繕い、座って読んだ

 

少しするとはやてがやってきた

 

はやて「これまた珍しいものを読んどるな」

 

「たまにはね。 美味しいかどうかは別にしてこれでも料理は得意だし」※本人は社交辞令だと思ってますが桃子さんですら素で絶賛するほどです

 

シャマル「はやてちゃーん」

 

はやて「シャマル、こっちやこっち」

 

シャマル「はやてちゃん、こちらにいたん……ですか」

 

はやて「シャマルどしたん?」

 

シャマル「い、いえなんでもないです」

 

シャマル『どうしてあなたがここに!?』

 

『いちゃ悪いか! これでも本くらい読むわ!』

 

シャマル『ご、ごめんなさい!』

 

『それと表情くらい隠せ、見抜かれるぞ』

 

はやて「さて、約束を守ってもらおうか?」

 

「はぁ……出会っちまったしな」

 

シャマル『なんの約束ですか!?』

 

『心配せんでもただお互いに自己紹介だ。 最初に会ったときに次に会ったら名乗るって言っちまっただけだ』

 

はやて「わいは八神はやてや」

 

「(似合わねぇ)時乃刹永だ。 両親は幼い頃に死に別れて今は従妹共々翠屋にお世話になっているが気にするな」

 

はやて「何をボソっと言うた?」

 

「気にするな」

 

はやて「本当に刹永君はツッコミの才能があるな~」

 

「一応こんなのも常備してる」

 

懐からハリセンを出すときに一瞬シャマルが強張ったがハリセンってわかるとすぐに力を抜いた

 

はやて「伝家の宝刀・ハリセンやな」

 

パタン

 

「ふぅ……後で試すか」

 

はやて「会話しながら本を読むなんて高等テクをよくできるな~」

 

「慣れだ慣れ」

 

『警戒せんでも言わんし、やりあうきはねぇよ』

 

シャマル『信用できません!』

 

『だろうな』

 

「さて、帰るか」

 

はやて「お茶でもしていかんか?」

 

「今日は時間もあるし、お邪魔するわー」

 

はやて「そなら、シャマル行くでー」

 

シャマル「は、はい」

 

「片してくるから入り口で待っててくれ」

 

はやて「はいなー」

 

「中国人か」

 

軽くチョップして料理の本を戻した

 

シャマル『はやてちゃんになんてことを!』

 

『ただのツッコミだボケ。 それにしょうもない理由で敵対してるなら容赦せんが、あんたらの理由は知ってるから傷は負わせても殺しはしないよ』

 

シャマル『どこまで知ってるの!?』

 

『全部終わったら説明してやる』

 

はやて「ほな着いたでー」

 

「お邪魔しまーす」

 

はやて「いらっしゃーい」

 

ヴィータ「はやて、おかえ…り……」

 

ヴィータ『な、なんであんたが』

 

『図書館でシャマルとそのやり取りはやった』

 

ヴィータ『そ、そうか』

 

『お茶しに来ただけだ。 お前らの邪魔はしないし、止めもしない』

 

ヴィータ『信用出来るか!』

 

『わからなくはないけどな。 俺も仲間の腕を容赦なく斬り落としたのがいたら同じ反応だしな』

 

はやて「今日はお客さんがきてるでーそれじゃあ時乃刹永君щ(゚д゚щ)カモーン」

 

「なんでやねん!」

 

パシン

 

軽くハリセンで叩いた

 

ヴィータ『お前!』

 

『お前らは攻撃とツッコミの判断もつかんのか!!』

 

『『うっ』』

 

シグナム『……なにをしてるのだお前達は』

 

『めんどいから宣言しとくが、今日はお茶しにきただけだ。 お前らの事を言う気はないから安心しろ』

 

シグナム『そうか』

 

出されたお茶を飲んだ

 

「ふぅ~」

 

はやて「おっさんか!」

 

パシン

 

はやてにハリセンで叩かれた(わざとはやての手の届くとこに置いたがな)

 

はやて「ええなこれ、もらってええか?」

 

「良いぞ、どうせまだあるし」※千単位であります

 

はやて「遠慮なくもらうなー」

 

「ちなみにそれ面白いギミックが仕込んであってな。 そこのボタンを押してみ」

 

はやて「ここか? ポチっとな」

 

ボタンを押すとなんとハリセンが伸びた

 

全員「はいい!?」

 

もう一度押すと元に戻った

 

はやて「なんやこれ!?」

 

「面白いだろ? 今回は伸びただけだが、雷を纏ったり炎を纏ったり氷を纏ったり光ったり真っ黒になったりするぜ」

 

はやて「爆発したりせーへんやろうな?」

 

「流石にしないよ」

 

はやて「本当か?」

 

「ギミックとしては入れて無いな」

 

はやて「まぁ信用しとく」

 

「さてそろそろ帰るわー」

 

はやて「そうか」

 

「じゃ、会えたらまたな」

 

俺は帰宅した

 

プレシアside

 

マリー「プレシアさんもリニスさんも手伝いありがとうございます」

 

「これぐらいしか出来ないからね。 罪滅ぼしもあるし」

 

リニス「私はもしかしたらアリシアにも作るかもしれませんので」

 

マリー「基礎部品の交換は完了と……あれ?」

 

「どうしたの?」

 

マリー「いえ、レイジングハートもバルディッシュも部品が足りないと言ってきてます」

 

「どの部品なの?」

 

マリー「レイジングハートがCVK792-Aで、バルディッシュがCVK792-Rです」

 

「それって……」

 

マリー「ええ、カートリッジシステムです。 インテリジェンスデバイスであるレイジングハートとバルディッシュとは相性が悪いはずです」

 

「本気なの……レイジングハート、バルディッシュ……」

 

「「For the Master Please(マスターの為にお願いします)」」

 

リニス「どうやら決意は固いようですね」

 

「ふぅ……仕方ないわね」

 

マリー「では注文します。 それとプレシアさん、リニスさん」

 

「ええ、わかってるわ」

 

リニス「この子達の強度を上げるのですね」

 

マリー「お願いします」

 

マリーは注文をしに出ていった

 

「バルディッシュは少し上げるだけで良いと思うけど」

 

リニス「レイジングハートは今までのような使い方ですとすぐにボロボロになりかねませんね」

 

それから私達は強度をどこまで上げるかをデバイス達と相談しながら決めた

 

「こ、これは……」

 

リニス「経費で落ちますかね……」

 

「マリーに聞いてみるわ」

 

マリーに連絡を取り、確認をしてみた

 

「なんとか説得して落とすそうよ」

 

それからは戻ってきたマリーと協力して数日徹夜で仕事をした

 

マリー「お、終わったー」

 

「な、なんとかなったわね」

 

リニス「でもこう言ってはデバイス達にも失礼ですが、かなりのじゃじゃ馬になってません?」

 

「仕方ないわよ、相性の悪いカートリッジシステムの搭載が難関だったのだし」

 

リニス「そうですね、ぶっつけ本番しかないとはいえ、あの子達なら……」

 

「そう信じたいわね」

 

その後私達は仮眠室で泥のように眠った

 

sideEND




こんな簡単に取れるかは知りませんがリニスとプレシアはデバイスマスターの資格を持ってます。 デバイスマスターの一と言っても番下のやつ(デバイス整備員とかそんな感じの)ですけどね(もちろん二人とも上の資格を目指してます)

おっさんどころか仙人レベルですけどね

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