コズミックバランサーの担い手 エクストラ編異 異世界旅行記   作:永遠神剣を求む者

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闇 全ての因縁の終わり

いつの間にかすずかがはやてを知り合っており、みんなでお見舞いに行くことになった

 

すずか「ここです」

 

全員「失礼します」

 

病室にははやての他にヴォルケンリッターもいた

 

《ヴォルケンリッターでページ足りるか?》

 

永劫《足ります》

 

《心苦しいが頼む》

 

永劫《はい》

 

表面上は何事もなく見舞いを終えた

 

なのは「すずかちゃん、アリサちゃん、刹永君、先に帰っててちょっと忘れ物しちゃった」

 

フェイト「私も」

 

すずか「わかった、それじゃあまた明日」

 

なのはとフェイトは病院に戻った

 

《ミゥ、ユーフィー、そろそろ始まる。 心の準備はしとけ》

 

《はい!》×2

 

「俺も忘れ物を思い出した。 先に帰っててくれ」

 

アリサ「わかったわ」

 

俺は病院に入り誰にも見えないところでビルの上に転移した

 

なのは「悪魔で良いよ、それで話を聞いてもらえるなら」

 

いよいよぶつかると思った瞬間

 

バタン

 

はやて「みんな!? これは一体!?」

 

はやてが姿を見せた瞬間にシグナムとヴィータにバインドがかかり仮面の男二人(永劫と刹那)がザフィーラとシャマルを抱えて現れた

 

永劫「闇の書の完成にヴォルケンリッターを利用したこともある」

 

永劫と刹那はヴォルケンリッターのリンカーコアを取り出し蒐集した

 

永劫「これで闇の書は完成した」

 

はやて「う、うあああああ!!」

 

はやての足元に魔法陣が展開して眩しい光が辺りを包み込んだ

 

その隙に永劫と刹那はどこかに去った

 

?「また、目覚めてしまった」

 

なのは「はやて……ちゃん?」

 

?「また、世界を壊してしまう。 だが止めることは出来ない」

 

なのは「誰……なの?」

 

?「私はお前らが闇の書と呼ぶ物の最後の守護プログラム」

 

「少し遅れたか」

 

なのは「刹永君?」

 

守護プログラム「咎人達に、滅びの光を。 星よ集え、全てを撃ち抜く光となれ」

 

守護プログラムは詠唱を始めた

 

フェイト「なのは、逃げるよ!」

 

フェイトはなのはを連れて遠くまで逃げた

 

なのは「フェイトちゃん、ここまで逃げなくても」

 

フェイト「あれはとんでもない範囲なんだ。 体験した私にはわかる」

 

なのは「でもあそこにいるのってすずかちゃんとアリサちゃん!?」

 

アリサ「なのは!? フェイト!? これは一体!?」

 

なのは「後で説明するから今は待ってて!」

 

なのはとフェイトは二人の前に降りて二人にサークルプロテクションを張り管制人格の方を向いてプロテクションを張った

 

守護プログラム「貫け! 閃光! スターライト・ブレイカー!」

 

《ミゥ! ユーフィー! アリサとすずかをなのはフェイトと共に守れ!》

 

《はい!》×2

 

「「レジスト!!」」

 

「調律、守れ」

 

守護プログラムは地面に向かってスターライトブレイカーを放った

 

物凄い衝撃がプロテクションを揺るがした

 

「「「「くぅ……!!」」」」

 

「防ぎきれるのがわかっててもとんでもねぇ威力だな」

 

調律「同感です」

 

管制人格「今ので眠っておけば絶望を見ずに済むと言うのに」

 

なのは「眠るよ、いつかわね。 でもそれは今じゃない!」

 

「さていくか」

 

なのは「刹永君?」

 

「動揺するなよ?」

 

フェイト「何をする気?」

 

「中から救うだけだ」

 

そういって俺は攻撃を仕掛けた

 

守護プログラム「お前も安息の世界で眠れ」

 

守護プログラムは本を開いて俺を取り込んだ

 

なのはside

 

「刹永君が!?」

 

フェイト「待って言ってた中から救うって」

 

「ということは自分からあの中に入る気で?」

 

フェイト「多分。 帰ってきたら徹底的に聞かないとね」

 

「そうだね。 あの子に近寄るのは危険だね」

 

フェイト「うん。 動きがあるまでは攻撃を控えるしか無い」

 

sideEND

 

「ここがあれの中か。 調律、どう行けば良い?」

 

調律「そのまま落下すると良いよ」

 

調律の言うとり下に向かっていると管制人格とはやてがいた

 

「よっと」

 

管制人格「どうやってここに!?」

 

「残念ながら俺が求める安息の世界は再現出来なかったみたいだな。 下に向かったらあっさり来れた」

 

管制人格「あなたは一体!?」

 

「それは後だな。 さて寝坊助を起こすか。 起きんかい!」

 

パシン!

 

はやて「ふんが! なんやなんや!?」

 

「よう、寝坊助」

 

はやて「刹永君!? それよりここは何処や!?」

 

「夜天の魔導書の中だ」

 

管制人格「どこでその名を!?」

 

はやて「夜天の魔導書?」

 

「お前が見つけた不思議な本の事だ」

 

はやて「あれが?」

 

「そしてお前はヴォルケンリッターを目の前で消された絶望で起動してしまったのが今の状態だ」

 

はやて「そうなん?」

 

管制人格「はい、その者の言う通りです」

 

はやて「なんでそうなったん?」

 

「歴代の所有者達が勝手に改造を重ねた結果だ。 そして今は闇の書と呼ばれ、災厄を招くと言われている」

 

はやて「ふむ」

 

「長々と話してると手遅れになるしな。 今なのはとフェイトがお前を助けるために表に出てる狂った守護プログラムと戦ってる」

 

はやて「まさか」

 

「シグナム達ではないから安心しろ」

 

はやて「最後まで言わせてーな」

 

「長々と話してると手遅れになる言うてるだろ」

 

はやて「せやな」

 

はやては管制人格に触れ、外に呼び掛けた。 すると衝撃がやってきた

 

はやて「さてこれで後は、タイミングよくあれを切り離せばええな」

 

「だな。 それじゃあ俺はこの先に用があるから先に戻ってな」

 

管制人格「待て、その先は!」

 

「安心しろ、あんなのには俺は殺せないよ。 それに起動したのはある意味俺のせいでもあるしな」

 

はやて「どういうことや?」

 

「後で話す。 今の話とは関係ないがひとつだけヒントを送っとく、そいつに名前は無い。 後は好きにしろ」

 

俺は最深部に向かった

 

向かってる途中で4つの光が近寄ってきた

 

「お前らではこの先には行けないだろうからはやての元に行け」

 

そう言うと4つの光は上に上がっていった

 

調律「マスターそろそろ」

 

「まずは切り払わないとな! 永劫、刹那も頼む」

 

永劫「了解です」

 

刹那「わかった」

 

俺は永劫と刹那を構えてさらに下に向かっていると狂った守護プログラムが襲ってきたため、切り刻みながら進んだ

 

「ここか」

 

ついに中枢にたどり着いた

 

?「何のよう?」

 

「元に戻すためだ」

 

?「無理だよ」

 

「確かにそのままでは無理だな。 だが気付いているか? 完全ではないにしろ切り離されている事に」

 

?「うん、わかる」

 

「だからここで狂った部分を完全に切り離して外に排出する」

 

?「それでも」

 

「その隙に元に戻す」

 

?「出来るの?」

 

「出来るさ」

 

?「頑張ってね」

 

「任せておけ。ユーリ・エーベルヴァイン」

 

ユーリ「どこでその名を?」

 

「さて、行くか(タイムアクセラレイト)」

 

タイムアクセラレイトを使い狂った部分を完全に切り離しひとつにまとめていった

 

永劫「全て切り終わりました!」

 

それを聞いてタイムアクセラレイトを解除した

 

「調律、排出しろ」

 

調律「はい」

 

狂った部分は全て外に排出された

 

終ったぞ

 

ユーリ「も、もう?」

 

「さて仕上げだ」

 

俺は調律を構えた

 

ユーリ「え? あの?」

 

その反応に飽きていたので問答無用で突き刺した

 

「夜天の魔導書のシステムの時よ戻れ!」

 

《ついでにディアーチェ・K・クローディア、シュテル・スタークス、レヴィ・ラッセル、ユーリ・エーベルヴァイン、蒼天の書を分離!》

 

調律《わかった》

 

しばらくするとシステムが改造される前に戻った

 

そしてディアーチェ、シュテル、レヴィ、ユーリ、蒼天の書が排出された

 

ユーリ「あれ? 僕たち消えるはずでは?」

 

他の3人もキョロキョロしている

 

「さて、外に行くか」

 

ユーリ「え、あの?」

 

問答無用で4人を連れて外に転移した

 

ユーリ「せめて説明をー!!」

 

はやてside

 

「行ってもうたな。 あの先には何があるんや?」

 

管制人格「あの先は中枢です。 狂った守護プログラムがいるので並みの人だとあっさり返り討ちに合うかと」

 

「さて、名前を与えんとな」

 

管制人格「名前ですか?」

 

「そうや、いつまでも呼び名が無いにはあかんやろ? さてと。 夜天の主の名において汝に新たな名を贈る。 強く支えるもの、幸運の追い風、祝福のエール、リインフォース」

 

管制人格「新たな名を承認します」

 

本が目の前に現れた

 

「ほんなら行こうかリインフォース、みんなもな」

 

そして気付くと外におった

 

なのは「はやてちゃん?」

 

なのはちゃんに微笑んだ

 

「おいで守護騎士達」

 

シグナム「我ら夜天の主に付き従い者たち」

 

ヴィータ「主の呼び掛けに答え」

 

ザフィーラ「我らヴォルケンリッター」

 

シャマル「ただいま参上しました」

 

クロノ「上手くいったようだが、刹永君は?」

 

「わからん、中枢に向かったみたいやけど」

 

リインフォース「主」

 

「なんや?リインフォース」

 

リインフォース「システムが時を戻されたみたいに改造される前の状態になりました」

 

すると突然誰かが転移してきた

 

「だ、誰や!?」

 

?「流石に疲れたな」

 

sideEND

 

全員「刹永君!?」

 

「お、全員無事だな。なによりなにより」

 

クロノ「君は死んでも死ななそうだから良いけど、その4人とデバイスは?」

 

「ユーリ、ほれ」

 

ユーリ「え、あの?」

 

「お前のだろ?」

 

ユーリ「そうだけど、ここは?」

 

「外の世界」

 

ユーリ「はぁ、ここが外のせ……かい?」

 

マテリアルズ「えええええ!!!」

 

なのは「あれ?私?」

 

フェイト「私も?」

 

はやて「わいもいるな」

 

「こいつらはお前らを模して作られたマテリアルズと呼ばれる存在だ。 本来なら存在しないんだが折角なので連れてきた」

 

クロノ「相変わらず理解の外にあることばかりしてるな君は」

 

「さて、アレをなんとかするか」

 

俺はそれに指を指した

 

なのは「何あれ!?」

 

「簡単に言うと闇の書の闇、狂ったプログラムは吸収機能がないコアに全部詰め込んだからコアを完全に消し去らないと無限に復活するぜ」

 

なのは「どうやるの?」

 

「俺がやっても良いが疲れてるからお前らで考えろ」

 

なのは「そんなぁ~」

 

「なんでもかんでも当てにするな」

 

なのは「は~い、というわけでクロノ君なにか無い?」

 

クロノ「消し去る方法はあるけど使えるところがない」

 

なのは「どんな方法?」

 

クロノ「アルカンシェルを使う」

 

フェイト「アルカンシェル?」

 

クロノ「空間歪曲と反応消滅で対象を殲滅する魔導砲なんだけど地上に使うと下手したら地球そのものが消し飛ぶ事になると思う」

 

シグナム「我らの記憶にもマスターごと吹き飛んだ記憶がある」

 

なのは「なら軌道上では使えないの?」

 

エイミィ「理論上は可能です」

 

なのは「それなら私達の攻撃でコアを露出させて」

 

シャマル「私たちでアースラの前に転送する」

 

リンディ「アルカンシェルで消滅させると」

 

「そろそろアレも動き出すか」

 

シャマル「その前に」

 

シャマルが全員を回復させた

 

シャマル「癒しと補助が本領です」

 

クロノ「みんな構えろ!」

 

エイミィ「なに?この障壁の数?物魔混合で21枚!?」

 

「流石にこの数はキツいか。 障壁は全て俺たちで破壊するから後は頑張れ」

 

ミゥ「頑張ります!」

 

ユーフィー「やっちゃいますよー!」

 

「それじゃあトップバッターはミゥだ」

 

ミゥ「はい! マナを集え、閃光となって敵を殲滅せよ! ライトバースト!!」

 

一気に7枚削れた

 

「次はユーフィーだ」

 

ユーフィー「はい! 原初より終焉まで悠久の時の全てを貫きます!」

 

ユーフィーは突然何処かに飛びだった

 

ユーフィー「ドゥームジャッジメントぉ!!」

 

10枚削れた

 

流石にヤバイと思ったのか攻撃を仕掛けてきた

 

ザフィーラ「縛れ! 鋼の軛!」

アルフ「チェーンバインド!」

ユーノ「ストラグルバインド!」

 

三人(匹?)が触手を切り払う

 

はやて「彼方より来たれ、やどりぎの枝。 銀月の槍となりて、撃ち貫け。 石化の槍、ミストルティン!」

 

はやてがその隙に石化させるもすぐに回復してしまった

 

そしてなぜか障壁も5枚回復していた

 

「さていくぞ。 我招く無音の衝裂に慈悲は無く、汝に普く厄を逃れる術も無し! メテオスォーム!!」

 

降ってきた隕石が障壁を4枚削ずった

 

全員「はい?」

 

「さてもう一発いきますか! 汝、その諷意(ふうい)なる封印の中で 安息を得るだろう、永遠(とわ)に儚く―――セレスティアルスター!!」

 

光の閃光が残りの障壁を消し飛ばした

 

クロノ「気を取り直して! 悠久なる凍土 凍てつく棺のうちにて 永遠の眠りを与えよ 凍てつけ!」

 

なのは「全力、全開スターライト!!」

フェイト「雷光一閃! プラズマザンバー!!」

はやて「ごめんな、おやすみな……響け終焉の風!」

シュテル「折角なのでルシフェリオーン!」

レヴィ「僕もやっちゃうよ! 雷刃滅殺極光斬!」

ディアーチェ「我もやらないとダメな流れじゃないか! エクスカリバー!」

 

「「「「「「ブレイカー!!!!」」」」」」

 

《これ色んな意味で大丈夫かな?》

 

永劫《シュテル、レヴィ、ディアーチェは見た目にはんして威力出してないようです》

 

シャマル「捕まえーた!」

ユーノ「目標軌道上!」

アルフ「アルカンシェル射線上!」

 

「「「転送!!」」」

 

エイミィ「コアが回復しながら転送されてきます!」

 

リンディ「ファイアーリングシステム起動」

 

エイミィ「来ました!」

 

リンディ「アルカンシェル発射!」

 

アルカンシェルがコアに命中した

 

《大丈夫か?》

 

永劫《コア消滅しました。軽い次元震が起こりましたが特に問題はないです》

 

(さて、これからが大変だな)

 

それから数日後

 

リンディside

 

「略式ではありますがヴォルケンリッター……守護騎士の皆さんとリインフォースさんは様々な事を鑑みて保護観察処分となります」

 

はやて「すると実質無罪ということですか?」

 

「改造を施した所有者は既に死んでますし、その改造も刹永君の手によって元に戻ってます。 そして改造によって生じたプログラムもアルカンシェルによって消滅しています。 そのため局員を攻撃した公務執行妨害のみでの立件となります、攻撃された局員もリンカーコアの一時的な縮小はあれどすぐに戻る範囲で怪我も軽いという事で過半数以上が保護観察処分で納得してもらいました」

 

はやて「想像以上に軽くてびっくりしました」

 

「守護騎士の皆さんやリインフォースさんには管理局に従事してもらうという誓約書を書いてもらったのでそれが大きいのでしょう」

 

はやて「でも私はあくまで民間魔導師ですよね?」

 

「はやてちゃんは命令したわけではないので所有者としての管理不行き届きで厳重注意のみですし、年齢も年齢ですからあくまで民間魔導師です。 もちろんフェイトさんやなのはさんのように嘱託魔導師の資格を取ることも出来ます」

 

はやて「なのはちゃんも嘱託魔導師の資格をとったんですか?」

 

「正確にはまだですが、推薦しますし、なのはさんも望んでますから多分取ることになると思います」

 

はやて「それなら私も目指してみます」

 

sideEND




4つの光はわかってるとは思うけどシグナム、ヴィータ、ザフィーラ、シャマルです

無理矢理マテリアルズ+ユーリ+蒼天の書を分離させて登場です。 登場させたのは良いけどその後は何も考えてません!

最後の攻撃にシュテル、レヴィ、ディアーチェも参加させてみました

あ、ツヴァイは出しますよ? アインも残ります
機能を分ければ良いんじゃね?という感じです

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